キャンプクエスト編集部
柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介

柚木の川原(山崎川原)キャンプサイト詳細|無料キャンプができる都内の野営地を紹介

東京都青梅市を流れる多摩川沿いに、無料でキャンプのできる河川敷「柚木の川原(山崎川原)」があります。夏になると地元の人達がバーベキューを楽しんだり、子供たちと川遊びに訪れる人気のスポットですが、シーズン外は利用者も少なく静かにキャンプを楽しめる野営地となってます。

2019年の台風19号によって河岸が大きく削られ、河川敷のスペースがとても狭くなってしまったのは残念ですが、今でも近隣住民の憩いの場として大切にされている柚木の川原について詳しくご紹介します。

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柚木の川原(山崎川原)の基本情報

住所 〒198-0064 東京都青梅市柚木町1丁目192
電話番号 0428-22-7215(西多摩建設事務所 河川管理担当)
営業期間 通年営業
利用時間 24時間
利用料 無料
駐車場 有り
水道・トイレ 簡易トイレあり、水道無し
公式サイト 東京都西多摩建設事務所

柚木の川原は、青梅市の幹線道路である吉野街道から裏路地に入り、奥まった細道の突き当たりにあるため、地元住民以外にはあまり知られていない河川敷です。写真スポットでもある奥多摩橋の下流にあり、大きく湾曲しながら流れる多摩川の右岸に位置しています。

さらさらの白砂が特徴的な川原で、バーベキューや釣り客だけでなく、多摩川を下るラフティングの終着点にもなっており、時期や時間によってラフティング客が上陸してくることもありますが、それ以外はとても静かに過ごせる場所です。

利用時の注意事項

柚木の川原(山崎川原)の利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 直火禁止
  • 川の増水時は河原に降りない

無料で河川敷を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄、直火している人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項やお知らせについては青梅市役所の公式ホームページを確認するか、多摩川上流を管理している西多摩建設事務所へお問い合わせ下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 予約不要

柚木の川原は予約不要で誰でも利用できます。ただし、キャンプ場として運営されている場所では無いため、利用する際には基本的なモラルを守り、周辺住民や他の利用者の迷惑にならないようにしましょう。

柚木の川原の駐車場

柚木の川原はそのまま車の乗り入れが可能なので、駐車場として独立したスペースはありません。ただし平坦なエリアは限られており、川に向けて急な傾斜があるので、4WDやオフロード用で無い限り、川原までは下りない方が良いでしょう。

駐車スペースとして使用されているエリアから川原手前までは、白浜のような砂地となっていますが、川に近づくにつれて大小の石で覆われた地面になります。

柚木の川原(山崎川原)の施設案内

柚木の川原は誰でも利用できる公共の場所であり、正式なキャンプ場ではないので設備も最低限しかありません。簡易トイレは近くに設置されていますが、水道は無いので、利用する際には飲料用や調理用の水の確保をしておきましょう。

キャンプ可能エリア

柚木の川原は2019年の台風で増水した影響で、川の流れが大きく変わり、河川敷のスペースがかなり狭くなってしまいました。駐車スペースから川原に降りた先や駐車場奥の砂地エリアは、傾斜が強くテント設営にはあまり向いていません。

なるべく平坦な箇所を選ぼうとすると、大きな石がゴロゴロと転がっている川辺が候補となりますが、川面から近いので増水時は非常に危険です。

辛うじてテント設営が出来そうな場所となると、砂地と石河原の境目あたりが第一選択肢となりそうです。ただし、傾斜はそこそこ有りますので、寝る時に体の向きを考えないと厳しいでしょう。

増水によって川の流れが変わり河川敷が狭くなった

以前までは駐車スペースの奥にも平坦なエリアが広がっていたのですが、多摩川の増水によって河川敷が大きく削られてしまい、利用できるスペースが狭まってしまいました。根気があるなら、雑草地帯を整地して自分だけのプライベートスペースを作ってみても良いかも知れません。

フィールドの様子

駐車スペースから下りた先のかろうじて平坦なエリアは、砂利石が敷き詰められている状態です。地中は石と砂で不安定な地盤ですので、通常のペグではすぐに抜けてしまい固定は難しそうです。出来るだけ長めのペグを用意するか、ビニール袋に石や砂を詰めてロープで固定する方法を選択した方が良いでしょう。

トイレ

柚木の川原の手前に、簡易トイレが設置されています。こちらは微生物の働きで排泄物を分解して処理する、環境に優しいバイオトイレになっています。水を使用しないのに気になる臭いも無く、清掃も行き届いているので、快適に使えると思います。注意事項として、ポケットティッシュ等は分解が出来ない可能性があるので、必ずトイレットペーパーを使用しましょう。

周辺施設

セブンイレブン 青梅柚木店

柚木の川原への入口の目印にもなるセブンイレブン青梅柚木店では、店先で薪の販売もされていました。薪が不足した際はこちらで購入しても良いでしょう。

その他、主要なスーパーや飲食店なども吉野街道沿いに複数有りますので、買い出しには困らないと思います。

柚木の川原(山崎川原)を利用する際に必要な道具

柚木の川原は誰でも無料で利用できる都内では貴重な野営地の一つ。そうした場所はゴミの放置や直火など、マナーの悪い利用者によって、全国的に次々と閉鎖されていっています。このような河川敷をこれからも残していけるように、キャンプ利用者がフィールドを荒らさないために必要な道具をいくつかご紹介します。

バーベキューコンロ

柚木の川原は直火が禁止されています。そうした場所で焚き火を楽しみたいなら、必ず焚き火台を使用しましょう。スノーピークの焚火台は、定番中の定番アイテム。折りたたんで収納が出来るので持ち運びにも便利です。

火消し壺

柚木の川原ではキャンプで出たゴミもちろんのこと、焚き火で燃え残った薪や炭、灰も含めてすべて持ち帰りとなります。そうした場所でバーベキューや焚き火を楽しみたい時は、火消し壺を用意して、確実に後始末ができるようにしましょう。残念なことに、柚木の川原には複数の直火跡が残されており、河川の安全性や景観が悪化している部分も見られます。

火ばさみ

焚き火を楽しむ時には火ばさみも用意しておくと安心です。薪を追加したり、火を弄ったりする時だけでなく、火消し壺に炭を移す際にも非常に役立ちます。誤ってこぼしてしまった炭や薪も安全に拾って処理できる、スノーピークの火ばさみは焚き火台と一緒に揃えておきたいアイテムです。

長めのペグ

河川敷の地面は非常に不安定で、普通のペグでは簡単にすっぽ抜けてしまいます。そうした場所で安定したテント設営をするには、長さのあるペグを使用するか、ロープを石に巻き付けて固定する方法がおすすめです。ペグを使用する際は30cm以上、出来れば40cmクラスの長さがあるものを用意しましょう。

東京の数少ない野営地「柚木の川原」はルールを守って大切に使おう

青梅市から奥多摩へ向かう玄関口である柚木町にひっそりと存在している川原、通称「柚木の川原」は、ふと気が向いた時に訪れて気軽にデイキャンプを楽しむのにもぴったりのスポットです。こうした無料でキャンプのできるスペースをこれからも残して行くために、キャンパーとして自然を守る自覚を持ち、ルールとマナーを守って大切に使用するようにしましょう。

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  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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