自然の姿がそのまま残るキャンプ場って素敵ですよね。私たちもそんなキャンプ場にあこがれて探していたところ、大分県にとても素敵なキャンプ場を見つけましたので紹介します。
九州にお住みで「鉄山キャンプ場」にまだ行ったことのない人は必見ですよ!
目次
鉄山キャンプ場ってどんなところ?
鉄山キャンプ場があるのは大分県玖珠郡九重町。阿蘇くじゅう国立公園内にあります。
阿蘇くじゅう国立公園内にあるたくさんのキャンプ場の中でも、ちょっと個性的なキャンプ場です。なにが個性的なのか紹介していきます。
手つかずの自然を生かしたテントサイトが魅力
鉄山キャンプ場の周りは川で囲まれています
鉄山キャンプ場の一番の魅力は、どこか森の奥に来たかのような手つかずの自然が残る雰囲気です。またキャンプ場の先は行き止まりで周りに公道などもないため、とても静かにキャンプを楽しむことが出来ます。
私たちが訪れたときは紅葉の終わりかけで、木々の紅葉と落ち葉の絨毯を楽しむことが出来ました!秋だけでなく、冬の季節は厳しい冬の雰囲気と澄んだ空気を楽しみながら、春や初夏は新緑を、夏は川遊びや避暑地として年間通してキャンパーさんが訪れる場所です。
川の透明度も抜群で、夏は川遊びができます
予約不要でチェックインアウトフリー!?
もう一つの魅力であり特徴なのが、「鉄山キャンプ場」は一切の予約が不要であること。全てがフリーサイトで好きなところにテントが張れます。
真ん中に道があり、その両端がテントサイト
そしてチェックインの時間は決められておらず、HPにも「思い立ったらその時間に出発してください」と…。なんて自由なの!
おまけにチェックアウトもフリー(!!)一応チェックアウトは正午と決められていますが、設営を待っている次のお客さんがいなければ、ゆっくりしていって良いそうです。繁忙期でなければ次のお客さんが自分たちのテントサイトの前で待っているということはまずなさそうなので、お昼ご飯を食べて帰るなんてことも出来ちゃいます。
一泊二日でもすごく時間を有効に使えて、ゆっくりできるのは嬉しいですよね。繁忙期以外は管理人さんが常駐しておらず、料金も朝か夕方のどちらかにテントサイトまで回収に来るというちょっと珍しいスタイルです。
農場が近くにあり朝取れ野菜が食べられるかも
鉄山キャンプ場は飯田開発農場さんが運営していて、今年の夏に初めての朝取れ野菜市を開催したようです。キャンプ場で朝取れ野菜を手に入れて、朝ご飯にする…なんて素敵ですよねー!来年の夏の間の繁忙期に、もしかしたらまたやってくれるかもしれません。
内緒の話(?)ですが、私たちはこの日管理人さんから大量の朝取れフリルレタスをいただきました!湯豆腐に入れても良いとのことで、帰ってから湯豆腐にしてみましたが、茹でてもシャキシャキでほんとに美味しかったです。
道路の状況や天候によってナビ通りに進めない場合がある
飯田開発農場のビニールハウスの奥に鉄山キャンプ場はあります
キャンパーたちに人気のあるキャンプ場だし、場所がわかりにくいとも書いてなかったし、特に問題なくキャンプ場まで到着できるだろうと思っていたのですが…。私たちは道を間違えたり、天候のせいで道が通れなかったりで到着までに少し苦労しました。
最初にひとつ曲がり道を間違えて、その後ナビの経路修正の通りに進むもあまりに道が狭く不安になってきたので、いったん引き返すことに。(そのまま行けば着いたのかもしれません)
そして最初のナビの案内通りの道に進み直しましたが、今度は道に大きな流木が横たわっていて通れない状況になっていました。
miuco
「どうしよー」と考えて思いついたのが、「飯田開発農場」とナビに入力して行くこと。鉄山キャンプ場は飯田開発農場の奥にあるので、これで無事到着することが出来ました!
今回はたまたま私たちが通った道が運悪く通りづらかったり、大雨のせいで通れなくなっていたりしただけかもしれません。ですが、皆さんももし迷ったときは「飯田開発農場」を目指していくとわかりやすくて良いと思います。
この石碑が見えたらキャンプ場はすぐそこです!
鉄山キャンプ場のテントサイト案内
鉄山キャンプ場のテントサイトはとても広く、それぞれの場所に個性があります。
炊事場とトイレに近い広場のようなサイト
右に写っているのが炊事場
キャンプ場の入り口入ってすぐのところに炊事場がひとつあり、その炊事場の横には広いテントサイトがあります。広場のようになっていて、家族連れや団体で行ったときに便利なサイトです。
道路沿いにある川辺のソロ向けサイト
川のすぐ近くのサイトはこじんまりしていてプライベート感あり
入口から進んだ道路沿いの川辺には、ソロ用にぴったりなサイトがあります。木々に囲まれていてプライベート感もあり、川のせせらぎを間近に聞くことのできる贅沢なサイトです。
トイレ等からは少し遠くなります。
木々の間にテントを張る個性豊かなサイト
さらに奥に進んだ所にあるサイトが一番広い
さらに奥に進むと、木々の間の好きなところを選んでテントを張ることのできる広いサイトに到着します。場所や木の立ち方によって雰囲気が異なるので、選び甲斐があります。
今回私たちが選んだ場所はこんな感じでした
場所によって紅葉の色も違います
そしてさらに奥に行くと行き止まり。川に囲まれ、謎の石碑のあるサイトに到着します。
miuco
鉄山キャンプ場の水回り
鉄山キャンプ場の水回りを紹介します。
トイレは2か所
入り口近くのトイレ外観
トイレはキャンプ場内に2か所あり、1つはキャンプ場入り口近く、もう1つは奥の広いテントサイトの近くにあります。どちらも水洗で、内装は新しく作り変えられているようでした。
入り口近くのトイレ内部
入り口近くのトイレは和式しかありませんでしたが、奥のテントサイトのトイレは洋式です。
奥のテントサイトのトイレ
奥のトイレは新しく設置されたような雰囲気です。
便座はウォシュレット付きでしたがこの日は電源が付いておらず、電源を押しても反応しませんでした。
炊事場も2か所
キャンプ場の入り口近くの炊事場
炊事場もトイレと同じで、入口の近くと奥のテントサイトの2か所あります。
どちらも山水で水は出っぱなしです。
奥のテントサイトの炊事場、「水を止めないで」とのこと
夏場でも冷たく美味しい水が飲めるようです。
鉄山キャンプ場の販売品
奥のテントサイト近くのトイレと炊事場がある場所が中央管理棟となっているらしく、そこに薪が置いてあり自由に購入できます。
トイレと炊事場が中にある中央管理棟
薪がお得
管理棟に山積みにされた薪
管理棟内部には大量の薪が放置されていました。針金が巻かれているものは一束600円で購入できます。
太めの薪で量もまぁまぁ多めなのでお得です。料金の支払いは自己申告制です。
スウェーデントーチ
スウェーデントーチも販売されています。大きさにより2,000円~3,000円でした。
薪以外の販売品はありません。
鉄山キャンプ場の利用料金と施設情報
鉄山キャンプ場の利用料金と施設情報を紹介します。
利用料金
入村料 | 一人500円 |
---|---|
テント、タープ使用料 | それぞれ1張りにつき1,500円 |
オートキャンプ料 | バイク/1,000円、自動車/1,500円、キャンピングカー/2,500円 |
ゴミ | 持ち帰り |
施設情報
住所 | 大分県玖珠郡九重町田野2553-1 |
---|---|
TEL | 0973-79-3102 |
公式HP | 鉄山キャンプ場 |
定休日 | 特に無し |
鉄山キャンプ場の周辺情報
最後に今回、私たちが鉄山キャンプ場を訪れた際に利用した周辺施設を紹介します。
飯田高原ドライブイン
飯田高原ドライブインはJAが運営するドライブインです。
日本一景色の良いJAなのでは!?と思うほど、良い景色
朝8時半から開いていたので、この日食パンを忘れた私たちは朝ご飯になるものを調達に行きました。
飯田高原ドライブインには軽食や野菜、お菓子の他、お酒も売っていました。
ドライブインの店内の様子
10時から15時の間はレストランで定食を食べることも出来ます。
施設名 | 飯田高原ドライブイン |
---|---|
住所 | 大分県玖珠郡九重町大字田野1733-4 |
TEL | 0973-79-3123 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
食堂 | 10:00~15:00 |
定休日 | 夏季・なし/12月~3月・木曜日 |
公式HP | JA飯田高原ドライブイン |
温泉
温泉は、車で15分から20分のところにいくつかあります。温泉の情報がキャンプ場内のトイレの壁に貼ってありましたので参考になります。
温泉の情報が詳しく載っていて助かりました
私たちが立ち寄ったのは「新清館」というお宿にある温泉。温泉の名前は筌ノ口温泉です。
内湯は24時間、露天風呂は朝7:30~23:00迄やっているようです。
ただ、内湯には洗い場はありますがシャワーが無く、露天風呂には洗い場すらありませんのでご注意を。湯治として、本当の意味での立ち寄り湯での利用がおすすめかもしれません。
温泉マニアから評価の高い温泉のようですので、興味のある方はぜひ。
利用したのは露天風呂
露天風呂内は通路から丸見えでなかなかの開放感を感じることができます。
施設名 | 新清館 |
---|---|
住所 | 大分県玖珠郡九重町大字野田1427番地の1 |
TEL | 0973-79-2131 |
立ち寄り湯料金 | 内湯200円 / 露天風呂500円 |
静かな森の中にある隠れ家的なキャンプ場
訪れたのは11月初旬、とにかく紅葉が美しかったです
鉄山キャンプ場のサイト内はほとんど人の手が加えられていません。そのため自然の雰囲気を思う存分感じることができました。また人里からちょっと離れたところに来たような、隠れ家的なキャンプ場でもあります。きっとリピーターも多いことと思います。
チェックインとチェックアウトの時間も自由ですし、静かな森の中で時間がゆっくりと流れるキャンプを堪能してみてはいかかがでしょうか。
ギア
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