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たき火初心者が着火剤なしで「ふたりソロキャンプ」片手に着火に挑んだ話

たき火初心者が着火剤なしで「ふたりソロキャンプ」片手に着火に挑んだ話

キャンプをし始めると憧れるのが「たき火」。炭火と違い、キャンプビギナーにはなかなか手が出しにくく「いつかは夜な夜なたき火を見つめたいぜ…」と妄想ばかりが膨らんでいました。

我が家がファミリーキャンプを初めて早2年。炭火バーベキューはもちろん大好物ですが、やはりたき火にも挑戦したいところです。

そんなとき、ふと目にしたマンガ「ふたりソロキャンプ」内にたき火について詳しい解説が!これは我が家のバイブルに違いないとふたりソロキャンプを片手に、着火剤を使わずたき火に挑戦してみることにしました。着火はうまくできたのか!?夜な夜なたき火を楽しめたのか!?今回はその行方を公開します。

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いざ、着火剤なしのたき火に挑戦

ふたりソロキャンプ片手に挑戦した、我が家の着火物語の全貌をご紹介します。

用意したもの

まずは、たき火に必要なアイテムを揃えました。

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まず用意するのが薪です。薪はアウトドアショップやホームセンター、インターネットなどで購入できます。今回はホームセンターで購入した薪を使用しました。

まだたき火初心者なので、木の種類によって着火や燃焼スピードが違うといのは完全無視!今回はとにかく着火剤やライターを使わずに着火させるということを目標としました。

バトニング

薪を購入して気付いたのが、予想以上に太目だということ。これは素人目にも細くカットしなきゃダメだと感じました。ということで、人生初のバトニングに挑戦です。

バトニングというのは、ナイフを使った薪割りのこと。薪でナイフの背を叩き、薪を細く割っていきます。

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バトニングのやり方は、薪に当てたナイフの背を薪で叩くというもの。結構力を入れて叩きました。

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何回かナイフを叩くと、徐々にナイフが進み薪が写真のように真っ二つに!人生初バトニング、なんとか成功です。あとはバトニングを繰り返し、細い薪を作っていきます。

フェザースティック作り

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たき火の初期段階で必要だというフェザースティック。その名の通り、羽のように細い薪の表面をスライスしていきます。

フェザースティック作りも初めてですが、これが結構難しい!「フェザーぽくなってきたな~」→ナイフで切り落としてしまう、という失敗を何度も繰り返しました。

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ちなみに、完成したフェザースティックがこちら。厳さんのように上手くはいかず、フェザーの長さが短く不格好な出来ばえでした…これは練習が必要ですね。

フルタングナイフ

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細い薪やフェザースティック作りに欠かせないナイフ。我が家は、持ち手内部と刃がひと続きになっているフルタングナイフを購入しました。

コンパクトなフォールディングナイフも憧れたのですが、バトニングにどのくらい力を要するのか分からなかったので、丈夫なフルタングナイフを選ぶことに。実際に使ってみると、フルタングナイフは薪で叩いてもビクともしないので結果オーライだと感じています。

たき火台

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我が家が愛用しているたき火台は、言わずと知れたユニフレームのファイアグリル

高さ◎、コンパクトさ◎と、初心者でも非常に使いやすいです。炭火でも使用できるので、しばらくは活躍していただきます。

たき火シート

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芝生のキャンプサイトでは必ずたき火シートを使用しています。直火ではないものの、焚火台の熱で芝生を傷めることがないよう1枚持っておくと安心です。

ファイヤースターター

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今回の目標は着火剤を使わないたき火なので、ファイヤースターターも購入しました。我が家が選んだのは、マグネシウムの棒とステンレスのブレードがセットになった王道のファイヤースターターです。

火吹き棒

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購入して驚いたのが火吹き棒です。「こんなにコンパクトなの!?」と火吹き棒のイメージとは異なる形状でした。火吹き棒も人生初アイテムです。

麻ひも

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麻ひもには、ファイヤースターターの火花を拾う重要な役割があります。こちらの麻ひもは100均で購入しました。

着火の手順

アイテムを準備したら実際に着火に挑戦です!

1.麻ひもをほぐしておく

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ファイヤースターターの火花が着きやすいよう、麻ひもをほぐしておきます。最初、手で麻ひもをほぐしたのですが、全くふんわりとした仕上がりにならず悩んでいた我が家。試行錯誤した結果、写真のようにナイフで軽く毛羽立たせるという手法に至りました。

2.ファイヤースターターで麻ひもに火花を着ける

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麻ひもに向かい、ひたすらファイヤースターターをスライドします。最初は火花が散るだけで感動していましたが、何度やっても麻ひもに火が着かない…。いろいろと試した結果、ブレードを動かすのではなく、マグネシウム棒を引いて動かしたほうが着火しやすいように感じました。

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ちなみにティッシュでも試しましたが、ほぼ火は着きませんでした。やはりほぐした麻ひもがベストです。

3.火をフェザースティックに移す

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麻ひもに着いた火をフェザースティックに移します。ここで、ふたりソロキャンプで登場した天然の着火剤「乾燥した松ぼっくり」も投入!ほかに、スギやマツの枯れ葉なども着火剤になるそうです。

4.細かい薪をくべる

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ふたりソロキャンプで繰り返し出てきていた「初めは細い薪から」を実践してみると、順調に火が大きくなってきました。

5.太めの薪をくべて火吹き棒で風を送る

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4に太めの薪をくべて、火吹き棒で風を送りさらに火を大きくします。すると、見る見るうちに太い薪に火が移り立派なたき火となりました~!

着火成功

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着火と格闘すること、およそ1時間。見事に人生初の着火剤なしでたき火の成功です。万が一にと準備しておいた着火剤とチャッカマンを使うことなく、この火が見れるとは感動!この後も火は消えることなく、就寝前までしっかり燃え続けてくれました。

着火剤を使わないたき火で気付いたこと

人生初、着火剤なしでたき火が成功した私が個人的に気付いた点をご紹介します。

達成感が半端ない

およそ1時間掛かったからでしょうか、火が起きたときの達成感といったら凄まじいものがありました。また、普段何気なく使っている火が尊いものなんだと再認識し、非常に充実した時間が味わえたのもたき火ならではと感じています。

気付いたら火吹き棒に夢中

今回、火吹き棒を初めて使用しましたが、大人2人でハマりまくりです。息を吹き込むと、それに呼応して大きくなる火…。夜になると2人でゴーゴーと火吹き棒に夢中でした。薪の減りは早くなるかもしれませんが、たき火で火吹き棒の楽しさをぜひ体感してみてください。

おつまみがオシャレに見える

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今回作ったおつまみは、バターを溶かしたスキレットでミックスナッツを炒めるだけの簡単なもの。なのにたき火の炎に包まれているスキレット、それだけでオシャレに見えるから不思議です。

夜のたき火は永遠見ていられる

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憧れとなっていた夜のたき火。今回は念願叶ってたき火の明かりで夜を楽しめました。音もなく、明かりがなくても、たき火を見ているだけで満たされた気分になるのはなぜなのでしょう…。薪をくべながら「永遠見ていられるかも」と思わず呟いていました。

たき火って最高ですね…

着火剤なしで挑んだ今回のたき火、時間も手間も掛かりますが、やはり火の偉大さや達成感を得られるのはたき火ならではと感じました。

我が家と同じように「たき火について何も分からない」という方は、ふたりソロキャンプを読むとイメージが湧きやすいと思います。不格好だったフェザースティックがいつか厳さん並みになるよう、楽しみながらたき火プロを目指していきたいですね。

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  • 父ちゃん、小坊主2人、私の4人家族。ファミリーキャンプビギナーとして、さまざまな地へ車を走らせています。

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