突然で恐縮だが、我が家のクルマはインプレッサWRX STIといういわゆるスポーツカー。と言ってもフェラーリやコルベットと言った平たいクルマではなく、ハッチバック車なので頑張ればこれでもキャンプに行ける。
しかしさすがにコンパクトカークラスの大きさでは限界があり、その結果導入したのがルーフボックスだった。おそらく小さ目のクルマでキャンプをする方は誰しも検討したことがあるだろう。
そんなルーフボックス業界に革命ともいえる「ギアキャリー」が今年8月にINNOから登場。簡単に脱着出来て、降ろせばコロで転がせるという今までにない「ギア」となっている。
荷物を積んで、降ろして使う
これまでのルーフボックスと言えば車の上に積載できるスペースを作ることだけを目的にしたものだったが、今回リリースされる「ギアキャリー」は、ルーフボックスごと降ろして持ち運べる様にしようというまさに業界の異端児的な存在。同時に発売された「クイックベース」と一緒に使用することで、レバー操作のみで簡単脱着が可能となった。
プレスリリースが出たばかりで具体的にどんな風に降ろすのかは不明だが、おそらく大人二人がいれば安全に降ろせるだろう。容量は160Lとなっており、メーカーによればテント、タープ、テーブル、チェア2脚を入れられるとのこと。これらの荷物が降ろしてすぐキャリーケースとしてコロコロ転がせるので、非常にラクチンだ。
必要な時だけ着ければOK
ルーフボックス導入をためらう理由として、重量による燃費悪化や高さ制限が気になるというものが挙げられる。その点このギアキャリーは必要な時に取り付ければいいので、使わない時は重量も高さも全く気にする必要が無い。
強いて言えば自宅での保管場所を考えないといけないのがネックだが、便利さと比べれば些末なこと。むしろ適宜外して家の中に置ければ紫外線や雨風に当たる機会も減り、より長く使えるというのも重要なポイントだったりする。
ギア感溢れるデザインもイイ
個人的に一番そそられるのがこの見た目。従来のルーフボックスと言えば空気抵抗を減らすなど、風切音対策のために流線型のデザインを採用しているものが多い。まあ確かにその方がスタイリッシュでスポーティではあるが、なんかこう、アウトドアルックかと言われればちょっと違うとは思っていた。
しかしこのギアキャリー、名前にギアとついているからかどうかは分からないが、無骨でカクカクしたデザインがキャンパー心にドストライクの予感がする。とはいえ細かい所を見るとわずかに傾斜がついていたりするので、まったく空気抵抗を考えていない訳でもなさそうだ。
大幅な時短効果に期待!
色々と語ってみたものの、やはり期待したいのは大幅な時短効果だ。こまごまとしたギアを降ろしては運び、と繰り返すのは意外と時間も体力もとられてしまう。それがボックスごとガチャンと外してコロコロ出来るのだから最高だ。ツールームテントならテント内に蓋つきのストレージとして置いておく第三の使い道もありそう。
お値段はギアキャリーが71,500円、クイックベースが27,500円と合わせると約10万円。決して安い買い物ではないが、キャンプ以外にもフルに乗車しての旅行や、まとめ買い時の積載量アップなどにも使えるので長い目で見ればコストパフォーマンスは良いのではないだろうか。積載についてお悩みの方は是非検討していただきたい。
inno公式サイトはこちら:https://www.innoracks.com/jp/
ギア
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