キャンプクエスト編集部
茨城「辰ノ口親水公園」予約不要でキャンプが楽しめる解放感抜群の野営地を紹介

茨城「辰ノ口親水公園」予約不要でキャンプが楽しめる解放感抜群の野営地を紹介

茨城県の久慈川沿いにある辰ノ口親水公園は、予約不要でバーベキューやキャンプが楽しめる場所として、土日休日には広場が埋まってしまうほど混雑することもある無料のキャンプスポットです。

初めて訪れるとレストランが併設されたパーキングスペースのようにも見えますが、駐車場隣の広場にテントを設営して宿泊もできる、自由度と解放感が人気の「辰ノ口親水公園」を詳しくご紹介します。

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辰ノ口親水公園の基本情報

住所 〒319-2201 茨城県常陸大宮市辰ノ口1339
電話番号 0295-52-1583(ふるさと館事務所)
営業期間 通年営業
利用時間 午前9時~午後5時(ふるさと館受付時間)
利用料 無料
駐車場 無料
水道・トイレ 有り
公式サイト 辰ノ口親水公園|常陸大宮市公式ホームページ

茨城県の北部は山や川に囲まれた自然豊かな原野が多く残されており、山間や河川沿いに有数のキャンプ場がひしめくエリアとして関東近郊のキャンパーから人気を集めています。

その中でも久慈川沿いの「辰ノ口親水公園」は、気が向いた時にふらっと訪れてキャンプを楽しめることから、リピーターも多い人気の無料キャンプスポットです。

キャンプ場として正式に運営されている訳ではありませんが、隣接する「ふるさと館」で利用者の受付をして人数制限を設けるなど、無料のキャンプ場に陥りがちな無法地帯とはならない仕組みが利用者の安心感に繋がっているようです。

利用時の注意事項

辰ノ口親水公園の利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 指定エリア以外(公園内)ではキャンプ・バーベキュー禁止

無料で野営地を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項や市からのお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要
  • 月曜はふるさと館の受付はお休みですが、キャンプは可能

辰ノ口親水公園は予約不要で誰でも利用できます。キャンプの受付をしている「ふるさと館」は月曜日が休館となっていますが、翌朝に受付をしてもらえれば大丈夫とのことです。

キャンプ場として管理運営されている場所では無いため、利用する際には基本的なモラルを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

辰ノ口親水公園の駐車場

辰ノ口親水公園には食事目的の方の駐車場と、公園やキャンプ利用者のための第2駐車場があります。キャンプやバーベキューをする場合は、必ず第2駐車場を利用するようにしましょう。

広場内には車の乗り入れはできませんが、第2駐車場からすぐ近くにテント設営が可能なので、まるでオートキャンプのような雰囲気が楽しめます。

辰ノ口親水公園の施設案内

辰ノ口親水公園は誰でも利用できる公共の場所であり、正式なキャンプ場ではないので設備も最低限しかありません。トイレや水道は有りますが、炊事場やカマドは設置されていないので、焚き火や調理を楽しみたいなら焚き火台やバーナーを必ず用意しておきましょう。

管理棟

キャンプの受付は公園に隣接している「ふるさと館」の裏口で行ないます。ふるさと館の営業時間は午前9時~午後5時ですが、お店の方に話を伺ったところ『受付は朝7時半ぐらいからいることが多い』とのこと。

「予約不要で早いもの勝ちだけど、ゴールデンウィークなどの利用者が多い時は人数制限していることも有るから、来る前に一度電話で確認すると良いかも」と仰っていました。チェックインやチェックアウトの時間は決められていないので、フリータイムで楽しめるのも人気の理由でしょう。

入口に掛かっている巨大な魚のぬいぐるみには驚かされましたが、裏口奥の扉を開けると「食事処 しんすい庵」に繋がっており、キャンプ利用の申込書が用意されているので、名前と連絡先、車のナンバーなどを記入して届出をします。

売店は無く、薪や炭なども販売されていないので、焚き火を楽しみたいなら薪は各自準備しておく必要があります。レストランで食事はできますが、食料品や酒類なども売られていませんので、キャンプ目的なら買い出しは予め済ませておきましょう。

キャンプ可能エリア

辰ノ口親水公園でキャンプ可能なエリアの広さは20組~多くても30組程度。駐車場と隣接している箇所は人気が高く、特に川沿いに面した場所から埋まっていくので、眺めの良い場所に設営したいなら早めに到着するように向かうことをおすすめします。

平日であれば余裕を持って設営が可能ですが、土日や連休などは混み合うので空いてるスペースを探してテントを立てるような感じになります。

市内を走る国道118号からは離れていますが、広場のすぐ脇には県道が通っているので、車通りはそこそこあります。走行音が気になる方は耳栓なども用意しておいた方が良いかもしれません。

フィールドの様子

地面は草が生えた土で、硬すぎず柔らかすぎず、テント設営にはちょうど良いフィールドだと思います。通常のペグでも不自由なく設営できるはず。

水道

キャンプ可能な区域内に一ヵ所だけ水道が設置されています。蛇口も一つしかないので、様子を見ながら譲り合って利用してください。使い古しのたわしやスポンジが無造作に置かれていました。

トイレ

トイレは「ふるさと館」の向かいにある公衆トイレを利用する形になります。清掃は行き届いていて、綺麗に管理されていました。トイレットペーパーも用意されていますが、月曜は管理者がいないので予備ペーパーを準備しておいた方が良いでしょう。

自動販売機

トイレの入り口に自動販売機が設置されているので、困った時の飲料水がいつでも手に入るのはありがたいですね。

遊具

キャンプ用の区域とは別に公園があり、そちらには遊具も設置されています。子どもと遊びに来たお母さんや、犬の散歩に訪れている方もおり、周辺住民の憩いの場所となっているようです。

辰ノ口親水公園のチェックポイント

キャンプ・バーベキューは駐車場に隣接した区域のみ

辰ノ口親水公園はその名の通り公園施設となっていますので、キャンプやバーベキューをする場合は駐車場に隣接した「キャンプ等利用指定区域」エリア内で行なうようにして下さい。

公園スペースとキャンプ等利用指定区域は『歩道』で区切られていて、立て札でもキャンプ禁止の案内がされていますので、キャンプやバーベキューを楽しむ際はエリアを守って利用して下さい

予約不要で早い者勝ち

辰ノ口親水公園は早い者勝ちで予約が出来ないので、当日に行ってみないと空いているかどうか分かりません。もし不安なようなら前日や当日朝に電話をして、利用状況を確認しておくことをおすすめします。

また前日の夜に前乗りで向かう組もいるようですが、あまり夜遅くに到着してテント設営をするのは周囲の迷惑となりますので、なるべく暗くなる前には到着できるように予定を立てるようにしましょう。

しんすい庵で食事も可能

ふるさと館の中にある「しんすい庵」ではお食事も楽しめます。営業時間は月曜日を除く、11時00分~14時00分まで。地元のそば粉を使ったお蕎麦が人気商品のようです。キャンプで地元のお蕎麦を食べるというちょっと贅沢な時間を楽しめますよ。

辰ノ口親水公園を利用する際に必要な道具

辰ノ口親水公園ではキャンプ用品のレンタルや販売等は行なっていませんので、必要な道具はすべて持参する必要があります。また、ゴミや灰もすべて持ち帰り、すべて自己責任でキャンプを楽しむエリアです。こうした場所でキャンプをする際に用意しておきたい道具をいくつかご紹介します。

焚き火台

辰ノ口親水公園には炊事場やカマドは設置されていないので、焚き火やバーベキューをするなら必ずバーベキューコンロを用意しておきましょう。TOKYO CRAFTSから発売されているマクライトは、バックパックに収まるほどスリムな収納サイズが魅力の焚き火台です。ゴトク位置を2段階で調整可能で、30cm~40cmの市販の薪をそのまま乗せられる利便性が魅力。

火消し壺

辰ノ口親水公園で焚き火やバーベキューを楽しむ際は、燃えカスや炭もすべて持ち帰ることになりますので、火消し壺を必ず持って行きましょう。オールステンレスで水を入れて消火ができるOUTBEARの火消し壺は、用途に応じてSサイズとMサイズの2種類から選べます。持ち運びに便利な帆布性の収納袋付き。

焚き火シート

辰ノ口親水公園のキャンプ可能なエリアは地面が草で覆われているので、焚き火台の下には火の粉や熱から地面を守るための焚き火シートを敷いておくようにしましょう。ZEN Campsの焚き火シートは安心の日本ブランドで、1年間の保証が付いているおすすめの焚き火シートです。オールブラックのスタイリッシュな見た目が人気。

タープ

辰ノ口親水公園には木陰がありませんので、夏場や天気の良い日には直射日光を避けるためのタープを用意しておくことをおすすめします。Eonoのヘキサタープは遮熱性、耐火性に優れたポリコットン製のタープで、焚き火の火の粉による穴が開きにくい素材なので、タープの近くで焚き火を楽しむことができます。

辰ノ口親水公園は久慈川のせせらぎと解放感を楽しめるおすすめスポット

辰ノ口親水公園は「野営」のイメージとは異なる、管理されたキャンプ場に近い雰囲気の中で楽しめるおすすめの無料キャンプスポットです。

何か困ったことがあれば歩いて10分程度のところにコンビニもありますし、車で少し走れば常陸大宮市の市街地に出られるので、「これまでキャンプ場以外ではキャンプをしたことが無い」という野営初心者にもおすすめできる野営地だと思います。

管理され過ぎていないところが野営地の魅力ではありますが、利用する際にはしっかりと「物事の善悪を判断する基準」を持ち、誰に見られても恥ずかしくない行動を心掛けるようにして下さい。

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  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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