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世界最小クラス!コニファーコーンバタフライソーをレビュー

世界最小クラス!コニファーコーンバタフライソーをレビュー

キャンプにおける1番の楽しみ、と言えば焚火を上げる方も多いのではないでしょうか。焚火に関連する様々なギアの中でも、斧やノコギリなどの木を切る道具は、普段買った薪で焚火をされる方でも1つ持っておくと大変便利なキャンプでの相棒です。

今回は非常にコンパクトに収納できる折り畳み式のこぎり「コニファーコーン バタフライソー」をご紹介させていただきます。実際の使い勝手なども詳しくご紹介していきますので、参考にしていただけると嬉しいです。

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バタフライソーのブランド「コニファーコーン」について

コニファーコーンlogo引用:コニファーコーン

コニファーコーンは大阪にある金属加工の会社「田中文金属株式会社」から誕生したアウトドアギアブランドです。同社の歴史は創業100年以上と古く、年数に裏打ちされた技術で商品開発を行ってきました。

今回ご紹介する「バタフライソー」以外にも、手のひらサイズの薪ストーブ「フォールディングストーブ パイロマスター」や、小さく折りたためるトング「フォールディングトング アングルマスター」など、ツーリングやソロキャンプをされる方でも気軽に持っていけるコンパクトサイズなギアが特徴的です。

田中文金属さんでは他にも「tab.(タブ)」などのアウトドアブランドを展開。こちらもコニファーコーン同様、手ごろなサイズのアウトドアギアを販売しています。

バタフライソーの基本情報

サイズ (使用時) 長さ:250mm 幅:45mm 厚み:15mm
(折畳み時)長さ:135mm 幅:47mm 厚み:15mm
重量 110g
素材 ステンレス、炭素鋼、サクラ

スタイリッシュな外観

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使用時は端に付いているロックリングを外し、木材の持ち手部分を180度開いて最後にもう一度持ち手部分の先端にロックリングをかけます。「バタフライソー」の名前の通り、蝶のように開いて使う仕掛けが非常にかっこいいです!

中央に印字されているコニファーコーンのロゴマークも良いアクセント。黒色の刃に持ち手のウッドグリップの柔らかさが映えてオシャレな作りになっています。私が購入を決めた大きな理由の一つが、まさにこの見た目の格好良さでした。

バタフライナイフならぬバタフライソーというのはちょっと珍しいアイテムではないのでしょうか。他の折り畳みのこぎりとデザインが被らないので、少し人と違ったものを持ちたいという方にもおすすめです。

驚くほど小さなサイズ感

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「世界最小クラス」とPRされている折り畳み時の長さは13.5cm。写真で見ると缶ビールとおおよそ同じぐらいの長さです。

厚みも1cm程度と非常にスリムですのでサッとポケットに入れても邪魔になりません。畳んだ時も無駄に凹凸な部分が無く、スタイリッシュな作りに惚れ惚れとしてしまいます。

重さは110gと非常に軽量。スマートフォンを持ち運ぶよりも軽く携行できます。

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我が家ではバタフライソーをメディカルポーチの中に入れてキャンプに持っていきます。トーチや火吹き棒、カトラリーと一緒に「よく使うギア」としてまとめ、ベルトで腰につけています。

ポーチの中に一まとめにする事で使いたい時にいつでも取り出せますし、細かいギアをうっかり忘れてきてしまった…というキャンプではありがちな失敗も防止できます。

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のこぎりではないですが、自宅にあるアウトドアナイフと大きさを比べてみました。写真のナイフはベアボーンズリビング/No.6 フィールドナイフです。

ベアボーンズリビングのナイフは長さが26.6cmと、一般家庭で使う包丁とサイズ感が同じぐらいです。並べてみるとバタフライソーが大分小さく収まっているのが一目でお分かりになるかと思います。

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使用時のサイズは25cmでベアボーンズリビングのナイフと同じくらいの大きさになります。刃の部分も11cmと同じぐらいの長さになりますので、一般的な大きさのナイフと同様に扱えます。

老舗の技術が詰まった切れ味

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アウトドア用の折り畳み式のこぎりは片刃の物が多く見られますが、バタフライソーは両刃で日本の伝統的なのこぎりの製法を用いています。

片側にそれぞれ硬い木を切る用の江戸目ザクザクと切る用の茨目の2種類の刃を持っており、切る木材によって使い分けが可能です。

刃には高硬度の炭素鋼を採用しており、表面には木材との摩擦を軽減する特殊フッ素コートを施してあるので軽やかに刃を進められます。摩耗が少ない事によって切れ味が持続するメリットも兼ね備えています。薄くてたわむ事の無い刃で綺麗にまっすぐ切れるので、のこぎりを使った経験が殆ど無いという方でも簡単に作業できます。

私もバタフライソーを初めて使った時は「のこぎりを使うのなんて小学校の工作以来だけど果たして上手く切れるだろうか…」と少々不安でした。ですが実際使ってみると力を入れることなく木材を切れ進め、気が付けばあっという間に焚き付けが沢山できていました。

だいだい10分もあれば1回で使う焚き付けには十分な量を切れます。のこぎりの使い方の基本「引く時に大きく力を入れる」を守って使えば楽々と木の切断が可能です。

初心者でも安心の使い勝手

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バタフライソーは携帯性に優れ、ロックを外す、持ち手を回転する、ロックをかける、の3つのステップで組み立てが完了するので、取り出してから使うまでの一連の流れがとてもスムーズです。

収納袋などの小物は付属していませんが、収納時は金属の刃を木材で包むような格好になりますし、ロックリングも硬めにはめるように作られていますので、しっかり折り畳みができていれば刃先で手を切ってしまうなどという事はまずありません。前述の通りメディカルポーチに入れて使う事を想定していましたので、個人的には無くても特に問題は無いと思いました。

バタフライソーは一般的なのこぎりに比べれば刃は短く、薪のような太い木材を切るには時間がかかりますが、キャンプ場に落ちているような枝でしたら簡単に切る事ができます。

木で作られたグリップは手に馴染み易く、安定して持ち続けられるので無駄に力を入れすぎるような事はありません。普段から普通のサイズののこぎりを使っている方からすると、もしかしたら刃の短さでの使いづらさを感じるかもしれませんが、私が使った体感ではストレスを感じずに作業できました。

バタフライソーは焚き火をもっと楽しくしてくれる折り畳みのこぎり

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バタフライソーは荷物を少なくする事ができる為、ブッシュクラフトをする方にも勿論、何か木を切る用に1本持っておきたい初心者の方にもおすすめのギアです。

「ちょっと焚き火用の木が足りなさそうだから調達しよう」とキャンプ場を探検して落枝を拾い、焚き付けを作る「自ら現地で材料を用意する」行為はキャンプでの素敵な思い出の一つになり得ます。実際に私もバタフライソーを購入してからは積極的に現地で枝を探し集めては焚き付けを作っています。

また「焚火をするのに良さそうな薪だけど、もう少し短ければ丁度良いのに…!」なんて時にもバタフライソーは大活躍してくれます。コンパクトで手軽に使えるのこぎりがあれば、キャンプをアウトドアレジャーとして更に体感できるのではないでしょうか。バタフライソーは焚き火をより楽しみたいキャンパーを大いに助けてくれるでしょう。

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