真っ黒なテントやタープ、そしてチェアやテーブル、さらにその他小物まで、多くのキャンプギアを黒に揃えたサイトに憧れた事はありませんか?ファミキャンの楽しげで華やかな雰囲気とは違い、クールで落ち着いているように見える黒いサイト。
黒にこだわるブランドはいつくかありますが、今回紹介したいのが黒色に熱い思いを込めているBlackishGear(ブラキッシュギア)です。
ゆーちゃん
あっちゃん
クラウドファンディングでも、真っ黒なキャンプギアのプロジェクトを手掛けていて、その熱意が伝わってきます。
そこで今回は、BlackishGearにラインナップされているキャンプギアの中で、私が実際に使ったものを紹介しながら、この熱いブランドの魅力を語りたいと思います。
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目次
BlackishGearとは
BlackishGearというブランドは、代表取締役社長の長尾さんの「黒にこだわった製品を届けたい」という思いで立ち上げたブランドです。長尾社長が大の黒好きで、黒色のキャンプギアを揃えていた時に、その選択肢が少なかったことから自ら黒色にこだわったブランドを立ち上げました。
私も何度かやり取りをさせていただいた事がありますが、実直で真面目、そしてかなりこだわり強い人だと感じています。
BlackishGearは、元々ある既製品を黒色に塗ったり模倣したものではなく、全てがオリジナル製品。工場は中国になるのですが、社長自ら商品を使い、悪いところは改善して魅力的なアイテムを産み出しています。
黒色だけではなく、デザインやアイテムの使い勝手にもこだわり抜いているブランドなんです。
夢は世界へ
BlackishGearの現在の夢は、日本発のブランドとして、アジアやアメリカ、ヨーロッパへの販路拡大。黒色の魅力を世界に届けることを目指しているようです。
既に現在、台湾でいくつかの商品の販売が始まっています。さらにその台湾の販売店を通じて、アメリカのHYDYというステンレスボトルメーカーとのコラボも実現しています。
ゆーちゃん
あっちゃん
今は台湾や香港を中心に注文が入っているようなんですが、イタリアの大手グローバルデザインメディア「designboom」でBlackishGearの事が掲載されたことで、アメリカやヨーロッパからも注目を集めているようです。これはますます目が離せませんよね。
BlackishGearの魅力的なギア
ブラックシェルターツインV2
BlackishGearには、オリジナルのブラックカラーのテントが2つラインナップされています。1つはツーポールシェルター、もう1つはティピー型のテントです。どちらもT/C素材を採用しているテントです。
ゆーちゃん
あっちゃん
これこそがBlackishGearのテントの魅力。他のブランドの黒色のテントのほとんどはポリエステル。今年コールマンにラインナップされたブラックカラーのテントもポリエステルを採用しています。それらを見ると黒色のテントでT/C素材を採用しているのは非常に珍しいことではないでしょうか?
T/C素材のテントは世の中にたくさんあります。メリットとしては遮光性の高さ、通気性・透湿性の良さ、耐久性の良さなどが挙げられますが、そのほとんどは黒色ではありません。BlackishGearのテントを使えば、黒色でありながら、それらのメリットを享受する事ができます。
さらにブラックシェルターツインV2は、T/C素材であること以外にも、他のツーポールシェルターと差別化されている魅力もあるんです。それはフロントウォールが大きいこと。ブラックシェルターツインV2のフロントウォールは通常のテントの倍の長さとなっています。
また背面パネルも同時に跳ね上げれば、前後合わせて約680cmの超巨大な前室の出来上がり。これだけ長くて広い前室は、他のブランドのテントでは見かけた事はありません。
特長的な長いフロントウォールを半分だけ跳ね上げて、もう半分を壁のように下におろして地面にペグダウンすれば、目隠しのように使う事もできます。三角形のサイドウォールと合わせて使えば、そこは周囲の人の目が届かない完璧なプライベート空間に早変わり。キャンプ場が混んでいる時や、周囲の目が気になる方は、便利に使えるはずです。
ここまでブラックシェルターツインV2の魅力を挙げましたが、もちろんメリットだけではなくデメリットもあります。私が何回か使用して感じたデメリットは、ブラックカラーの素材の為に日中でもテント内は暗いということ。
日差しを遮ってくれるT/C素材ですが、この効果があり過ぎると感じるほどテント内は真っ暗。その為、早い時間からランタンが必要になります。暖かい昼間はサイドウォールを開けてメッシュにしておけば、日光を取り入れ明るくできますが、日が落ちて肌寒くなりサイドウォールを閉めた時には、LEDライトで照らさないと何も見えなくなってしまいます。
またT/C素材であるが故に、重量がかさんでしまいます。これはブラックシェルターツインV2だからという個別の問題ではなく、T/C素材を使っているテント全てで共通のデメリットになるので仕方がありませんが、やはり重たいので持ち運びや設営撤収作業では少し苦労してしまうでしょう。
とは言え、ブラックカラーのT/C素材のテントは珍しく、機能的にも魅力が多いブラックシェルターツインV2はBlackishGearの魅力の1つになっています。
メリット
- 広大な前室スペースが作れる
- プライベート空間の確保が可能
- 他にはない黒色のT/C素材
- T/C素材で結露を抑えられる
デメリット
- 日中でもテント内が暗い
- T/C素材のため重たい
BlackishGearのBLACK SHELTER TWIN V2(ブラックシェルターツインV2)をレビュー!TC素材のツーポールシェルターの魅力と使ってわかったメリット・デメリットを紹介【PR】
ブラックウッドチェア
BlackishGearにラインナップされているチェアは、現在はブラックウッドチェア1つのみ。その名前の通り、黒色の木製フレームのチェアです。
デザインはおしゃれキャンパーに人気のカーミットチェア、またはコールマンのコンパクトフォールディングチェアに似ている形。カーミットチェアのように組み立て使う事も出来るし、コンパクトフォールディングチェアのように二つ折りして収納する事も可能です。
ブラックウッドチェアの魅力は、このデザイン製と組み立てと折りたたみの2通りの収納方法。そしてもちろん、黒色であるという事が心を惹かれる最大の要因になっています。
フレームには森の女王と呼ばれる頑丈なビーチ材を使用し、黒色に塗装されています。生地はコットン素材で触り心地も良く、通気性も確保。
座面高は35cmと記載されていますが、前後で高さが違っていて、実際に座るところは約30cm。その為、腰痛持ちの方にはちょっと辛いかもしれませんが、ローチェアとしてはちょうど良い高さです。
私が使ってみて感じたのは、やはり同じ黒色との相性がいい事。また2つ折りで運用すれば、設置も撤収も楽で便利だと感じました。
ゆーちゃん
あっちゃん
組み立てには少し力が必要なところもあり、キャンプ場についてからすぐに使う事ができません。撤収の時にも、パーツ毎にバラすので時間と手間がかかってしまいます。その為、分解する事なく使える2つ折りでの運用にはとっても楽。二つ折りで簡単に黒色のおしゃれなチェアを使えるという魅力がブラックウッドチェアにはあります。
しかし、デメリットもありました。まず黒色に塗装されているフレームの下地が見えてしまうこと。フレームをぶつけたりして塗装が剥げてしまう事があるのは仕方がない事なのですが、そこから見える下地の色がピンク色をしているのでちょっと目立ってしまいます。
その他には、フロント部分にあるフレームが、座っていると外れてしまう事。時にはフレームが落ちてしまう事があったのですが、長尾社長の言う事では落ちてしまったのは私がはじめてとのこと。もしかしたら、私の体重が重いという原因があるのかも知れませんが、この点はデメリットかなと感じました。ちなみに耐荷重は約120kgとなっていますが、私はそこまで重たくはありません。
このブラックカラーのチェアがあるのと無いとでは、見た目の印象が全く違ってきます。もしテントをブラックカラーのものにするのなら、ブラックウッドチェアで色を合わせるのもおすすめです。
メリット
- 二つ折りでの運用が便利
- おしゃれなデザイン
デメリット
- フロント部分にあるフレームが外れることがある
- 下地が見える
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ブラックチタンマグ
チタンと言えば、少し黄色かかったくすんだシルバーのような色。このチタンは軽くて頑丈な金属素材の為、キャンパーには人気が高いですよね。シェラカップやクッカー、さらにはマグカップなどに取り入れられていて、高い満足感と高評価を得ています。
BlackishGearの魅力は、黒色である事。もちろんマグカップもチタン製で、かつ黒色をしているんです。
ゆーちゃん
あっちゃん
いくつかのECサイトを調べてみると、チタン製のマグカップという商品はいくつかありました。しかしそれらは、ナチャラルなチタンの色。ブラックカラーをしたチタン製のマグカップという商品は、キャンプ以外のジャンルを含めても見つける事ができませんでした。
BlackishGearでは、真空蒸着技術という特殊な加工により、チタンを黒色にしています。この黒色のチタンマグカップこそ、BlackishGearを代表するアイテムだと言っても良いのではないでしょうか。他では手に入らない唯一の黒いチタンマグカップは、このブランドの魅力の1つです。
そんな黒いチタンマグカップは、実際に使ってみると軽量さに驚きます。普段使っているマグカップは、チタン製ではないという人が多いでしょう。他の素材や金属からチタン製に持ち替えると、軽さにびっくりします。
ブラックチタンマグの容量は350mlで重量は83g。同じ容量の異なった素材のマグカップを見てみると、例えばサーモスのステンレス製マグカップだと200g、ル・クルーゼの陶器製のマグカップなら約400gとブラックチタンマグの倍以上の重さがあります。
荷物を持ち運びキャンプ場まで行く事を考えると、チタンの軽量さと頑丈さは、捨てがたい魅力になるでしょう。
実際にキャンプで使ってみると、その軽量さもさることながら、金属製の素材なのに口元が熱くなく、沸騰したお湯で淹れたコーヒーをそのまま飲めたのが印象的でした。ブラックチタンマグは、直火にも対応しています。ブラックチタンマグにお水を注ぎ、そのまま直火て沸騰させる事もできるんです。
でも金属素材を火にかけたら、やはり熱くなってしまうと誰しも思うこと。しかし直火にかけたブラックチタンマグに口を付けても熱くはありませんでした。その秘密は、縁部分の巻き返し。丸められたようになった縁は、優しい口触りとともに、熱を直接伝えずストレスなく使う事ができました。
さらにハンドルも熱くならなかったので、素手で持つ事が出来ました。しかし、火で熱された本体は熱くなっています。くれぐれも素手で本体を持たないように気をつけましょう。
このように直火で使えるブラックチタンマグですが、直火にかけると少し変色してしまいます。私が1度直火で使ってみると、あまり目立たないのですが黒色から虹色に輝きを変えてしまいました。変色させたくないという方は、なるべく直火での使用は避けた方が良いでしょう。
黒色のチタン製マグカップが欲しいのなら、今はBlackishGearが唯一ここだけと言っていい選択になります。この他にはないという事も魅力に含まれます。
メリット
- 黒いチタン製のマグはレア
- 直火で使える
- 超軽量
- 蓋付きで虫の混入を防げる
デメリット
- 直火で使うと変色してしまうこともある
- 下地が見える
BlackishGearのブラックチタンマグをレビュー!直火で使うと変色するのか試してみた!チタンマグカップの魅力とメリット・デメリットを紹介!!【PR】
新たなテーブルも登場予定
現在は既にプロジェクト終了してしまいましたが、クラウドファンディングのMakuakeでブラックカラーのロールトップテーブルも目標金額に達成しています。
ロールトップテーブルといえば、天板を取り外して丸めるように畳める定番のもの。以前はガレージブランドからしか販売されていませんでしたが、ナチュラムなどの大手アウトドアブランドが販売するようになり、今ではキャンプの定番テーブルの1つになっていますよね。
ゆーちゃん
あっちゃん
と、私の周囲ではロールトップテーブルを使っている人が多いです。
そんなロールトップテーブルは、基本的にはナチュラルカラーが一般的。中には焦茶色もありますが、黒色となるとかなり珍しいものになるのではないでしょうか。
BlackishGearでは、頑丈なビーチ材を使用した真っ暗なロールテーブルを販売予定です。Makuakeのプロジェクトも無事に成功を収めたので、多分いずれは一般販売もされるはず。
このように、新たなブラックカラーのアイテムが徐々に増えていくのを待つのも楽しみの1つなんです。
BlackishGearの魅力について
黒色にこだわったBlackishGearの魅力を個人的見解を含め語ってみました。
実際に使用しているもの、まだ触った事がないもの、または新たに計画されているものなど、頭の中でどうやって使おうと想像するだけでも楽しいものです。
キャンプで使用しているテントやチェアには、使用して分かるデメリットもあります。しかしそれを含めても、なお魅力的に感じるのは、黒色だけではなく商品自体にも拘っている長尾社長の取り組みがあるからかも知れません。
黒いキャンプギア好きの方も、一部に黒色を取り入れたいキャンパーさんも、BlackishGearを一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
ギア
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