キャンプ情報満載のアウトドアニュースメディア!キャンプクエスト

手のひらサイズのキャンプ用ノコギリ「コンパクトワイヤーソー」の切れ味を試してみた

ある日、新宿で買い物ついでにキャンプ用品店を冷やかしていたら「ポケットソー」という商品が目に付きました。

「ほーん、これがノコギリになるなら便利だな」と思う気持ちと共に「こんなんで本当に切れるんか?」と疑念を抱いたので、実際にキャンプ場で試してみました。

カクタス

バックパック一つでキャンプに行くことが好きな東京で暮らすサボテンです。

キャンプ用コンパクトノコギリ選手権が開幕

キャンプ用コンパクトノコギリ-4左からワイヤーソー、デラックスポケットソー、折りたたみノコギリ

私がいつもキャンプに行く時は枯れ枝を集めて薪にするため、折りたたみノコギリ「シルキーポケットボーイ」を持って行くようにしてます(写真右)。

シルキーのポケットボーイはその名の通り収納サイズがポケットに入るほどコンパクトで、今ではすっかり外せないキャンプギアになっています。しかし出来ることならもう少し小さく軽くなって欲しいと願ってしまうのがバックパックキャンパーの悪い癖です。

そこでポケットソー2種類とコンパクトノコギリで切れ味対決をすることにしました。

キャンプ用コンパクトノコギリ-3ポケットソーの裏面にある説明書き

COGHLAN’S ワイヤーソー

キャンプ用コンパクトノコギリ-5

エントリーナンバー1番、COGHLAN’S(コフラン) Sportsman’s Pocket Saw Scie de poche

フランス語ですかね。読み方が分かりませんが、ポケットサイズのスポーツマン用ポケットソーみたいなことでしょう。

日本ではエイアンドエフが販売していて裏面にワイヤーソーと書かれていました。説明文には「リングの中に親指を入れて敏速な前後運動を繰り返し、物体を切ってください。」とされていますが、パッケージ写真では人差し指に引っ掛けてますね。

商品の形状は一本のワイヤーにネジのような螺旋状の山がついていて、指でなぞってみると引っ掛かりを感じます。材質はカーボンスチールということなので、生木を切った水分をそのままにするとサビてしまいそうなのが気になるところ。値段が値段なので使い捨て感覚でしょうか。

  • 価格 935円
  • 刃長 49cm
  • 材質 カーボンスチール
  • 収納 手のひらサイズ(直径10cm位)

COGHLAN’S デラックスポケットソー

キャンプ用コンパクトノコギリ-6

エントリーナンバー2番、COGHLAN’S Commando Saw

ワイヤーソーと同じメーカーが製造している上位版ポケットソーという位置付けだと思われます。コマンドーソーという物騒な名前の通り、裏面には「NATO軍公認のワイヤー鋸」と説明されていました。ホントか?

エイアンドエフからはデラックスポケットソーという名前で販売されています。一本のワイヤーではなく、鎖状のチェーンが連なった作りになっており、指で触ってみても滑らかで柔らかく、ワイヤーソーよりもコンパクトに収納できるのは嬉しいポイント。

指にかけるリングは幅広の紐に変更されており、手首に引っ掛けて腕の力で引けるのでワイヤーソーと比べると扱いやすそうです。

  • 価格 1,650円
  • 刃長 50cm
  • 材質 ステンレススチール
  • 収納 ワイヤーソーよりコンパクト(直径5cm位)

シルキー ポケットボーイ 170mm

キャンプ用コンパクトノコギリ-7

エントリーナンバー3番、シルキーポケットボーイ170mm万能目

今のところ大きな不満は無いのですが、もしポケットソーの切れ味が同程度だった場合、装備の軽量化のために引退してもらうつもりです。

ちなみにシルキーからは色んな種類の替え刃も売られていて、目的に応じて目の細かさを変えたりも出来るようです。今の刃は万能目ですが、どうせ薪にするんだから綺麗に切るより速く切れた方が良いので粗目に変えてみようかな。

  • 価格 2,291円(2020/5/1 Amazon価格)
  • 刃長 17cm
  • 材質 ステンレススチール
  • 収納 長さ21cm×幅6cm×厚み2.5cm

キャンプ場で枯れ枝を切り比べてみます

キャンプ用コンパクトノコギリ-8

良さげな木を探しながらキャンプ場をとぼとぼ歩いていたら良い感じの枯れ枝を拾ったので、今回はこれを使って切り比べをしていきます。枝の太さは私の手首よりも一回り太いぐらい。野球のバットと同じくらいです。

ワイヤーソー試し切り

キャンプ用コンパクトノコギリ-9

まずはワイヤーソーから試し切りします。もしこれでサクサク切れたらノコギリとか要りませんね。うほっ、軽量装備が捗りますぞ。

ギッコギッコギッコギッ…ギッ……ぐっ!う゛んっ…!!

キャンプ用コンパクトノコギリ-10完全に埋まりました

最初は調子が良かったのですが、3分の1ほど切り進んだところでワイヤーソーが引っ掛かってしまい、思いっきり引いてもまったく動きません。木、硬すぎ。

力では無理なので自作ノコギリを作ってみる

キャンプ用コンパクトノコギリ-11

どうもこれは単純な力では切れそうにありません。そこで、ワイヤーソーの裏面に書かれていた「弓状のノコギリを作る方法」で試してみようと思います。

まずはワイヤーソーの輪っかを引っ掛けて弓なりになりそうな枝を探します。枯れ枝だと曲げた時に折れやすいので、できれば生木が良いのですが、そうそう丁度いい生木は落ちていません。いい感じの枯れ枝で試してみます。

キャンプ用コンパクトノコギリ-12

リングを引っ掛ける窪みをナイフで削ります。

キャンプ用コンパクトノコギリ-13

両端に窪みを作ったらリングを引っ掛けて自作ノコギリの完成。果たして上手くいくのか。

自作の弓状ノコギリで再チャレンジ

ギコギコギコ…ギコギコギコギコギコ…ギコギコギコ…おっ、切れたっ!!

キャンプ用コンパクトノコギリ-14

断面はこんな感じ。切れたというか、折れたという方が正しいかも。

切断に掛かった時間は、弓状ノコギリを作成する時間を合わせると10分~15分ぐらいです。指に引っ掛けて使うよりは全然使いやすかったですが、1本の枝を切断するのにこんなに時間が掛かってしまっては日が暮れてしまいますよ。

ワイヤーソーの上位版デラックスポケットソーの実力は?

キャンプ用コンパクトノコギリ-15

次はデラックスポケットソーの切れ味を試していきます。ワイヤーソーと比べると、刃に滑らかさがあり、指でなぞってみても引っ掛かりを感じません。本当にこれで木が切れるんでしょうか?

う゛う゛んっ!!ぜんっっぜん切れんわこれ!!

ワイヤーソーの時と同じように、最初はイケそうな気がするんですが、ちょっと切り進めたら刃が食い込んでしまって全然動かなくなってしまいました。まったくイケません。

ただ、切れ味としてはワイヤーソーよりも木の削れるスピードが早い気がします。

キャンプ用コンパクトノコギリ-16

なんとか力任せに切り進めると折れるように切れました。しかし、この時にポケットチェーンソーのコツが掴めたような気がします。

ワイヤーソーの時も然り、ハンドチェーンソーは一旦木に刃が食い込んでしまうと、めちゃくちゃ体力を消耗します。なのでチェーンを手前に引きながら切り進めるより、角度を付けずに平行にスライドさせて少しずつ削り取っていくイメージの方がスムーズだと思います。

これがワイヤーチェーンソーの正しい使い方か?

切れる!切れるぞ!!

キャンプ用コンパクトノコギリ-17

断面もスムーズ!

しかし、めっちゃ疲れる!!普段使わない筋肉を使うので腕まわりがパンパンです。切断まで2分ぐらい格闘しました。

この細さの薪を切るだけでこんなに疲れていたらキャンプを楽しむどころではありません。いや、コマンドーには楽しむ時間なんて必要無いので、商品としては問題ないのかも知れませんが、これをキャンプで使いこなすのは相当骨が折れます。

二人一組で両端を持って木こりみたいに使うならネタにもなりそうですが、私は友達が少ないのでそんなことを一緒にしてくれる人はおりません。

折りたたみノコギリ界の雄「シルキーポケットボーイ」

キャンプ用コンパクトノコギリ-18

ということで、いつもお世話になっているポケットボーイ先輩の出番です。いつもの先輩の力を見せつけてやってください。お願いします。

うほっ!20秒!!完全勝利!!!

これっ!これよ!!これがマジのノコギリってヤツですよ!!ざっす!ポケットボーイパイセンあざーっす!!!

キャンプには折りたたみノコギリがおすすめ

キャンプ用コンパクトノコギリ-1

結果、キャンプに持って行くならちゃんとした折りたたみノコギリを買いましょう。快適さが段違いです。シルキーのポケットボーイ先輩はやっぱり最強でした。

ポケットソーは友達とキャンプに行くときのネタ枠には良いかも知れませんね。そんな高いものでもないので子供の遊び道具にもぜひ。その際は指触りの良いデラックスポケットソーがおすすめです。

カクタス

バックパック一つでキャンプに行くことが好きな東京で暮らすサボテンです。

ライターバナー

ライター募集
ライター募集
back to top