細川たかしさんの出身地でも知られる北海道真狩村。羊蹄山の麓に位置するこの村に「真狩焚き火キャンプ場」はあります。まだ雪の残る北海道で、オープン以来、毎年進化を続ける真狩焚き火キャンプ場のコンテナハウスを利用してきたのでご紹介します。
目次
真狩焚き火キャンプ場の基本情報
所在地 | 北海道虻田郡真狩村社86−1 |
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電話 | 0136-55-6400 |
営業期間 | 通年 ※年2回、準備閉鎖期間あり |
チェックイン | 14:00(プランによって変動あり) |
チェックアウト | 10:00 |
公式サイト | 真狩焚火キャンプ場 |
利用料金
グランピング | 1人 24,800円~ |
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手ぶらキャンプ | ベルテント:1人 13,200円~ コンテナハウス(白、青):1人 13,200円~ コンテナハウス(エアコン、暖房付き):1人 15,400円~ |
RVパーク | キャンピングカー専用(100V電源付き) |
アクセス方法
札幌や千歳空港から車で約1時間45分、ルスツやニセコからなら約20分です。札幌から向かう場合は、中山峠を通ります。
途中、道の駅 望洋中山、230ルスツ、真狩フラワーセンターなどに立ち寄る事ができます。
我が家も昔から有名な「中山峠のあげいも」を久しぶりにいただきました。
相変わらず美味しいですが、結構ボリュームがあるので1人で1本は多いかもしれません。
キャンプ場付近に立て看板などの案内はなく、66号線に突如木でできた看板が現れるので、見逃さないでください。
真狩焚き火キャンプ場の紹介
出典:真狩焚き火キャンプ場真狩焚き火キャンプ場は、基本、グランピングや手ぶらキャンプを主としたキャンプ場です。
また雪深い地域なので、グリーンシーズンとウィンターシーズンではその印象はガラリと変わります。
出典:真狩焚き火キャンプ場おしゃれで小さなキャンプ場ですが、まだオープンしてから数年と新しく、毎年進化を続けています。我が家は2年前にも利用したことがありますが、その時にはなかった施設が増えていました。
キャンプ場に入ってすぐに見える緑の建物が管理棟です。管理棟はこじんまりとした印象ですが、カフェ&バーにもなっています。
本来ならお酒を楽しむ事ができるのですが、今はコロナ対策のために営業していません。
管理棟の中には奥にトイレが2カ所ついています。建物の裏側にも入り口がついているので、そちら側から入るとすぐトイレになっています。
洋式、ウォシュレット付きのキレイなトイレです。手洗い用洗面台もついてます。
グランピングサイト
出典:真狩焚き火キャンプ場ドーム型のおしゃれなグランピング用テントです。北欧風なおしゃれな室内には、ベッドやテーブル、椅子が置かれており、もはやテントというより、おしゃれなホテルです。
一部、透明部分があり、そこから雄大な自然や星空を眺める事ができます。いつかは泊まってみたい憧れのテントです。
ベルテントサイト
出典:真狩焚き火キャンプ場ベルテントサイトは管理棟のすぐ裏側に並んでいます。なので、トイレに行きやすいサイトとも言えます。子連れキャンプには重要なポイントですね。
デッキに椅子やテーブルもついてます。冬や春など寒い時期は中にFFストーブも用意されているので、凍える心配はありません。
RVパーク
出典:真狩焚き火キャンプ場キャンピングカーサイトも用意されており、電源もついています。以前はカーサイトとしても利用する事ができ、我が家もこちらでお世話になりした。
現在はキャンピングカー専用サイトになっているそうです。キャンピングカーに泊まってみたいという需要もあることから、こちらに置かれているキャンピングカーに宿泊するプランもあります。
コンテナハウス
出典:真狩焚き火キャンプ場コンテナハウスには白、青、グリーンがあります。グリーンは管理棟のすぐ向かいにあり、白と青は管理棟から少し離れた所にあります。
コンテナハウス内には2段ベッドとテーブルがあります。冬はどのサイトにも外はなにも配置されませんが、グリーンシーズンは外にタープ付きの椅子とテーブルがセットされています。
グリーンコンテナ(ファミリーコンテナ)
コンテナハウスのグリーンだけ造りが違います。今回、我が家はこちらを利用したので、詳しくご紹介します。
コンテナ内は3つの寝室に別れており、各部屋に2段ベッドが配置されております。そして、すごいのが3部屋それぞれにエアコン完備。夏は涼しく、冬は暖かく過ごす事ができます。
グリーンコンテナは寝室と廊下のみでリビング部分はありません。我が家は5人での利用という事もあり、キャンプ場の方が2段ベッドの下部分に小上がりスペースを作ってくれていました。
コンテナ裏側のデッキには、夏はタープ付きのテーブルと椅子が用意されます。
トイレ・シャワーあり!
そして、こちらがファミリーに一番おすすめの理由は、トイレ、シャワー、洗面所がついている事です。
トイレが個別についているのは、このグリーンコンテナのみになります。これは子連れ(幼児)や冬期にはものすごく嬉しいポイントですね!
食事はBBQハウスを利用できる!
グリーコンテナの宿泊者は、夕食時や朝食時に管理棟横のBBQハウスを利用することができます。
BBQハウスの中は薪ストーブとFFストーブで暖かく、快適に食事ができます。今回は食事付きプランだったので、こちらに夕食が運ばれてきました。
焚き火
本来、冬期は各サイトでの焚き火は禁止になっており、焚き火場所が決まっていますが、今回は雪解けが進んでいたことと風がなかったので、サイトでの焚き火がOKでした。
焚き火台は無料で貸してくれるほか、薪は管理棟でも売られています。コンテナハウスの横の駐車スペースで焚き火を楽しませてもらいました。
真狩焚き火キャンプ場の魅力
羊蹄山の雄大さを堪能!
こちらのキャンプ場の魅力は、なんと言っても雄大な自然を楽しめるロケーションでしょう。
「蝦夷ふじ」とも呼ばれる羊蹄山の麓に位置するので、キャンプ場のどこにいても羊蹄山が見えます。
こちらは2年前に訪れた時の写真です。グリーンシーズンの景観もとても良いです。
手ぶらキャンプでらくらくキャンプ!
出典:真狩焚き火キャンプ場基本が手ぶらキャンププランなので、ほとんどの物を用意してもらえます。食器などのレンタル品も豊富で、キャンプ道具を持って行かなくても必要な物は揃います。
もちろん自分で道具や食材などを持ち込むこともできますが、食事付きのプランも多く、食材を用意する手間も省けます。北海道外から来る観光客の方々にもオススメです。
カフェ&バーがある!
現在はコロナ対策のためサービスを停止していますが、本来は管理棟がバーになっており、色々なお酒やおつまみを楽しむことができます。
もちろんキャンプにアルコール類を持参して行く人も多いと思いますが、バーでのお酒はまた別ですよね。
2年前に行った時は、夜に夫がバーで喜んでお酒を飲んでいました。その間、子どもたちは無料貸し出しのパーティーゲーム類で遊んでいました。
管理棟の中も改装されたので、少し中の様子は変わっています。
季節に合わせたアクティビティがある
出典:真狩焚き火キャンプ場我が家が行った3月下旬は、ちょうどウィンターシーズン終了間際だったのでアクティビティはありませんでしたが、ウィンターシーズンならスノーシューやスノーモービル体験、グリーンシーズンなら、ブッシュクラフト体験やアウトドア映画などが楽しめます。
キャンプ場の周辺施設
まっかり温泉
キャンプ場から一番近くの温泉です。車で5分くらいで着きます。泉質も良く、露天風呂から羊蹄山が見えることから、雑誌などにも取り上げられる日帰り温泉です。
前回のキャンプではこちらの温泉を利用しました。
京極ふれあい交流センター京極温泉
キャンプ場から車で約20分の場所にある京極町の温泉です。まっかり温泉より規模が大きく、食堂のメニューも豊富です。
今回はこちらの温泉を利用してみました。時間帯によるのかもしれませんが、大きい施設なので密になることもなく気持ちよく過ごせました。
ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
キャンプ場から車で約15分のニセコ町にある温泉です。ニセコ駅前にあり、地元の人のみならず観光客にもよく利用されています。
フィンランド式のサウナがあり、源泉掛け流しのジャグジーがあります。
道の駅「真狩フラワーセンター」
真狩村にある道の駅です。キャンプ場からは車で約5分くらいで着きます。フラワーセンターの名の通り、併設するガラスハウスで花の販売もされています。
町の出身である細川たかしさんの銅像やトロフィー、衣装なども展示されています。
ふきだし公園・道の駅「名水の郷きょうごく 名水プラザ」
名水百選にも選ばれている「羊蹄のふきだし湧水」が絶え間なく滝のように湧き出ている、有名な名水スポットです。
その美味しい湧水を汲みに多くの観光客が訪れます。園内には道の駅「名水プラザ」があり、名産品の販売がされている他、レストランもあります。
真狩焚火キャンプ場を利用時の注意点
おしゃれでステキなキャンプ場ですが、利用する際の注意点をいくつかご紹介します。
時期によってプランが違う
出典:真狩焚き火キャンプ場グリーンシーズンとウィンターシーズンでは、利用できる設備などプラン内容が若干異なります。
また同一のシーズン中でも時期によってプランや体験できるアクティビティーが変わってくるので、必ずHPで確認してください。
冷蔵庫は管理棟のみ!(現在は利用停止)
コンテナハウス内など各サイトには冷蔵庫はありません。管理棟の冷蔵庫を共有で利用できますが、2020年度からはコロナ対策で利用は一時停止され、クーラーボックスが用意されているようです。
自動販売機はない
管理棟で缶ビールなどの飲み物は販売されていますが、営業時間外は利用できません。飲みたい物などが決まっている人は持参したほうが良いでしょう。車で5分ほどの場所にコンビニや道の駅がありますので、そちらで飲み物などを買うこともできます。
コンテナハウスの2段ベッドの高さ
どのコンテナハウスにも2段ベッドが配置されていますが、グリーンコンテナにあるベッドの上の段は結構高めで、柵などもないため子どもが1人で寝るのは少し不安かもしれません。大人なら問題はないでしょうが特に幼児は注意が必要です。
似た名前のキャンプ場に注意!
真狩には、こちらのキャンプ場以外にも「羊蹄山自然公園 真狩キャンプ場」があります。
名前も似ており場所も近いため、古いカーナビなどでは間違って設定されることもあります。場所に注意して向かってください。
真狩焚火キャンプ場は、手軽に景観とおしゃれなキャンプが楽しめるステキな場所でした
出典:真狩焚き火キャンプ場真狩焚火キャンプ場は手ぶらでおしゃれなキャンプが楽しめるので、キャンプ道具を持っていない方や観光客の方にもオススメのキャンプ場です。
雄大な羊蹄山が間近に見られるので景観も良く、自然の中でリラックスすることができます。
今後も進化を続けるキャンプ場から目が離せません。また機会があれば他のプランでも利用してみたいと思います。
ギア
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