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キャンピングカー購入前に知っておきたい3つのポイント

キャンピングカーのアイキャッチ
アウトドアマンなら、「いつかは自分のキャンピングカーを所有してみたい」そう誰もが一度は願います。けれど、実際にキャンピングカーを購入するとなると、「新車がいいの?」とか「中古車じゃだめなの?」などの素朴な疑問が浮かんできます。

この記事では、キャンピングカーを購入する際に押さえておきたい「3つのポイント」をご紹介します。これからキャンピングカーのオーナーになりたいと考えている皆さんに、少しでもお役に立てれば幸いです。

氷室玲

年間100日程度、登山とキャンプ、オートバイツーリングや釣り、キノコ取りなどアウトドアライフを楽しんでいます。もともとキャンピングカーで国内を旅していましたが、最近は駐車スペースを取らない車中泊(ハイブリッドミニバン)が主体で、気の向くままに自然を楽しんでいます。

Point1「新車にすべきか?中古車購入か?」

四季を通じてキャンプを愛するアウトドアマンにとって、キャンピングカーは憧れの車です。何より天候やキャンプ場の都合などにほとんど左右されず、いつでも大自然に飛び出すことができるからです。

しかし、実際にキャンピングカーを購入しようとすると、いくつかのハードルを越えなければなりません。それは、キャンピングカーの「新車」「中古車」、それぞれにいくつかのメリットとデメリットがあるからです。そのメリットとデメリットとは次の通り。

新車購入のメリットとデメリット

新車でキャンピングカーを購入するメリットとは次の通りです。

メリット

  • 車両本体はもちろん、エクステリアや付帯設備がすべて新品。故障の心配はほぼ皆無。従って、思ってみなかった部品の修理や交換が不要で安心して乗れます。
  • 新車なので、もちろん前のオーナーの使用臭がしません。すべてピカピカです。
  • 自分好みの付帯設備を設置できる。自由に仕様が注文できる。

デメリット

  • 価格が高い。「軽キャンパー」ですら新車だと300万円超はザラです。バンコンタイプの標準価格は500~600万円。キャブコンの平均価格は約750~1,000万円もします。
  • 発注してから納車までの期間が長い。バンコンタイプだと、現在約1年間待たされます。

中古車購入のメリットとデメリット

中古キャンピングカーにもメリットとデメリット両方があります。

メリット

  • 新車に比べれば価格はお手頃。とは言っても、車の状態によっては半額程度のものもあれば、ほぼ新車と変わらない中古車まで様々です。価格に関しては、ネットで検索できますので、お確かめ下さい。
  • 納車期間が圧倒的に早い。ほぼメンテナンス不要ならば、1ヶ月程度で納車が可能です。
  • 展示場をこまめに回ると、思ってもみなかったような程度の良い「優良車両」に出会うことがある。

デメリット

  • 前のオーナーの仕様臭がどうしても残っている。汚れやベッド・ソファーの「ヘタレ」が目に付く。
  • 見た目では分からないような部品や、設備の劣化が隠されている。従って、購入してから直ぐに、修理や部品交換が必要になり、その費用が莫大になるケースも。
  • キャンピングカーの人気沸騰に伴い、中古車両の流通が滞っている。出物が少ないので、気に入った中古キャンピングカーに出会えるチャンスが少ない。
  • 程度の良い、気に入った中古車両に巡り会うためには、多くの時間と労力が必要。出品数が少ないので運任せ。

以上の通り、キャンピングカーの新車・中古車購入にあたっては、それぞれに考慮しなければならない点があり、一長一短をよく踏まえて購入を検討すべきです。新車のキャンピングカーの場合、1年以上も車の納車を待つことができなければ購入すること自体難しいのが現状です。

Point2「キャンピングカー購入の条件」

/キャンピングカーの内装

新車にするか中古車にするかが決まったら、購入するために次にクリアしたい条件が、次にあげる問題です。

購入資金を工面する。

新車・中古車、そのいずれを購入するにしても、車のタイプによって必要な購入資金が違ってきます。現在、国内国外の普通車ならば「残価設定型」のオートローンも各社からプランニングされています。車種によっても差はありますが、新車だと最大1/2程度で乗れる自動車ローンが、各メーカーから提示されています。

ところが、圧倒的に車の流通量が少ないキャンピングカー市場では、オートローンも限定的。残価設定型ローンを導入しているメーカーはほとんどありません。その代わり、ローン最長期間が10年間(120回払い)というローン設定も可能です。

全額支払うとなると、軽キャンパーなら300万円前後、バンコンならば600万円、キャブコンはおよそ900万円程度が必要です。大型バス改造のバスコンでは1,300万円ほど価格がします。この購入資金をまず用意することが重要です。

駐車場を確保する。

広大な敷地にお住まいの方であるなら問題はありませんが、キャンピングカーは「軽キャンパー」を除くと、普通車の1.5倍から2倍程度の駐車スペースが必要です。バンコンタイプは当然ながら、キャブコンはベース車両がトラックです。バスコンなど、その1台だけで優に縦2台分の駐車場がなければ車を留め置くことさえできません。

キャンピングカーを購入する前には、大切な車両を安心して駐車できるパーキングを確保しておかなければならないのです。横2台分を借りても意味がありません。縦に2台分同時に確保できる駐車場を探す必要があります。

家族の同意を得る。

キャンピングカーを購入するにあたって、最も重要なポイントがこの問題です。どんなにあなた個人が、キャンピングカーの魅力に取り憑かれていても、家族の同意(特に奥様や旦那様からの)が得られなければ購入するのは諦めるべきでしょう。1年以上も長期間納車を待たされた挙げ句、10年間近いロングでヘビーなオートローン。

例えば、総支払額に関して言うと、「車両本体価格」が約600万円のバンコンでは次の通り。「納車価格」は諸費用込みで約720万円、10年間の分割手数料を合わせると、「総支払額」は合計約830万円に上ります。実年利2.9%で、毎月57,000円の支払いと年2回のボーナス時約10万円の支払いを、10年間続けてようやく購入できる計算です。

この金額の支払いを、たった1台の車両に対して続けていくことのメリットを、家族に証明しなければなりません。「子どもたちとの思い出を作りたい」とか「リタイヤ後に、夫婦で日本1周したい」とだけ説明しても、奥様がまともに話を聞いてくれるとは限らないからです。

Point3「ファーストカー?それともセカンドカー?」

/キャンピングカーの内装2

キャンピングカーを購入する際に検討すべき点が「ファーストカー」にするのか「セカンドカー」にするかの点です。

ファーストカーとして購入するなら

キャンピングカーを「ファーストカー」として購入するなら次の順に、対象リストを絞っていきましょう。

第一候補「バンコンタイプ」

最も乗用車に近く、日常ユースに適しています。見た目も普通車なので周りの目も気になりません。通勤車としても最適ですが、燃費の面で普通車よりも燃料代はかかります。

第二候補「軽キャンパー」

多少、遊び車的な要素が外観から滲み出ていますが、周りの目など気にしてはいけません。コンパクトな車体は、買い物などにも便利です。多少パワー不足が難点です。

第三候補「キャブコンタイプ」

車体は大きくても、ベースはトラックなので必要以上に心配することはありません。駐車スペースさえ気にしていれば、日常ユースから旅行まで幅広く使用できます。ただ、見た目が完全にキャンピングカーなので、通勤に使うにはやや気が引けるかもしれません。

セカンドカーとして購入するなら

日常生活や通勤車が別に用意できるなら、ぜひセカンドカーとしてキャンピングカーを所有するメリットはあります。セカンドカーとしておすすめは次の通りです。

第一候補「キャブコンタイプ」

セカンドカーとしては最適です。とは言え、値段は750万円以上が必要です。但し、「動く別荘」としての機能は十分。室内エアコンから、シャワー、トイレ、キッチン、オーディオなどあらゆる設備が標準で装備されています。

第二候補「バスコンタイプ」

駐車場と1,200~1,300万円以上(新車価格)の資金が用意できれば、ぜひおすすめしたいキャンピングカーです。キャブコンの2倍以上の広さと快適設備を兼ね備え、インテリアもゴージャスそのものです。別荘に乗りながら、全国各地を移動できるのがバスコンです。

特別候補「トレーラー」

750kg以内なら「牽引免許」が無くとも運転可能です。牽引車両は全くの普通車(但し、車の後部に牽引設備が必要です)。キャブコン以上の快適設備(ベッド・キッチン・シャワー・エアコン等)が付帯設備として備わっています。

キャンピングカーを購入する時の注意点

/キャンピングカー販売店

この章では、実際に購入すると決めた時に、注意するいくつかのポイントをご紹介します。

新車キャンピングカー購入のポイント

新車でキャンピングカーを購入するなら、次のポイントに注意しましょう。

  • 販売先が信頼できる店舗であるかどうか。例えば「日本RV協会」加盟店かどうかなど。車販売の付属としてキャンピングカーを取り扱っている店舗もあります。必ず専門店で購入しましょう。
  • 対応に当たってくれたスタッフが信用できるかどうか、見極めが必要。キャンピングカーのオーナーになると、普通車とは比べものにならない位、メンテナンスに関して様々な情報提供や相談が必要になります。付帯設備がそれだけデリケートだからです。ちょっとした不注意で、サイドオーニングが暴風で吹き飛ばされるなど日常茶飯事。丁寧な対応と面倒見が良いスタッフであることが購入先の絶対条件です。

中古キャンピングカーの新車購入先と注意点

  • 可能であれば、新車販売を同時に行っている店舗で中古車を購入しましょう。オークションサイトには、専門店でなくてもキャンピングカーを販売している店舗が多くあります。新車とは比べものにならないほどメンテナンスが必要になる中古車です。専門スタッフと修理工場を所有する専門店で購入するのが、後々安心です。
  • 値段につられてはいけません。キャンピングカー市場は、現在以前とは比べものにならないほど高騰しています。程度の良い中古車は、新車とほぼ価格が変わりません。安い販売価格で出品されていたら、それ相応の理由があると考えましょう。事故車や故障車を掴まされてしまっては元も子もありません。

終わりに

ご紹介したように、キャンピングカーは大変高価です。しかも、メンテナンスや販売店・スタッフの見極めなど様々な留意事項も必要であり、普通なら思わず二の足を踏んでしまいます。

けれど、私はあえてキャンピングカーの購入を、みなさんにおすすめします。キャンピングカーにはそんな心配をすべて吹き飛ばしてくれる喜びがあるからです。一度でもキャンピングカーで旅行したり、オートキャンプ場へキャンプに出かけたりしたことがあれば、その魅力に必ず気付くことでしょう。

人生100年の時代をいよいよ迎えました。充実した毎日を過ごしていくためにも、キャンピングカーはきっと役立ってくれるはずです。迷うことはありません。さあ、あなたもキャンピングカーオーナーとして、素晴らしい世界に足を踏み込んでみて下さい。

氷室玲

年間100日程度、登山とキャンプ、オートバイツーリングや釣り、キノコ取りなどアウトドアライフを楽しんでいます。もともとキャンピングカーで国内を旅していましたが、最近は駐車スペースを取らない車中泊(ハイブリッドミニバン)が主体で、気の向くままに自然を楽しんでいます。

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