荷物が多くなりがちな冬キャンに対応すべく探していた新幕。サーカスも良いな、サバティカルも良いな、でも周りで誰も使ってないのが良いな…なんて考えていたところに、たまたま見つけたのがDODのレンコンテント2です!
ふざけたネーミング(良い意味で)で色物的な商品かと思いきや、デザインや機能性にこだわりを持って作られているのがDOD製。もちろんレンコンテントも例に漏れず、と言ったところ。
実物を見たことが無いまま購入したので正直使うまでは不安でしたが、実際に使ってみるとなかなか良い感じ!新しいテントを探している方、気になっている方は是非参考にして下さい!
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レンコンテント2は穴空きテント
レンコンテントはその名の通り(?)レンコンの様に穴が空いているのが特徴的なテントです!
サイズはMとLの2つ
自分が購入したのは小さい方のレンコンテント2Mですが、それよりも一回り大きいLサイズもあります。
サイズ | M | L |
---|---|---|
定価(税込) | 49,500円 | 69,300円 |
カラー | タン(ベージュ) カーキ | |
全長サイズ | W390 × D390 × H260cm | W500 × D500 × H350cm |
収納サイズ(約) | W67 × D23 × H23cm | W75 × D28 × H28cm |
総重量 | 約12.0kg | 約16.9kg |
材質 | フライ:ポリコットン ポール:スチール |
|
収容可能人数 | 大人3人 ※就寝だけなら5人 |
大人5人 ※就寝だけなら10人 |
耐水圧 | 350mm | |
付属品 | アングルサポーター ペグ16本 ロープ8本(取付済み) キャリーバック |
基本的にソロなのでMサイズでも大き過ぎるかもと懸念していましたが、実物を見てみるとテンマクのサーカスと同じサイズ感。快適に過ごすなら、Mサイズならデュオまでと言った感じでしょう。
ちなみに自分が購入した時はMサイズが税込44,000円でしたが、2022年10月から値上げしてしまいました…。1割増しは結構デカイですよね。
レンコンテント2は2代目!
レンコンテントは今販売されているものは2代目。一体どこに違いがあるか最初は分かりませんでしたが、現行(写真右)のレンコンテント2には足元ウインドウが追加されていました。
出典:DOD公式サイトその他、細かなところでは設営時にペグを打つ位置をアシストしてくれるアングルサポーターが付属されたり、Lサイズにのみ内側から開閉可能なトップベンチレーターが追加されていたりします。
このくらいの変更点であれば持っている人はわざわざ買い直さなくても良いかも。ただこうして改良していってくれるのはユーザーとしては嬉しいですね!
セット内容紹介
M、Lサイズ共にセット内容には違いはなく、設営に必要な物は全て揃っています。
ペグ、ポールはそれぞれ個別に収納袋も付属しているので、片付けも整理しながら楽に行えるようになっていました。
レンコンテント2の特徴
穴空きテントで人目を引くデザインの他にも細かな点にこだわりが満載!
八角形のワンポールテント
レンコンテントは八角形(8面)のワンポールテント。他のワンポールテントは五角形や四角形のものが多いので、八角形のタイプは結構珍しいかも。
購入してから気付きましたが、面(ストレート部)が多いのでギアの配置がし易くて良い感じでした。角が多いと平行にレイアウトし難いというか、デッドスペースが生まれやすいというか、センスの無い自分では持て余すので(笑)
8面全てにレンコン窓!
レンコンテントの最大の特徴は大きく開くレンコン窓!
これは焚き火の煙を排出する為の機構ですが、焚き火に関係無く窓を開けることで風通しも良くなりますし、何より開放感が圧倒的に上がります。
もちろん好きな部分だけを開けることも出来るので、外の様子を確認したい時や少しだけ夜空を眺めたい時などにも重宝する使い易さ。
8面全ての窓がダブルファスナーになっているので、自分の好きな配置で薪ストーブも使えるのは大きなメリットですよ〜!
雨の侵入を防ぐ工夫
ファスナーは至って普通のものでしたが、雨や隙間風が入りづらいようにファスナー部分がカバーされている上にマジックテープでバタつかない工夫がされています。
少しだけ見えるのがマジックテープ
また、水滴が溜まらないで流れるような作りになっているので、バケツで水を掛けたりしない限りは中に入ることはほぼ無さそうです。
水滴はスムーズに流れていました
生地は撥水加工がされているようで水滴がキラキラと流れていきましたが、1日中水溜まりに浸かりっぱなしだったスカート部分はすっかり水が染み込んでしまいました。
でもこの辺りは許容範囲というか、宿命というか、他のテントでも同じですね。
空気の循環を促す足元ウィンドウ
初代レンコンテントには無かった足元ウィンドウは、レンコンテント内で焚き火をする時はもちろん、夏でも風通しを良くしてくれます。
全部で4箇所あります
足元から空気を取り込み、窓(上)から逃がすという空気の流れを生み出してくれます!足元ウィンドウは結構大きくて4箇所もあるので、全開にするとス〜ッと空気の流れが起きているのが分かりました。
タープ代わりにもなる
前後は大きく開放出来るので、テントとしてだけでなくタープの様な使い方も可能!個人的に購入の決め手になったのは実はコレだったり。
出典:DOD公式サイトタープの様な使い方をしたり、夏は開放してカンガルースタイルにしてもヨシ。そして寒い冬は籠ってストーブでぬくぬくするのもアリ。テントとしてだけでなくアイデア次第で色んな使い方が出来るのは大きな利点だと思います!
ポールもペグも強度は高い!
どうしてもセット物だと付属品のレベルが落ちがちなイメージですが、レンコンテントのポールやペグは結構頑丈に作られていました。
ポールは極太のΦ32で、大きなテントをしっかりと支えてくれる心強さがあります。
ペグも簡素的な形状になっていますが、付属品としては太めで頑丈な印象。
これまで見た付属品のペグは細かったりして使い物にならないイメージでしたが、これなら全然使っていけるレベルです。
別に用意したペグがあるので出番は少ない感じですが、予備として常に持って行ってます!
レンコンテント2は良さに溢れている
今挙げた特徴の他にもレンコンテントには良いところが沢山!2022年の夏に購入して以降、すっかり気に入って愛用しています!
オールシーズン対応!年中使えます
今や当たり前になりつつあるテントのスカートがレンコンテントも標準装備!
もちろんスカートを捲り上げることも出来るので、足元ウィンドウとの使い分けで快適に過ごせます!
光を取り込むだけでもヨシ。窓を開けて開放的に
ポリコットン製のテントは遮光性が高くて光が漏れないのもメリットですが、逆に日中は外との明るさのギャップがあり過ぎて幕内はとても暗く感じることも。
そんな不満もレンコンテントなら窓を開けて光を取り込めるので、設営時の「暗くて見えづらいなぁ」が解消します。
光が差し込み明るくなります
ポールが見えるかどうかだったのが、奥まで見えるようになりました!
地味ですが設営する時はかなり重宝します。
別売りのチーズタープと相性抜群!
レンコンテントはチーズタープと組み合わせると見栄えも使い勝手も一気に向上します!
これだとかなり悠々と使えます
但しタープを一緒に使う場合はトンガリハットというオプションが必要になってくるので、忘れずに準備をして下さい!
ちょっとズレているのはご愛嬌
ちなみにこのトンガリハット、タン(ベージュ)とブラックの2色のみの販売。他のワンポールテントに合わせたのは分かるんですが、カーキ色のテントがあるのにどうして外しちゃったかなぁ〜とこればっかりはちょっと不満です(苦笑)
ロープを張ると幕内がちょっと広くなる
風が弱い時にはロープを張らなくても大丈夫ですが、ロープを張るとテントがぷっくりとして中が少しだけ広くなります。
シルエットでも違いが分かります
ただソロで使う分にはロープを張らずともスペースは余るくらい広いのでケースバイケースで。
この冬はシーズンはカンガルースタイル&Newストーブで!
自分はまだまだレイアウトが定まってないので、これからレンコンテントに合わせて試行錯誤してみます〜!
レンコンテント2を使って気付いた点
これから購入を検討している方の参考に少しでもなれば!
焚き火をするにはMサイズは小さいかも
冬に幕内で焚き火が出来たら良いなぁと思っていたんですが、自分が購入したMサイズでは正直幕内で焚き火をするのは危なそうです。
よくよく公式HPを見てみると、幕内というよりも入口(ほぼ幕外)でやっている感じで、ちょっと謳い文句とのズレを感じました。
出典:DOD公式サイト購入する前の想像では、幕内の真ん中(後々フタマタ化して)で仲間と焚き火を囲みたいと思っていましたが、入口全開&窓全開が必須だと雨の日とかは特に使いづらくなるような気が…。
テントの中に注意書きがあります
レンコンテントの良さを否定する気は全くありませんが、これならば素直にタープを張った方が気兼ね無く焚き火を楽しめる気がします。
焚き火には火事や煙の充満、一酸化炭素中毒などの危険も潜んでいるので、メーカー側を思えば“万が一があっては困るのでそう言うしかないよね“と、理解は出来るんですけどね。
収納しても重くて大きい!
Φ32のポールや16本ものペグがあるのも相まって、重さ約12kgはかなり重いので、駐車場から遠いサイトならキャリーワゴンは必須。
ちなみに同じカーキ色のソロベースとは色味が結構違いました
車の乗り入れが可能な場所でも、流石に12kgともなってくると積み下ろしの時点で結構「重っ!!」となります。
全開放、引っかかり注意報
その他に気になる点として、窓を全開にすると視覚的にスカスカで強度的に不安に見えてしまう感は少しあるかも。
フレーム部分(窓枠など)に補強は無さそうですが、だからと言って貧弱な作りというほどではありません。
透かすと分かります
一応使っている感じでは“補強がされていなくて心配!“とまではいきませんが、窓全開の時に荷物等が引っ掛かってしまって『ビリッ!あっ!』だけには気を付けています!
トップベンチレーションはMとLで異なります
自分が購入したMサイズのベンチレーションは一般的なものですが、Lサイズの方は開閉式のものが採用されています。
出典:DOD公式サイトテントの大きさ以外の唯一の違いなので、検討材料として参考までに挙げておきます!
レンコンテント2はまだまだ可能性を秘めている!
かなり機能的で魅力的なレンコンテントですが、価格はMサイズで税込49,500円と割とお買い得価格。8月に購入してまだ数ヶ月程度のお付き合いですが、すっかり気に入って絶賛愛用中です。
やっぱり個人的に気に入っているのはレンコン窓!換気も手軽で、光を取り込むにもヨシでかなり使い勝手が良くて1番のオススメポイントです。
取り上げたように多少気になる点はいくつかあるものの、このレンコンテントにサイドウォールやフロントウォールまで付いたモデルが出てくると史上最高かも!?そんな妄想をしちゃうくらいに良いテントでした〜!
ギア
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