キャンプクエスト編集部
茨城「小滝沢キャンプ場」夏でも涼しく川遊びができる予約不要の無料キャンプ場を紹介

茨城「小滝沢キャンプ場」夏でも涼しく川遊びができる予約不要の無料キャンプ場を紹介

茨城県の無料キャンプ場で一番有名なスポットと言っても差し支えないのが、高萩市にある「小滝沢キャンプ場」です。

花貫ダムや花貫渓谷といった観光地にも近く、キャンプ場内を流れる花貫川では水遊びが楽しめて、毎年多くのキャンパーやバーベキュー客が訪れる夏でも涼しい無料キャンプ場です。特に圧巻なのが、渓流と緑に包まれた自然豊かなロケーション。県内でトップクラスという呼び声が高い小滝沢キャンプ場を詳しくご紹介します。

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小滝沢キャンプ場の基本情報

住所 〒318-0103 高萩市大能地内
電話番号 0293-23-7316(高萩市役所 観光商工課)
営業期間 通年営業(紅葉まつり期間中は休み)
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 無料
水道・トイレ 有り
公式サイト 小滝沢キャンプ場|高萩市観光協会公式ホームページ

小滝沢キャンプ場は紅葉の名所でもある花貫渓谷の上流にある無料のキャンプ場です。都内からだと常磐道を経由して、高萩ICから下道15分程度とアクセスの良さも魅力。広葉樹に囲まれた場内では、新緑の映える夏から一面に落ち葉が積もる冬まで四季折々の景色を楽しめます。

ただし、紅葉に彩られる秋のシーズンは「花貫渓谷紅葉まつり」の期間中、キャンプやバーベキューの利用はお休みとなります。もし10月終わりから11月頃に訪れる際は、高萩市観光協会の公式ホームページで紅葉まつりが開催されていないか確認しておきましょう。

冬になるとマイナスまで気温が冷え込むので、防寒装備をしっかり整えて向かって下さい。道路は凍結することもあるのでスタッドレスは必須装備です。

利用時の注意事項

小滝沢キャンプ場の利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 直火禁止
  • 紅葉まつり期間中はキャンプ及びバーベキューの利用不可

無料でキャンプ場を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項やキャンプ場からのお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要

小滝沢キャンプ場は予約不要で誰でも利用できます。ただし、管理人が常駐している場所ではないので、利用する際には基本的なルールやモラルを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

小滝沢キャンプ場の駐車場

小滝沢キャンプ場のすぐ近くに10台程度の小さな駐車場がありますが、登山客や観光としての駐車場も兼ねているので、朝早くに到着しないと埋まってしまう可能性が高いです。

もし駐車場が満車の場合、少し離れた場所に「高萩市営大能駐車場」が有り、そちらも基本は無料で利用可能(紅葉祭りの期間は有料)。

どちらもキャンプ場内まで少し歩くので、ファミリーキャンプなど荷物が多い場合はカートを用意しておくと良いかも知れません。ただしキャンプ場入口には階段が有り、場内には段差もあるので大荷物は避けた方が無難です。

小滝沢キャンプ場の施設案内

小滝沢キャンプ場は最大でも10組程度が利用すれば満員になってしまうほどの小さなキャンプ場です。テントサイトも明確に区画分けされているわけでは無く、大型テントが設営できるようなスペースは少ないので、グループや大人数よりもソロキャンプや少人数での利用がおすすめです。

キャンプ可能エリア

小滝沢キャンプ場のテントサイトは、水場や入口に近い広場のようになっている場所と、川沿いにある狭いサイトに分けられるかと思います。特にロケーションの良い渓流沿いのサイトは、2~3人用テントがぎりぎりのスペースとなっていますので、荷物はなるべく最低限に絞っておくことをおすすめします。

キャンプ場内にはトイレは無く、駐車場に設置された公衆トイレを使用するので、入口から離れた場所に設営するとちょっと大変かも知れません。ただし、その分だけ静かに過ごせるので、景色を取るか利便性を取るかでサイト選びは悩みどころ。

撮影日は7月の平日でしたが、昼過ぎにはロケーションの良い場所は埋まっていました。土日はかなり混み合うようで、朝早くから場所取りに来る人も訪れるようです。なるべく連休などを避けることで、運が良ければ無料とは思えない最高の景色を楽しめると思います。

フィールドの様子

渓流沿いのサイトと広場のようになっているサイトで地面の特徴は異なりますが、どちらも石が埋まっている箇所が多くみられるので、なるべく頑丈な鍛造ペグなどを用意しておくことをおすすめします。また全体的になだらかに傾斜していますので、寝る時の頭の位置を考えながら設営した方が良いでしょう。

水道

小滝沢キャンプ場には屋根付きの水道が設置されています。蛇口は2つしか付いていませんので、混み合っている時は譲り合って利用するようにしましょう。

トイレ

小滝沢キャンプ場には無料とは思えないほど綺麗なトイレが設置されています。こちらは駐車場の奥に設置されており、登山者や観光客も兼用の公衆トイレとなっていますが、こんなにも綺麗なトイレが設置されている無料キャンプ場は貴重です。小滝沢キャンプ場のおすすめポイントを挙げるなら、確実にこのトイレも含まれます。大切に使いましょう。

東屋

キャンプ場内には屋根付きの東屋も設置されています。急な雨が降ってきた時の避難場所として使ったり、食事する時のテーブルとして使用しても良いですね。

備え付けテーブル・ベンチ

テントサイトの近くに備え付けのテーブルやイスもあります。昔ながらのテーブルですが、キャンプ用テーブルやイスを準備しなくても良いのはありがたいですね。

小滝沢キャンプ場のチェックポイント

川の増水に注意

小滝沢キャンプ場は花貫川沿いにあるので、上流や山間部で雨が降ると急に増水して流れが速く強くなることがあります。キャンプ場を利用する際は、天気予報をよく確認して、増水の危険がある際は早めに撤収する等、身の安全を確保するようにしてください。

キャンプ場の入口に階段有り

駐車場からキャンプ場内へ移動する際、道路から階段がありますのでキャリーカート等を使っていても大荷物は避けた方が良いでしょう。場内にも舗装された箇所はありませんので、なるべくキャンプ道具は最小限に絞って行くことをおすすめします。

駐車場の隣に土岳山の登山口

小滝沢キャンプ場の駐車場には、茨城の自然百景に選出されている「土岳」の登山道入り口があります。早朝から土岳山頂を目指す登山者が訪れるので、駐車場が埋まっていることは少なくありません。その際は近くにある「高萩市営大能駐車場」を利用するように心掛けて、決して路上駐車はしないようにして下さい。

小滝沢キャンプ場を利用する際に必要な道具

小滝沢キャンプ場には売店や管理棟などは設置されておらず、キャンプ用品のレンタルなども利用できません。キャンプやバーベキュー目的で訪れる際は、必要な道具はすべて持参しておく必要があります。最低限でも揃えておきたいアイテムを紹介します。

テント

小滝沢キャンプ場ではテントのレンタル等はありませんので、キャンプをする際はテントを準備しておきましょう。WAQから発売されているAlpha TCは、ソロキャンプ用途で人気のワンポールテントです。設営も簡単で場所を取らず、サイドフラップを利用することでタープ要らずのアレンジが可能。火の粉があたっても燃えにくいTC素材を採用しているので、テントの近くで焚き火をしても安心です。

焚き火台

小滝沢キャンプ場には炊事場やカマドは設置されていません。直火も禁止されていますので、焚き火やバーベキューをする際は必ず焚き火台を使用しましょう。安心の日本製ブランドYOKAの大ヒット焚き火台「クッキングファイヤーピット」のソロサイズは、焚き火も料理も両方が楽しめて、バックパックに入れられるコンパクトさが魅力の焚き火台です。安定性と耐久性を求める無骨キャンパーにおすすめの一品。

火消し壺

小滝沢キャンプ場には灰捨て場はありません。しかしとても残念なことですが、場内には燃え残った炭が捨てられている場所がいくつか見受けられました。焚き火やバーベキューを楽しんだ際は、必ず炭や灰を持ち帰るようにしてください。キャプテンスタッグの火消しつぼは安価で手に入りますので、自然環境を汚さずにキャンプをする際の必需品です。

キャンプマット

小滝沢キャンプ場は渓流沿いのキャンプ場となっています。地面には石が埋まっていたり木の根っこが露出している箇所も多く、そのまま寝転がると地面の凹凸を強く感じて安眠するのは難しいと思います。宿泊目的で利用するならキャンプ用マットやコット、エアマットなどを用意しておくことをおすすめします。

小滝沢キャンプ場は木陰が涼しく夏におすすめの無料キャンプ場

小滝沢キャンプ場は幅広の広葉樹に覆われた渓流沿いのキャンプ場ですので、夏場でも日陰が多く涼しく過ごせます。ただし夜間は想像以上に冷え込みますので、夏場でも上着や毛布など余分に持って行くようにして下さい。

川遊びや避暑地としてもぴったりですが、キャンプ場内は意外と狭く、利用者の多い土日や連休には混雑していることも予想されます。予約不要というメリットはありますが、空いているかは行ってみないと分からないので、当日はなるべく第2、第3のプランも準備してから向かいましょう。

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  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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