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栃木県奥日光「菖蒲ヶ浜キャンプ場」高原の湖と森・光に包まれて

菖蒲ヶ浜キャンプ場
世界遺産日光東照宮で有名な栃木県。そこからさらに車で30分程度登ったところにあるのが、人造湖を除けば日本一標高の高い場所にある奥日光「中禅寺湖」です。標高1,269m。周囲約25km、最大水深163mの堰止め湖である中禅寺湖の北東の湖岸に、今回ご案内するキャンパーに超人気の菖蒲ヶ浜キャンプ場が設けられています。

猛暑の続く8月でも、菖蒲ヶ浜キャンプ場付近の平均最高気温は22℃。平均最低気温は15℃台という天上の別天地です。高原に佇む湖の畔に設けられたこの人気キャンプ場の魅力を、皆さんにご紹介致します。

氷室玲

年間100日程度、登山とキャンプ、オートバイツーリングや釣り、キノコ取りなどアウトドアライフを楽しんでいます。もともとキャンピングカーで国内を旅していましたが、最近は駐車スペースを取らない車中泊(ハイブリッドミニバン)が主体で、気の向くままに自然を楽しんでいます。

菖蒲ヶ浜キャンプ場の魅力

夏でも涼しい湖畔の別天地

/菖蒲ヶ浜キャンプ場の湖畔サイト-1024x576

菖蒲ヶ浜キャンプ場は、奥日光中禅寺湖の唯一超人気のキャンプ場です。その理由は、キャンプサイトの目の前に広がる湖畔の絶景や、充実した施設・豊富な周辺のアクティビィティなどです。

けれど、何と言ってもその魅力は次の2点に尽きます。

  • 真夏でも平均最高気温が22℃台という清涼な高原にあるため快適そのもの
  • サイトの目の前には透明な高原の湖「中禅寺湖」の大絶景が広がっている

ここ数年、地球温暖化の影響で平地では毎年信じ難い「うだるような猛暑」の続く7、8月。しかし、この奥日光中禅寺湖畔に出かければ、まるでその灼熱地獄が嘘のような高原の涼しい風が頬をよぎります。

また朝陽に輝く湖面や、夕陽が沈む湖の畔で思い思いにテントを設営し、満天に望む星空のきらめきがあなたを包み込んでくれます。その絶景を堪能しながら過ごすキャンプのひと時は、キャンパーならずとも訪れた人々に感動と最高の思い出を残してくれます。

目の前に広がる湖畔の絶景と深い森

東北自動車道路宇都宮ICから日光宇都宮道路を経由し、有名な峠道いろは坂を登るとおよそ1時間弱(但しゴールデンウィークと紅葉時期を除く)で目的地の中禅寺湖に到着します。

上りと下りが別の「いろは坂」は片道2車線のつづら折りの峠道ですが、登り切った場所には二荒山神社の朱塗りの大鳥居が待ち構えてくれています。

/二荒山神社の大鳥居参照元:中禅寺湖の観光ガイド

右手に折れれば景勝地として有名な華厳滝。そのT字路を左折し、中禅寺湖の左岸を奥日光に向かって20分ほど西に進むと目的地の菖蒲ヶ浜キャンプ場です。

湖畔にある所定の駐車場(第1・第2の2箇所)から受付までは約150mありますが、中禅寺湖の絶景を眺めながらのんびり歩いて行きましょう。

/菖蒲ヶ浜キャンプ場の管理棟-1024x576

ログハウス調の平屋の巨大な管理棟で受付を済ませると、指示された数カ所のテントサイトから、お気に入りの場所に荷物を運びます。キャンプ場敷地内は、一帯が湖畔に隣接している広々とした林間の平地です。売店やトイレ、炊事棟、そして各種のバンガローが林立していますが、湖面に面したフリーサイトは広大です。

/菖蒲ヶ浜キャンプ場-1024x690

目の前に広がる、特に透明度の高い澄み切った中禅寺湖の水面の直ぐそばに、各自テントを設営することができます。朝焼けに染まる湖面や日中の日差しにきらきら輝く水面。夕暮れ時には、対岸に連なる奥白根山系の山並みに沈んでいく夕焼けが、中禅寺湖の彩りを刻々と変化させます。

また対岸に続く深い森は、針葉樹や広葉樹が入り交じり、春の新緑時には萌えるような若葉に彩られます。さらに、標高1,200mの場所にある湖周辺は10月に入ると全山紅葉に包まれる景勝地です。錦秋の秋を間近で感じながら絶景のロケーションの中、キャンピングが可能です。

菖蒲ヶ浜キャンプ場の施設

/菖蒲ヶ浜キャンプ場の看板-1024x576

中善寺湖畔で唯一のキャンプ場である菖蒲ヶ浜キャンプ場は、清掃の行き届いた清潔で施設の充実したキャンプ場です。

清潔さと施設の充実ぶりについて、その一例を下記に挙げてみます。

  • トイレの個室の数の多さと行き届いた清掃は特筆もの。和様式が併設され、女性にも安心。
  • 広大な敷地内にごみはほとんど落ちていません。管理する職員がこまめに巡回し、清掃している。
  • 夜間も職員が巡回してくれているのか、キャンプ場内は大勢の宿泊者がいても至って静か。
  • 屋根付きの広い炊事棟(A、B2箇所・かまどは各40以上)や食事棟(Aは2箇所Bは1箇所)、隣接するゴミ捨て場、身障者専用のトイレが設けられた広々とした水洗トイレ(残念ながらウォシュレットは付いておりません)、レンタル品の充実した管理棟や売店など、サイト全体が実に行き届いた充実のキャンプ施設。
  • キャンパー専用のシャワー付き「お風呂」(利用料金別途650円)が設けられています。(但し、渇水時期には利用が制限されるので、その際には周辺の日帰り温泉施設を利用します)
  • 持ち込み上のルールはありますが「ペット同伴可」。大切な家族の一員である愛犬を一緒にキャンプ場に連れて行くことができます。

また菖蒲ヶ浜キャンプ場では、テントサイト以上に各バンガローが充実しています。

8人用:幸の湖

菖蒲ヶ浜キャンプ場バンガロー引用:菖蒲ヶ浜キャンプ村

最も設備の充実したバンガロー。寝具に、お湯を沸かす程度の「ガスコンロ」、ミニキッチン、冷蔵庫、ダイニングセットが付いて1泊22,000円に施設利用料330円×人数分が必要です。

10人用ログキャビン:男体・白根

菖蒲ヶ浜キャンプ場ログキャビン引用:菖蒲ヶ浜キャンプ村

寝具はありますが冷蔵庫はなくなりました。1泊17,600円に施設利用料330円×人数分。

6人用ログキャビン:LC1~LC32

菖蒲ヶ浜キャンプ場ログキャビン2引用:菖蒲ヶ浜キャンプ村

少人数に最適。テラス有りとテラス無しがあって寝具とコンセントが付いています。テラス有りは1泊12,100円に施設利用料330円×330円。テラス無しは1泊11,000円と施設利用料です。

10人用バンガロー:CⅡ

菖蒲ヶ浜キャンプ場バンガロー10人用引用:菖蒲ヶ浜キャンプ村

大人数でもお手頃価格で泊まれます。寝具とコンセントは付いています。1泊16,500円に施設利用料がかかります。

その他それぞれのバンガローでは、火器の使用は禁止されており、全て禁煙です。消灯時間の10時以降はテントサイトのキャンパーへの配慮をお忘れなく。尚、ペットはゲージに入れて外に置いて下さい。またバンガローのみ予約が必要です。

公式サイト:菖蒲ヶ浜キャンプ場
予約専用番号:070-4415-8872

菖蒲ヶ浜キャンプ場のアクティビティ

さらに、菖蒲ヶ浜キャンプ場の魅力のひとつが豊富なアクティビティです。主な内容は下記の通り。

カヤック・カヌー

中禅寺湖のカヤック

目の前に広がる中禅寺湖にカヌーで漕ぎ出せます。残念ながら、危険防止のため中禅寺湖畔での遊泳や水遊びは禁止されていますが、ライフジャケットを身に付けて、高原の湖にパドルで漕ぎ出すのも大きな楽しみです。

ハイキング・トレッキング(登山)

日光男体山秋の日光男体山

周辺には、ハイキングやトレッキングの絶好のロケーションが広がっています。「戦場ヶ原」や「小田代ヶ原」は超有名なハイキングコース。これ以外にも神秘的な「切込湖・刈込湖」のハイキングスポットや、本格的な登山コースである「日光男体山」も目の前に聳えています。

フライフィッシング

中禅寺湖を含めて、周辺の大小の河川はフライフィッシングのメッカです。もちろん地元の漁協で「遊漁券」を購入する必要はありますが、マスやウグイなど濃い魚影を目当てに多くの釣り人がシーズン中は付近を訪れています。

菖蒲ヶ浜キャンプ場の基本データと注意点

/菖蒲ヶ浜キャンプ場-1024x690

菖蒲ヶ浜キャンプ場の基本データ

中禅寺湖畔の最高のロケーションにある人気の菖蒲ヶ浜キャンプ場は、毎週末になると大勢のキャンパーで賑わいます。従って、可能であれば平日の利用をお勧めします。土日の混雑が嘘のような静けさや、のんびり感を味わえます。宿泊が無理でも、デイキャンプなら1人600円で利用できます。

そんな菖蒲ヶ浜キャンプ場の基本データは下記の通りです。

住所 栃木県日光市中宮祠2485
電話番号 0288-55-0227(管理事務所)
受付時間は午前8時~午後5時まで
開場期間 5月~10月最終土曜日
オフシーズンの問い合わせは平日のみ(午前9時~午後4時)
問い合わせ先 0288-55-0156
利用時間 チェックイン:午後1時 最終受付20時
※アーリーチェックインは別途1人600円(利用できない時があるので要確認)
チェックアウト:午前11時
利用料金 大人1人1泊 / 1,200円
小人 / 980円
タープ・大型テント / 各1張1,620円
デイキャンプ / 600円
アクセス 東北自動車道路宇都宮ICから「日光宇都宮道路」の「清滝出口」を経由し、国道120号線を北上し、「いろは坂」を中禅寺湖まで。渋滞していなければ宇都宮ICから約50分。
関越自動車道経由なら「沼田IC」下車、国道120号経由で金精峠を越えれば約1時間半で菖蒲ヶ浜キャンプ場到着。

利用上の注意点

人気の菖蒲ヶ浜キャンプ場ですが、いくつか注意しなければならない点が、下記の通りです。

キャンプサイトへの車の乗り入れは出来ません。管理事務所前にあるリヤカーで荷物を移動して下さい。リヤカーには数に限りがあります。

周辺にはスーパー・コンビニがありません。いろは坂を登りきると、中禅寺湖周辺にはコンビニがありません。唯一車で約20分程度国道を西に進むと奥日光湯元温泉「おおるり荘」内に一軒、簡易版のコンビニ(営業は夜7時まで。要確認)があります。

もし、キャンプの食材が必要な時には、車で二荒山神社先まで戻る(約10分程度)と、「中禅寺ストアー みむらや」というスーパーが一軒あります。

/中禅寺ストアーみむらや参照元:中禅寺ストアーみむらや

所在地 日光市中宮祠2478-17
電話番号 0288-55-0214
営業時間 9時~20時(日曜定休)

ほとんどのキャンプ用食材は「みむらや」で手に入りますが、このスーパー以外に付近にコンビニやお店はありません。もしも安価で豊富な食材が必要なら、1時間以上かけてつづら折りの「いろは坂」を下り、日光市内に戻らなければなりません。大量の食材が必要なら、予め日光市内の大手スーパーで調達しておきましょう。

周辺の道路渋滞に要注意

中禅寺湖周辺及び奥日光近辺は、国内でも有数の観光地です。ゴールデンウィークと紅葉時期には「いろは坂」が登り下りとも大渋滞するので要注意。従って早出・早着が大原則です。どうしても渋滞を避けたいなら、夜間の内にいろは坂を登りきってしまい(深夜の車の移動はあまりお勧めできませんが)周辺の無料駐車場で前泊するのもひとつの方法です。

それとも時間があるなら帰路を「いろは坂」にせず、奥日光をさらに進んで金精峠を越え、群馬県側の「関越道沼田IC」に抜けるのも良い方法です。沼田に続く国道120号線は別名「日本ロマンチック街道」と呼ばれ、奥白根山や「丸沼・菅沼」「吹割の滝」といった景勝地、各種の日帰り温泉施設が充実しています。尾瀬の群馬県側の入山口である「鳩待峠」の入口も直ぐ近くに現れます。

いずれにしても、ゴールデンウィークと紅葉時期に菖蒲ヶ浜キャンプ場を利用する際には、事前の行程とエスケープルートのプランニングが必須です。楽しい思い出も、うんざりするような交通渋滞にはまってしまうと台無しです。

菖蒲ヶ浜キャンプ場周辺の観光情報

菖蒲ヶ浜キャンプ場周辺には、お勧めの観光地が目白押しです。主な場所は下記の通り。

竜頭の滝

/龍頭ノ滝参照元:日光観光ライブ情報局

キャンプ場から徒歩10分。高低差のある壮大な滝は圧巻。間近で水しぶきを味わえます。

戦場ヶ原、小田代ヶ原、西の湖

秋の戦場ヶ原秋の戦場ヶ原

キャンプ場から徒歩30分。車でなら10分程度で景勝地「戦場ヶ原」のハイキングに出かけられます。さらに「専用バス」に乗り換えて「貴婦人」というダケカンバの佇む湿原「小田代ヶ原」なら最高です。バスでさらに進むと神秘の湖と呼ばれている「西の湖」の直ぐそばまで出かけられます。

湯の湖と奥日光湯元温泉

/湯ノ湖参照元:日光観光ライブ情報局

湖畔の散策を楽しみたいなら車で25分程度の湯の湖がおすすめ。近くには白濁した硫黄泉の日帰り入浴が可能な「奥日光湯元温泉」があります。また、日帰り温泉は、中禅寺湖周辺にある数多くの旅館やホテルも行っています。

光徳牧場

絶品のアイスクリームとバーベキューが楽しめるのがこの「光徳牧場」。高原の伸びやかな牧場の雰囲気を楽しみながら、のんびり散策する事が出来ます。キャンプ場から車で20分程度です。

男体山

/男体山参照元:日光観光ライブ情報局

本格的な登山を楽しみたいなら霊峰「男体山」登山がおすすめ。キャンプ場から登山口までは10分程度。夏季のみ登山可能ですが、ほぼ直登の厳しい登山コースが待っています。中禅寺湖を見下ろす絶景の登山コースとして有名ですが、体力に自信のある中・上級者向けのトレッキングコースです。

世界遺産「日光東照宮」

/日光東照宮参照元:日光観光ライブ情報局

いろは坂を下ると直ぐに日光市内に入ります。市街地の中心にあるのが有名な世界遺産「日光東照宮」です。徳川幕府3代将軍家光が、幕府開祖の徳川家康をここに祀りました。きらびやかな国宝「陽明門」や「鳴き龍」の廊下、左甚五郎作の「眠り猫」など見所満載です。

菖蒲ヶ浜キャンプ場に行くなら平日がおすすめ

日光中禅寺湖畔に唯一設けられた「菖蒲ヶ浜キャンプ場」は、キャンパーなら一度は出かけてみたいと願う憧れのキャンプ場です。テレビやマスメディアにも頻繁に取り上げられ、放映されている超人気のキャンプサイトであることからも、その実力のほどがうかがえます。

そのため、オンシーズンの週末は、広いサイト内が数え切れないほどのキャンパーで埋め尽くされることもしばしばです。特にゴールデンウィークと紅葉時期は利用制限がかかるほどの人気ぶりとか。

そのため、菖蒲ヶ浜キャンプ場の魅力をたっぷり味わいたいなら、ぜひ平日のご利用をおすすめします。たとえ1泊できなくとも、日帰りでその魅力の一端は十分味わえます。週末の喧噪がまるで嘘のような静寂の中、のんびり湖畔の絶景と頬をよぎる爽やかな高原の風を堪能して下さい。きっと忘れられない思い出があなたを待っていますよ!

年間100日程度、登山とキャンプ、オートバイツーリングや釣り、キノコ取りなどアウトドアライフを楽しんでいます。もともとキャンピングカーで国内を旅していましたが、最近は駐車スペースを取らない車中泊(ハイブリッドミニバン)が主体で、気の向くままに自然を楽しんでいます。

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