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初代サーカスTCは名作テント!廃盤になっても色褪せない魅力がここにはある!

初代サーカスTCは名作テント!廃盤になっても色褪せない魅力がここにはある!

キャンプ場に行けば必ず見かけるサーカスTC。

周りと被りそうだなぁとあえて敬遠していましたが、新幕を探しているうちにやっぱりサーカスはカッケェよなぁ!と候補に挙げていた所、予想だにしない生産中止のアナウンス!

やっぱり今買うなら新しい方のDXだよなぁと悩んでいると、「いや、逆に今こそ普通のサーカスTCを使いましょう。サイドフラップがなくてもサーカスの価値は下がりません。」とキャンプ仲間に力強くプッシュされました。

“シンプルで無駄の無いデザインが良い“と熱弁され、「なんなら体験しますか?俺の初代サーカスで!」と誘われ、それならば是非とサーカスTC&デュオ初体験をしてきましたので、ここで改めて初代サーカスのTCを良さを振り返っていきたいと思います!

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サーカスTCはワンポールの火付け役!

他メーカーも価格を抑えたティピーテント(ワンポールテント)を発売していますが、それでもサーカスTCを選ぶ人は多いです!

初代サーカスTCとTC DXが生産中止!

サーカスTCが発売されて5年7ヶ月の月日が経った2022年1月の生産中止のアナウンスには“えっ?こんなに大人気で好調なのに?“と驚きました。

大人気のテントが突然の生産中止、しかもその後すぐにサイドフラップ付きのTC DXまでもが生産中止の発表。

初代サーカスTC

サイドフラップが付いたことでタープ要らずと人気があった、サーカスTC DX。

この2つが生産中止!惜しい!惜し過ぎる…!

サーカスTC DXに“+“がついてリニューアル!

サーカスTCとDXが生産中止の代わりに、なんと「サーカスTC DX+」として登場!

しかし変更点は、ファスナーが大型10番に変更、ダブルファスナーがトリプルファスナーのみのマイナーチェンジに留まっています。

サーカスTC DX+はトリプルファスナー仕様

出典:tent-Mark DESIGNS

残念ながらDXの付かない初代サーカスTCは無くなってしまいますが、これはどうやら原材料の価格高騰に加えて、モデルの統一も兼ねているのでは?と言われています。

原材料の高騰は他メーカーは価格改定という形で値上げをしていましたが、サーカスTCは価格据え置きのまま。それを今回マイナーチェンジをして実質の値上げに踏み切った感じでしょうか。

ただモデルを統一したことによって手に入り易くなるとは思うので、悪いことばかりではなさそうです。

廃盤になった今こそ初代サーカスTCを使う!

マイナーチェンジで除外されてしまった初代サーカスTC。しかしワンポールテント人気を牽引してきた輝きは色褪せることはありません!

公式スペックを振り返ろう

隙の無い計算されたサイズのサーカスTC。

価格 税込34980円
サイズ(全長) (最大)442cm× 420cm×H280cm
収納サイズ(約) 64cm × φ23cm
重さ 約10.88kg
材質 本体:コットン混紡生地
スカート:ポリエステル
ポール:スチール
付属品 ペグ(本体用):14本
ペグ(設営用):1本
ロープ:5本
設営用ガイドセット:1組

5角形で高さが280cmあるので、ソロだと持て余すくらいスペースに余裕がありますし、スカートが標準装備なのでサーカスTC1つでオールシーズン使えるのも良いですね。

サーカスTC サイズイメージ

出典:WILD-1 オンラインストア

数値上だと高さが280cmと大きい気がしましたが、広々快適に過ごせる絶妙なサイズになっています。他のメーカーのテントサイズを言葉で表す時に「サーカスより大きい、小さい、同じくらい」と言っているのをよく聞くので、初代サーカスがワンポールテントの基準になったと言えるでしょう。

初代サーカスTC付属品

サーカスTCを設営する為に欠かせないのが、この設営ガイドセット。テント設営の前に、先にペグの位置を決めてからポールを立てる必要があります。

続いてペグ。赤い印の付いたものは設営時に使うガイドセット用。

巨大なヌンチャクにも見える

ポールは極太の32mm!たった1本でテントを支えるのでこのくらいは必要ですね!

サーカスTCの設営手順

ワンポールは設営し易いと分かっていても、筆者はソロベースを1年愛用していたので高さのあるサーカスTCは大変そうだなぁと感じていました。

場所決めてペグを打ちます

設営ガイドセットを使ってペグを5箇所に打ちます。

なるべく広い場所が良いとは思いますが、風の弱い時はガイロープを張らなくても大丈夫なので意外とスペースを取りません。

この時、若干緩めにしておくのがコツ。その方が後で微調整し易くピンと張れます!

入り口に注意しながら広げる

ファスナーが付いている所が出入り口になるので、設営する向きに注意して広げます。

広げたら調整出来るベルトをペグにかけていきます。

ここは後で調整するので引っ掛ける程度でOK!

ポールを立てて微調整

サーカスTCのポールの準備

オッス!オラ孫悟空!と言いながらポールを伸ばすキャンプ仲間。周りに迷惑になってしまうとは分かっていても、長い棒を持つと振り回したくなるのは何故でしょう(笑)

振り回す手前でハッと我に返ったのか「ポールを入れて建てます」と作業続行。

テントの内側にあるポールの受けにポールを入れてググッと持ち上げます。

ポール受けはしっかりと補強されてます

コツを掴めば最初からきちんと張れますが、無理な力が掛かって破れても困るので、このくらいの緩さで設営。

ベルトをグッと張ればピン!となります

もう少し張り気味でも良い感じですが、ベルトで調整出来るので全然大丈夫です。

ロープを併用すればさらに安心

風が強い時はロープを張れば、より安心です。入り口は出入りする時に邪魔になるので4箇所。風が弱くてもロープを張っておくとバタツキが軽減出来るので、スペースに余裕があるのであればさらに快適に過ごせます。

サーカスTCを使ってみての良い所

幾度と無く色んなキャンプ場で見かけてきましたが、実際に泊まってみて改めて良さに気付きました!

完成されたデザイン!

初代サーカスの魅力はなんと言ってもこの完成されたデザイン。

自然に溶け込む美しい三角。

初代サーカスを愛するキャンプ仲間は「サイドフラップ有りの方が人気だけど、サイドフラップが無い方がシンプルで良い」と、たった今自分が設営したサーカスを見ながら唸ります。

確かに最近はワンポールでも前幕が付いている方が売れ筋ですが、これを見たら言いたいことが良く分かりました。

やっぱり広くて快適

今回は自分のテントも持って行きましたが、初代サーカス体験ということで一緒に泊まらせて頂きました。

別の場所でグループでBBQを楽しんでいたので幕内に入れたのは最低限の寝具のみでしたが、2つコットを入れてもスペースに余裕があります。

真ん中にテーブルや椅子を置いても2人で十分寛げるくらい…!

普段愛用しているソロベースEXは前幕を付けても1人分の荷物で結構ギチギチ。

ソロベースEXでソロキャンした時の写真

これはこれで秘密基地感があって好きですが、天井が高いサーカスの快適さに感動しました!

GW期間中でのキャンプでしたが、まだまだ東北の夜は冷えるので(最低5°予報)風暖も一応用意。真冬だと厳しい気がしていましたが、春ならサーカスくらい大きなテントでも快適!

圧迫感の無い広々空間で快適に眠れました〜!

目隠しも出来ます

初代サーカスにはサイドフラップはありませんが、別途ポールを準備すれば目隠しも可能。

解放して使いたい時はクルッと丸めて留めておけるので、風でバタついたりしません。

人目が気にならない時はこうすると本当に解放的な気分になれますよ!

意外とスペースは取らない!

他のテントはガイロープを張るので結果的に想像以上にスペースをとってしまいますが、逆にサーカスはテントのサイズに対して思いのほかスペースを取りません。

風が強かったので念の為ロープを貼りましたが、それでもこの程度の距離で張れるので微々たるものです。

DXはサイドフラップがあるのが魅力ですが、省スペースという意味では初代サーカスの方が優れていますね。

ポールにはランタンを掛けられます

これは初代サーカスに限らずですが、センターポールにはランタンフックがあります。

ポールが熱で変質する恐れがあるのでガソリンランタンなどの発熱するランタンは使用不可ですが、これが標準装備だと結構ありがたいです。

高い位置にあるので1つ吊るせば幕内全体が明るくなります!

サーカスTC DX+にも引けを取らない初代サーカスTCの魅力

サイドフラップは必要?初代サーカスはタープとの組み合わせこそ至高

サーカスTC DX

出典:tent-Mark DESIGNS

サーカスTC DXから標準装備になったサイドフラップは、タープ代わりにもなることで人気を集めていますが、初代を愛するキャンプ仲間は“必要無し“とバッサリ。

その理由を尋ねると「サーカスはタープと組み合わせが最高にカッコ良いんです」と一言。

証拠がこの写真。説得力があります。タープを別に設営する手間はありますが、見た目を重視するならばタープと組み合わせる方が断然良いです。

サーカスとは別ブランドですが、熱田野営具店というところから発売されているサーカスTC用タープの「シルス280TC」もとてもオシャレ。

サーカスTC用タープ 「シルス280TC」

出典:熱田野営具

どうしてもキャンプギアは“現行モデルではない=古いもの“という印象を持たれがちな風潮がありますが、初代サーカスは全然まだまだ現役です。

ダブルファスナーでも薪ストーブは可能

トリプルファスナーを採用したサーカスTC DX+は薪ストーブの煙突を出すのが楽になる!という期待の声も聞こえてきます。

サーカスTC DX+はトリプルファスナー仕様

出典:tent-Mark DESIGNS

確かに煙突の長さに応じて調整が出来るので薪ストーブの種類に関わらずインストールし易くなっています。…が!初代サーカスもダブルファスナーなので薪ストーブ可能

ここは僅かな差なので、コレだけの為に買い替える必要はあまりないと感じます。

初代サーカスTCを使い続ける決意を新たに

初代サーカスを実際に体験しながら改めて振り返ってみると、余裕がある広さ、設営のし易さ、オールシーズン対応などなど、これで発売開始から5年以上も経っているのかと思うくらい細かい所までこだわっていて、人気の理由がよく分かりました。

体験する前は「サイドフラップはあった方が良いだろ〜」と言っていた自分ですが、タープと組み合わせた姿や初代サーカス愛を聞いているうちに「初代も良いな!」と考えが変わってきました(笑)

これからサーカスを買う場合はDX+などのタイプになりますが、初代サーカスを既に持っている方はこれからも大切に使い続けていってほしいと思いました!

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  • キャンプ歴7年ながら年間数回の未だに初心者キャンパー。日々のストレス発散の為、今年からはなんとしても年間10泊以上が目標。キャンプもしつつ車中泊も楽しむ30代です。

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