都良(TORA)
日高山脈襟裳十勝国立公園内にある自然豊かなキャンプ場「札内川園地キャンプ場」

日高山脈襟裳十勝国立公園内にある自然豊かなキャンプ場「札内川園地キャンプ場」

札内川園地キャンプ場」は、十勝の中札内村にあるキャンプ場です。日高山脈襟裳十勝国立公園の内にあり雄大な自然に囲まれています。

2025年の営業が開始された4月24日。園内には、まだ雪が残る寒い日でしたが、バンガローに1泊してきたので、キャンプ場の施設について詳しくご紹介します。

札内川園地キャンプ場の基本情報

施設名 札内川園地キャンプ場
所在地 北海道河西郡中札内村南札内713
開園期間 2025年4月24日(木)~11月3日(月)
チェックイン/チェックアウト テントサイト:チェックイン12:00/チェックアウト11:00
バンガロー:チェックイン15:00/チェックアウト10:00
トレーラーハウス「住箱」:チェックイン13:00/チェックアウト10:00
お問い合わせ/予約 公式ホームページ:https://satsunaigawacamp.com/

札内川園地キャンプ場へのアクセス

・帯広広尾自動車道中札内ICより車で約25分(23km)
・帯広空港より車で約35分(30km)
・帯広駅より車で約60分(52㎞)
・新千歳空港より車で約160分(200㎞)

利用料金

テントサイト(1区画) Aサイト 1,000円
Bサイト 800円
Cサイト 500円
デイキャンプ(Cサイト限定) 500円
バンガロー(1棟) 5,000円
トレーラーハウス「住箱」(1棟) 10,000円
手ぶらキャンプセット(1セット) 20,000円
管理料 大人(中学生以上) 800円 / デイキャンプ400円
小人(小学生) 400円 / デイキャンプ200円
未就学児 無料

札内川園地キャンプ場の施設紹介

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出典:札内川園地キャンプ場ホームページ

「札内川園地キャンプ場」の広い敷地の中には、テントサイトやバンガロー、トレーラーハウス「住箱」でキャンプができるほか、テニスやアスレチック、釣りなどさまざまアクティビティも楽しめます。

日高山脈山岳センター(キャンプ受付・インフォメーション)

「札内川園地キャンプ場」に到着すると、右手に「日高山脈山岳センター」の建物があります。

こちらがキャンプの受付場所です。

2020年から全てのキャンプ利用の受付が必要となり、受付なしでの宿泊は禁止されています。

館内には売店があり、薪や木炭、CB缶、蚊取り線香、割り箸、紙皿、紙コップなどの他、ビールやワイン、ソフトドリンクも販売しています。

また、モンベルフレンドショップになっているのでモンベル商品も並んでいます。

また、案内コーナーには、日高山脈の自然や山岳事故の歴史などに関する資料などが展示されていました。

バンガロー

今回は、まだキャンプ場内に雪が残っているぐらい気温が低かったので、バンガローを利用しました。

バンガローは全部で3棟あり、当日のチェックイン順に利用できる棟が決まります。

車は1棟につき1台まで横付け可能です。その他の車は、管理棟向かいの無料駐車場を利用します。

かなりの広さがあり10名まで宿泊可能です。

室内には電源コンセント2か所(電気ストーブなど電圧が高いものは使用不可)と間接照明が備えられています。

窓にはカーテンがないので、日の出とともに室内が明るくなります。朝ゆっくりと眠りたい方や、プライバシーが気になる方は、窓をふさぐカーシェードや新聞紙などを持参すると良いかもしれません。

バンガロー内は、火災報知器が作動するため、火気厳禁(蚊取り線香もNG)です。

屋外には、それぞれ炉とテーブルがあります。

タープの設営はバンガロー1棟につき1張まで。テントなど宿泊可能なものは設営不可。ペット同伴不可です。

利用料金は、1棟1泊5,000円。別途、1泊ごとに管理料(大人800円、小人400円)がかかります。

バンガローエリアの炊事場とトイレ

バンガローが建ち並ぶエリアには、炊事場とトイレがそれぞれ1か所備えられています。

炊事場は、調理台付きのシンクが対面で2つ。

バンガローが3棟なので、混みあうことなく利用できそうです。

トイレの入り口には、虫が侵入しないように手作りの網戸が設置されていました。

男子トイレは、小便器が2つ、洋式便器が1つ。女子トイレは洋式と和式各1つずつです。

清掃は行き届いていますが、古さが気になるかたはテントサイトの新しいトイレを利用すると良いでしょう。

ただし、バンガローエリアとテントサイトエリアの間には川が流れており、吊り橋を渡る必要があります。

テントサイト

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出典:札内川園地キャンプ場ホームページ

テントサイトには、A・B・Cの3つのサイトがあります。

Aサイトは、川沿いにあるサイトで1区画10メートル×10メートル。

Bサイトは、林に近く木陰が涼しいサイトで1区画10メートル×10メートル。

Cサイトは、リーズナブルで広々使えるサイトで1区画10メートル×20メートル。

全サイト車の乗り入れが可能で、区画内に収まれば、複数台の乗り入れが可能です。

テントサイトの場所はチェックイン順で決まります。

ネット予約時に、希望を記載できますが、当日の混雑状況により希望通りにならない場合があるそうです。

利用料金は、Aサイトは1泊1,000円、Bサイトは1泊800円、Cサイトは1泊500円で、1泊利用ごとに管理料(大人800円、小人400円)がかかります。

テントサイトエリアの炊事場とトイレ

テントサイトエリアにも、炊事場とトイレがそれぞれ1か所です。

場所はAサイトやBサイトの近くで、Cサイトの奥の区画を利用する場合には少し遠くなります。

炊事場は、調理台付きのシンクが8つ。物を置く棚も備えられていました。

テントサイトエリアのトイレは、最近新しく建てられらようで靴を脱いでスリッパに履き替えて使用します。

灰捨て場

Cサイトの近くには、灰捨て場があります。

なお、キャンプ場内は直火禁止です。必ず焚火台やバーベキューコンロなど使用しましょう。

トレーラーハウス「住箱」

日高山脈山岳センターの建物の西側には、Snow peak社製のトレーラーハウス「住箱」が3つ設置されています。

定員は4名ですが、推奨人数は2名です。

「住箱」の備品は、ソファベッド・シーツ・布団(2名分)、テーブル、チェア2脚、クッション、電源コンセント、照明、小棚で、屋外には炉が設置されています。

利用料金は、1棟1泊10,000円。別途、1泊ごとに管理料(大人800円、小人400円)がかかります。

「住箱」エリアには、住箱宿泊者専用の炊事場とトイレ、灰捨てBOXがあります。

トレーラーハウス「住箱」を利用する際の注意事項は次の通りです。

・芝生保護のため、「住箱」エリアには車の乗り入れができません。無料駐車場に車を停めて、貸出ししてくれるカートで荷物を運びます。
・「住箱」内は、火災報知器が作動するため、火気厳禁(蚊取り線香もNG)です。
・タープの設営は「住箱」1棟につき1張まで。テントなど宿泊可能なものは設営不可。ペット同伴不可です。

ゴミの回収

ゴミは、日高山脈山岳センター(管理棟)で無料回収してくれます。

分別方法は次の通りです。

・燃やせるゴミ(受付時にくれる緑色袋):紙類、布類、生ごみ(水気を切る)
・燃やせないゴミ(受付時にくれる黄色袋):汚れたプラスチック製品、ガラス、陶器、ゴム、金属など
・その他のゴミ:プラスチック、資源ゴミ(ペットボトル・びん・缶)、紙パック

園内のその他施設

園内には他に「テニスコート」や「アスレチック」があります。

また、園内を流れる札内川では釣りが楽しめます。受付では釣りざおレンタル、釣りエサの販売、ビーチサンダルの販売をしています。

観光客に人気のスポット「ピョウタンの滝」

「札内川園地キャンプ場」は、日高山脈襟裳十勝国立公園の中にある自然に囲まれたキャンプ場です。

キャンプ場内には清流日本一に選ばれた札内川が流れ、ヤマベなどの渓流釣りも楽しめます。その清流を集めて10メートルの落差で豪快に流れ落ちる「ピョウタンの滝」は、観光客に人気のスポットです。

紹介
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  • 都良(TORA)
  • 北海道在住のフリーライター。キャンプ、車中泊、登山、トレッキングが大好き。障害者スポーツの指導員をしていることから、車いすなど障害を持つ子供たちをトレッキングやキャンプに連れていく活動もしています。資格:自然体験活動指導者認定委員会 自然体験活動指導者NEALリーダー、北海道ボッチャ協会 審判員・普及指導員

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