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【東京】レベルアップに最適!都内最高峰、雲取山に行ってきた

【東京】レベルアップに最適!都内最高峰、雲取山に行ってきた
登山にもなれてきたし、そろそろ登りごたえのある山に行ってみたい!そんな人におすすめなのが雲取山(くもとりやま)です。

「東京の山」と言われると、大都会東京に山があるの?大したことないんじゃないの?なんて思われるかもしれませんが、侮るなかれ!雲取山は初心者にも上級者にも魅力的な山のひとつです。今回は登山の魅力が凝縮された雲取山についてご紹介します。

ともぞう

カワサキのエリミネーター250SEに乗って、主に関東周辺でキャンプツーリングなどやっております。山にも登ります。スノボもやります。とにかく外で走り回るのが好きです。最近のマイブームは美味しいチャイを探すこと。

    雲取山とは

    雲取山とは

    雲取山とは、山を愛する人達の間では言わずとしれた東京都の最高峰です。

    正直、登山を始めたばかりのころの私は「東京の山ぁ〜?どうせしゃらくせえおしゃれスポットだろうが」なんてことを思っていたのですが、いろいろな山に登って山を知るうちになかなかハードだぞ、という事が分かるようになりました。

    そして「所詮は東京の山」という印象は、実際に登ってみて完全に崩れることになりました。

    東京都最高峰で日本百名山のひとつ

    雲取山は日本百名山にも数えられている美しい山で、標高2017mの堂々たる姿をしています。また、都内唯一の百名山でもあります。

    雲取山は東京都、山梨県、埼玉県の3つの県の県境に位置しており、山系としては秩父山地に属しています。面積の3分の1を森林が占める東京都の最西端でもあり、相当な山奥にあります。かつては修験道の修行にも使われていた由緒ある山でもあるので、登山道の所々で自然の厳しさを垣間見ることができます。

    山奥と一口にいってしまうと鬱蒼とした森の中のイメージを持つかもしれませんが、奥多摩川から登る鴨沢ルートだと見晴らしがよく、登っている間ずっと富士山を見ることができます。

    雲取山へのアクセス、鴨沢ルートの特徴

    雲取山の登山ルート案内引用:全頂制覇百名山

    今回、私が選択したのは鴨沢ルート。これはあとから知ったことなのですが、山梨県の山のグレーディングによると、鴨沢ルートは技術的難易度B、体力度5の登山道とのことでした。

    これはどのくらいの難易度かというと「登山経験がそれなりにあり、地図が読めて、日本アルプスに登れる程度の体力が必要」というレベルになります。

    一般的なコースタイムは、登り5時間30分、下り3時間30分程度です。これはあくまでも歩きなれた人のタイムなので、無理せず登るためには一泊することが推奨されています。

    雲取山へのアクセス

    ちなみに私のタイムは登り5時間、下り3時間30分で、標準タイムよりやや早い程度でした。体感ではほとんど難所もなく、さくさくと登る事ができましたが、単調な登りがひたすら続くため地味なキツさのある印象でした。

    その他に気になった点といえば、雲取山は東京都の水源といわれるだけあり、水が豊富なおかげか谷が非常に深いと感じました。もし滑り落ちてしまったら生きては帰れないだろうというポイントがたくさんあったので、鴨沢ルートを選ぶのなら十分に注意してほしいところです。

    初心者は三峯神社ルートがおすすめ

    初心者でも雲取山に登りたい!と考えるのであれば、三峯神社(みつみねじんじゃ)ルートがおすすめです。

    雲取山の三峯神社ルート引用:全頂制覇百名山

    雲取山への登山は、秩父方面から登る「三峯ルート」と、奥多摩方面から登る「鴨沢ルート」がメジャーです。バスの本数が多くアクセスしやすいのは鴨沢ルートですが、前項でも説明したように鴨沢ルートは非常に体力を必要とするルートです。

    一方、三峯ルートの場合は、登りに5時間、下り4時間程度が一般的なタイムのようです。タイム的には鴨沢ルートと大差はないのですが、三峯ルートの登山口の標高は1040mで、頂上との標高差は977m程度になっています。鴨沢ルートから登ると標高差1467mであることを考えると、日帰りで行くのであれば三峯ルートからのピストンがおすすめということになります。

    また、秩父方面は奥多摩方面に比べて谷がなだらかなので、奥多摩方面ほど恐怖を感じることはないでしょう。

    雲取山からの景色

    ここからは道中の景色を写真を交えてご紹介していきたいと思います。

    朝7時の鴨沢の駐車場。かなりの台数の車が止まっていましたが、登山道の人は少なかったです。泊まりの人も多かったのかな?

    鴨沢の駐車場

    雲取山に登り始めてすぐの道

    登り始めてすぐの道です。登山道の隣は急斜面。尾根に出るまではずっとこのような景色が続きます。正直、この時までは「なんだ、雲取山楽勝じゃん」と思っていました。

    雲取山の樹林帯

    コースの3分の1まではこのような樹林帯が続きます。夏は涼しくて良さそうですね。尾根道に入ると楽なのですが、ここまで緩やかではあるもののずっと登り坂のため、じわじわと体力が奪われていきます。

    外出自粛の影響で運動不足が祟ったのか、このあたりから「あれ?しんどくね?」と感じるようになってきました。「正直、もう帰りたい…」と思い始めたのもこのあたりからです。

    登山コース3分の1地点

    ここが3分の1地点です。「まだ3分の1なの???もう無理…」「でもここまで来ちゃったし…コースタイムも悪くない…」「どうしよう…」そんなことを考えていました。

    地味な登りの連続での疲労感が一気に押し寄せてきて、雲取山を舐めていた自分に気づいたのはこのあたりです。

    七ツ石小屋七ツ石小屋到着

    すでにヘトヘトだったのでここで長めに休憩を取ります。

    七ツ石小屋のテント場から見た景色七ツ石小屋のテント場から見た景色。今日は富士山がよく見えます。

    もうここがゴールでもいいかな…なんて考えが頭をよぎりましたが、不思議と美しい富士山を眺めていると、もう少しだけ頑張ってみようと思えてきました。

    七ツ石山

    七ツ石小屋から七ツ石山へ。このルートを避けて平坦な道を選ぶこともできましたが、どうせ登るのであればすべてのピークを通過してから雲取山を目指したい!という気持ちがありました。ここまでくるともう意地です。

    七ツ石山に登ることで高度が稼げるので、ここからしばらくの間は下り坂になります。そこで一気に速度を出そうという狙いもありました。

    小雲取山山頂見えた!と思ったら小雲取山という手前の山。

    七ツ石山を越えてから小雲取山までは平坦な道が続くので、このあたりまではまだ景色を楽しむ余裕があります。

    小雲取山に登る斜面小雲取山に登る斜面です。

    そこそこ急でザレ場になっているので、かなり体力を消耗します。迂回する楽なルートもありましたが、ここまで来たら気合で登ります。

    雲取山山頂見えた!今度こそ山頂です!

    山頂手前の斜面もなかなかに急なので、へとへとになりながら登りきりました。

    雲取山山頂からの景色

    登頂!まさかここまできつい登山になるとは思っていなかったので、思わずガッツポーズを取っていました。そのまましばらく美しい景色を堪能します。

    山頂で食べるカップ麺は至高の旨さ

    山頂で食べるカップ麺は至高の旨さです。アミノ酸と水分が疲れた体に染み渡るのを実感することができます。

    雲取山の山頂こっちが本物の山頂。危うく騙されるところでした。

    雲取山の鹿

    昼ごはんを食べてると、匂いに誘われたのか鹿が出てきました。写真では分かりづらいですが、距離は10メートルもないです。大きくて立派な雄鹿です。

    鬼滅の刃の炭治郎の家?立派な佇まいの廃墟。鬼滅の刃の炭治郎の家かな?

    日没前に帰りたかったので下りの写真はこれ以外にありません。登りが予想以上にきつかったため、後から振り返ってみると撮る余裕がなかったことが伺えます。

    この廃墟は登山口近くにあるので、目に入った瞬間安心した記憶があります。

    雲取山にいた猫

    駐車場にいた猫。カロリーメイト食ってたら猛ダッシュで駆け寄ってきました。警戒していて撫でさせてはくれなかったのですが、疲れを癒やしてくれたので感謝です。

    雲取山周辺のオススメスポット

    雲取山からの富士山の眺め

    雲取山周辺には魅力的なスポットが複数あります。実際に行った場所と、行ってみたいと思っている場所も含めてご紹介します。

    関東屈指のパワースポット「三峯神社」

    三峯神社出典:三峯神社公式

    三峯神社は「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」を主祭とする神社で、ヤマトタケルにも縁がある関東屈指のパワースポットです。

    パワースポットとはいったものの、ご利益に関しては家内安全、五穀豊穣、各種厄除けなど結構控えめです。そういえば境内にある二本杉には縁結びのご利益があるらしいですので、そろそろ私も行かねばならないとなと思っています(笑)。

    また三峯神社の狛犬は全国的にも珍しい狼です。これは秩父山地に伝わる狼信仰によるもので、火防、厄除けの守り神としてのご利益が期待できそうです。

    電話番号 0494-55-0241
    営業時間 祈祷受付時間9:00~15:00
    授与時間9:00~16:00
    住所 埼玉県秩父市三峰298-1

    もえぎの湯

    もえぎの湯引用:もえぎの湯公式サイト

    毎度おなじみの「奥多摩温泉もえぎの湯」です。私はツーリングで奥多摩方面を訪れることが多いのですが、はあああ疲れた!!となった時は必ずというほどもえぎの湯によっています。

    奥多摩駅から徒歩10分ほどなので、登山後の疲れた体を癒やすには最適です。

    電話番号 0428−82−7770
    営業時間 4月~11月 10:00~20:00
    12月~3月 10:00~19:00
    住所 東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1

    三条の湯

    三条の湯引用:三条の湯公式

    温泉好きの私としては今行ってみたい温泉ランキングナンバーワンに君臨しているのがこの「三条の湯」です。

    三条の湯は丹波山村から雲取山を目指すルートの中間にある山小屋でもあり、温泉だけでなく宿泊も可能です。テント場もあるのでキャンプにも最適です。

    標高1103mの高所にあり、ミーハーな人はまず来ないので、秘湯でゆっくりしたいという人にもおすすめです。

    電話番号 0428−88−0616
    営業時間 24時間営業
    住所 山梨県北都留郡丹波山村2079

    雲取山に登るときの注意点

    雲取山に登るときの注意点

    装備を揃えて挑もう

    雲取山は比較的アクセスしやすいため、普段着とスニーカーという格好で登る人もいるという話を聞くことがあります。実際、人気漫画「鬼滅の刃」の主人公の出身地であるということもあり、登山に馴染みのないライト層が軽装で登っていたという声もちらほら聞きます。

    しかし、雲取山は全期間を通して登山装備が必要な山です。特に冬期に関しては12月から4月まで積雪があるため、本格的な登山装備がないと登ることすらできません。これまで遭難や滑落での事故も多数発生しているので、必ず装備を整えてから挑戦してください。

    いつでも引き返す勇気を持とう

    雲取山は奥多摩の山の中でも特に奥の方にあります。そのため、どのルートから登っても最低片道5時間はかかります。体力に自信がなかったり、思ったよりも時間がかかってしまったら迷わず引き返すという選択をしましょう。

    山は逃げないので、焦らずにまた挑戦するというくらいの気持ちで望むのが安全に登るための一番の近道です。

    野生動物に注意

    奥多摩は熊の生息地です。熊の行動範囲は広く、一日で数十キロを移動することもあるため、雲取山の全域で遭遇する可能性があると考えてください。雲取山に登山をする際はグループで行くか、ソロで登る場合は必ず熊鈴を持っていきましょう。

    しかし、熊は熊鈴では効果がないという場合もあるそうです。若い個体だと逆に好奇心で寄ってきてしまうこともあるとか。最近ではラジオをかけっぱなしにすることで人間が複数いるように思わせることが有効であることが多いようです。

    雲取山は登山のレベルアップに最適

    雲取山は登山のレベルアップに最適な山だった

    雲取山は東京都心からのアクセスもよく、本格的な登山ができる山なので、これからレベルを上げたいと思っている方には最適の山と言えます。レジャーとして楽しむのもいいですし、トレーニングのために利用することもできるでしょう。

    ただし、体力的には上級者向けの山なので、実際に挑戦する際は十分に準備をしてから望んでくださいね。

    ともぞう

    カワサキのエリミネーター250SEに乗って、主に関東周辺でキャンプツーリングなどやっております。山にも登ります。スノボもやります。とにかく外で走り回るのが好きです。最近のマイブームは美味しいチャイを探すこと。

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