島全体が活火山の「伊豆大島」にある「三原山」とその周辺は、まるで惑星に降り立ったような異次元の絶景が広がります。360度海に囲まれた開放的な展望は、離島にある山でしか見ることが出来ない特別な景色です。
三原山は日帰り登山も可能ですが、綿密な計画を立てないと帰りの船を乗り過ごしてしまうリスクがあるので、宿泊がオススメです。とはいえ、なるべくお金をかけずにゆとりをもって登りたい。という方も多いのではないでしょうか。そこで今日は伊豆大島の絶景を0泊2日で満喫できるトレッキングコースをご紹介いたします。
目次
惑星に降り立ったような異次元の絶景が広がる「三原山」
伊豆半島からは南東方約25kmに位置する「三原山(みはらやま)」は、伊豆大島(東京都大島町)の中心にある標高758mの活火山です。
火山の活動によってできた大きな凹地である「カルデラ」は幅2500m、長さ3200mもあり、巨大な火口を周回する「お鉢巡り」が出来る道が整備されています。
三原山の最高峰は、巨大な火口を囲むように形成されたカルデラの中央火口丘(内輪山)にある三原新山です。残念ながら三原新山は登ることが出来ないので、外輪山である剣ヶ峰(749m)が実際に登ることが出来る最高峰になります。
三原山のある伊豆大島は島全体が活火山で、古くから「御神火様」として島民から崇められています。現在も活動中の活火山で、1986年11月の大規模噴火で全島民が島外への脱出を余儀なくされたニュースは記憶に新しいかと思います。
1996年11月までは火口周辺は立ち入り禁止でしたが、現在は登山道が整備されてトレッキングを楽しむことが出来ます。標高差も少ないので初心者でも登り易い山です。
三原山は草木が殆ど育たない環境なので周りには何も遮るものが無く、360度海に囲まれたパノラマビューの展望が広がります。日本唯一の砂漠をはじめ、三原山の中心にある巨大な火口は、はっきりいって異次元レベルで絶景で、登り始めから下山まで、見どころ満載です。
正に「惑星に降り立ったような異次元の絶景が広がる」山ではないでしょうか。
「三原山」の登山コース
三原山へアプローチできる登山口は4か所、5コースあり、どのコースから登ってもカルデラを周回するお鉢巡りするコースに合流します。登山口別で簡単に説明します。
1-1.山頂遊歩道
三原山山頂口から登る、標高差約130m/片道約2.2km/約40分程度のコース
最寄りのバス停は「三原山山頂口バス停」(三原山ライン)
※登山道がアスファルトで整備された、もっとも距離が短いオススメコースです。
1-2.表砂漠コース
三原山山頂口から登る、標高差約130m/片道約2.8km/約60分程度のコース
最寄りのバス停は「三原山山頂口バス停」(三原山ライン)
※表砂漠を迂回する、足場の悪い溶岩の上を歩くコース。リピーターが利用している印象です。
2.温泉ホテルコース
大島温泉ホテルから登る、標高差約200m/片道約3.2km/約80分程度のコース
最寄りのバス停は「三原山温泉バス停」(三原山ライン)
※裏砂漠から登頂する、主に大島温泉ホテル宿泊者が利用する人気のコースです。
3.テキサスコース
大島大砂漠バス停から登り、温泉ホテルコースに合流する標高差約350m/片道約4.5km/約100分程度のコース
最寄りのバス停は「大島公園バス停」(大島公園ライン)
※裏砂漠を横目に海岸に抜ける開放的なコースです。道迷いしやすいうえに距離が長いので上級者向けのコースです。主に下山で利用されます。
4.大砂漠コース
大島温泉ホテルから登り、温泉ホテルコースに合流する標高差約350m/片道約4.4km/約100分程度の宿泊者向けの上級コース
最寄りのバス停は「大島大砂漠バス停」(大砂漠ライン )
※裏砂漠を横断するコースです。距離が長いことと、バスの乗り換えが発生するので、日帰りで登山をされる方は使わないコースです。
三原山火口を周回する「火山一周歩道」へ合流したら、お鉢巡りをしましょう。一周約2.5km/約50~60分程度のトレッキングです。お鉢巡りは反時計回りがオススメなんだそうですよ。
三原山は周回コースになっているので、登山口と下山口は自由に選ぶことが出来ます。宿泊して登山される場合は思い通りのコースを選択できますが、日帰り登山となるとパターンは限られてきます。
体力とバスの時間を相談しながら最適な登山計画を立てましょう。
三原山の絶景を0泊2日で満喫できるトレッキングコース
今日ご紹介するのは、三原山の絶景ポイントを余すことなく楽しむことが出来る超定番の周回コースです。山頂遊歩道から登頂して半時計周りでお鉢巡りをしたあと、温泉ホテルコースで下山をします。交通機関のアクセス方法を含めると、以下のような流れになります。
コース一覧
- 竹芝桟橋 → さるびあ丸(22時頃発) → 伊豆大島(6時頃着) → 大島バス「三原山ライン」三原山山頂口行き → 三原山山頂口 → パホイホイ溶岩 → 1986年溶岩流先端部 → 火山一周歩道 → 三原神社 → ゴジラ岩 → 火口展望台 → ホルニト → 三原新山 → 三原山中央火口 → 剣ヶ峰 → 1986年B2火口 → 温泉ホテルコース → 裏砂漠 → ジオ・ロックガーデン → いつか森になる道 → こもれびトンネル → 大島観光ホテル → 大島バス「三原山ライン」出港地行き(13時半頃発) → 元町港又は岡田港 → さるびあ丸(14時半頃発) → 竹芝桟橋
順を追って説明しますね。
さるびあ丸で伊豆大島を目指す
東京から出航する大型客船「さるびあ丸」は、竹芝桟橋を夜22時頃に出発して、朝6時頃に伊豆大島に到着します。さるびあ丸は全客室に寝室があるので、しっかりと睡眠をとることができますよ。仕事終わりにフェリーに乗り、早朝から活動が出来るので1日を有意義に過ごすことが出来てオススメです。
さるびあ丸の客室は特等室・特一等室・一等室・特二等室・二等和室・二等椅子席があり、一番のオススメは特二等室です。2段ベッドタイプでプライベート感が確保されていて、毛布付きです。それでいて金額も良心的なので特二等室一択です。
2020年6月に竣工した「三代目さるびあ丸」は施設が充実していて、トイレや喫煙所は勿論のこと、自販機コーナー、コインシャワー、レストランなどがあります。展望デッキからは夜景を楽しみながらクルージングを楽しむことが出来るので、ちょっとした旅気分を味わえますよ。
伊豆大島到着→急いでバス停へ
伊豆大島には6時頃に到着します。到着する港は「元町港」か「岡田港」どちらかですが、天候によって変わるので、直前までどちらの港に到着するか分かりません。今回はサブの港である「岡田港」に到着しました。
港に到着したら、寄り道をせずに真っ先にバス停を探して、大島バス「三原山ライン」三原山山頂口行きのバスに乗ります。これは、どちらの港に到着しても一緒です。このバスは、さるびあ丸の入港に合わせて接続している臨時便で、乗りそびれてしまうと後々大変です。
というのが、伊豆大島のバスは1日数本しか運航していないからです。バスを乗り過ごしてしまうとタクシーを呼ぶ以外、移動手段が無くなります。
筆者は船の撮影をしながらゆっくりと過ごしてしまい、バスを乗り過ごしてしまいました。タクシーを呼んでも台数が少ないため、直ぐには来ません。結局、伊豆大島到着から1時間後に、やっとタクシーに乗ることが出来ました。筆者のような目に遭わない為にも、下船したら寄り道せずにバスに乗ってくださいね。
三原山山頂口から三原山をトレッキング
山頂遊歩道からお鉢巡り~温泉ホテルコースで下山するコースは総距離約8km、3時間程度で三原山を周遊できる絶景コースです。山頂遊歩道入口にある案内看板を確認すると距離や時間がイメージしやすいですよ。
三原山山頂口には広大な駐車場があり、トイレがあるので便利です。山頂にはトイレがありませんが、途中に1ヶ所トイレがあるので、ある程度安心です。
登山口の案内板も大変分かり易いです。案内板に従って進みます。
登山口までは売店や茶屋があるので便利です。残念ながら早朝は閉まっていました。
三原山登山口にある展望所からは三原山の山容が綺麗に見えます。既にこの時点で絶景トレッキングの予感しかしません。
三原山山頂口→パホイホイ溶岩
山頂遊歩道はアスファルトで整備された大変歩きやすい道です。標識も随所に細かく設置されているので道迷いの心配はありません。
ハイキングコースには万が一に備えた避難シェルターが所々にあります。三原山が数十年前に大噴火した活火山であることを再認識させられます。
平坦な道を進むと左側に「パホイホイ溶岩」の看板が見えます。面白い名前ですね。ネーミングに惹かれて寄り道してみました。
パホイホイ溶岩というのは三原山独自の観光名称ではなく、ハワイ語に由来する地球科学の専門用語でした。表面の形態で分類した溶岩流の一種で、安永大噴火の1777~1778年の溶岩なんだそうですよ。
パホイホイ溶岩→1986年溶岩流先端部
パホイホイ溶岩の標識から少し進むと、広場のような場所が現れます。なにやら標識らしきものが見えますね。
この場所は1986年の三原山噴火の際に流れ出た溶岩の先端部で、厚さは5メートルもあるんだそうです。山肌から続く黒い筋が溶岩が流れた跡です。
溶岩はゴツゴツとした黒い岩で、登ることが出来ます。ここまで溶岩が流れてきたんですね。
1986年溶岩流先端部→火山一周歩道
お鉢巡りが出来る火山一周歩道まで一気に標高を上げていきます。
物凄く急な坂にならないように、つづら折りになっているのでそこまで大変ではありませんよ。
標高が高くなるにつれ絶景度合いが高くなっていくので、なかなか足が前に進みません。
坂道を登りきると火山一周歩道に合流します。道の両脇にそびえ立つ巨大な溶岩が目印です。
火山一周歩道入口にある名所
火山一周歩道は、絶景が続くお鉢巡りを満喫できます。火山一周歩道入口には数々の名所があるのでまとめてご紹介します。
マグマのしぶきがくっついた岩
道の両脇にそびえたつ巨大な溶岩は「マグマのしぶきがくっついた岩」で、1986年の噴火で噴き上げられた大量の溶岩のしぶきが積み重なって出来た塊なんだそうです。
あふれ出た巨大な溶岩は三原神社の鳥居の脇まで流されて、この場所に鎮座しています。鳥居と比較すると、如何に巨大な溶岩かが良く判ります。
三原山神社
巨大な溶岩の脇の鳥居をくぐって少し下ったところに三原山神社があります。天気の良い日は鳥居越しに富士山が見えます。
三原山神社は1986年の噴火の時、何故か溶岩が神殿を避けるように両側へ流れたので消失を免れたという、神の力としか思えない奇跡的な現象がありました。
ゴジラ岩
三原山神社の隣には、ゴジラ岩というインスタ映えスポットがあります。1986年の噴火で流れ出た溶岩が固まって出来たんだそうです。確かによく見るとゴジラにそっくりですね。
火口展望台
火口展望台にはトイレがあります。ちょうど中間地点にトイレがあるのは嬉しいですよね。左手に進むと、三原山の中央火口を見ることが出来る「火口西展望所」へ行くことが出来ます。
「火口西展望所」までは約400m、徒歩5分程度です。お鉢巡りをしない方はこちらの展望台から三原山の壮大な中央火口を見ることが出来ます。
火口展望台→ホルニト
火口展望台より先はアスファルトから火砕岩や軽石に覆われた、滑りやすいザレ場の道になります。周りに遮るものが無く、風が強いので防寒着は準備したいところです。
右手に三角に尖った岩がみえます。これはホルニトという、トンネル状に固まった溶岩に流れ込んだ溶岩が吹き出して塚になったものです。ホルニトの割れ目の中には、長さ42m、幅10mの空洞があるんだそうですよ。
ホルニト→三原新山
ホルニトより先は急高配になります。左手に三原山の最高峰、三原新山が見えてきました。標高は758m。残念ながら山頂へ行くことは出来ません。
三原新山は1950~51年の噴火でできた山で、それまでは標高754mの剣ヶ峰が三原山の最高峰だったんだそうです。
三原新山近辺からの眺望は素晴らしく、表砂漠を眺めることが出来ます。海越しには伊豆七島が見える絶景ポイントです。
三原新山→三原山中央火口
ここまで絶景続きでお腹いっぱいではあるのですが、三原新山から先は、惑星級の異次元の絶景が続きます。
三原山山頂中央火口の標識がある場所からは、大迫力の火口を眺めることが出来ます。あまりにも巨大で、火口の全体像をカメラに収めることが出来ません。
火孔と呼ばれる巨大な火口は、直径約300m、深さ約200mもある巨大な穴で、1970年頃までは底にマグマが見えることもあったそうです。
三原山山頂中央火口から反対側に目を向けると広大な裏砂漠が広がります。360度広大な景色を見渡せる絶景ポイントです。
三原山中央火口→剣ヶ峰
三原山中央火口の絶景も異次元でしたが、この先を進むとカルデラと火口、裏砂漠全てを見渡せる360度絶景スポットが続きます。
火口越しに海と裏砂漠を見渡せる屈指の絶景スポットです。一面をスコリアで覆われた黒い地表は惑星そのものです。本当に足が前に進みません。
そろそろ剣ヶ峰に到着の筈なのですが、山頂に必ず存在する標識がみあたりません。
GPSアプリで確認すると、この辺りが剣ヶ峰山頂です。標高749m。三原新山が生まれる前は剣ヶ峰が三原山の最高峰で、実際に登ることが出来る最高峰でもあります。せめて山頂の標識が欲しいですよね。
剣ヶ峰→1986年B2火口
剣ヶ峰からは下りになります。至る所からマグマに熱せられた水蒸気が出ていて本当に惑星みたいです。
この場所からは一番綺麗に裏砂漠を見渡すことが出来ます。
右手には1986年の噴火で出来た割れ目噴火口を見ることが出来ます。B2火口では溶岩が高さ1500mまで噴き上がったんだそうですよ。今でも水蒸気が出ていますね。
温泉ホテルコースから下山
帰り道である温泉ホテルコースへ合流します。360度惑星ビューを満喫しながら歩きましょう。
大島温泉ホテルへ向かう分岐点に標識があるので、標識に沿って進みます。この先が温泉ホテルコースです。
温泉ホテルコース→裏砂漠
温泉ホテルコースは国土地理院が発行する地図で日本で唯一「砂漠」と表記されている「裏砂漠」を突っ切る形で歩きます。三原山の壮大な山容とはまた違った、惑星感強めの絶景が続くので歩いていて全く飽きません。
1.5kmほど歩くと分岐が現れます。このまま真っすぐ進むと大島観光ホテルですが、右手を進むと真っ黒な裏砂漠を見ることが出来ます。寄り道してみましょう。
目の前には裏砂漠が一面に広がります。一体どれだけの広さがあるのでしょう。しかしまだ目的地には達していません。この先はどうなっているのか期待が膨らみます。
こちらが目的地の裏砂漠・風の丘と呼ばれる場所です。「スコリア」と呼ばれる黒い火山岩で一面覆われたこの場所は、土壌に加え風が強いので、植物が殆ど育たないんだそうです。辺り一面真っ黒な砂漠が広がっています。
裏砂漠→大島観光ホテル
大島観光ホテルまでは約2kmの1本道が続きます。この道は「再生の一本道」と呼ばれているんだそうです。大島観光ホテルに近づくにつれ、植物が増えていく様子を楽しみながら歩きましょう。
ジオ・ロックガーデンと呼ばれる地帯では、大小の溶岩に草木が少しずつ再生し始めている様子が判ります。
500メートル程進むと溶岩は殆ど無くなり、広大な荒地が続きます。少しづつ緑が増えていっているこの地帯は「いつか森になる道」と呼ばれています。
更に500m進むと標識が現れます。この標識を境に植物の育ち具合がガラッと変わるので面白いですよ。
木々が生い茂った樹海のトンネルのようになったこの道は「こもれびトンネル」と呼ばれています。なんとなく地球に帰還した気分になりますよね。
大島観光ホテルの標識がトレッキングの終わりを伝えてくれます。
ゴール地点の大島観光ホテルに到着です。バスが来るまで時間があるので、日帰り温泉を利用してリフレッシュしましょう。
帰宅
大島観光ホテルから大島バス「三原山ライン」出港地行きに乗り、港を目指します。バスは1日数本しか来ないので事前に時刻表は確認しておきましょう。バスを待てない方はタクシーを利用しても良いかと思います。
あとは船に乗るだけです。帰りはフェリーでもジェット船でも、お好きな船を利用してください。普段の登山やトレッキングとは一味違った、内容の濃い山行でした。次はちゃんと宿泊して伊豆大島の魅力を余すことなく満喫したいですね。
三原山に登ってみてわかったこと
三原山は火口や砂漠、険しい溶岩等、場所によって様々な顔を見せてくれる360度絶景だらけの山でした。三原山を周回してみてわかったことをまとめました。
どこを歩いても絶景だらけでなかなか前に進めない
三原山は、これでもかと言わんばかりの絶景が続き、まるで惑星探索をしている気分でした。出発から下山まで、景色が目まぐるしく変わり、火口をはじめ、砂漠や溶岩地帯など、見どころしかありません。どこを歩いても絶景だらけでなかなか前に進めない嬉しい悲鳴があがる山でした。
観光がてらに登ることが出来る難易度の低さ
三原山にはスニーカーでも周回できるお手軽コースから、本格的なトレッキングコースまで、様々なコースが用意されています。観光がてらでも気軽にハイキングできる山です。標高差も少なく、距離もそんなに長くないので登山未経験者でも安心して楽しむことが出来ます。しかも絶景が続くので、登頂中苦痛になる要素が全く見当たりません。
山頂に標識が無い
今まで色々な山を登ってきましたが、山頂に標識が無い山は初めてでした。ピークハント(山頂を狙う登山という登山用語・造語)派の筆者としては、少しばかり残念でした。
どちらの港から入出港するか直前までわからない
伊豆大島にはメインの「元町港」と、サブの「岡田港」2つの港があり、当日の天候によって着岸する港が変わります。行きはまだよいのですが、帰りは困りますよね。朝9時~10時頃に帰りの便の入出港地が決まるようで、防災行政無線で全島にお知らせが流れます。登山中でも入出港地を把握できるので聞き逃さないようにしましょう。
交通機関は不便
伊豆大島のバスは1日数本しか運航していないので、仮にバスを乗り過ごしてしまうとタクシーを呼ぶ以外、移動手段が無くなります。また、タクシーも台数が少ないので簡単に拾うことが出来ません。いつも以上に帰りのことまで考えた登山計画が重要になってきます。
日帰り登山をする場合、綿密な登山計画が必要
三原山で日帰り登山をしたい場合、ジェット船を上手に利用すれば不可能ではありませんが、オススメできません。スケジュールが相当タイトになるので、ほんの僅かな手違いで帰りの便に間に合わないリスクが発生するからです。どうしても日帰りで弾丸山行されたい方は、最低でも3時間以内で下山できる脚力が必須であることは勿論のこと、分単位での綿密な登山計画を作成する必要がありますよ。
次は宿泊してゆっくり楽しみたい山です
三原山は登山初心者でも比較的楽に登ることが出来るのに、写真や映像では伝えきれないダイナミックな絶景が広がる、まるで惑星にいる気持ちになる山でした。
今回は0泊2日の強行スケジュールで、下調べが足りなかったこともあり、バタバタしてしまいましたが、それでも非常に内容の濃い充実した山行でした。次回はレンタカー付きで宿泊施設を予約して、たっぷりと三原山を満喫したいものです。
ギア
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