岩本利達
デイトナ製ツーリングテント「neGla MAEHIROドーム」が一般販売を開始

デイトナ製ツーリングテント「neGla MAEHIROドーム」が一般販売を開始

バイク乗りに愛されているメーカー「デイトナ」が、応援購入700万円を超える大成功を収めたツーリングテント『neGla MAEHIROドーム』の一般販売を開始した。

マエヒロドームはツーリングキャンプにちょうど良いテントが少ないという状況の中で「バイク乗りならではのユニークな発想」をもって開発したテントだ。クラウドファンディングではたった5日間で完売したというその実力やいかに。

ソロで広々と使えるサイズ感

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マエヒロドームの前室サイズはソロテントとしてはかなり広い横幅220cm×奥行130cm×高さ143cm。写真を見ると、チェアやテーブルを置いてもインナーテントへの動線が残っているあたり、非常に使い勝手が良さそうだ。

高さもあるので、バイクのサイズによっては前室に愛車をしまって就寝することも出来そう。

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インナーテントも余裕のある作りで、ギアを置いても寝るには十分な広さに。

こちらのインナーテントは吊り下げ式になっており設営もラクチン。ポールの立ち上げもカラーに合わせて差し込むだけだったり、フライシートもバックルで簡単に固定が出来など、設営しやすさにもこだわりを感じられる。

三方向のパネルを自在に開閉

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キャンプで重要なプライベート空間の作り方についてもきっちり配慮されているのがマエヒロドームの良い所。前側と両側面には開閉可能なパネルがあり、設営場所に応じて開閉場所を調整する事で解放感とプライベート感をコントロール出来るという訳だ。

ちなみに前側のパネルはサブポールを追加する事で跳ね上げも可能。ただでさえ広いリビングスペースがキャノピーで拡大すれば雨の日でも伸び伸び出来そう。

荷台に乗せられるほどコンパクト

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ツーリングテントという事で当然バイクに積んでキャンプに行くことを想定しており、重さは約3.4kgと軽量クラス。開発者のコメントを見ると3kgを切るほど軽くしたかったとの事だが、強度などを考慮してこの重さになったようだ。

フライシートの生地にはシリコンコーティングを施したリップストップナイロンが使われており、フレームにもアルミ合金のジュラルミンA7001を使用するなど、随所に軽量化と強度のバランスを取る工夫が見受けられる。

収納サイズは横幅44cm×直径18cmにまとまり、シートバック、トップケースに収まるサイズ感を目指した。

普通にソロキャン用としても優秀

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バイク用ツーリングテントではあるが、スペックを見ているとソロキャンプ用のテントとしても十分優秀であることが分かる。軽くてコンパクト、設営も簡単で幕内も広いとくれば使いたくもなってくる。

テント内にランタンフックがあったり、小物用のポケットやベンチレーションも装備されているあたり快適性にも考慮されているのも嬉しいポイント。価格は40,700円とソロ用テントとしてはそこそこの価格帯ではあるが、随所にこだわりの詰まったテントを愛車に積載してバイク旅に出かけてみたくなる逸品だ。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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