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仕事帰りに焚き火をしよう!会社帰りに集まる「日帰り焚き火キャンプ」のススメ

平日の仕事帰りにキャンプ場にみんなで集まって焚き火を囲む。日が沈み辺りが暗くなって、焔が揺らめくのを眺めながら、お酒を飲みながらおしゃべりを楽しむ。

普段はキャンプやアウトドアにほとんど縁のない私ですが、周囲に詳しい方がいるおかげで、その人たちにくっついていって日帰り焚き火キャンプに参加させてもらっています。おかげで私もすっかり焚き火が好きになりました。

キャンプやアウトドアが得意な方も多いと思いますが、中には私のように興味はあるけどなかなか一歩踏み出すことができない方もいらっしゃると思います。そんな方は身近でできるアウトドアから始めてみるのも楽しいですよ。というわけで今回のテーマは「都内で日帰り焚き火キャンプ」です。

前田とまき

「アーバンアルピニスト」を名乗り、日々都内でなるべく登らない山登りを研究中。江戸七富士完全登頂経験者。写真と散歩が趣味。

焚き火の歴史と文化

古代ギリシアで火はすべての元素の上に位置するものだと考えられていました

焚き火について語る前に、ちょこっとだけ「火」についての歴史と文化の話を。

古代ギリシアでは「世界の全ての物質は4つの元素の組み合わせでできている」と信じられていました。その四元素とは、火、水、土、そして空気です。

もちろん現代人の我々は、世界の物質を構成する元素は水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、酸素…など、4つよりはもうちょっと多いことは知っています。(すいへーりーべぼくのふね…なんて語呂合わせで覚えませんでした?)

僕らが大自然の中で感覚を研ぎ澄ませながら周囲を認識する時に、この四元素の考え方って、ある意味わかりやすいなとも思うんですね。古代ギリシアだけでなく、ローマやイスラームの世界で18~19世紀頃まではみんな信じてたわけですから。そういう見方もある、と。

四元素の考え方では「火」はとても熱く乾いた元素であり、空気に触れることで自然界に存在するもの。燃えることで周囲に熱と光をもたらす元素だと考えられていました。火は水と対象となる存在で、すべての元素の上に位置すると考えられていました。

ポイントは炎の揺らぎ。焚き火の癒し効果について

炎のゆらぎがポイント

なぜ人は暖炉の火や焚き火が燃えている様を見るとリラックスした気分になるのでしょうか?一説には、この癒しの効果は炎の「ゆらぎ」が人に与える影響だと言われています。細かくゆらゆらと揺れている焚き火の炎を見つめていると、脳がリラックスした状態を意味するα波が増えるということが分かっています。

このため人は焚き火の炎をじっと見つめていると、とても落ち着いてリラックスした気持ちになるのです。

オンラインの動画配信サービスなどで暖炉や焚き火で燃えている炎をひたすら撮影した動画が意外と人気だったりするのも、こうしたリラックス効果のためでしょうね。

米国・ニューヨークのWPIXというテレビ局では、毎年クリスマスになるとクリスマスソングとともに暖炉の薪に火が燃えている様子をコマーシャルなしでずっと放映しています。この薪は「Yule log(ユールログ)」と言って、伝統的にクリスマスの時に燃やされる大きな薪のこと。ビュッシュ・ド・ノエルという、木の形を模したクリスマスケーキの由来でもあります。

最近ではロウソクや松明などの火の灯りを模した照明器具も人気がありますね。蛍光灯などのフラットな光ではなく、あえてちょっと揺らぎのある暖色の灯りを取り入れることで、部屋の中が温かい雰囲気になり寝つきが良くなることもあるそうですよ。

知人と会社帰りに集まって、焚き火ナイト

さて、いよいよ都内で日帰り焚き火キャンプの話ですが。やり方はいたって簡単。会社帰りにみんなでキャンプ場に集まって、そこで焚き火をするだけ。焚き火の道具の話とか、あるいは焚き火の手順などは改めてここではご説明しませんが。

仕事が終わって「よーし、じゃぁこれからみんなで居酒屋に集合して、鍋をつつきながら飲むかー!」っていうのも楽しいと思いますが「よーし、じゃぁこれからみんなでキャンプ場に集合して、焚き火を愛でながら飲むかー!」ってのもありだと思うんですよね。

都会の喧騒をちょっと離れて、キャンプ場でしみじみと焚き火を眺めながらみんなでまったりするのは、とても良いものですよ。

昨年は、知人が開催する「焚き火ナイト」に3回参加しました。仕事の兼ね合いで参加できない日もあったり、天候不良でキャンセルになったりする回もあるのですが可能な限り極力参加するようにしています。理由は単純、楽しいから。

焚き火ナイトの日は、オフィスで仕事をしていても楽しみでそわそわしますね。終業時間までカウントダウンしつつ、残業をたくみにかわして、効率よく仕事を片付けつつ。雨が降らないことを祈りつつ、ね。

とりあえず串に刺して焼いてみる

マシュマロを串に刺して炙るとトロトロになって美味しい

焚き火と言えば、その場でちょっと焼いて食べるおつまみやスナックも美味しいですよね。

アメリカなどでは焚き火で焼く食べ物の代表と言えば「マシュマロ」ですね。「スモア(またはサモア)」と呼ばれる、キャンプの焚き火ならではの食べ方があります。クラッカーやチョコレートと一緒に挟む食べ方ですが、ポイントは火であぶったマシュマロがトロトロの状態になること。マシュマロだけで食べても美味しいです。

「もっと食べたい!もっとちょうだい!」を意味する、英語の「some more」っていう言葉が短縮されて「スモア (s’more)」という呼び方になったそうですよ。

いろんなものを焚き火で炙って食べました

基本的にパンとかチーズとかソーセージなど、串に刺して焼きながら食べるとなんでも美味しいです。みんなで火を囲んで焼きながら食べると、なんでこんなに美味しいんでしょうね。

そしてお酒も進みます。冷たいビールは間違いない。この煙の匂いを感じながら、ハイボールとかウイスキーなんかも良いですよね。

なんてことを書いてたら飲みたくなってきました。

都内近郊の焚き火ができるキャンプ場

昨年、私も行ったことのある都内で焚き火ができるキャンプ場をご紹介します。

平和島公園キャンプ場

平和島公園キャンプ場は東京都大田区が管理・運営するキャンプ場です。その名の通り平和島公園の一角にあります。A、B、Cの三区画あり、事前に予約をして利用します。初めて利用する方は事前に利用者登録が必要です。

我々が利用したのはB区画。約3,600平米もあるということで、かなり広かったです。その日はあいにくの雨だったのですが、炊事棟には屋根があって雨をしのぐことができたので、そこの炊事場で食事と焚き火を楽しみました。

現地で薪の販売はしていないので持参する必要があります。

若洲公園キャンプ場

若洲公園キャンプ場は、東京ゲートブリッジのすぐ近く、江東区にあるキャンプ場です。キャンプサイトは117区画と細かく分かれており、日帰りバーベキューの最大収容人数はなんと1,500人だそうです。ひとつのサイトの大きさは6×8メートル、もしくは5×6メートルほど。こちらも事前の予約が必要です。

共有の炊事棟もあり、かまど、流し台、調理台などを利用者同士で譲り合って使うこともできます。日帰りなら夜の21時まで、宿泊なら翌朝の10時まで利用することができます。

会社帰りにもちろん利用できるのですが、16時までにチェックインしておかなければならないので、グループで利用する場合は少なくとも誰か一人はその時間までに現場に来て手続きをする必要があります。

アウトドア用の椅子を含む各種器材のレンタルや、食材や薪の販売もしているので、手ぶらでキャンプも可能ですよ。

公式サイト:若洲公園キャンプ場

まとめ

日帰り焚き火キャンプの魅力と、都内で焚き火が楽しめるキャンプ場をご紹介しました。会社帰りにみんなで都内のキャンプ場に集まって焚き火を囲むのは、とても楽しいですし癒されますよ。

自由な焚き火イベントなので日帰りの人は終電になる前にキャンプ場を後にして帰宅します。テント持参で参加した人やキャンピングカーで参加した人は、そのまま朝まで宿泊して次の日に帰る人も。

この記事を執筆している時点ではコロナ禍の影響でなかなか都内でキャンプは難しいですが、いろいろ落ち着いたらまた会社帰りに焚き火を楽しみたいと思います。

前田とまき

「アーバンアルピニスト」を名乗り、日々都内でなるべく登らない山登りを研究中。江戸七富士完全登頂経験者。写真と散歩が趣味。

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