岩本利達
まるで「移動するラグジュアリーホテル」ALFLEXの最新作が提案する“旅する住まい”とは

まるで「移動するラグジュアリーホテル」ALFLEXの最新作が提案する“旅する住まい”とは

キャンピングカーの価値が「移動手段」から「暮らす空間」へとシフトする中、ALFLEXが新たなスタイルを提示した。独立したリビングとベッドルーム、ハイブリッドバッテリーシステム、ルーフエアコンの標準装備 ── 単なるキャンピングカーではなく、まるで「移動するラグジュアリーホテル」のような快適性を実現したのが「Cabellia (キャベリア)」だ。

都市部での取り回しや駐車問題を解決するために、標準ボディサイズも同時に展開。「旅をする」のではなく、「旅の中で暮らす」。そんな新しい価値観を提案するALFLEXの最新モデル、その魅力を深掘りしていこう。

リビングとベッドルームがセパレート

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従来のキャンピングカー(特にバンコン)は限られたスペースを効率的に活用するため、リビングと寝室を兼用することが一般的。しかし、ALFLEXの最新モデルはリビングルームとベッドルームを独立させたレイアウトを採用している。

昼間は広々としたリビングでくつろぎ、夜は静かに眠れるプライベート空間へ。そんな理想的な居住環境を実現。長期間の旅でも生活の質を落とさず、むしろ日常よりも快適な時間を過ごせるかも。セパレートされていることで組み換えの手間も省けるし、「キャンピングカーのスイートルーム」と言っても過言ではない。

ハイブリッドバッテリーシステムが可能にするストレスフリーな旅

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キャンピングカーの利便性を左右するのは、何よりも「電力の確保」である。ALFLEXは、従来のサブバッテリーシステムを進化させた「ハイブリッドバッテリーシステム」を採用した。

充電はポータブルバッテリーが担当するが、必要に応じてサブバッテリーへ給電。家庭用コンセントでよくあるAC100Vをポータブルバッテリーが、車用のアクセサリに多いDC12Vはサブバッテリーが出力することで効率化を図っている。これによりコストも削減されるし、総容量はサブバッテリー5個分の500Aとなるとのこと。

標準装備のルーフエアコンで過ごしやすさはワンランク上へ

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これまでのキャンピングカーではエアコンはオプション扱いが多かったが、ALFLEXはルーフエアコンを標準装備。しかも一般的なルームエアコンでは無く、きちんとキャンピングカー仕様だ。

家庭用エアコンと同等の性能を持っているため、猛暑の日中でも冬の寒冷地でも快適な車内環境をキープできる。特に夏場のキャンピングカーは直射日光を受けやすく車内温度が上がりがち。エアコンはマストアイテムなので標準装備というのが嬉しい。

標準ボディサイズモデルの登場で選択肢が広がる

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「キャンピングカーは大きすぎて取り回しが大変」、「都市部での駐車が難しい」 ── そんな悩みを抱える人に朗報なのが、標準ボディサイズモデル。

従来の大型モデルに比べ、コンパクトなサイズ感ながら、ALFLEXの高級感ある設計思想はそのまま。リビングとベッドルームの分離、ハイブリッドバッテリーシステム、エアコンなどの装備を維持しつつ、より機動性を高めたモデルとなっている。都市部とアウトドアをシームレスに行き来できるこのサイズ感は、新しいキャンピングカースタイルを生み出す可能性を秘めている。

旅好きなら選択肢に十分入る

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安心して車中泊が出来るRVパークも増えて来ている昨今、アウトドア好きだけでなく、旅好きにとってキャンピングカーは有力な選択肢にもなる。一般的なキャンピングカーでは何かを犠牲にし、我慢して旅をしないといけない場面も出てくるが、ALFLEXの提案であればその心配はなさそう。資産としても残るキャンピングカー、一度検討してみてはいかがだろうか。

紹介
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  • 岩本利達
  • 岩本利達キャンプクエストNEWS編集部
  • NCAJキャンプインストラクター/JACオートキャンプ指導者
    『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。ガジェット/ギアマニアの視点から最新アウトドアニュースをお届けします。

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