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ミニマルキャンパー必見!持って行くならソロストーブ?それともロケットストーブ?

ミニマルキャンパー必見!持って行くならソロストーブ?それともロケットストーブ?
ソロや少人数のキャンプで活躍する焚き火台といえば、ソロストーブやロケットストーブが定番です。どちらも調理のための十分な火力が魅力のキャンプギアですが、用途が似ていることもあり「どっちを選ぶべきか」頭を悩ませる人も多いようです。

そこで本記事では、ソロキャンプを想定した各ストーブの使い勝手を徹底検証。それぞれの特徴を踏まえ、荷物を最小限にしたいソロキャンパーがどちらをどう選ぶべきなのか検証します!

ハタユキ

キャンプ歴20年。子どもの成長とともにファミリーキャンプを卒業し、夫婦のデイキャンプが増えてきました。世代によって変わるキャンプの醍醐味をお届けします。

    ソロストーブとロケットストーブの特徴

    まずは似たようなキャンプギアと思われがちなソロ、ロケット両ストーブの特徴と違いを解説していきましょう。

    ここではサイズ感や携帯性が同程度のsolostoveライトTOMSHOO防風薪ストーブを比べています。

    ソロストーブの特徴

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    • 形:円筒形
    • 構造:二重構造
    • 大きさ:手のひらサイズからキャンプファイヤーサイズまで
    • 燃料:小枝や松ぼっくりなども使用可。基本的にソロストーブの深さに合わせた長さの燃料を用意

    ソロストーブの形は円筒形で、大きさは手のひらに載るほど小さなものから、ファミリーキャンプで囲める焚き火サイズのものまでさまざまです。

    小さなものはザックの一角に収まるため、登山やバイクでのソロキャンパーに特に人気。なるべく荷物を減らしたい人に支持されています。

    大きなサイズは焚き火のようにグループで火を囲みつつ強い火力を確保できるので、調理しながら仲間とコミュニケーションを取るようなグループキャンプでも活躍します。

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    ソロストーブの大きな特徴は、なんといっても二次燃焼効果による燃焼効率の良さです。二次燃焼とは読んで字のごとく二度目の燃焼という意味。

    枝や木材が燃える際には煙が出ますよね。その煙の中には「まだ燃えるもの」や「ガス」が残っています。ソロストーブの場合、下部の穴から入った空気が二重構造の壁の内側を通って炎に到達。そこで燃え切らなかったガスと混ざり合い、再び燃焼するという仕組みになっています。

    ソロストーブの仕組み-300x513参考:soro stove

    燃料(木材)を一次燃焼、二次燃焼でしっかり燃やしきり、強い火力を確保しながらも燃えカスや煙が少ないという特徴があります。

    ロケットストーブの特徴

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    • 形:Jの形
    • 構造:一重、二重どちらの構造もある
    • 大きさ:20数㎝程度から大型のものまで
    • 燃料:薪や枝など、ストーブからはみ出す長さでも使える

    ロケットストーブの特徴はアルファベットのJの形をしていることです。この煙突状の構造により発生する上昇気流に乗って、熱が煙突部分の上部に吸い上げられ、少ない燃料での高温燃焼が可能になります。

    燃料の投入口が別になっていることで、ストーブからはみ出してしまう大きさの薪や枝でも使えて、燃料をストーブの大きさに合わせて切る手間が省けます。

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    薪入れ口が斜めになっており、燃え尽きた部分が押されて自動的に薪が奥に進むようになっているものもあります。(写真の商品は薪入れ口が平らなので、押し込む必要があります。)

    ロケットストーブの大きな特徴は、煙突になっていることで上昇気流を生み、熱が上方に吸い上げられる力で強力な火力が得られることです。

    また煙突部が二重になっているロケットストーブは、煙突内が約600度以上の高温になります。600度を超えるとガスなどの不純物が二次燃焼を起こすため、煙や燃えカスが少なくさらに快適に調理を楽しむことができます。

    ハタユキ
    ハタユキ

    我が家のストーブは軽量化重視のため、二重構造になっていません。よって煙、燃えカスが通常より多めです。

    ソロストーブとロケットストーブの違い

    調理器具の安定性と火力の違い

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    ソロストーブもロケットストーブも、五徳の大きさに合った調理器具であれば問題なく安定しますが、ロケットストーブは煙突部の高さがある分、強風などの影響を受けやすくなります。

    汁物を煮る際に鍋が傾いた場合、高い位置から汁物が落下するため周囲の人にかかってしまう範囲が大きくなります。ただし、さほど風が強くない環境下での安定性はどちらもほぼ同じです。

    火力については、煙突で上昇気流を発生させ、より高温となるロケットストーブの方が、若干お湯が早く沸きます。例えば300mlのお湯を沸かすのにロケットストーブのほうが20秒ほど早く沸きました。

    ハタユキ
    ハタユキ

    あくまでも感覚ですが、一重のロケットストーブで燃料はソロストーブと同程度とする場合です。

    外気を断熱する二重構造のロケットストーブであれば、さらに火力は強まると予想できます。そのため同程度サイズの商品を比べれば、ロケットストーブの方がより強い火力で調理ができそうです。

    暖房効果の違い

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    特に寒い季節は調理しながら暖房効果も同時に得たいと思う人も多いはず。ソロストーブとロケットストーブの暖房効果はどう違うのでしょう。

    ロケットストーブには高さがあり上昇気流により強い火力が長い煙突内を通ります。その分、単純に暖かくなる面積が大きいです。さらに、ロケットストーブに入る薪の量が多いので大きな炎を確保しやすいです。

    以上のことからロケットストーブの方が暖房効果が勝っていることが分かります。実際、手をかざした時にもロケットストーブからはより強い暖かさを感じました。

    ただしソロストーブもロケットストーブも熱を発する表面積によって暖かさが大きく変わります。どちらの場合も単純にサイズの大きいものほど暖かいと思ったほうが良さそうです。

    つまり、ソロキャンプで携帯性を重視したストーブでは、さほど暖房としての能力は無いと思っていた方がいいかもしれません。

    燃料の違い

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    どちらのストーブもわざわざ薪を準備することなく、その辺の落ちている枝や木っ端が燃料として使えるのが大きな利点です。

    通常の焚き火などで湿った枝を燃やすと、燃え切れない煤やガスが大量の煙となって立ち上ります。しかしどちらのストーブも二次燃焼効果により煙も少なく、すべてを燃やし尽くしてくれるのが特徴。そのため湿った枝や木っ端でも使えるのです。

    それでも、ソロストーブとロケットストーブで使える燃料には若干の違いがあります。

    ソロストーブは短く切る

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    ソロストーブの内部をよく見るとわかる通り、燃料をソロストーブの大きさに合わせて小さく切ってあります。

    構造上、ソロストーブの直径に合わせた燃料しか使えないため、小枝や松ぼっくりなどが使える一方で薪や長い枝物は切る必要があります。また太すぎる燃料も燃えにくいため、燃料をコツコツと加工して小まめにくべる必要があります。

    ハタユキ
    ハタユキ

    そのたびに乗っている調理器具をどかして…。

    ロケットストーブは長くてもOK

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    一方、ロケットストーブの場合は写真のように本体から燃料がはみ出していてもOKです。

    ただしこちらも太すぎる燃料では二次燃焼効果を発揮できず煤や煙が出るため、ある程度の細さの薪を使う必要があります。今回は写真のような太さの薪でもうまく燃えてくれました。ソロストーブに比べると加工せずに使える燃料が多いです。

    例えば周囲に他のグループがいるキャンプ場などの場合、夜に薪割りなどをする音に気を使いますよね。ロケットストーブなら長めの枝や細めの薪など加工せずに使えるため、夜に薪割りの音を響かせる心配もありません。その点に大きなメリットを感じました。

    あとは単純に長時間燃えてくれる(長さのある)燃料を入れられるので面倒くさくないです。

    携帯性の違い

    なるべく荷物を少なくしたい山登りやツーリングキャンプで重宝する両ストーブですが、よりコンパクトで携帯性に優れた物はどちらでしょうか。

    ソロストーブ

    まずソロストーブですが、コンパクトに折りたたんだり組み立てたりする形状ではありません。基本的には使う時の大きさのまま携帯することになります。

    ただし、これは今回一番「推し」たいポイントなのですが、solostoveライトに関しては「スノーピークコッヘルクッカー900セット」のなかにすっぽり収納できるんです。

    IMG_20201107_210029この中に収納して持ち運び楽々

    IMG_3860現地ではこんな風に使える…!

    スノーピークコッヘルクッカー900セットは、湯沸かし、煮物、焼き物がこれ一つでOKですし、軽量でコンパクト。ソロキャンプならこの調理器具でほぼ食事がまかなえてしまう頼もしい存在です。

    その中にすっぽり収まるsolostoveライトは、携帯性が抜群に良いといえますね!

    ロケットストーブ

    一方のロケットストーブも携帯性は決して悪くありません。

    IMG_20201107_205152こんなふうに重ねて収納して…

    IMG_20201107_205230袋にすっぽり手のひらサイズ♪

    このように非常にコンパクトにたためますが、中に何か入れられるかというと微妙なところ。私はこんなものを入れています。と、いうよりこんなものしか入りません…。

    IMG_20201107_205256ナイフ、のこぎり、ペグ4本

    というわけで、ソロキャンプの際はロケットストーブとは別に調理器具を持っていく必要があります。

    調理器具はかさばるもの。荷物を最小限にできるだけミニマルなキャンプを目指す人にとっては大きな差になるのではないでしょうか。

    どんな人に向いている?ストーブの選び方

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    ソロストーブ向きの人

    • 荷物を最小限にしたい
    • 山登りなどで周囲の小枝や松ぼっくりを利用したい
    • 炎の面倒を見るのが好き
    • 焚き火のように炎を見つめて癒されたい

    ソロストーブに向いているのは、ザック一つで山登りをして、こまめに火の面倒を見るのもキャンプの醍醐味と思える人。

    ソロストーブは燃料をくべるのに、そのつど調理器具を持ち上げなければなりませんし、小さな燃料なのですぐに燃え尽きます。決して効率的とは言えません。

    例えば、時間をかけて丁寧に淹れたコーヒーを楽しんだり、集めた細かな燃料を無心になってくべ続けるのが楽しいと思える人なら最高のキャンプギアでしょう。

    炎が燃え尽きないよう小まめに集めた燃料をくべながら、誰もいない場所で一人静かな時間を過ごす。そんな楽しみ方ができるのがソロストーブです。

    ロケットストーブ向きの人

    • 効率的に調理をしたい
    • 荷物は少ない方がいい
    • 暖房効果も期待したい
    • 調理や食事をゆっくり楽しみたい

    ロケットストーブはコンパクトに収納できるうえに火力も強く、燃料を切ったり折ったりする作業も少ないです。一度長めの燃料を入れておけばある程度の時間は燃えてくれるので、その分ゆっくり調理や食事を楽しむことができます。

    商品によっては2コンロのものもあるので、より充実した食事内容にしたいという人にもおすすめです。

    これまでガスバーナーで調理していた人にとっても、ロケットストーブの方が使い勝手もよく、すんなり移行できるのではないでしょうか。

    ソロストーブとロケットストーブ比較まとめ

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    ソロストーブとロケットストーブの違いや特徴を見てきましたが、全体的に見てソロストーブの方が気難しく玄人好み、ロケットストーブは使い勝手が良く気楽に楽しめる人気者、といったイメージでした。

    大きな災害で注目されたロケットストーブですが、誰にでも使いやすい道具であったことも人気の理由だったのでしょう。一方でコアなキャンパーの中にはソロストーブを愛してやまない人もたくさん存在します。

    自分のキャンプスタイルを見極めて賢く選び、ぜひ楽しいストーブライフを送ってくださいね!

    ハタユキ

    キャンプ歴20年。子どもの成長とともにファミリーキャンプを卒業し、夫婦のデイキャンプが増えてきました。世代によって変わるキャンプの醍醐味をお届けします。

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