天然温泉峠の湯スパオートキャンプ場レビュー｜温泉とキャンプで新たなアウトドアの魅力を発見

「広大な敷地を誇る日帰り温泉施設でキャンプが出来たら最高なのに」と思ったことはありませんか？そんな夢が叶うキャンプ場を発見しました。

温泉を満喫できて、ハイキングから観光までアクティビティが満載で、しかもキャンプまで出来てしまうという、新たなアウトドアの魅力を発見できること間違いなしのキャンプ場です。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の魅力

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場は上信越自動車道松井田妙義インターから車で約10分。碓氷峠の森公園内にある標高480mの立地にあります。

「天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場」の魅力をまとめてみました。

日帰り温泉施設内の公園をそのままキャンプ場にリニューアル

日帰り温泉施設「峠の湯」にある『碓氷峠の森公園』は広大な敷地を誇ります。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場は、公園の一部をそのままキャンプ場にするという斬新な手法でリニューアルを果たした、出来たばかりのキャンプ場です。

キャンプ利用者は「峠の湯」温泉入浴券付きでお得

キャンプ場の料金には「峠の湯」温泉入浴券込みです。例えば1泊2日のキャンプの場合、2日分の入浴券が付いてきますよ。徒歩数分で温泉直結という夢のようなキャンプ場です。ただし、「峠の湯」の休館日はお風呂のご利用ができないので事前に確認をしましょう。

キャンプ場を起点にがっつり観光とハイキングを楽しめる

キャンプ場周辺は観光名所が目白押しです。めがね橋まで歩いて行くことが出来て、本格的な廃線ウォークまで満喫できます。しかも、キャンプ場の傍にはトロッコ電車の駅もあるので、キャンプ場をベース基地にがっつり観光を楽しむことが出来ます。

キャンプ飯不要！あの名物グルメがすぐそこに

釜めしで有名な「峠の釜めし本舗おぎのや」は、トロッコ電車で買いに行くことが出来て、「元祖 名物 貞光の力餅」はキャンプ場から徒歩数分の場所で購入できます。

温泉施設にも食堂が充実しているので、はっきりいってキャンプでご飯を作る必要がありません。

一日7組限定でプライベート感満載

敷地内にある広大な公園をそのままキャンプ場にしたフィールドは、1日たった7組限定とプライベート感満載です。それでいて区画は広大なので静かなキャンプを楽しむことが出来ます。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の施設案内

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の施設を写真付きでご紹介いたします。

管理棟

管理棟は「峠の湯」正面入り口から左に進んだ場所にある「カフェアプトの道」内にあります。受付と売店、食堂があります。

受付時に説明を受けた後に「駐車票」を受け取ります。チェックアウト時に要返却なので無くさないようにしましょう。建物の外にキャンプ場駐車票回収BOXが設置されているので、非対面でのチェックアウトも可能です。

売店には薪と炭をはじめ、キャンプで必要な最低限の消耗品やオリジナルグッズを販売しています。

カフェでは軽食やドリンク、スイーツ、アイスクリームを食べることができます。何故かカレーライスだけ激安です。ボリューム満点で美味しいので個人的にお勧めです。

峠の湯

日帰り温泉施設やレストラン、ショップがあります。キャンプ利用者は1日につき、3時間券が付いてきます。利用時間は朝10時から21時まで(入館は20:30まで)で、毎月第2・第4火曜日が定休日。

トイレ

基本的に峠の湯の裏にある公衆トイレを利用します。トイレは大変綺麗ですが、温水便座やウォシュレットはありません。峠の湯が営業時間中であれば、施設内のトイレの利用も可能ですよ。

炊事場

公衆トイレの前にあります。本当に最低限の設備で蛇口は1つしかなく、お湯が出ません。唯一設備面で不満があるとすれば炊事場になるかとおもいますが、今後改善されていくのではないでしょうか。

とうげのゆ駅

トイレの隣には、トロッコ列車の駅「とうげのゆ駅」があります。有料ですが、鉄道文化村の施設の利用込みなので鉄道ファンやお子様連れファミリーに最高の施設ではないでしょうか。

自動販売機

とうげのゆ駅にあります。お酒以外の飲み物が一通り揃っています。ちょっとした時にドリンクを買うことができるのは便利ですよね。

碓氷峠の森公園

全ての公園をキャンプ場にしたわけではないので、ちゃんと公園は残っています。峠の湯の前に広がる池は大変美しく、散歩をするには最適です。

ゴミ捨て場

ゴミ捨て場は無く、受付時、有料でゴミ袋を購入した場合、管理棟に持ち込んで捨てることが出来ます。

灰捨て場

各テントサイトにあります。炭や薪は完全に鎮火した状態で捨ててくださいね。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場のサイトレビュー

出典：なっぷ

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場のキャンプサイトを写真付きでご紹介いたします。

区画サイトA

車を横付け可能な区画サイトで2区画あります。峠の湯が目の前と、利便性が良いところがメリットですが、元公園だったことが分かる名残が凄く、公園感満載です。ベンチや広場も利用できるのでファミリーキャンプではありがたいかもしれません。

区画サイトB

車を横付け可能な区画サイトで2区画あります。元公園だった名残があるとはいえ、木漏れ日が気持ちよく、広々とした印象です。日中は人通りが多いので気になるかもしれません。

区画サイトC

車を横付け可能な区画サイトで3区画あります。峠の湯から離れていますが公園感が薄く、離れにあるのでプライベート感満載な印象です。

サイトの地面の特徴

サイトの地面は草交じりの土です。場所によっては土がむき出しになっています。水はけについては分かりませんが、決して良いとは言えなさそうな雰囲気です。

サイトの広さ

公式サイトによると、どの区画サイトも「約14ｍ×6ｍ」とありますが、実際はもっと広く、区画の形もまちまちです。それでもツールームテントの設営は余裕の広さがあります。

プライベート感

1つのエリアに2～3サイトと数が限定されていて、木々に囲まれているのでプライベート感満載です。しかも区画分けのロープは、隣同士でかなりの距離が保たれているので隣同士が近くなることもありません。

傾斜はあるの？

公園をそのままキャンプ利用できるようにしただけのようで、整地をやり直した印象はありません。そのため、サイトによっては緩やかな傾斜になっていたり、起伏が激しかったりします。

ペグの刺さり具合は？

ペグの刺さり具合は良好な印象です。場所によってペグが石に当たるといったことも無く、ストレスなくペグ打ちが出来ます。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の周辺観光スポット

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の魅力は、周辺に観光スポットやグルメスポットが目白押しなところです。何点かお勧めのスポットを紹介いたします。

碓氷第三橋梁（通称「めがね橋」）

碓氷川に架かる煉瓦造りの4連アーチ橋で、アプト式鉄道時代に使われた重要文化財です。観光スポットとして有名なこの橋は、キャンプ場から約1.9km、徒歩40分で行くことが出来ます。

アプトの道ハイキングコース

信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川駅～熊ノ平駅の間の約6kmを遊歩道として整備したハイキングコースです。中間地点にキャンプ場があるので、いつでも廃線ウォーキングを満喫できます。

トロッコ列車

キャンプ場にトロッコ列車の駅「とうげのゆ駅」があります。平成9年に廃止となった信越線横川～軽井沢間の下り線を使用した観光電車です。トロッコ電車は頻繁に運行しているわけではないので、事前に時刻表を確認しましょう。

碓氷峠鉄道文化むら

廃線になった旧碓氷線の終点駅「横川」にある鉄道テーマパークです。碓氷線の歴史を見て触れて体験できる施設で、鉄道ファンからお子様連れファミリーにお勧めの施設です。

峠の釜めし本舗おぎのや

信越線横川駅発祥の駅弁で、今や様々なお店で売られている駅弁を代表する商品です。その本店が信越線横川駅前にあります。キャンプ場からトロッコ電車で碓氷峠鉄道文化むらまで向かって、そのまま釜飯を購入するのはいかがでしょう。

玉屋ドライブイン

玉屋ドライブインはキャンプ場から徒歩5分のところにあるお食事処で、名物の「元祖 名物 貞光の力餅」を購入できます。餅にあんこをつけて丸めた「力餅」は、キャンプでのスイーツに最高ですよ。

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の注意事項

最後に「天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場」で事前に知っておきたい情報をまとめました。

支払いは現金のみ

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場の支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネー非対応です。キャンプ場だけでなく、温泉施設、レストラン、売店も同様なので現金は多めに用意しておきましょう。

温泉施設の営業時間が決まっている

キャンプ場以外の全ての施設の利用時間は朝10時から21時まで（入館は20:30まで）で、毎月第2・第4火曜日が定休日になっています。営業時間外は周りは真っ暗で、自動販売機しか使えなくなるので注意が必要です。

新たなアウトドアスタイルを発見できるキャンプ場

天然温泉峠の湯 スパオートキャンプ場は人をダメにします。観光から温泉、食事まで何でも揃っているからです。このキャンプ場に出会ったことで、筆者は新たなアウトドアスタイルを発見することが出来ました。

キャンプ場をベース基地に、様々なアクティビティを楽しめてしまうこのキャンプ場は正に天国です。それでいてサイトが広大で、プライベート感満載となると、誰にも教えたくないキャンプ場リスト入り確定です。

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