岩本利達
コールマンから登場する新たなライン「コールマングリーンレーベル」ってどんなもの?

コールマンから登場する新たなライン「コールマングリーンレーベル」ってどんなもの?

120周年を過ぎ、次なるステージに入ったコールマンが、また新たな取り組みを始めることが分かった。その取り組みの名は「コールマングリーンレーベル」。地球の未来を守るためにコールマンが進めていくプロダクトラインという格好となる。

第一弾として発表されているのが、リサイクルポリエステルの生地を使用した3つの商品。新ラインの具体的な内容と共に、各商品の詳細を見ていこう。

キャンプギアも環境に配慮する時代に

cgl202301 (3)

コールマングリーンレーベルとは、再生済みの素材や再生可能な素材である「環境配慮素材」を使用したコールマン製品のこと。環境配慮素材かどうかはコールマンの社内基準をクリアしないといけない様だ。

特にテントやタープなどに使用されることもある「ポリエステル」は石油由来の化学繊維である為、自然環境では分解されるまでに何百年もかかるというデータが出ているほど環境負荷が高い。

とはいえ快適なキャンプの為には化学繊維の使用は避けられない部分もあり、どうせ使用するのであれば再生済みの素材を使用したほうがポリエステルの総量が増えない分、環境への負担は軽減される。

リサイクルポリエステルでギアを作る

コールマングリーンレーベルとして第一弾に登場したのがリサイクルポリエステルで作られたテントやタープ達。ポリエステルは使用しても再生済みの物と置き換えることにより、環境に配慮したプロダクトとなっている。

ワイドティピー / 3025(グレージュ)

cgl202301 (2)

ファミリーでも使用できる大型のティピーテント。インナーテントとフライシートをフックとストラップで連結し、極力デッドスペースが出来ないような工夫が施されている。

フロントはポールで広くなっており、ワンポールテント特有の入り辛さを解消した。さらにシェルターとしても使用できるので、デイキャンプなどの日よけとしてもGOODだ。

ティピー/ST(グレージュ)

cgl202301 (3)

こちらは上で紹介したティピーよりも一回り小さいサイズ。コンパクトではあるがフロアのサイズが約230cm×約325cmと、二人で寝転んでも広々と使うことが出来る。

フライシートにはベンチレーションを装備してあるので、インナーテントの下部を巻き上げれば空気循環を効率よく出来るというのも嬉しい。こちらもフライシートのみで独立させることが可能。

XPヘキサタープ / MDX(グレージュ)

cgl202301 (4)

約460cm×435cmとファミリーが快適に使えるサイズ設定と、メインポールにクロスポールを採用したことによってアレンジ幅も広いのが特長。付属のサイドポールも組み合わせてテントとのコンビネーションを楽しんだり、クロスポールを広げて間口を広く取ったりということも出来る。

初心者はそのままシンプルに使えるし、中級者以降は状況に応じたアレンジが出来るので幅広い層にオススメだ。

キャンパーとしても持続可能なキャンプを意識したい

cgl202301 (8)

リサイクルポリエステルを使用したテントやタープがそれぞれ従来の製品と比べて遜色がなければ、環境負荷が少ない素材を使用している分、我々キャンパーがお世話になっている自然へのダメージが少なくなるため積極的に選んでいきたい所。

今回発表されたのは第一弾の3ラインナップだったが、今後は別のギアなどでも展開されていくことが予想されるので、小まめに情報をチェックしておきたい。

紹介
ギア
X 閉じる
  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

記事についてのご意見やご要望、修正依頼、表示の不具合などございましたらお知らせください。返信が必要な場合はお問い合わせフォームからお願いします。




このライターが書いた他の記事

フォローミー

キャンプクエスト公式SNS
  • 日毎
  • 月間
  • 殿堂