岩本利達
ごみ袋2枚で分別できる設計と防水仕様!「キャンプのごみ箱」がasobitoから登場

ごみ袋2枚で分別できる設計と防水仕様!「キャンプのごみ箱」がasobitoから登場

キャンプを楽しむ中で意外と悩ましいのが、ごみの処理。持ち帰りが前提だったり、回収してもらえるにしても袋をそのまま地面に置くのは衛生面でも景観面でも気になるもの。しかし市販のごみ箱にはサイズが大きすぎたり、袋が固定できなかったりと、アウトドア用途にフィットする物も多くない。

そうした現場の声に応えるべく、asobitoがユーザーと共に開発したのが「キャンプのごみ箱」。実際のキャンパーとの意見交換・テストを経て生まれた本製品は、20Lごみ袋を2枚入れて分別ができる設計。防水性の高いパラフィン加工コットンと、耐水ターポリンの底面構造で、濡れた地面や湿ったごみにも対応する。

価格は6,500円(税込)と現実的で、カラーはチャコールグレーとオリーブの2色展開。ビッグウイングオンラインストア限定での販売となる。

ユーザーの声から生まれた“現場目線”の仕様

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asobitoの「キャンプのごみ箱」は、単なる製品企画ではなく、既存ユーザーとの共創プロジェクトから誕生した。実際に関東・関西で実施された体験イベントを通じて「45Lごみ袋は大きすぎる」、「袋が固定できない」、「生活感が出すぎる」といったリアルな声が集まり、それを元に設計へと落とし込んでいる。

見た目の無骨さを活かしたデザインも、アウトドアの雰囲気を壊さないよう配慮されている。まさに、ニッチなニーズに丁寧に応えた実用ギアの好例と言えるだろう。

水や汚れに強い素材で、気兼ねなく使える

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本体にはasobito定番のパラフィン加工コットンを採用し、しっとりとした質感と高い耐水性を両立。さらに底部にはターポリンを使うことで、地面が濡れていても気にせず使える仕様だ。

ごみ袋の固定にはスナップボタンを用い、使用中に袋がずれたり倒れたりしない設計に。正面には予備の袋やゴミ袋のパッケージを入れられるポケットも備え、使い勝手への配慮も細かい。巾着状の開口部でニオイ対策にも一定の効果が期待できる。

コンパクト収納で移動もらくらく

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本製品は、20Lごみ袋2枚を並列に固定することで「可燃ごみ/資源ごみ」などの分別が可能。あるいは30Lごみ袋1枚を使って、余裕ある大容量タイプとしても使える。この柔軟性こそ、実際のキャンプシーンに合っていると感じるポイントだ。

使用後は折りたたんでコンパクトに収納できるため、車載時のかさばりも最小限。ファミリーキャンプやグループキャンプで“短時間で大量のごみが出る”という現場でも、頼れる存在になるだろう。

限定販売というレア感と、実用性の両立

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「キャンプのごみ箱」は、ビッグウイングオンラインストアのみでの限定販売。カラーはチャコールグレーとオリーブの2色で、他のキャンプギアともコーディネートしやすい落ち着いたトーンだ。

主張しすぎないデザインながら、分別・自立・防水・折りたたみといった必要機能がすべて揃っており、キャンプサイトの“使い勝手の質”を一段階引き上げてくれる。必要なところに手が届く、そんな道具に仕上がっている。

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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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