先日ご紹介した「オートキャンプ長又」の隣に、気になるキャンプ場があったので調べてみました。そのキャンプ場は予約方法が電話のみで、ホームページも無いのに予約困難な超人気のキャンプ場とのことです。
早速電話をすると、1区画だけ空きがあるということで迷わず予約!ファミリーキャンパーに絶大な人気を誇る道志村の隠れ家的なキャンプ場「とやの沢オートキャンプ場」に行ってきましたのでご紹介いたします。
とやの沢オートキャンプ場の魅力
とやの沢オートキャンプ場は首都圏中央連絡自動車道相模原インターから車で約60分。キャンプ銀座と名高い「道志村」の山中湖寄りにある標高900mの立地にあります。
キャンプ場の傍には道志川の支流「とやの沢」が流れていて、山と川と緑に囲まれた夏でも快適なキャンプ場でした。「とやの沢オートキャンプ場」の魅力を纏めてみました。
チェックイン名物?ウェルカムお惣菜サービス
管理棟で受付を済ませると管理人さんから何かしらのおもてなしサービスがあると、いろんなブログに書かれていました。この日はきゅうりを頂きました。
道志村にあるキャンプ場はこういったウェルカムサービスがあるキャンプ場が多い気がします。土地柄なのでしょうか。管理人さんの心遣いがすばらしいですよね。
こういったアットホームな雰囲気は、次もここでキャンプしたいという気持ちにさせてくれますよね。リピート率が高い秘訣の1つではないでしょうか。
ファミリーキャンパーにはありがたい広場
とやの沢オートキャンプ場には、バスケットのゴールや屋根付きの卓球台、バトミントンのネット、輪投げ、ストラックアウト、ブランコがある広大な広場がキャンプ場の中心部にあります。
ファミリーキャンパーさんにとって大変ありがたい施設ですよね。適度に木陰もあり、遊び道具も沢山あるので、子供が飽きることはありませんね。この広場の存在がファミリーキャンパーのリピート率につながっているのかもしれません。
川遊びができる
キャンプ場の傍には道志川の支流「とやの沢」が流れていて、川遊びができます。川まではかなり急な坂なので足を滑らせないように気を付けてください。
比較的浅瀬の川で、水が大変冷たく気持ちが良いですが、岩だらけなうえに、意外と流れは速いのでケガをしないように注意してくださいね。悔やまれる点があるとしたら、キャンプ場の崖の下を川が流れているので、テントサイトから川遊びができないところでしょうか。
プライベート感たっぷりの広い区画サイト
道志沿いのキャンプ場は区画が広くないキャンプ場が多い印象です。昔からキャンプ場を経営しているので、当時定番だった区画の広さのままのキャンプ場が多いからだと思われます。
しかし、とやの沢オートキャンプ場は先見の明があったのでしょうか。ツールームテントを設営しても十分なスペースを確保できる程の広い区画でした。しかも全サイト段差があるのでプライベート感が物凄いキャンプ場でしたよ。
マメな掃除を欠かさない管理人さんの存在
とやの沢オートキャンプ場の人気の秘訣は管理人さんの存在が大きいと思います。とても気さくな方でしたよ。一番素晴らしかったのがトイレや炊事場の掃除の頻度です。1日5~6回は掃除されている印象でした。その為、いつトイレや炊事場を使ってもピッカピカです。ここまでの頻度で掃除をしてくれるキャンプ場はそうそうありません。
予約時にサイトの指定ができる
予約は電話のみですが、空きがあれば予約時にサイトの指定ができます。特に川沿いは激戦区なので早めに良い場所を押さえたいところです。基本どのサイトも広く、プライベート感があり自然感たっぷりなので外れ無しです。
檜風呂が無料で利用できる
とやの沢オートキャンプ場では無料で檜風呂が使えます。入浴時間は1時間おきに男女交代制です。交代の合間に管理人さんが清掃をするので、いつも綺麗な状態で入浴できるのが嬉しいですね。ただ残念なことにコロナの影響で現在使用中止です。
とやの沢オートキャンプ場の施設案内
とやの沢オートキャンプ場の施設を写真付きでご紹介いたします。
管理棟
受付と売店があります。屋根付きのくつろぎスペースが素敵ですね。雰囲気のある建物です。
売店では薪、炭、氷、ビール、酒、アイスなどを購入することができます。コロナの影響で建物内には入れないので、受付で注文をすることになります。レンタル品は毛布、網、鉄板など、どちらかというとバンガロー利用者向けの内容になっています。
薪については管理棟から離れたキャンプ場手前に置いてあり、そこから持ってきます。道志にあるキャンプ場にしては価格が高めな印象でした。結構離れた場所にあります。
トイレ
トイレは3か所あります。和式と洋式があり、場所によって異なります。どのトイレもウォシュレットや温水便座は付いていませんがとにかく綺麗です。
1日にかなりの頻度で掃除されているので、いつ使っても本当に綺麗ですよ。かなり古い施設の筈なのに、そんな雰囲気が全くありません。いかに頻繁に掃除されているかがお判りいただけるのではないでしょうか。
炊事場
炊事場は全部で5箇所あります。屋根付きなので雨の日も安心ですよね。灰と生ごみを捨てるゴミ箱が炊事場隣に備え付けられています。
マメに掃除されているので、いつ使ってもこの状態です。排水口に生ごみが詰まっていることはほぼありません。とにかくピカピカですよ。最低限の設備でお湯は出ませんが、洗剤とハンドウォッシュが常設です。
自動販売機
管理棟横にあります。キャンプ場では珍しくビールを買うことができます。お酒が足りなくなっても安心ですよね。
ゴミ捨て場
管理棟横にあります。道志にあるキャンプ場は基本ゴミ捨て不可のところが多いのですが、とやの沢オートキャンプ場は燃えるゴミ以外は捨てる事ができます。しかもガス缶も捨てる事ができるので大変助かります。缶についてはアルミとスチールで分別ですので、捨てる前に分別しておくと楽です。
広場
管理棟の隣に、サイトに囲まれる形で中心部に広場があります。木々に囲まれた癒しの空間です。ファミリーキャンパーに大変需要があります。色々な遊具が置いていて、ボールやバドミントンのラケット、フリスビーをレンタルできますよ。
バトミントンネットは木製のポールが渋いですね。広場右手の目立つ位置にありました。
広場左手奥にストラックアウトがあります。手作り感がぬくもりを感じますね。
バスケットゴールは広場の両端にあります。結構本格的な作りでした。
卓球台は屋根付きなので雨の日も遊べますね。広場の左奥にありました。
バッティング練習道具もありますね。間違ってテントサイトにボールが飛んでいかないか、ハラハラする場所にあります。
輪投げです。こちらも手作り感がぬくもりを感じますね。奥にひっそりとありました。これだけ遊び道具があれば、ファミリーに人気なのも頷けますよね。
檜風呂
場内にある檜風呂は無料で利用することができます。残念ながらコロナの影響で使用中止でしたが、シャワーの利用はできるということでした。
シャワーは4基あって、シャンプー等の備え付けは無いので、自前で持参するか、売店で購入必要があります。脱衣所にドライヤーはありませんがコンセントがあるので、自前でドライヤーを持参すれば使用可能ということです。
キャンプ場から一番近い温泉施設は、車で15分くらいのところにある「道志の湯」もしくは車で20分くらいのところにある「紅椿の湯」です。
バンガロー
キャンプ場内にバンガローが5棟点在してます。建物には大きな雨よけが付いているので雨の日も外でバーベキューを楽しむことができます。バンガローには寝具はついていないので自前で用意するか、毛布のレンタルが必要になります。
とやの沢オートキャンプ場のサイトレビュー
とやの沢オートキャンプ場は木漏れ日の気持ち良い林間サイトです。川沿いは更にロケーションが最高そうだったので、いつか利用したいと思いました。
全て車乗り入れ可能なオートキャンプサイトで全部で40区画あります。サイトごとに違った顔を持つ飽きのこないサイトなので、リピートしたくなること間違い無しです。
川沿いと林間といった明確な区分は無いのですが、あえて区分するならば22~40番のサイトが川沿いサイトになります。
崖の下に川が流れているので、転落防止の柵が設けられています。傍にある急な坂の獣道から川に降りる事ができるので、川遊びに行きやすいですよね。この場所は本当に素晴らしく、予約も困難だと予想できます。
川沿い以外であってもサイト同士の区切りで巨石と木々が巧みにレイアウトされているので、プライベート感も自然感も半端ないです。今まで行ったキャンプ場の中でもトップクラスの景観です。どのサイトでキャンプをしても、満足度はマックスだと思いました。
サイトの地面の特徴
サイトの地面は砂利です。キャンプギアが汚れることもなく、とても快適でした。大き目の石も混じっているのでテントを設営する前に石をどけたほうが良いと思います。もちろんキャンプマットなどのクッションは必需品です。
傾斜はあるの?
傾斜は殆どありませんが、全く傾斜が無いというわけではないので、テントを張るときは寝る向きを考えながら設営することをお勧めします。これだけ自然感たっぷりなのに、しっかり整地されてるのが好ポイントですね。
水はけのよさは?
この日は快晴だったので断言はできないのですが、サイトの地面が砂利なので、水はけはかなり期待できます。サイトの地面が砂利のキャンプ場で水はけが悪い思いをしたことが無いので、問題ないと思います。
ペグの刺さり具合は?
ペグの刺さり具合は普通だとおもいます。鍛造ペグでないとペグが刺さりづらいということはありません。但し、位置によっては刺さりづらいところがあります。その場合、少しペグを刺す位置をずらせば問題なく刺さります。
プライベート感
物凄くプライベート感がしっかりと保たれたキャンプ場です。どのサイトも区画ごとに段差が設けられていて、巨石と木々で区切られています。サイト同士の距離も適度に保たれているので隣が気になることはありませんでした。
サイトの広さ
サイトによって広さや形はまちまちですが、全体的に広くて驚きました。縦長のレイアウトが多い印象です。公式にサイト面積は記載されていませんが、100㎡以上の広さがある印象です。
ツールームテントを設営しても全然余裕です。車を停めるスペースも余裕で確保できました。更にタープを設営できるくらいの広さです。プライベート感がしっかり確保されている上に、サイトが広いという、かなり貴重なキャンプ場でした。
とやの沢オートキャンプ場の特記事項
とやの沢オートキャンプ場で事前に知っておきたい情報を纏めました。
キャンプ場へ続く道はとても狭い
とやの沢オートキャンプ場に向かう曲がりくねった道は、車のすれ違いがほぼ不可能な狭さです。「オートキャンプ長又」も隣接しているため、意外と交通量もあります。
対向車が来た場合はどちらかの車が少し広い場所までバックをして、譲り合うことになります。設営後に出かけるのがちょっと億劫になると思いますので買い物は先に済ませておくことをお勧めします。
キャンプ場内の通路がワイルドすぎる
キャンプ場内の道路は未舗装で起伏が激しく、岩や石がゴロゴロしています。車高の低い車だと確実に車の下を擦ります。しかも坂になっている為、結構スタックします。雨の日は大変かもしれません。
今回は晴れた日にキャンプに行きましたが、車がちょっと低いため沢山擦りましたし、スタックもしました。低い車やスポーツカーの方は気を付けてくださいね。
人に教えたくなかった!リピート決定のキャンプ場です
いかがでしたか?自然の地形を生かした広い区画で、プライベート感が物凄く保たれている最高のロケーションのキャンプ場であることがお判りいただけたのではないでしょうか。
特に人気の川沿いサイトはロケーションといい、プライベート感といい、最高クラスでした。次こそは川沿いをおさえたいです。古いキャンプ場のはずなのにマメに掃除をされているので、まったく古さを感じさせません。ホームページが無くても人気な理由が良く判りました。
正直なところ、この記事を書くのを止めようかなとも迷いました。それだけ人には教えたくないキャンプ場でしたよ。
ギア
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