どうも!もぐおかです。関東は急に暑さが落ち着いてきました。夏休みも終わり、セミ爆弾も見かけるようになり、ツクツクボウシが鳴き、台風が多くなって、いよいよ夏の終わりを感じます。
夏の終わりを悲しんでいるアクティブな方も多いかもしれませんが、私は「ようやくアウトドアシーズンがやってきたな」とワクワクしています。今年は何のギアを買い足そうかと様々なシチュエーションを妄想する日々です。
というのも、私は冬キャン大好きマンなのです。夏は暑くて苦手でなるべく外に出たくないのですが、秋冬はとっても好き。クリスマスキャンプも年越しキャンプもしてみたい。冬は「シーズンオフ」と言われてしまうことに社会との乖離を感じてしまうほど「キャンプは冬だろ」と思っているので、この場を借りて冬キャンの魅力を分かりやすく簡潔にお伝えしたいと思います。
冬キャンを勧める5つの理由
虫が少ない
アウトドアは好きなのですが、虫が本当に苦手です。家なら「ここは私が家賃を払ってるんじゃー!」という強い気持ちで駆除できますが、キャンプは十中八九虫のテリトリーにお邪魔しに行ってるので「駆除されるべきは私では…」と感じます。かといって虫が視界に入った瞬間から、虫が立ち去る瞬間までを見届けないと落ち着きません。長期戦になることもしばしば…。
でも冬キャンならそんな心配はほぼ無用です!多くの虫が冬を越せないため、どこに行っても大体虫はいません!夜にランタンを煌々と炊いても虫が来ない!朝起きてテントやタープに虫が張り付いていて辟易することもありません!堂々と我が物顔で自然をお借りすることができます。最高!
人も少ない
先にも触れましたが、冬はキャンプのオフシーズンのため(悲しい)、人が少ないです。夏は予約さえ難しいような有名キャンプ場でも、日によっては独占できちゃったりします。夏キャンより一層ゆったり静かに過ごせること間違いなし。
星がきれい
冬はめちゃくちゃ星がきれいです。他の季節よりも空気が乾燥して澄んでいるので夜空がクリアに見えるからです。そして夜空も豪華!三連星で有名なオリオン座も、今地球から見える恒星で最も明るい一等星のシリウスも冬の星。
他の季節よりも明るい星が多いのですが、キャンプ場のような周りが暗いところから見るとどれが一等星なのか分からないくらいの数の星が見えると思います。私にとっては、焚き火に足を向けてブランケットやシュラフにくるまりながらベンチやチェアに寝っ転がって満天の星空を眺めるときが人生で1.2を争う至福の時間です。ホットミルクがあれば天国。
熱い食べ物がおいしい
キャンプ場で作るごはんは、だいたい熱いものじゃありませんか?恐らく多くの人にとって、キャンプの醍醐味のひとつにBBQが挙げられるでしょうし、上級キャンパーでもダッチオーブンやスキレットを使う、家より少し豪快な料理が一つの楽しみになっている人が多いと思います。
もちろんそれらの熱いものはいつ食べてもおいしいですが、体が冷える冬に食べるとより一層おいしいです。気温が低くすぐに冷めてしまうので、できたてをはふはふと食べることになりますがそれがまたたまりません。個人的には、冬料理代表の鍋がすごくキャンプ飯に向いていると思いますので是非。
汗をかきにくい
最近はきれいで設備の整ったキャンプ場も増えてきましたが、それでもキャンプでのシャワーやお風呂は家よりも手間ですよね。まあ私はそれらが手間でなくても汗はかきたくないです。夏は座っていても寝ていても汗をかきますが、冬は汗とは無縁です。それだけで出かけたくなります。
お洒落を楽しめる
数年前の森ガール・山ガールブーム以降、アウトドアウェアにも随分お洒落なものが増えました。また、アウトドアブランド以外からもアウトドア向けウェアが発売されたりと、今は性能を求めてもお洒落が楽しめるようになりました。
とくに冬場は、重ね着をしたりタイツやソックスにこだわったり、アウターは何を着るのか、インナーは見せるのかなど、寒さ故多くの服を着こむことになるので、必然的に個性が出しやすく夏よりもお洒落を楽しむことができるのではないでしょうか。私はソロキャンでもめちゃくちゃ服選んでいきます。気分があがるので…。
冬キャンの際に注意すべきこと
半端じゃない寒さ
「まあ寒いだろうな」くらいに考えていたら、死にます。寒さの想像がつかない場合は、コテージ泊で一度経験してみるのがおすすめです。テント泊はとにかく本当に寒いし、本当に寒いです。グラウンドシート、テント床、テントの中に敷く用のマット、そして寝る用のマットと、4段構えで地面から距離を取るわけですが、それでも底冷えします。
シュラフは冬用のものを、そして寝るときにもダウンを脱がず、なんなら足にもダウンを巻いて靴下を3枚くらい履いて、ブランケットにくるまってからシュラフに潜るか、荷物に余裕があれば分厚い毛布を持っていくのが良いです。
あと壁際ほど寒いので、壁際に荷物を置いたりウェアをぶら下げたりして、意地でも外気をシャットダウンするぞ!という強い気概を持つことが大切です。決して事前準備を忘れずに、快適に冬キャンできるようこれでもかと寒さ対策を練ってから行ってください。
火の元
冬は空気が乾燥していますし、枯れ草も多いです。うまく乾燥したものを見繕えば着火剤は不要ですが、それだけ燃えやすいものが周りに多いということ。火の元には夏よりも一段と注意する必要があります。また、夏よりも風が強い場合も多いので、飛び火等も気を付けて。
冬季閉鎖
キャンプ場と水道設備
降雪地帯や水遊びが売りのキャンプ場を中心に、多くのキャンプ場には「冬季閉鎖期間」があります。HPに記載されているはずですので、お目当てのキャンプ場が冬場もやっているのか、一度調べてみてください。
また、キャンプ場は営業されているものの、水道管が凍ったり井戸水が凍ったりするために水道設備のみを冬季閉鎖するキャンプ場も少なくありません。水道が使えないと、飲み水はもちろん、洗い物や食材の準備に使用する水も持っていくことになりますので注意が必要です。
私は水道が使えないキャンプ場には、ランチパックとコンビニおにぎりを買い込んでいきます。どっちも網の上で炙るととんでもなくおいしい上に、洗い物が一切でないのでおすすめです。
アクティビティ
水辺のアクティビティはもちろんのこと、冬はやはりお客さんが少ないので、アクティビティを全面休業しているところも多いです。狙っているアクティビティがある場合は、こちらも事前にしっかり調べてから行くようにしてください。
道路
雪の日はもちろん、雪が積もっていないところでも、冬季は閉鎖されている道路があります。カーナビやグーグルマップには情報が反映されていないことが多いので要注意です。キャンプ場を予約して行く場合は、予約の際に「周りに冬季通れなくなる道はありますか」と伺っておくと安心です。
冬キャンはいいぞ!
夏に行くよりも荷物が増え、不便なこともあるかもしれませんが、それでも冬キャンはとっても楽しいです。私にとっては「夏にキャンプに行くと嫌な点」がすべて取り除かれるのが冬キャンです。あと、ちょっと朝寝坊しても日の出を拝めるのもありがたい。
夏が嫌な方も、夏が終わるのが嫌な方も、今年は是非冬こそキャンプに行きませんか?冬キャンはいいぞ!
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