ファミリーキャンプで人気のホットサンドメーカーですが、最近その勢力図が変わろうとしています。ここ数年のソロキャンプの盛り上がりから、ホットサンドメーカーもソロ用の物が出始めています。
その火付け役は、4w1hのホットサンドソロ。発売されてからすぐに人気に火がつき、今では予約販売となっているんですが、それでもなかなか買う事ができません。
公式オンラインショップ:4w1h web shop
そして、先日発売されたPEAKSという雑誌の付録にソロ用のホットサンドメーカーが付いていたんですが、もちろんこれも人気殺到となりAmazonや楽天ブックスなど、予約サイトは早々と完売になっていました。
他にも、あるブランドもソロ用のホットサンドメーカーの開発に入っているという情報を聞きました。既に、ソロ用ホットサンドメーカーは戦乱の時代に突入し始めてるのかも知れません。
そこで、現在僕が持っている4w1hのホットサンドソロと、PEAKS付録のトライアングルホットサンドクッカー、そしてソロ用ではないですがTSBBQのホットサンドメーカー、定番人気のコールマンのホットサンドイッチクッカー、そしてホットサンドメーカーと言ったらバウルーの5つのホットサンドメーカーを比較しながら見ていきたいと思います。
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目次
ソロキャンパーに人気の4w1hホットサンドソロ
4w1hのホットサンドソロは、食パン1枚でホットサンドが作れるホットサンドメーカーです。
通常のホットサンドメーカーなら食パン2枚を使い、その間に食材を入れて作りますよね。でもそれだと量が多くて食べきれなかったりします。特に小さな子供だと、流石に全部は食べきれません。
そんな時に、丁度良いサイズのホットサンドが作れるのがホットサンドソロなんです。
特徴的な波型のフチ
4w1hのホットサンドソロでホットサンドを焼けば、そのフチは特徴的な波型になります。これ、見るだけで可愛らしいのですが、見た目だけではなくパンの端がハミ出さないように収まりがよく、しかもしっかりと圧着してくれるんです。
パンのミミを切らずにそのまま焼けて、フチをしっかりと圧着してくれるなんて、簡単で食べやすいですよね。ホットサンドメーカーの中には圧着できないものや、パンのミミを切らないと収まらないものもあります。パンのミミをワザワザ切るのは面倒くさいし、食べてる時に中身がこぼれ落ちちゃうのも食べ難いです。
その点、4w1hのホットサンドソロは便利で使いやすそうです。
裏表でツートンカラーになっている
4w1hのホットサンドソロは裏表で色が違うんです。通常のホットサンドメーカーはブラックかシルバーの単色がほとんど。TSBBQのように色違いはありますが、裏表で色が違うのは珍しいです。
裏表で色が違うと何が良いかと言うと、焼いている時にどっちが表だったか裏だったかのか一目で分かりやすいようになっています。
僕の場合は、ホットサンドを焼いている時はバーナーの前に付きっきりでいる事が多いのであまりどっちだったか忘れた事はありませんが、もし他に作業などしている時は、この方が分かりやすくて良いかも知れません。何より、両方の色を見て楽しめるのも良いですよね。
サイズ感がコンパクト
4w1hのホットサンドソロのサイズは、約140×275×高さ40mmとなっています。柄の部分の長さは約19.5cm、その内樹脂で覆われているのが約12cmです。
直火はできますが、焚火では樹脂が溶けてしまうので使えないと思います。本体はフッ素樹脂加工されたアルミニウム合金。厚さは約4mmあり、弱火で約5〜6分焼くのが丁度良いようです。
食材がこびり付きにくく、手入れも簡単に行うことができます。
焼印が可愛い
4w1hのホットサンドソロは、裏表共に「4w1h」の焼印が入ります。その焼印がフォントのせいか、かなり可愛らしく印字されるんです。子供でもおじさんでも、ちょっとテンションが上がってしまいそうですね。
4w1hホットサンドソロのデメリット
4w1hのホットサンドソロのデメリットは、上下の本体が分割する事ができないという点です。上下がくっついたままだと不便な点が2つ。
ホットサンドが取り出しにくい
1つは、出来上がったホットサンドを取り出す時、本体を傾けて揺する作業が必要になります。中にあるホットサンドを取り出す為に本体から滑らせて落とさないといけないので、それがちょっと面倒くさいかなと思いました。上下が分かれるようなら、パッとひっくり返るだけで取り出せますもんね。
洗う時に不便
もう1つのデメリットは、洗う時に不便だという点。シンクで洗う時にはやはり分割できないと不便なんです。スポンジで洗う時も、水ですすぐ時も、片方の柄がどこかにぶつかったりして邪魔になってしまいます。
さらに、可愛らしい焼印の為の溝が深いので洗うのが大変です。これは大雑把な人なら気にならないかも知れませんが、文字の隙間がしっかりと洗えていないような気がしちゃうんです。
たっぷり泡だてたスポンジで洗う事で汚れはほとんど落ちると思いますが、もし落ちていなかったらと考えてしまう方もいるかも知れません。でもこれは焼印ができるどのホットサンドメーカーでも同じなので、4w1hだけのデメリットとは言えないですね。
その他、より詳細な情報は僕のブログでも紹介しているので、よかったらそちらもどうぞ。
トライアングルホットサンドクッカーと比較
ソロ用のホットサンドメーカーは、今のところあまり種類が多くありません。
そこで、まずは2020年7月末に販売された雑誌PEAKS9月号増刊の付録であったトライアングルホットサンドクッカーとの違いを比較してみようと思います。
食パンのサンドの仕方が異なる
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーも、4w1hのホットサンドソロと同じように1枚の食パンを折って食材を包み込むようにして焼き上げます。
4w1hと異なるのは折りたたみ方で、ホットサンドソロは真ん中を折って長方形にするのですが、トライアングルホットサンドクッカーでは対角線上に折って三角形にします。
本体の作りの違い
そして何より違うのが本体の作りです。雑誌の付録という事で組立式なので、PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーは、薄くて軽くできているんです。
サイズは約18×32.5×4cmで、柄の長さは約19cm、そして本体の厚みは約1mmとなっていました。これだけ薄ければ焼き上がり時間に差が出るはず。他のホットサンドメーカーと同じように焼いたら、焦げてしまう恐れがあります。
そこで実際に4w1hのホットサンドソロと、トライアングルホットサンドクッカーで焼き比べてみたいと思います。
とその前に、ソロ用ホットサンドメーカーと相性の良いバーナーを先にご紹介しますね。
ソロ用ホットサンドメーカーにおすすめのバーナーは?
ユニフレーム ミニバーナー US-700
ソロ用のホットサンドメーカーは本体のサイズが小さい為、バーナーなどのゴトクに乗らない可能性があります。
まず初めに、ユニフレームのミニバーナーUS-700に乗せてみます。US-700はCB缶を接続して使うシングルバーナーです。
ゴトクは三角形をしていて安定性が高いとされています。
しかし、普通に乗せると上手くバランスを取ることが出来ませんでした。4w1hのホットサンドソロでは本体より柄の方に傾いてしまいます。
ゴトクには滑り止めになる凸凹が付いていますが、それは意味をなさず安定し難いです。
本体の重心を奥に少しズラし、柄の付け根部分をゴトクに置くことで、何とか乗せることができました。同じような形状のゴトクのシングルバーナーでは、4w1hのホットサンドソロは少し使い難いかも知れません。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーの本体は三角形、ゴトクも三角形なので上手く乗りそうな気もしましたが、これも同じように重心が柄の方にある為に傾いてしまいます。
こちらはホットサンドソロと違って、ゴトクの上に柄の付け根部分を置くことが出来なかったため、トライアングルホットサンドクッカーは乗せることが一切できませんでした。
イワタニ カセットフーマーベラス
それならば、もう少し安定しそうなカセットコンロで試してみます。イワタニのカセットフーマーベラスは家庭でもキャンプ場でも使えるカセットコンロです。
このマーベラスはゴトクに特徴があって、ゴトクでありながらゴトクっぽい形状をしていないんです。三角形のゴトクや4点で支えるゴトクとは違い、中央にある2本の棒の上に乗せる事になります。これなら安定しそうですよね。
まず早速、4w1hのホットサンドソロを乗せてみます。
先程は柄の方に重心があり平らな所に置いても傾いてしまいましたが、傾いた時に柄を支えるような場所があれば、傾きを防げるので何とか使えると思います。
ホットサンドソロをマーベラスの上に乗せると、やはり傾いてしまうのですが、手前側のゴトクの部分に柄が支えられて安定しました。
本体は平らに置く事は出来ませんが、これなら使う事ができそうです。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーはどうでしょう。
これも4w1hと同じで、やっぱり傾いてしまいます。しかし、同様に柄の部分を手前にあるゴトクで支える事ができます。
傾きは4w1hよりも大きく見えますが、使えない事はないと思います。
スノーピークのHONE&CAMPバーナー
とってもオシャレなスノーピークのHONE&CAMPバーナーに乗せてみました。これは、家でもキャンプ場でも使えるオシャレなシングルバーナーです。
収納式のゴトクを広げて使うのですが、ゴトクはユニフレームのUS-700よりも大きい三角形です。そして火が出るバーナーキャップ部分もより広く空いています。それを考えると、もう乗らないんじゃないかなと思うのですが、念のために試してみます。
4w1hのホットサンドソロを三角形のゴトク全てに乗せる事は出来ませんでした。ただし、柄の部分をCB缶が収まっているカバーの上に乗せればかなり安定しました。
ゴトクの1つは使わないですが、柄の部分を支える事で使える事ができそうです。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーも基本的には4w1hと同じでした。やはりバーナーキャップ部分が広く空いてる為に、ゴトクだけでは乗せる事ができないようです。
ホットサンドメーカーの柄をCB缶のカバーの上に乗せて安定します。
プリムス オンジャ
プリムスのツーバーナーのオンジャはどうでしょう?
オンジャのゴトクは、これも通常の物と違い、横に4本ある棒になっています。
その上に4w1hのホットサンドソロを置くと、やはり傾いてしまいます。しかし、オンジャの場合も手前にある横棒の部分が支えになり安定します。
しかも、柄ではなく本体で支える事ができるので、熱い部分を触ってしまう恐れも防げるので良さそうです。
トライアングルホットサンドクッカーも4w1hと同じかなと思ったのですが、こちらは斜めになった時に本体部分で支える事が出来ませんでした。
その為、置いた時に斜めになり過ぎて火が届きません。
少し奥に本体を移動させると、手前のゴトクに本体が乗り安定しますが、本体が火口から離れてしまうので焼き加減にムラがでてしまいそうです。
そこで、オンジャに対して横を向けて置いてみると、丁度火口の上に本体が来て、しかも柄の部分をゴトクで支える事ができました。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーは、オンジャで使う時には横向きの方が良さそうです。
ソロ用のホットサンドメーカーを焼くときにおすすめのバーナーは、プリムスのオンジャが一番安定していて、次点でイワタニのカセットフーマーベラス、スノーピークのHONE&CAMPバーナーとなりました。
実際にホットサンドを焼き比べてみた
4w1hのホットサンドソロは、弱火で5〜6分焼くのが丁度良いようです。しかし、同じようにPEAKSのトライアングルホットサンドクッカーを使えば、本体の素材が薄いから焦げてしまうはず。
ここはPEAKSに合わせて片面3分ぐらい焼いて、焼き加減を見てみたいと思います。
ホットサンドに使う食パンは6枚切り、中にはバターを塗ってハムとチーズとアボカド、そしてマヨネーズと塩胡椒で味を整えておきます。
注意することは、中身をたくさん入れない事。
今回アボカドの量が多かったので、折りたたんだ時に中から押し出されて出てきちゃいました。
無理矢理押しこんで閉じてみましたが、アボカドも食パンも少しハミ出してしまいました。
このまま片面3分焼いてみますが、火力を同じにする為、オンジャにはテープで印を付けておきました。オンジャはガスの調整レバーを捻って火力を調整するのですが、細かな目盛りがないんです。
キッチリと同じ火力になるか分かりませんが、調整レバーとガスの出る音や炎の大きさなどで合わせていきたいと思います。
4w1hホットサンドソロから実践
火力は弱火。まずは4w1hから焼きます。途中、中身を確認する事なく両面焼いてしまいます。時間はiPhoneのタイマーで確認しながら焼いてみました。
片面3分ずつ焼いた時の焼き色は、ほぼ焼き色が付いていませんでした。
見た目にもまだ美味しくなさそうです。
念のために、中の温度を測ってみると約59度。ラーメンのスープが70〜80度と考えると少し温い気もします。これは説明書に書かれている時間に満たないので仕方ありません。
続けて片面2分ずつ足して、合計で片面5分間ずつになるように焼いてみることにしました。
すると4分を過ぎたあたりから、ジュージューと音が聞こえ始めました。どうやら、中身が熱せられて飛び出してきてしまったようです。
しかし、そのまま後1分焼き、焼き色を確認します。
すると今度は、全体的にコンガリときつね色になっていて美味しそうです。
ロゴもしっかりと認識できる色をしています。
圧着されているハズの周囲からは、所々中身のアボカドやチーズが飛び出してしまっています。しかし、漏れている場所以外はちゃんと圧着されている様子。
ミミから約1.5cm内側まで潰されて圧着されています。個性的な波型も可愛らしくて、良い感じです。
中の温度を確認してみると、約84度。これなら中身は熱々です。そのままパクッと食べたら口の中をヤケドしてしまうんじゃないかなと思うくらい熱いと思います。
4w1hのホットサンドソロは、説明書通り弱火で5分焼く事で美味しく焼きあがりました。
トライアングルホットサンドクッカーで焼いてみる
PEAKS付録のトライアングルホットサンドクッカーは、本体の厚さが約1mmしかありません。その為、火力が強いとあっという間に焼けてしまうハズ。4w1hと同様に弱火で片面3分焼いてみて様子を見たいと思います。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーは食パンを対角線上で折り曲げ三角形にします。しかし、それがかなり難しいんです。本体中側の大きさも少し余裕があるため、パンが動いてしまって安定しません。
多分、本体縁の部分は圧着する為の場所だと思うのですが、食パンの方が小さいために縁に食パンが乗ってないんです。食パンはスッポリとホットサンドメーカーに包まれてしまいました。
仕方がないので、そのまま4w1hのホットサンドソロと同じように焼いてみました。
片面3分、合わせて6分経った所で火を止め焼き加減を確認してみると、焦げる寸前の焼き色をしていました。
濃い焼き色が付いていて、食べられるギリギリだったのかも。
ひっくり返して裏側を見てみると、こちらはちょっと焦げてると言ってもいいと思える焼き色になってしまいました。
中の温度を測ってみると、約55度。外側には熱が素早く伝わっていたようですが、中まで熱は通ってないようです。
中の温度は4w1hの3分の時とほぼ同じ温度。しかし、これ以上熱したら外側は焦げて食べられなくなってしまいます。
この2つのホットサンドメーカーでは、外が素早く焼けるのはPEAKSのトライアングルホットサンドクッカーですが、中までしっかりと熱が通っていません。
じっくり焼く事で外側も内側もちょうど良い食べ頃になるのは、4w1hのホットサンドソロで約5分焼いた時だと思います。
PEAKSは付録として人気も高く凄く売れたホットサンドメーカーですが、やはりちゃんとしたホットサンドメーカーの方が良いですよね。
その他のホットサンドメーカーとも比較してみる
コールマン ホットサンドイッチクッカー
トライアングルホットサンドクッカーだけでなく、家にある他のホットサンドメーカーでも同じように試してみたいと思います。
コールマンのホットサンドイッチクッカーは、ソロ用とは違い2枚の食パンで具材を挟みます。食パンのミミは切らずにそのまま使う事ができます。
本体は上下分割でき、しかもハンドル部分も取り外せて収納する事ができます。人気のホットサンドメーカーなので、使い勝手は結構良い感じです。
バーナーの乗り心地は?
以前、僕のブログでもコールマンのホットサンドイッチクッカーのレビューをした事があるので、少し内容が似てしまいますが、まずはどのバーナーで焼いたら良いか確認してみます。
ユニフレームUS−700に何も考えずに乗せてみると、柄の部分の重みで傾いてしまう事があります。しかし本体の重心を少し奥にズラしてあげると、三角形のゴトクがしっかりと本体を支えて安定します。
コールマンのホットサンドイッチクッカーの形状が、正方形でしっかりとゴトクの上に乗るお陰で、だいたいのバーナーで使えそうです。
イワタニのカセットフーマーベラス、スノーピークのHOME&CAMPバーナーでもちゃんと安定して使えました。
プリムスのオンジャでもほんの少し奥側が浮いてしまう感じでしたが、問題なく使えます。
早速、オンジャを使って片側3分づつ弱火で焼いてみました。
イワタニ ホットサンドイッチクッカーの焼き具合は?
具材は先程と同じハムとチーズとアボカドです。
3分経った時、コンガリときつね色の焼き色が付きました。
中の温度は約47度。その焼き色に比べて温度は低いようです。
コールマンのホットサンドイッチクッカーの厚さは約2.5mm。PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーほど薄くないのに、熱は伝わりやすいんでしょうか?
続けて片面プラス2分づつ焼いてみたら、今度はちょっと焦げ気味の焼き色です。
中の温度は約71度。これなら熱々で食べられそうです。
ただ外側が焦げ気味なので、焼く時間は5分より少し短い方が良いのかも知れません。
TSBBQのホットサンドメーカー
TSBBQのホットサンドメーカーは上下を分割する事ができ、お手入れが簡単。そしてパンの耳を切らずにそのまま使えるので、使い勝手が良いんです。
焼き方の説明では、弱火から中火で片面2分〜3分。しかし今回は、他のホットサンドメーカーと同じく弱火で片面3分焼いてみます。
まずはバーナーの乗り心地から確認
TSBBQのホットサンドメーカーもコールマンのホットサンドイッチクッカーと同じく、本体部分がほぼ正方形になっていて凹凸も少ないです。その為、ほとんどのバーナーでも使えると思います。
ユニフレームのUS−700では、コールマンと同じように重心を少しだけ奥にズラす事でしっかりと安定して使えました。
もちろんイワタニのカセットフーマーベラスでも、スノーピークのHOME&CAMPバーナーでも安定感がありました。
プリムスのオンジャでも、傾く事なく使えます。
TSBBQホットサンドメーカーの焼き具合
TSBBQのホットサンドメーカーは、8枚切りでも6枚切りでも食パンが使えます。食パンをセットしてみると中にスッポリと入ってしまう感じです。
片面3分焼いてみると、焼き色はあまり付いていませんでした。
TSBBQのロゴはほとんど見えませんでした。これではせっかくのホットサンドも美味しくなさそうですよね。
念のため中の温度を測って見ると約47度。コールマンと同じく、3分では中まで熱がしっかりと入ってないようです。
ただ救いなのは、4w1hのホットサンドソロも、TSBBQも、外側が焼けてないのでさらに焼く事ができるという事。TSBBQのホットサンドメーカーも、この後片面2分づつ足してみました。
すると、表面の焼き色は美味しそうなきつね色。TSBBQのロゴもツバメのマークもしっかりと確認する事ができました。
中の温度は69度。ほぼ70度なので、これも熱々なハズです。
TSBBQの説明書では火力を弱から中火で2〜3分とありましたが、今回はトライアングルホットサンドクッカーに合わせて最弱ぐらいの火力だったので、もう少し上げたら早めに焼き上がると思います。
バウルー ダブル
僕がキャンプをし始めて一番最初に買ったのがバウルーのダブルです。ホットサンドと言ったらバウルーだと思っていました。
しかし、バウルーは上下を分割する事が出来ません。美味しく焼き上がるのですが、やはり取り出す時や洗う時が面倒なんです。さらに真ん中がプレスされ真っ直ぐに線が入るんです。そこを折って取り分けができれば良いのですが、熱くてそれも出来ず、結局ナイフを使い切り分けます。
しかし、ナイフを当ててもプレスされた部分は固くて切り難く、少しズレた位置を切ることになってしまうので、切り分けた片側は中身が出てきてしまいます。そんな事もあり、最近では出番が減っています。
それでは、まずはバーナーの上で安定するか見てみることにします。
バーナーの安定具合を確認
ユニフレームのUS700では、他のホットサンドメーカーと同じく傾いてしまいます。これも他と同様に奥側に重心を持っていく事で乗せる事ができました。
バウルーの表面は曲線になっていますが、それでもUS700の三角形のゴトクにしっかりと乗せる事ができました。
イワタニのカセットフーマーベラスの上では、柄の方に傾いてしまいます。傾いたからと言って滑り落ちてしまう事はなく、ゴトクに支えられているのでそのまま使う事も出来そうです。
ただ、奥側が浮いた状態になるので、焼き加減にムラが出てしまいそうです。しかしこれは、中にパンを入れたら違うのかも知れません。
スノーピークのHOME&CAMPバーナーでは意外にも安定しました。3つのゴトクの一部分だけで支えている状態になるのですが、3点を支えることにより安定できているのでちょっと不思議な感じです。
見た目にちょっと不安を感じてしまいますよね。
プリムスのオンジャの上では、傾いてしまいました。ただし、本体の根元部分がゴトクに当たるため、それ以上傾く事はありません。
オンジャに対して横向きに置けば、傾きが多少抑えられるようになります。
バウルーでも、他のホットサンドメーカーと同じように焼いてみます。
バウルーダブルの焼き具合は?
バウルーに食パンを置いてみると、本体ギリギリに何とか収まる感じです。食パンの形状によってはミミの角がはみ出してしまう事もあるので、少し押し込む必要があります。
食パンをもう一枚重ねてホットサンドメーカーを閉じると、隙間から少しパンが出てきてしまいますが、この部分で圧着出来ると考えたら良いのかも知れません。
あまりにもはみ出してしまうと、焦げてしまうので注意が必要です。
片側3分づつ焼いてみると、こんがりと良い色をしていました。
3分でこの色になってしまうと、中の温度が低い可能性があります。
温度計を刺してみると、中の温度は約64度。
PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーで片面3分づつ焼いた時は約55度だったので、それよりは少し温度が高いようです。
続けて片面5分まで焼いてみたら、焼き色は濃過ぎず丁度いい感じ。中の温度は焼く88度と、かなり熱々に出来あがりました。
バウルーは熱伝導が良いのか、外側も中側も良い感じに焼き上がりました。弱火で片面5分で、じっくりと焼き上げたのが良かったのかも知れません。
いろんなホットサンドメーカーを焼き比べてみた結果
今回いろんなホットサンドメーカーを使ってみた中で、4w1hの熱伝導率はTSBBQのホットサンドメーカーに近いのかも知れません。
TSBBQの3分後と5分後の時の温度が4w1hと比べると大分違うんですが、パンの焼き色だけ見ると近いですよね。温度に関しては、火力が微妙に違ったり、中のアボカドの厚みとかが影響し、誤差が生じてしまうと思うので参考にだけして下さい。
色々と比べてみて分かったことが、弱火で3分経った時にパンの表面が焦げているというのは熱伝導率が良すぎてしまう気がします。特にPEAKSのトライアングルホットサンドクッカーは、弱火で3分焼いた時点でパンの表面が焦げていたので調整が難しいと思います。
コールマンも同じように5分では長すぎちゃうと思うので、少し様子を見ながら焼くのが良さそうです。
こうやって見てみると、4w1hのホットサンドソロは熱伝導率は高くないのかも知れませんが、中までじっくりと焼き上げるのに丁度良いホットサンドメーカーなのかも知れません。
あっちゃん
各種ホットサンドメーカーのサイズ感の比較
最後に、今回使った5つのホットサンドメーカーを並べて、そのサイズ感を比較してみたいと思います。
パッと見たところ、4w1hのホットサンドソロが一番コンパクトに見えます。本体と柄の長さを含めても、他のホットサンドメーカーに比べて小さいです。
しかし、柄の長さだけみると、他とあまり違いはありません。火を使う調理器具ですが、これなら安心して使えそうです。
ソロ用なのに大きいのが、PEAKSのトライアングルホットサンドクッカーだと思います。バウルーと見た目の大きさは、ほとんど違いがないように見えます。
1番大きくて重量感がありそうなのはTSBBQのホットサンドメーカー。ボリュームたっぷりのホットサンドを作るのなら、1番適任だと思います。
ソロキャンプにおすすめのホットサンドメーカーまとめ
ソロキャンプに人気の4w1hホットサンドソロをレビューしつつ、他の有名なホットサンドメーカーと比較してみました。
やはり4w1hのホットサンドソロは、食パン1枚でホットサンドが作れるという事が魅力です。そしてソロキャンプをする方が持って行くホットサンドメーカーとして、サイズ感が抜群だと思います。
ハーフサイズのホットサンドになるので、具材を一杯に詰める事はできそうにありませんが、程々の量を程々に食すのに適任なんです。じっくり焼く事で、中までしっかり火が通り、熱々のホットサンドを楽しめそうです。ただし上下が分割できないというデメリットはありますが、それでも現在ではソロ用として突出した機能性と人気があると思います。
まだまだ手に入れるのは難しいですが、欲しい方は4w1hの公式インスタントグラムをチェックしながら狙ってみてはいかかでしょうか?
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