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キャンプ場内にSLが走る北海道「丸瀬布いこいの森」はファミリーキャンプに最適!

キャンプ場内にSLが走る北海道「丸瀬布いこいの森」はファミリーキャンプに最適!

新型コロナウイルス感染症による自粛で北海道のキャンプ場もほとんどがオープンを延期していましたが、6月に入りやっと営業が開始されたので今年初のキャンプに行ってきました。今回、行ったのは北海道の遠軽町丸瀬布にある「丸瀬布いこいの森オートキャンプ場」です。

旭川市からは約110㎞、およそ2時間のドライブ

筆者が住む旭川市から丸瀬布のキャンプ場までは、約100㎞の距離。途中、高速道路も利用できますが、軽のワンボックスでは登坂を加速できなかったり横風を受けることもあるので、のんびりと一般道を2時間かけて走ります。

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の利用料金

丸瀬布の市街地から「武利川」沿いに上流方向にしばらく進むと左手に「武利ダム」が見えてきます。丸瀬布いこいの森オートキャンプ場は、ダムのすぐ上流に位置していて、キャンプ場内を走るSLの駅や踏切が目印です。

キャンプ場内では、バンガローとオートサイト、フリーサイトで宿泊が可能です。利用料金は以下の通り。センターハウスで料金を支払って受付を済ませます。なおセンターハウスにはコインランドリーや乾燥機、シャワー、トイレ、売店もあります。

キャンプ場入村料

大人(高校生以上) 1泊 / 800円
小人(小学校以上) 1泊 / 400円

バンガロー

4人用 2,500円
5人用 3,000円
6人用 3,500円
6人用(テラス付) 5,000円

1棟1泊・車両1台。

オートサイト

第1オートサイト
(電源有り)
2,500円
第2オートサイト
(電源無し)
2,000円

入村料別。1区画1泊・車両1台

フリーサイト

大型車
(4t車両以上)
1台1泊 / 1,000円
普通車
(軽自動車以上)
1台1泊 / 500円
その他の車両
(バイク・けん引)
1台1泊 / 200円

入村料別。

今回の宿泊は4人用のバンガローにソロ

センターハウスからすぐ横から道があり、その両脇にバンガローが11棟とテラス付きのバンガローが4棟並んでいて、さらに奥に進むと第1オートサイト、手前の道を進むと第1フリーサイトになります。

今回、宿泊したのはバンガロー4人用。ずっと週間天気予報を見て天気を心配していたのですが、絶対にこの日にキャンプしたかったので、テント泊ではなくバンガロー泊を選択しました。なおバンガローとオートサイトは事前の予約が必要です。

バンガローの裏側にも駐車スペースがあり、裏に停めるとかなり広くて、タープを張って外でバーベキューが楽しめます。

小さく見えまずが中は4人で寝るのに十分な広さ。今回はここで一人で寝るという贅沢。

室内には照明やコンセントも完備されていて快適です。新しくはありませんが床は張り替えされているようでした。

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の施設紹介

出典:遠軽町のホームページ

では、丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の施設を紹介しましょう。上の画像は受付で配布されているマップで、遠軽町のホームページでも見ることができます。

第1オートサイト

こちらがバンガローが立ち並ぶエリアの奥にある第1オートサイト。第2オートサイトは電源がありませんが、第1オートサイトは各区画に電源があり、車1台分のスペースが舗装されています。電源付きのオートサイトでも、1泊2,500円なのでかなりリーズナブルですよね。

第1フリーサイト

出典:北海道オートキャンプ協会

トイレ

キャンプ場内には、センターハウスと第1管理棟、第2管理棟、郷土資料館、休憩所の他、第1フリーサイトと第2フリーサイトの近くと、いくつもトイレが設置されています。写真のトイレは第1フリーサイトと第1オートサイト、バンガローの中間地点にあるトイレです。内部は撮影していませんが綺麗です。

炊事場

炊事場は第1フリーサイト、第2フリーサイト、第1オートサイト、第2オートサイトとそれぞれのサイトにあります。写真はバンガローから近い第1フリーサイトにある炊事場。

奥にはゴミステーションがあり、ごみを捨てる場合はセンターハウスの受付で指定のゴミ袋を購入します。

先ほどのトイレの横には丸瀬布に生息する動物が紹介された看板があります。キタキツネはキャンプ場にも現れてゴミを漁るようなので、ゴミの管理には注意しましょう。またカラスにも要注意。実際にちょっと離れたすきにゴミを散らかされてしまいました。

遊具広場

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の魅力の一つが、子供たちが楽しめる遊具がいっぱいあること。場内を走るSLの線路の下をくぐると広場に行けます。

遊具広場にはゴーカートやバッテリーカー、ふわふわドーム、ロッキング遊具、ローラースケートなどのコーナーがあります。それぞれの料金は下の表の通りです。

3連ふわふわドーム 無料
ゴーカート 1周 1人乗り300円 / 2人乗り500円 ※10歳以上、140㎝以上
ローラースケート 300円(1人1時間以内)
バッテリーカー 1周 100円

自然の中でキャンプをするだけで十分に楽しいですが、遊具があればさらに子供は楽しいですよね。他にもテニスコートやパークゴルフ場、ドッグラン、自転車のレンタルなどもあります。

森林鉄道蒸気機関車 雨宮21号

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の最大の魅力といえば、キャンプ場内に線路が敷かれていて実際にSLが走るところ。しかも、このSLに乗車することができます。

走っているのは北海道遺産、近代化産業遺産、準鉄道記念物、林業遺産に指定されている森林鉄道蒸気機関車の「雨宮21号」。

12:30を除いて10時から16時半まで30分間隔で運行していて、大人(高校生以上)500円、4歳以上中学校まで250円で乗車することができます。キャンプ場の入り口近くに「雨宮号駅」がありので、そこで切符を購入して乗りましょう。

場内マップを見ていただくとお分かりの通り、バンガローのすぐ裏を線路が通っていて、雨宮21号が走りますが、音がうるさすぎるということは全くありませんでした。それでも静かな環境でキャンプを楽しみたい人は、線路から離れている第2フリーサイトや第2オートサイトの利用がおすすめです。

場内を流れる川では釣りも楽しめる

キャンプ場内には、湧別川の支流で釣り人に人気の武利川が流れていて、キャンプ場のすぐ脇でニジマスやオショロコマ、イワナ、ヤマベなどの魚が釣れます。

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の周辺施設

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場のすぐ前には「丸瀬布温泉やまびこ」があります。入浴料は、大人(中学生以上)500円、小人(小学生)300円。営業時間は4~10月は10時から21時、11~3月は11時~21時です。

館内には食堂もあり、ラーメンなどの食事が楽しめます。自分が食べたのはざるラーメン。丸瀬布を文字が書かれたお菓子もついていました。

また丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の周辺には、温泉の他にも丸瀬布の歴史や文化に関連する資料が展示された「郷土資料館」やカブトムシ好きで知られるタレントの哀川翔が特別学芸員になっている「昆虫生態館」や「チョウの広場」などの施設もあります。ヘラクレスオオカブトなども見られるので、子供は大喜びですよ。

丸瀬布いこいの森はファミリーキャンプにおすすめ

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場は、特に子供連れのファミリーキャンパーにおすすめです。

なんと言っても、他のキャンプ場では絶対に体験できない実際に走るSLに乗車することができます。また、場内にはゴーカートやバッテリーカーなどの遊具も充実。さらに川では釣りも楽しめると1泊では時間が足りないほど。ぜひ、休みをたっぷり取って連泊を楽しんではいかがでしょうか。.

丸瀬布いこいの森オートキャンプ場の基本情報

所在地 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布中町115-2
問い合わせ先 遠軽町丸瀬布総合支所 産業課
電話番号 0157-47-2231
遠軽町ホームページ いこいの森オートキャンプ場
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  • 都良(TORA)
  • 北海道在住のフリーライター。キャンプ、車中泊、登山、トレッキングが大好き。障害者スポーツの指導員をしていることから、車いすなど障害を持つ子供たちをトレッキングやキャンプに連れていく活動もしています。資格:自然体験活動指導者認定委員会 自然体験活動指導者NEALリーダー、北海道ボッチャ協会 審判員・普及指導員

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