60年以上に渡って鉄の黒染めを続けている「株式会社テーエム(以下、テーエム)」が手掛けるオリジナルアウトドアブランド「96(KURO)」が、ステンレスを黒染めした焚火台「黒染め焚火台」のクラウドファンディングを開始した。
ステンレスを黒染めするのは技術的に難しく、国内外でも珍しいのだとか。黒染めをすることで機能的にもビジュアル的にも嬉しい事があるというのだが、どんなメリットがあるか見ていこう。
黒をバックに炎が映える!
一般的な焚火台、特にステンレス製の物はシルバーの物が多い。我々はこれが当たり前だと思っているので特段考えもしないが、焚き火を100%楽しむのであれば黒色がベストなのである。
というのも、シルバーでは炎の灯りが反射するなどして焚き火自体の輪郭がぼやけるが、黒色であれば焚き火の炎がしっかり浮き上がって見える。黙視するにしても写真を取るにしても、背景に余計なものが入り込まない方が綺麗に見えるという訳だ。
塗装ではないので被膜が剥がれない
「ステンレスの黒染め」という事に耳馴染みが無いので、塗装との違いがイマイチ分かりづらいが、テーエムが分かりやすく説明してくれている。
塗装は素材の上に塗料を乗せる「お化粧」なのに対し、黒染めは素材を染める「日焼け」という表現になるとのこと。塗料だと剥がれることはあっても染めたものは色落ちしにくいという訳だ。
ワンアクション設営なのも魅力的
黒染めに目が行きがちだが、個人的には機構も評価したい。焚火台は少なからず組み立てが必要なものではあるが、この「黒染め焚火台」は持ち上げるだけのワンアクション組み立て。最後に床に炭が落ちないようなパーツを置く必要があるが、それでもあっという間に完成する。このパーツを取り外せばそこから炭や灰を捨てることが出来るので撤収も簡単なのが嬉しい。
持ってるだけで玄人感が出そう
シルバーの焚火台は使い込んでいくことでの経年変化で玄人感を演出できるが、黒染め焚火台については最初から黒いことも相まって、すでにただ物ではないオーラを纏っているのが面白い。
販売予定価格は24,200円と焚火台としては比較的高額だが、技術やギミックを考えれば妥当な所。今ならクラウドファンディングのリターンで安く手に入るので、気になる方はチェックしておこう。
ギア
このライターが書いた他の記事
- 日毎
- 月間
- 殿堂
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
TAKIBISM x ISHINOMAKIプロジェクトの第二弾!キャンパー垂涎のオシャレ焚火台が発売
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
隠れ家的キャンプ場「Cloud-9」は夜景を一望できる誰にも教えたくないキャンプ場です
徒歩キャンプや登山では必須!持ち運びしやすい温度計のおすすめ8選
キャンプ出発前に要チェック!持って行くと便利なキャンプギア以外の名脇役アイテム
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
リビングでも焚き火気分を味わいたい!ちいさな火鉢とリアルな炎に癒される「炎色火鉢」が発売
北海道小樽市に観光とアウトドアの両方が楽しめる新グランピング施設が誕生
学校橋河原キャンプサイト詳細|焚き火も可能で超人気の無料キャンプスポット紹介
ペッタンコになったダウンジャケットを自宅洗濯でふわふわに復活させる方法
今年の冬はアイロンストーブが流行りの予感?発売初日で完売した魅力や特長に迫る
立てば収納、倒せばテーブル、畳んだ姿はコンパクト!DODの新作「タナカテーブル」が発売開始
とことん山キャンプ場でとことんキャンプ!いつでも何度でも入れる露天風呂でリフレッシュしてきました!
ライター1本で空き缶の上蓋をきれいに切り取るテクニック【空き缶炊飯・缶コップに】
3面構造で炎の揺らめきを存分に楽しめる良コスパ薪ストーブがVASTLANDから発売
アルコールストーブの燃料は消毒用・除菌用アルコールで代用できる?アルストの燃料について考えてみた
埼玉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット15選
茨城県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット11選
神奈川県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット20選
千葉県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
東京都の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット14選
群馬県の無料キャンプ場一覧|予約不要で利用できる野営地&無料キャンプスポット10選
東北で冬キャンプができるキャンプ場32選!通年営業のおすすめキャンプ場一覧
キャンプで使えるロープワーク一覧+ロープのまとめ方【15種類】
関東のおすすめキャンプ場30選!現地取材で分かった本気でおすすめできるキャンプ場一覧
40Lバックパックでソロキャンプを楽しむ装備一式と詰め方のコツ