岩本利達
トレーラーハウスをオーナーとして所有!うまく運用できれば格安で別荘が手に入るかも?

トレーラーハウスをオーナーとして所有!うまく運用できれば格安で別荘が手に入るかも?

「世界を変える、暮らしを創る」をビジョンに掲げるYADOKARI株式会社は、山梨県北杜市にある管理人付きキャンプ場「FREE FIELD 陽の間」にあるオリジナルのタイニーハウスに対してオーナーの募集を開始した。

キャンプ場の設備を使用しながらトレーラーハウス生活を楽しむ「自分使い」に加えて、自分が使用しない時はキャンプ場の宿泊施設として貸出する「運用使い」の2パターンで活用できる新しいシステムに注目だ。

オーナー制度を利用して賢く別荘を持つ

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コロナ禍の影響を受け、一気に広まった「リモートワーク」の文化。その中で派生して生まれたのが、自宅を離れて仕事をしながら休暇を取るワーケーションや、自宅とは別の場所で暮らす2拠点生活だ。とはいえ自宅以外に長期滞在をする場所を持つのにはハードルが高い。

今回発表されたトレーラーハウスのオーナー募集では、トレーラーハウスを所有しながらそれをオーナーとして運用することにより、初期投資をペイ出来る可能性があり、小さいとは言え別荘を賢く持つための手法としては画期的な仕組みだ。

テントを立てずに速攻チルタイム

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トレーラーハウスは管理人が駐在するキャンプ場に設置されており、電気や水場については施設のものを使用することになる。当然トレーラーハウスなのでいちいち設営する必要は無く、キャンプ場に到着すれば速攻でチルタイムに突入する事だって可能だ。

トレーラーハウス自体の大きさは約13.5㎡となっており、1人で過ごす人は十分すぎる程広く、2人で過ごすにもちょうどいいサイズ。200cm×172cmの大型の窓からはキャンプ場の景色を絵画の様に切り取って楽しめるので、室内からも自然を楽しむことも出来る。

プロがセレクトした家具や小物もイイ

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内装にはインテリアコーディネーターがセレクトした家具や小物が用意されており、寝具、食器、BBQグッズもセットになっている。イメージビジュアルを見ると冷蔵庫やケトルなども配置されているので、とんでもなく利便性は高そうだ。

オーナー制度を利用する場合、最短2年間はキャンプ場内で運用することが条件になるが、その後は自分の好きな場所に移動することも出来る。プロがコーディネートした部屋を完全に自分のものとして使用することが出来るのも魅力の一つだろう。

本体価格は税別698万円

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さて、気になるお値段としては本体価格が税別で698万円。そこに施設管理費が月額で30,000円発生する上、宿泊利用料がオーナーだと3,000円、一般顧客だと6,000円掛かることになる。

年間稼働率が20%として、平均宿泊単価が25,000円、オーナーが月に4回利用する場合で試算すると、実質の利回りは7~12%になるとのこと。ただし、FREE FIELDの過去実績から算出したものなので、あくまでも参考程度にして欲しい。

いずれにしてもこのオーナーは1名限り。上記の利回りが実現するなら投資としては魅力的ではあるので、投資先を考えているキャンパーは検討してみるのも面白いのかもしれない。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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