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MAAGZの多次元焚き火台RAPCA(ラプカ)をキャンプで使って感じた本音レビュー

MAAGZの多次元焚き火台RAPCA(ラプカ)をキャンプで使って感じた本音レビュー

八王子に拠点があるMAAGZ。様々なクリエイター達が集まって立ち上げた、今注目のブランドです。そのMAAGZが開発したキャンプギアの第一弾として発売された、RAPCA(ラプカ)と名付けられている焚き火台があります。これがめちゃくちゃカッコ良い!

ちょうど新しい焚き火台を買おうとネットで探していた時に、デザイン性の高い焚き火台に目を奪われました。細いフレームとプレートで構成されているこの焚き火台は、まだ世間一般的に普及していないと思います。

人気の高い焚き火台に買い替えても良かったのですが、なるべく人と違ったものを使いたいと思っていた僕にとってこのRAPCA(ラプカ)は新鮮なものでした。本体だけではなく、今後発売されるオプションパーツによって自分の好みにカスタマイズできるのも魅力的だったんです。値段は少し高いのですが、目新しさと拡張性を考え、購入しちゃいました。

今回はMAAGZの多次元焚き火台RAPCAをキャンプで使ってきて分かったメリットとデメリット、そして使い勝手などをレビューします。

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多次元焚き火台RAPCAの特徴

シンプルな構造

かんたんな構造

多次元焚き火台RAPCAの構造は至ってシンプルです。簡単に言うと、細いフレームの枠にステンレスのパネル2枚で構成された灰受けを置き、その上にロストルを載せるだけです。

パーツの全てが平面で出来ているので収納時は厚さ1.3cmになり、収納ケースに入れても邪魔になりません。まるでA4サイズの茶封筒(実際サイズは違います)を持ち運んでいるようです。荷物が多い車の荷台に載せる時も、荷物と荷物の間にスッと忍ばせる事ができちゃいます。

僕が購入したのは、RAPCA本体にウインスクリーン(風防)が4枚セットになっている物。もちろんその風防はステンレス製のパネルなので、重ねてもそんなに厚くはなりませんでした。

拡張性が魅力

拡張性出典:MAAGZ

このRAPCAは自分でカスタマイズして拡張できる特徴があります。その時はオプションパーツや市販のステンレス製の角棒などでカスタマイズする事ができます。そうなるとパーツが増えてしまうので厚さ1.3cmには収まらないと思いますが、自分好みにカスタマイズする事ができるのが魅力なんです。

オプションパーツは、ウインドスクリーン(風防)、丸棒4本で構成されたゴトク、今後発売予定の物で焚き火コンロや鉄板、そして肉塊を串刺しで焼く為のスティックなどがあります。

それらの中でどれを買うかだけでも個性が出ますし、別途市販のステンレス製の角棒やフラットバーなどでカスタマイズすれば、より自分好みの焚き火台になります。

RAPCAを使って感じた本音レビュー

組み立て

我慢していたキャンプに先日やっと行く事ができ、購入してから1ヶ月以上大事にしていたRAPCAを使ってきました。新しい焚き火台を使うのは凄いワクワクしますが、1回でも使ったら熱で変色してしまうのが残念ですよね。

RAPCAもステンレス製のパネルとフレームを使っている焚き火台なので、未使用の状態ならピカピカなんです。

ベランダで

自宅のベランダで写真を撮った時も、ピカピカ輝いてる姿に惚れ込んでしまいました。しかし、そうは言っても仕方ありません。

収納袋

車の荷台から黒い収納ケースに入ったラプカを取り出します。組み立てはフレームからになるのですが、収納ケースの中に入っている全てのパーツを一旦出します。

中身

フレームが2つと、それを繋ぐジョイントのフレーム、そして灰受けになるステンレス製のパネル2枚とロストル、角棒のゴトク2本、さらにはウインドスクリーン(風防)のパネルが4枚、全部で12パーツ。

灰受けのパネルと風防の4つのパネルは形が似ているので、収納ケースから取り出した方が判断しやすいです。風防を使わないならその後収納ケースに戻すようにした方がパーツを探す手間がなくなって良いと思います。

フレームの組み立て

フレームの組立

フレームの組み立ては簡単で、片方のフレーム下部にある差込口にジョイントの先端を差し込んでから、もう片方のフレームの差込口にジョイントを差し込みます。

フレーム

驚く事に、フレームはもうこれで完成です。横から見ると両方のフレームの上部が外側に開いた状態になっていて、それだけで安定しています。

灰受け

実は購入してからベランダで1回組み立てた事があります。その為、今回は説明書を見ないで組み立てを始めました。しかしここでちょっと失敗がありました。それは「灰受けの向き」です。

灰受けの組み合わせ

灰受けは2枚のパネルを繋ぎ合わせて使います。片方のパネルの穴にもう片方を差し込む形です。すると谷折りしたようになり、それをフレームに引っ掛けます。

この時の谷折りになっている部分がどの方向を向くか、ちゃんと覚えておかないとフレームに固定する事ができません。

灰受け正しい灰受けの向き

正しい方向は「谷折りがフレームに向いている状態」です。正面側に谷折りが無いのが正解です。

しかし過信してしまっていた僕は、正面に谷折りが来るようにしてフレームに置いてしまったんです。

灰受け間違いこの向きは間違い

灰受けを上からちょっと押すとフレームの爪に引っ掛かるようになっているのですが、それがいくら押してもカチッとならないんです。それはそうですよね、向きが違うんですから。無理矢理セットしようとすると灰受けに歪みが出てしまうので気をつけておきましょう。

「灰受けの谷間はフレームの方を向くように設置する」ということをしっかりと覚えておくと、焦らずに組み立てることが出来ると思います。

灰受けの組み立て

向きを直してフレームに固定すると、簡単に爪に引っ掛かりました。

ゴトクを置く

後はロストル(炭床)とゴトクを載せれば完成です。ウインドスクリーン(風防)は、使いたい時に設置すれば良いので、まずは風防なしで焚き火をしたいと思います。

ちなみに風防の取り付けは、ステンレス製の風防にある左右の差込みをフレームに引っ掛けるだけです。その時、風防を少し曲げて差し込むようにします。下側は固定されないので多少灰が落ちる心配はあります。

焚き火をする

完成

ラプカのロストルの奥行きは約26cm、その下にある灰受けの奥行きは約37cmです。

キャンプ場で売っている薪は約40cmぐらいの物が多いので、薪をロストルに載せると少しはみ出してしまうかも知れません。気持ち少し斜めにして置いてあげるのが良さそうです。

上から見る

そしてロストルからゴトクまでがそこまで広くないので、薪をたくさん山積みしてしまうと、スキレットやフライパンで調理する時は火力が強くなってしまいそうです。

しかし逆に言えば、強火を起こしやすいので調理が素早く出来ると思います。

ジウで焼く

今回、JIUというフライパンで牛ステーキを焼いてみましたが、あっという間に焼けました。

ただ火力が強すぎて中まで火が通っていなく、表面だけ焼けた感じになってしまいました。焚き火調理する時は、薪の量をあまり増やさずに上手く調節したいですよね。

風の影響

風の吹き始め

MAAGZのラプカを組み立てた時には風はほとんどありませんでした。しかし、焚き火中に時折り風が吹き始めたんです。風速にしたら1メートルも無いような風でしたが、遮る物が何もないラプカでは風の影響をモロに受けてしまうようです。

ほんの少しの風で灰が舞ってしまうんです。ほとんどはすぐ下に落ちるのですが、時折大きく舞い上がる事もありました。

Rラプカに限らずピコグリルなども同じだと思いますが、直火禁止のキャンプ場ではウインドスクリーン(風防)は必須だと思いました。

素手で風よけを取り付ける

ちょうど僕はウインドスクリーンがセットになっているラプカを購入したので、とっさに取り付ける事ができました。ただ焚き火中に取り付けると想像の通り熱いです。本来なら火が収まってからか、焚き火を始める前に取り付けておきたいところです。

今回は急遽取り付ける事になってしまいましたが、やはりもたつくと熱を感じます。

グローブで取り付ける

もし焚き火中に取り付ける必要がある時は焚き火グローブも必須です。

今回は前面を除いて3面にウインドスクリーンを取り付けました。

風防の前面が空いている

前面が開いていると薪を焚べやすいので、僕的にはこれが1番使いやすい形かも知れません。前面も風防を取り付けてしまうと上から薪を焚べる形になります。

座りながら薪を焚べるのが大変になる代わりに、薪の長さを気にしなくても良くなるというメリットがあります。このウインドスクリーンも、自分の好みで取り付ける事が出来るのも魅力なんです。

RAPCAの良い点・注意点

4面ウインドスクリーンの使い勝手

3面斜めからみた

前回のキャンプではウインドスクリーンを前面を除く3面に取り付けました。前面のウインドスクリーンを外しておくことで座りながら薪をくべやすいからです。

しかし、4面全てにウインドスクリーンを取り付けたらどのような使い心地になるか試してみたくなりました。

フルスクリーン

次のキャンプの時、ウインドスクリーンを4面全てに取り付けてみました。そして気がついたのは、薪のくべ方にウインドスクリーンを3面取り付けた時と大きな違いがあったことです。

前面を開けて取り付けた時は、座りながら薪を置くだけでした。背面にウインドスクリーンがあっても灰受けに奥行きがあるので、薪はあまりハミ出すことはありませんでした。

しかし全面が覆われていると、もちろん薪は正面から置く事はできません。

薪が斜め

ラプカの中で唯一覆われていない上から薪を置く事になります。そうするとウインドスクリーンに囲われたスペースが狭いため、薪を寝かせて並べる事はできなくなります。

フルクスリーン上から

薪を置いてみると片端が少し壁にかかってしまい斜めに置く事になりました。その為、薪を数本置く事で高さが生まれてしまうんです。

炎が立ち上る

そこに火を点けると炎にも高さが生まれてしまい、勢いの良い燃え方をする結果になりました。

焚き火だけ楽しむのなら少し薪の燃え方が早く感じる程度のことですが、ラプカで調理をするなら火加減の調整がしやすいように片側をあけた方が良さそうです。

また、焚き火調理する時はゴトクが置かれているので、上から薪をくべる時にはぶつからないように注意しながら置く必要もあります。

「焚き火ごとく 標準 丸」が便利

ラプカにはゴトクが2本付属しています。そちらはステンレス製の角棒なので、1つが動いてしまうと上に載せた調理器具が安定しません。

そこで別売りの「焚き火ごとく 標準 丸」を買ってみました。

丸棒ゴトク

これは4本のステンレス製の丸棒が長方形に繋ぎ合わされたゴトクで、ラプカにそのまま乗せて使う事ができます。付属のゴトクの様にバラバラになってないので、使い勝手はいいハズです。

丸棒ゴトクを載せたラプカ

サイズは420×120mmなので、ラプカの上部全部を覆うのではなく、3分の1ぐらいを覆う感じになります。

丸棒ゴトク安定

「焚き火ごとく 標準 丸」は安定性が高いので焚き火調理する時におすすめです。値段も安いので合わせて買っておきたいオプションだと思います。

後片付け

燃えカス

焚き火が終わった後、焚き火台の後片付けと共に、残灰の処理も必要になりますよね。

ラプカは炭床を取り外した後にフレームを持ち上げて、そのまま運ぶ事ができます。

後片付けロストルを取る

火消し壺など残灰を入れる容器があればそのまま移せるし、キャンプ場の灰捨て場まで持って歩く事もできます。灰を捨てた後、ラプカの灰受けを取り外せばフレームはすぐに分解できるので、組み立てた時以上に簡単にできます。

その時、灰受けやフレームに汚れが付いているので、なるべくならキレイにして収納したいです。

RAPCA(ラプカ)紹介動画

RAPCAを使った初めてのキャンプでの紹介動画を作ってみました。

MAAGZからRAPCAのオプションパーツが順次発売予定!

MAAGZの多次元焚き火台RAPCA(ラプカ)は、見た目のカッコ良さだけではなく使い勝手も良かったです。収納時にはとても薄くなるので場所を取らず持ち運びしやすく、組み立ても簡単にできます。

拡張性も高く、オプションパーツは順次発売される予定です。

風が吹く時にはウインドスクリーン(風防)を取り付ければ灰が舞い散ることを防ぎ、安定した焚き火を楽しむ事ができます。そして焚き火調理をする方には、ゴトクなど自作したりオプションパーツを購入する事で自分の使いやすい様にカスタマイズする事が出来るのも魅力的です。

そして僕的には、周囲の人と被りにくいというのも魅力の1つです。オシャレで使いやすい焚き火台をお探しなら、MAAGZのRAPCA(ラプカ)をおすすめします。

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  • キャンプブログ「あっちゃんのうちキャン」を執筆中。キャンプ歴25年、そろそろファミキャンは卒業?関東甲信越圏内に出没中!!目指すはおしゃれキャンパーオヤジ!キャンプギアについてアレコレ言ってます。

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