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着火剤の代用品はこれで決まり!火起こしに使える身近なもの5つの実力を検証してみた

こんにちは、年間10回以上は家族を連れてキャンプへ出かけるキャンプ歴4年目ファミリーキャンパーのshufukaneko (@shufukaneko) です。

キャンプやアウトドアでBBQをする際など、必ずと言っていいほど使うのが「火」屋外で火を起こせるというのが、重要なスキルの1つになってきます。

しかし炭を買うことは忘れなくても、着火剤を買うのを忘れてしまうことはよくあります。そんな時、着火剤の代用品として「松ぼっくり」を思いつく方もいると思いますが、実際に火をつけてみると着火剤というには頼りなかったりするものです。

そこで今回は、着火剤の代用品とされている代表的なもの5つを実際に燃やしてみて、どれぐらい本物の着火剤代わりになるのかを検証してみたいと思います。

  • 着火剤の代用品として使えるものを知りたい人
  • キャンプ場で調達できるものを着火剤代わりにしたい人
  • 「着火剤?別に無くても平気だよ?」と言いたい人

こんな方はぜひこの記事をチェックしてみてください。

shufukaneko

月1でファミキャンに出かける主夫兼キャンプライター。お金をかけなくても100均と家族がいればキャンプは楽しめます!!東海地方を中心に活動中。

有名な着火剤の代用品5つを徹底検証

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今回検証する火起こしに使える代表的なものは次の5つです。

  • 新聞紙
  • 松ぼっくり
  • 小枝&枯れ葉
  • 牛乳パック
  • キッチンペーパー&油

それぞれに特徴が大きく異なります。一つずつ見ていきましょう。

王道の新聞紙

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まずは王道の「新聞紙」です。火を起こした経験がある人なら、誰しも一度は使ったことがあるはずです。

新聞紙は紙ということで燃えやすいという性質があります。着火剤として利用する際は、軽く丸めて中に空気を含むようにしましょう。あまり硬く丸めてしまうと炎が上がりづらく、着火剤としての役割を果たせなくなってしまいます。

重ねて折りたたんでおけば荷物としてもかさばらないため、2日分ぐらいをキャンプ用にストックしておくと便利です。

ただし燃え終わったあとは灰が多く、風に舞いやすいです。新聞紙数枚分でも風に吹かれて隣のサイトに飛べば、かなり迷惑になるため注意しましょう。

キャンパーには有名な松ぼっくり

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「松ぼっくり」は天然の着火剤としても有名です。キャンプをする人の間では、非常にポピュラーな着火剤代用品といえます。

多くのキャンプ上で容易に手に入れられ、着火剤としての火付も悪くありません。

ただしキャンプ場によっては松の木が生えておらず、どこにも落ちていない場所もあるため、たくさん見つけた時に拾ってストックしておくといいです。

また物によってはしっかりと乾燥していなかったり、空気中の湿気が多いと火付きが悪かったりとその場の状況に左右されやすいという特徴があります。松ぼっくりを使うかどうかは、現地で状況を見極めるようにしましょう。

現地で手に入れやすい小枝&枯れ葉

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どこのキャンプ場でも安定して入手できるのが「小枝&枯れ葉」です。キャンプ場に行けば間違いなく落ちています。

小枝の乾き具合や長さ、形状など燃えやすいものをピックアップする必要がありますが、もっともアウトドアとしての楽しさを味わうことができます。

ただしいきなり枯れ葉や小枝に着火するのは、非常に難易度が高いです。かなり乾燥された落ち葉や小枝が多く確保できればできますが、多少の湿り気がある場合がほとんど。他の代用品と組み合わせて使うのが無難といえます。

キャンプには必ず持っていきたい実は便利な牛乳パック

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実は着火剤としての実力が高いのが「牛乳パック」。キャンプには必ず持っていきたいアイテムの1つです。

牛乳パックは紙パックが水分を吸収しないように、紙とポリエステルの層で作られています。そのため非常に燃えやすく、紙と比べてゆっくりと燃える特性があるため、着火剤の代用品としてはぴったりです。

燃え終わった後の灰も少なめで、着火剤の代用品としてはとっても使いやすいといえます。ただし牛乳パック自体が長細いため、炎があがる位置が若干移動することも考えなければなりません。

牛乳パックは着火剤以外にも、スクレーパーとして使えたり、簡易的なまな板としても使えたりもするため、切り開いて常備しておくと便利ですよ。

松明と同じ原理のキッチンペーパー&油

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以外と知らないのが「キッチンペーパー&油」の組み合わせです。

実は松明やトーチと呼ばれるものと同じ原理で、紙に吸わせた油を燃やしています。少ない材料で長く燃え続けられるという特徴があります。

また炎の位置が変わらないため、木や炭を組んだ状態で使用するのにも適しています。さらに炎も高く上がるので、着火剤としての役割も申し分ないです。

代表的な着火剤代用品の性能を検証

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実際に5つの着火剤代用品に着火して、その性能を検証しました。比べたポイントは次の4点です。

  • 燃焼時間 … 長い時間燃え続けられた方が、着火剤として優秀。
  • 火力 … 火柱の高さ。もちろん火柱が高いほど火力が強く、炭や薪に着火しやすい。
  • 環境 … 空気や地面の湿り気など、環境に影響されるやすいか。
  • 炎の位置 … 炎の位置が移動するか。炎が移動しない方が、着火剤として使いやすい。

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なお比較用に本物の着火剤も同様に着火しました。使用したのは100均のダイソーで販売している固形の着火剤です。12片×2枚入っているものの、1片のみで検証しました。

検証時の環境

着火剤の代用品に着火してみた環境は次のとおりです。

  • 川沿いのキャンプ場、朝8:00の日影
  • 前々日:晴れ / 前日:晴れ / 当日:晴れ
  • 風はほぼなし

100均の着火剤

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まずは100均の着火剤から実力を検証してみます。本物の着火剤はチャッカマンでかんたんに火が点くうえに、火力もすぐに強くなり、その後一定の強さで燃え続けました。

火の位置も変わらず、炎も高く上がります。さすが着火剤といった印象を受けました。

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5分を過ぎると火力は徐々に弱まってきて、完全に鎮火するまで8分40秒程かかりました。煙もほとんどなく、燃え終わった後も小さなかたまりになっているため処理とってもしやすいです。

新聞紙

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次に新聞紙1枚分を軽く丸めて着火。火がつくと数秒で燃え広がり、大きな炎に包まれました。しかしその後はすぐに炎が収まり、黒く大きな灰が残りました。

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風に舞いやすい灰の量は、大きなマイナスポイントですね。

着火してから全てが燃え尽きるまでは約2分。着火性の良さと火力の強さはありますが、燃焼時間に物足らなさを感じます。

松ぼっくり

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天然の着火剤として有名な松ぼっくりですが、単体としての着火剤代用品としては難しかったです。

幾度となく着火しましたが、すぐに火が消えてしまい煙だけになってしまいました。5回ほど着火して、ようやく松ぼっくり全体が燃え終わったという状況です。燃焼時間は計測不能です。

松ぼっくりの状態や空気の湿り気によっても異なるとは思いますが、そういった環境に左右される点で着火剤代用品としての厳しさを感じます。

小枝&枯れ葉

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なるべく乾燥した小枝と枯れ葉を選んだつもりでしたが、単体での着火は非常に難しかったです。着火したとしても、すぐに消えてしまうという状況でした。

本当はカリカリの枯れ葉をもっと山盛りにしておくと着火しやすいと思うのですが、地面に触れている多くの枯れ葉は湿っており、夏場で乾燥した枯れ葉を確保することの難しさも痛感しました。

牛乳パック

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牛乳パックは容量1リットルの紙パックを切り開いて使用。

着火性が高く、チャッカマンでもかんたんに火を点けることができました。着火してすぐは火が小さいですが、やがて強くなり十分な火力になります。

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着火してからの燃焼時間は約5分。燃え終わった後の灰が少なめな点も優秀です。着火剤の代わりとしては十分な役割を果たせますね。

キッチンペーパー&油

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キッチンペーパーは1枚を軽く握って、そこに市販されているサラダ油小さじ一杯分程度を垂らして着火しました。

チャッカマンでかんたんに着火でき、燃え始まりから強い火力を維持しました。火の場所が一定で動かないうえに、炎が高く燃え上がるため、薪や炭にも火が点きやすいと考えられます。着火剤としては一番性能が良いといえます。

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若干黒い煙が出ますが、ほとんど気にならない程度。燃え尽きるまで強い火力を維持したまま燃え続け、約7分30秒で鎮火。火が消えた後の灰が少ししかない点も優秀です。

着火剤としての性能の検証結果

検証してみた結果は以下のようになりました。

着火剤 新聞紙 松ぼっくり 小枝&枯れ葉 牛乳パック キッチンペーパー&油
燃焼時間
火力
環境
炎の位置

まず着火剤はさすがの性能を見せてくれました。販売されているパッケージの中の24片中1片しか使用していないにも関わらず、長時間安定した火力を維持できました。

そして同等の性能を見せてくれたのが「キッチンペーパー&油」の組み合わせです。着火剤としての性能は申し分ありません。身近な日用品で、しっかりと着火剤の代用を果たせました。

さらに「牛乳パック」も着火した位置から炎が動いてしまうという特徴はありますが、かなり長時間燃え続けられました。火力はそこまで強くありませんが、十分着火剤としての役割を果たすことができます。

逆に「松ぼっくり」「小枝&枯れ葉」については、一旦火が点いてもすぐに消えてしまったり、燃え始めても火力が弱かったりするなど、着火剤の代用品としては少し物足りない印象でした。湿度や湿り気など環境に影響されるという点が、難しいポイントといえます。

おすすめの着火剤の代用品はキッチンペーパー&油

もっともおすすめの着火剤の代用品は「キッチンペーパー&油」です。

なぜなら実際に5つの着火剤代用品に着火してみた結果、その場の環境に影響されづらく、長く安定した火力を得られたからです。また炎の位置が着火した場所から動かないという点も大きなポイントといえます。

燃え方、燃えた後の灰まで見ても、もっとも着火剤と似た結果となりました。特に問題がなければ「キッチンペーパー&油」を使って着火剤の代わりにするのがいいでしょう。

着火剤代用品は組み合わせて使うのが理想

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今回は着火剤の代用品としてそれぞれ単独で紹介してきましたが、理想は組み合わせて使うことです。組み合わせて使うことで、さらに長時間安定した火力を確保できるようになります。

例えば、次のような組み合わせが挙げられます。

  • 新聞紙 + 松ぼっくり + 小枝 → 薪
  • 牛乳パック + 小枝 → 炭

持ってきているものや落ちているものなど、その場に応じて着火剤の代用品を変えられると、どんなときでもどんな場所でも火を起こせますね。

まとめ

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本記事では、着火剤の代用品についてお伝えしてきました。

あえて着火剤を使わずに火起こしをしたり、現地で調達できるものだけで火起こしをするというのも、キャンプの楽しみ方でもあります。ブッシュクラフトなどでよく見られるファイヤースターターやフェザースティックなんかもぜひ挑戦してみてください。

また火起こしなどの知識は災害時などいざという時に役立ちます。ぜひ次回の火起こしは、着火剤を使用せずに火を起こしてみてはいかがですか。

月1でファミキャンに出かける主夫兼キャンプライター。お金をかけなくても100均と家族がいればキャンプは楽しめます!!東海地方を中心に活動中。

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