キャンプクエスト編集部
和田長浜海岸キャンプエリア詳細|神奈川で海キャンプが楽しめる海岸エリアを紹介

和田長浜海岸キャンプエリア詳細|神奈川で海キャンプが楽しめる海岸エリアを紹介

神奈川県の三浦半島にある「和田長浜海岸」は、海水浴シーズンオフの利用者が少ない時期であれば、砂浜での海辺キャンプを無料で楽しむことができます。

シーズン外なら無料で利用できる駐車場も完備されており、都心から高速で1時間30分程度とアクセスも良く、相模湾の穏やかな波の音を聞きながらキャンプが楽しめる人気のエリアとなっています。無料で利用できるバーベキュー広場やキャンプスポットを探している方におすすめですよ。

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和田長浜海岸の基本情報

住所 〒238-0316 神奈川県横須賀市長井2丁目12
電話番号 046-853-8800(横須賀土木事務所)
営業期間 通年営業
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 ・5月、6月、9月、10月の土日祝日
普通車 1,000円、バイク 500円、中型車1,500円、大型車2,500円
・7月の土日、夏休み期間
普通車 1,500円、バイク 500円、中型車2,000円、大型車3,000円
・上記以外の期間
無料
水道・トイレ 簡易トイレあり、水道無し
公式サイト 長浜海岸 – 横須賀観光情報

和田長浜海岸は相模湾に面した弓なりの海岸で、夏には海水浴場として賑わう地元住民に愛されているスポットです。

道路沿いに特に目立った看板は設置されていないので、地元の人以外は海水浴場があることを知らない人も多いですが、最近になってドラマ「ひとりキャンプで食って寝る」第二話のロケ地となったことで、多くのキャンパーが訪れる人気の野営地となりました。

利用時の注意事項

和田長浜海岸の利用ルール

  • ゴミは炭や灰を含めてすべて持ち帰り
  • 直火禁止
  • 波浪警報や注意報、高潮、津波警報などの発令中は海岸に近づかない

無料でキャンプエリアを利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項や横須賀市からのお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要
  • 海水浴シーズンは海の家利用者のみバーベキュー可能

和田長浜海岸は予約不要で誰でも利用することができますが、海水浴のシーズン中は海の家利用者のみバーベキューが可能となります。海水浴場の開設期間は毎年7月中旬~8月末までとなってます。

和田長浜海岸の駐車場

長浜駐車場

長浜駐車場は砂浜に面しており、約150台が駐車できる大型の駐車場です。駐車場の一角は海岸の目の前なので、疑似的にオートキャンプのように車のすぐ側でテント設営ができます。

ただし、駐車場内でのキャンプやバーベキューは禁止、花火など火気の使用も禁止されていますので、必ず砂浜に設営するようにして下さい。また駐車場の有料日の前日は夜間閉鎖されるので注意しましょう。

駐車場の管理は近くにある三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジが行なっています。駐車場についてのお知らせや注意事項は、YMCAの公式ページをご確認下さい。

和田浜駐車場

長浜駐車場の反対側には和田浜駐車場が隣接されています。こちらの駐車場も三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジが管理しており、利用上の注意などもすべて長浜駐車場と同様となっています。

2022年1月現在、和田浜駐車場は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため閉鎖されていました。

もし違法駐車を発見した場合は、三浦YMCA(TEL:046-888-2100)にご連絡下さい。直ちに通報するそうです。

和田長浜海岸の施設案内

和田長浜海岸はシーズンオフでもマリンスポーツのスポットとして人気で、平日でもウェットスーツやサーフボートを抱えた人達を目にします。

近くには先述した「三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」や「ソレイユの丘オートキャンプ場」など人気のアウトドア施設もありますが、ここでは和田長浜海岸をメインにご紹介します。

キャンプ可能エリア

和田長浜海岸でキャンプやバーベキューができる区域は、海辺の砂浜エリアとなります。

面積はかなり広く余裕をもって距離を保った設営が出来ると思いますが、トイレは駐車場の奥にしか設置されていないので、あまり遠くに設営すると往復が大変です。この日の利用客は数組程度でしたが、全員が駐車場と隣接したスペースに設営されていました。

フィールドは砂地なので、テントやタープを設営する時はサンドペグを用意するようにしましょう。また、可能ならドーム型やワンタッチテントなどの自立するテントを準備しておいた方が安心です。

砂浜での直火は禁止

和田長浜海岸に限らず、神奈川県内の砂浜では海岸環境の保全のため、海岸での火気使用にあたっては砂浜で直接火を起こすことは禁止となっています。 焼けてしまった石や砂は原状復帰が出来なくなってしまうので、バーベキューや焚き火をする際はバーベキューコンロ・焚火台・七輪などを必ず使用するようにしましょう。

トイレ

トイレは長浜駐車場の奥に簡易トイレが設置されていて、綺麗に清掃されていました。足でポンプを踏んで水を流すタイプですが、不快な匂いも無く、快適に使用できるはずです。トイレットペーパーも備え付けられていますが、一応予備を持参しておくと安心です。

トイレの手洗いは、貯水タンクに限りがあるのでお手洗い以外には使用しないようにしましょう。飲用水ではないので、飲み物は必ず持参するようにして下さい。

周辺の買い出し・観光スポット

ヤオコー 三浦初声店

和田長浜海岸から車で5分程度のところに大型スーパーのヤオコー三浦初声店があります。食材や飲料はこちらで購入してから向かうと良いでしょう。営業時間は朝9時~夜9時までと、閉店時間が少し早めです。

カインズ三浦店

ヤオコー三浦初声店のお隣に、ホームセンターのカインズ三浦店があります。薪や炭など、バーベキューで必要な燃料はこちらで購入してから向かうと良いと思います。駐車場内にコメダ珈琲店やかっぱ寿司なども併設されています。

ソレイユの丘

出典:ソレイユの丘

和田長浜海岸を右手側に進んでいくと、四季折々の花が咲いていたり、動物とのふれあいを楽しめる「ソレイユの丘」まで歩いていけます。

観覧車やメリーゴーランド、ゴーカートなどがある遊園地のような施設で、カピバラやウサギと触れ合える動物広場もあり、さらには海を眺めながら入れる露天風呂もあるので、利用しない手はありません。入園だけなら無料というのもおすすめポイント。

ソレイユの丘は写真右側に見える丘の上にあります。園内にはオートキャンプ場もあるので、機会があればそちらも利用してみて下さい。

和田長浜海岸でキャンプする際に必要な道具

和田長浜海岸は一面が砂浜となっているので、フィールドの状態がかなり不安定です。芝生サイトや土サイトでのキャンプとは勝手が違いますので、きちんとした準備をしていかないと満足にキャンプを楽しめないかも知れません。このような砂地フィールドでも安心して使用できるキャンプ道具をいくつかご紹介します。

焚き火台

地面が不安定な砂地で焚き火をする際は、低重心で倒れにくいタイプの焚き火台がおすすめ。ウルフアンドグリズリーのファイヤーセーフは、まるで直火のような地べたスタイルが楽しめるユニークな焚き火台です。芝生サイトでは地面を焦がしてしまう恐れがあるので使いづらいですが、海辺のキャンプでは大活躍してくれます。

火消し壺

和田長浜海岸は燃え残った薪や炭、残灰もすべて持ち帰りです。焚き火は完全に鎮火したと思っても、灰の中で種火のように燻り続けていることがあります。火消し壺を用意しておけば、酸素の供給を断って安全に火を消すことができます。

キャンプチェア

海辺では4本脚タイプのチェアだと不安定になるので、より重心の低いグラウンドチェアがおすすめです。地面に近いタイプの焚き火台を使用するなら、なおさら火を扱いやすいチェアを用意した方が良いでしょう。

サンドペグ・ミニスコップ

サンドペグとしても使えて、ミニスコップとしても使えるVARGOのディグディグツールは、砂浜や雪中でキャンプをする際に非常に役立ってくれます。ノーマルペグが役立たない時でも、砂や雪を掘ってビニール袋に詰め、ロープを結んで地面に埋めることで、安定したテント設営が可能となります。

和田長浜海岸もキャンプ禁止にならないために

関東エリアで海キャンプを楽しめるスポットは珍しく、さらに無料で利用できる和田長浜海岸は数少ない貴重な場所といえます。三浦半島は過去にはBBQやキャンプが自由にできるスポットが点在していましたが、利用者のマナーの悪化によって次々と「キャンプ禁止」「釣り禁止」「立ち入り禁止」となっています。

和田長浜海岸がいつまでも安心して利用できるように、目に付いたゴミを拾ったりマナーを守った利用をしていくようにしましょう。「キャンパーが来るとゴミが減っていく」という好循環ができれば、キャンプに対する世間の見方も変わっていくかも知れません。残された数少ないキャンプスポットを大切に守ることもキャンパーの責務だと思います。

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  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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