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元山賊ライターが登山で最低限必要な装備と持ち物を教えます

立山連峰
こんにちは。ライターの徳田と申します。ちょっと前まで日本三大霊山の一つ「立山」で山賊のような生活をしておりました。

今日は本気でアウトドア生活をしている人間が実際に普段使っている登山の装備を紹介しながら、登山に最低限必要な持ち物の正しい選び方をお教えしようと思います。

徳田裕介

春から秋は立山室堂(標高2450m)で暮らし、冬はスキー場で働くという生活を送っていました。
アウトドアの楽しさと厳しさ、その両方を発信していきたいと思っております。
モットーは「2倍のスピードで、2倍の時間動き続ければ、4倍行動できる」

ちょっと自己紹介

春から秋は、仕事として標高2450mの立山室堂という場所に住んでいました

一年の大半が雪に覆われているガチの山岳地帯です。1300年くらい前から「極楽とか地獄とかありまっせ〜」とアピールしている信仰の山であり、現代ではインスタ映えスポットでもあります。晴れた日の景観は確かに極楽ですが、酸素が地上の3/4なので息が苦しいという意味では、確かに地獄です。

そして冬にはスキー場でリフト係やパトロール隊員をしていました。仕事として、激しい風雪に身を晒しながらスキーをする毎日でした。休みの日にも趣味の登山とスキーに精を出していたので、本当に毎日が雪と格闘って感じですよね。

という訳で、この経験を活かし「生きること=アウトドア」だった者の目線から、有益で中身のある情報を発信してみようと思います。よくある無難で安全な記事や、最終的に何かを売りつけようとするようなタイプの記事にはしたくありません。アウトドアを愛する全ての人々orこれから始めようとしてる人に向け、魂込めて書いていきますので最後まで読んでくれると嬉しいです。

登山に最低限必要な装備と持ち物

とりあえず、この写真をご覧ください。

202-tateyama

この写真を撮った場所から「ここまで往復」するのに必要なアイテムを4つ紹介します。つまり「室堂から、立山主峰まで往復するのに必要なモノ」ということですね。以下の4つが全てです。これ以外には、パンツ一枚も要りません。

正確な商品名は、わかるものだけ書いてあります。

Patagonia ストライダープロショーツ(5インチ)

202-patagonia

ぶっちゃけ、短パンなんて何でもいいっす。けど、一応は僕の使っている登山用短パンを紹介します。

パタゴニアというブランドは、登山やアウトドアに興味ない方でも知っているかもしれませんね。この短パンはパタゴニアの中では、軽装登山の定番アイテムとして知られており、僕の登山仲間も含めて多くの人が愛用しています。

ストライダープロショーツの履き心地

登山は主に脚を使うスポーツです。だから、ズボンの生地が脚にまとわりつくようでは、ズボン全体が突っ張って本当にストレス。ジーパンなんて履こうもんなら、イライラして憤死する恐れがあります。

しかし短パンなら超快適。特にこのアイテムはストレッチ素材とメッシュ素材をふんだんに使っているので、履き心地はバツグンに良く、気に入ってます。股下13cmという長さは、短パンとしてちょうどいい丈ですしね。

収納力に優れたデザイン

腰回りに伸縮性のある小さなポケットがたくさんついてて、カロリーメイト的な食料をたっぷり入れることができます。小さめのスマホも入ります。iPhoneだと5SとSEまでのサイズならピッタリ収まり、それ以上の大きさだと無理に押し込むことになります。

その代りに、ハンドウォーマーポケット(いわゆる普通のポケット)はありません。山でポケットに手を突っ込みながら歩くのは危ないので、不要だから無いのでしょうね。

あ、そうそう。これにはインナーパンツって言うのかな?アンダースコート的なものがついてるので、下着は不要です。僕はいつもフル○ン状態でこれを履いてました(女性の皆さま、すみません)。

ドライマックス Trail Running 1/4 crew

202-drymax

ぶっちゃけ、靴下なんてなんてどうでもいいです。無くてもなんとかなる気もしますが、一応は僕の使っている登山用靴下を紹介します(すね毛が汚くてすみません)。

耐久性が高くて長く使える

靴下は登山用品の中では消耗品の代表選手で、すぐにダメになります。特にメリノウールという高機能な素材の靴下は、あっという間に擦り減って穴かがあきます。

しかし、ドライマックスの靴下はびっくりするくらい丈夫です。これを履いて300km以上歩いてますが、穴、あきません。生地、ヘタレません。この耐久度は謎です。僕はいつになったらこれを買い換えられるのでしょうか?

ムレにくく乾きが早い

そして「ドライマックス」という名前の通り、ムレにくいです。登山では靴の中が汗や外からの水分で、ジワジワと蒸れていきます。雨が降っていなくても、水っぽい土の上や霧雨の何時間も歩くことが多く、気が付いた時いは足元がグショグショになっている…なんてことは珍しくもなんともありません。しかし、このドライマックスは濡れ感が少なく、乾きが早いので快適ですね。

マウンテンハードウェアの薄い半袖

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ぶっちゃけ、シャツなんてなんでもいいです。さすがに綿100%のシャツは乾かなすぎてマズイんですけど、ユニクロのドライなんちゃらとかってヤツでも余裕です。とは言え、一応登山用品として僕のお気入りにを紹介しときます。

薄くて、すぐ乾く

濡れたシャツほど不快なものはありません。天候の変化が激しい山では、体温調整は命に関わります。濡れた服を着たまま、暴風に晒されれば、体温は一瞬で奪われます。生地が分厚いシャツでも、一度濡れたら体温を保証してはくれません。それならいっそ、涼しくて汗をかきにくく、濡れてもすぐに乾く薄手のシャツを僕は選びます。

ある程度の日焼け対策になる

長袖は暑すぎるから却下。ノースリーブは日焼けがすごいので却下。消去法で半袖がベストだと思ってます。

意外と忘れられがちなのが日焼け対策。晴れの高山帯は強烈な日差しを遮るものが何もなく、首筋から二の腕にかけて、トーストのようにこんがり焼けた経験が何度もあります。もしノースリーブで高山帯を走り回れば、火傷レベルの日焼けを負うことになるでしょう。クレイジーな僕の友人はあまり気にしてない様子ですが、凡人の僕は半袖にしておきます。

Altra ローンピーク 3.5

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ぶっちゃけ、靴だけはちゃんとしたアウトドア用のシューズを買うべきです。こればっかりは慎重に選ぶべきです。基本的には「体重の軽い人は軽い靴」「体重の重い人は重い靴」とだけ覚えておきましょう。中くらいの人は、中くらいのを買ってください。もやしっ子の僕は、軽い靴でスピード重視の山行をすることを選びました。

ランニング仕様のスポーツ向けシューズ

この登山靴は「トレイルランニング」という山の中でマラソンをするスポーツ向けのシューズです。ざっくり説明すると「硬い登山靴と、柔らかいランニングシューズの間の子」みたいなモノですね。登山靴に近い長距離用のモデルもあれば、防御を捨てた短距離決戦タイプもあります。このローンピークはちょうどその中間のオールラウンドに使えるタイプですね。

横幅が広く日本人の足向け

日本人の足は横幅は広いという傾向がありますが、登山靴のメーカーのほとんどは海外にあり、足が縦に細長い欧米人向けに作られています。つまり、そこらへんの登山靴を適当に買うと、山の中で足の痛みに悶絶する恐れがあります。僕は実際に経験しました。

しかし、このAltraというメーカーは例外で、シューズの前半分が横に広く作られており、典型的な日本人の足にもピッタリ合います。ナチュラルランニングをコンセプトにしているからなのですが、詳しく書くと長くなるので、興味のある方は公式サイトへどうぞ。

公式サイト:http://altrazerodrop.jp/

安全に登山するための持ち物

ここまでに紹介した4点が最低限必要な装備です。これ以外は何も身につける必要がありません。もちろん、僕はパンティーもブラジャーも非装備、短パンはフ○チン状態(女性の方、ごめんなさい)からの直履きでした。

これらは本当に必要最低限なので、より安全に不要なリスクを抑えるためにはこちらの持ち物も準備しておくと良いでしょう。

安全に登山するために用意すると良い持ち物

  • 水300ccほど
  • ウインドシェル(ペラッペラの上着のこと)
  • スマートフォン
  • 腕時計
  • なんらかのカロリー(小さなおにぎりや飴玉)
  • サングラス(晴天の昼間の場合)
  • ヘッドライト(御来光や日の入りを見る場合)

自分にあったベストな登山用品の選び方

無いです。元も子もないことを言ってしまいましたが、事実、コツとか無いです。なぜなら、登山のやり方は人によって千差万別であり、必要なモノも多種多様。自分にあったベストなアイテムは、実際の山を経験することでしかわからない、僕はそう思います。

とりあえず簡単な山に登る→装備が足りなくて後悔する→必要そうなものを買い足す→もう少し難しい山に登る→装備が足りなくて後悔する→…

もっと短く言うと
実践→反省→実践→反省→実践→反省→…

これの無限ループでオッケーです。その過程で必要なアイテムはおのずと揃っていきます

ただ「所有欲を満たしたり、コーディネートをしたい」とか「一度も失敗せず、常に完璧でいたい!」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は…う〜ん、どうするのがベストなのか、ちょっと僕にはわかりません。ただ確実に言えることは、最初から完璧な装備とビジュアルを求めると準備をするだけでものすごい時間とお金がかかる、ということです。

それよりかは、難易度の低いところから始めて、実践を通しながら少しずつ自分自身のレベルアップを図るというのが、山賊流の上達方法ですかね〜。

登山に最低限必要な装備を揃えるために

というわけで、僕が実際に使っているアイテムとその特徴を紹介させていただきました。そして必要な装備は、その時々で変わるもの…。正解はありません。その無い正解に近づくには、経験に基づく判断力が必要不可欠です。実際に山に登って、反省して、次に活かす。この繰り返しが必須です。

本当はまだまだたくさん書きたいことがあるのですが、全部書いたらあまりにも長くなり過ぎるに違いありません。だから今日のところはこんぐらいにしておきますね。また、機会がありましたらお会いしましょう。それでは、良いアウトドアライフを!

徳田裕介

春から秋は立山室堂(標高2450m)で暮らし、冬はスキー場で働くという生活を送っていました。
アウトドアの楽しさと厳しさ、その両方を発信していきたいと思っております。
モットーは「2倍のスピードで、2倍の時間動き続ければ、4倍行動できる」

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