寒い季節になってきましたね。日に日にアウトドアが億劫になる気温になっていきますが、そんな季節だからこそ出かけたくなるアウトドアスポットをご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、大阪府高槻市の摂津峡というエリア。以前、美しい自然と触れ合えるBBQ場としてご紹介した「川と森のバーベキューランド」さんです。
てつみー
目次
テントサウナとは?
出典:Sauna Camp屋外に張った小型のテントをサウナにしてしまおう!というのがテントサウナです(そのままですが)。
設置して問題のない場所ならどこでも楽しめるので、雄大な自然を感じながらサウナに入れるのが特徴です。
出典:Sauna Camp耐火性のテント内で薪ストーブを炊き、サウナストーンと呼ばれる専用の石に水を垂らすことでテント内を蒸気で満たします。室内の温度はだいたい60~80℃くらいになると言われており、15~20分程度の時間をかけてゆっくりと体を温めていくので快適です。
てつみー
テントサウナは、サウナの聖地フィンランドで生まれたカルチャー。持ち運びができる小型テントを湖や川の近くに設置して、サウナで火照った体を水に飛び込んで冷ますことができるところが魅力です。
出典:Sauna Camp最近では個人でも国内代理店を通してテントサウナを購入することもでき、日本でもネットやテレビなどで取り上げられる機会が増えて、アウトドア好きを中心に密かなブームとなっています。
てつみー
と、ここでひとつ個人的にめちゃくちゃ気になっていたことが…。テントサウナを体験した人々が、皆口を揃えて「ととのう」という謎のパワーワードを発するのです。どうやらそれが最大の魅力のようですが「ととのう」とは一体どんな状況なのでしょうか?
てつみー
テントサウナを体験レポート!
今回は体験モデルとして女子2名にも同行してもらい、僕を含めた3名でお邪魔させていただきました。
訪れたのは11月の末。この時すでに会場である「川と森のバーベキューランド」の木々は紅葉し始めており、とても綺麗でした。
川と森のバーベキューランド
紅葉が綺麗でした
てつみー
テントサウナの外観
そして、こちらがテントサウナに使用する専用のテント。
大きさにして2m×2mちょいくらいのこぶりなサイズ感。テントの上部からは、薪ストーブから発生する燃焼ガスを逃がすための煙突が突き出ています。
テントの上部から突き出る煙突
テント内部の様子
テント内部の様子はこのような感じになっていました。
テント内の様子。ベンチX2、薪ストーブ、水桶がセッティング
薪ストーブの面積もあり、3人も入ればぎゅうぎゅうというサイズ感です。
ベンチの上に置かれていたのは「ロウリュ」を行うために使う水桶と柄杓、そして「ヴィヒタ」と呼ばれる白樺の枝を乾燥させて束ねたもの。
乾燥ヴィヒタ、水桶、柄杓
ロウリュはフィンランド語で「蒸気」を表す言葉。サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、サウナ内の温度・湿度を上げることを意味しています。
スタッフの方がストーブに薪をくべてくださり、室内の温度が上がるのを待ってからいよいよテントサウナ体験がスタート!
ストーブの準備はスタッフさんが担当
入り口のジッパーを開け、恐る恐る侵入
この時点で、テント内はすでにかなりの高温状態。入り口付近に立っただけでも中の熱気が伝わってきます。カメラやスマホは持ち込むと故障してしまうため、注意が必要です。
テントサウナの楽しみ方
ここからは実際に体験した様子を写真とともにお伝えしながら、テントサウナの楽しみ方を解説していきます。
テントサウナに入る時の服装
テントサウナってどんな格好で入ればいいの?と気になると思いますが、基本的には水着+αくらいでOKです。とはいえ、濡れても問題ない格好であれば問題はなく、僕はTシャツに短パンで入りました。
Tシャツ、短パン、マリンシューズ
女子チームの服装はこのような感じ
ちなみに、女子が被っているのは「サウナハット」と言われるもので、オプション料金(500円/税込)で防寒用のポンチョとセットでレンタルすることができます。髪の毛や頭皮を熱から保護してくれる役割がありますので、できれば被っておいた方が良いです。
STEP1. ロウリュで室温を上げる
サウナストーンが十分に温まったら、柄杓で水をすくってサウナストーンにかけます。
サウナストーンに柄杓で水をかける
水をかけるとすぐに蒸気が立ち上がり、ストーブの周囲は一気に気温が上昇!
ジュ〜と音を立てながら一気に蒸気が上がってくる
ロウリュ時はかならず柄杓を使った方が良いです。万が一、ストーブの真上に手などがあれば火傷してしまいます。
STEP2. 体がしっかりと温まるまで耐える
ロウリュからしばらくすると、室温とともに体温が上がりはじめます。最初は身体が冷えているため、ロウリュ後しばらくは熱で皮膚が痛くて身動きが取れませんが、次第に慣れてきます。早い人は、この時点でドバドバと汗をかき始めます。
室温が落ち着いてきたらロウリュを繰り返し、程よい温度を保ちながら15〜20分程度温まります。さきほど登場したヴィヒタ(乾燥白樺の束)に水をつけて体をバシバシと叩くと、木の香りがテント内に広がってアロマ効果が得られます。
白樺でバシバシと叩き合う女子たち。異様に楽しそう
STEP3. 外気浴で体を冷ます
十分に身体が温まったら、一度外に出て体を冷まします。夏〜秋の気温が高い季節であれば近くの川にダイブするらしいのですが、冬場は外気だけでも十分に冷えます。この気温差が気持ちいい!
しっかりと水分補給をしながら外気浴で火照った体を冷ます
しかし、5分も休んでいると寒いくらいに冷えてきますので、ポンチョを着て汗が引くのを待ちます。
屋外との気温差が気持ち良い
STEP4. テントサウナ2周目!
身体の熱気が落ち着いた頃に、2周目のテントサウナを始めます。中での作業は基本的に1周目と同じですが、香り付きのアロマ水などをロウリュし、気分を変えるのもGOODです。
この日はアロマ水の他に、市販の烏龍茶をロウリュしてみたのですが、お茶の良い香りがテント内に広がって癒されました。
ペットボトルなどから直接ロウリュする際は火傷に注意
2周目も同じく、時間をかけながらゆっくりと体を温めていきます。1周目で毛穴が全開になっているので、あっという間に汗だくになりました。今回も15分くらい汗を流してから外気浴で身体を冷やしました。
STEP5. 「ととのう」
あとは、ひたすら“中に入る”→“外気浴で身体を冷ます”を繰り返します。この作業を何度か繰り返すうちに、体から流れる汗がサラサラになっていくのが分かるんです。身体中の良からぬものが全部出て行ったような気分です…!!
てつみー
熱さに耐えてテントの外に出た瞬間、澄み渡った空気が身体を駆け抜けていく感じも良いですし、外気浴中に無心でボ〜っと空を眺めている時間も最高なチルタイム。
自然を感じながらの外気浴も気持ちよい
施設内にはシャワーを浴びる場所がありませんが、テントサウナ後は汗を拭き取って着替えるだけでスッキリとします。
体の芯から温まったような感じで、ひだまりにいるみたいにポカポカとした感覚が続いていました。心も身体も浄化されたような、なんとも言えぬ爽快感。これが「ととのう」というやつでしょうか。
多くの人がテントサウナにハマっていく理由は、この爽快感にあるのだと思います。
川と森のバーベキューランドについて
住所 | 〒569-1036 大阪府高槻市塚脇5丁目2-1 |
---|---|
電話番号 | 06-6170-3811 |
アクセス | JR高槻駅より タクシーやバスで約15分 |
駐車場 | 摂津峡公園 下の口(しものくち)駐車場 普通車:1,000円 大型バイク:1,000円 収容台数:普通車160台 |
レンタル料金 | 通常価格:15,000円→オープンキャンペーン:10,000円 |
オプション | ロウリュ:5,000円 ハット&ポンチョ:500円 BBQセット機材セット:1名1,500円 バーベキュー食材&機材セット:1名2,700円 |
公式サイト | テントサウナ|大阪バーベキュー宅配センター |
川と森のバーベキューランドは自然豊かな高槻市・摂津峡にあるKitchen SNUGの広大なお庭にあるアウトドアスポットです。
摂津峡には清流で知られる芥川が流れており、夏は川遊び、秋は紅葉が楽しめる景勝地です。 アクセスはJR高槻駅よりタクシーで約15分。 大きな駐車場もありますので、車での来場も可能です。
話題のテントサウナを体験してみよう
まだ関西でも珍しいテントサウナを楽しめるサービスは「川と森のバーベキューランド」にて、12月中にスタート予定です。
現在は正式スタートにむけて本場フィンランドでも使用されているサウナストーン「香花石」を取り寄せるなど、より本格的なサウナが楽しめるように準備中とのこと。
オープンキャンペーンではお得に体験することが出来ますので、是非みなさんも「ととのう」を体験してみてください!
ギア
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