キャンプクエスト編集部
「焚き逃げ」が横行?神奈川県の無料キャンプスポット「中津川河川敷」で清掃活動を実施

「焚き逃げ」が横行?神奈川県の無料キャンプスポット「中津川河川敷」で清掃活動を実施

キャンプクエストを運営している株式会社noasobiが2021年4月20日(火)、神奈川県の人気キャンプスポット「中津川河川敷」で清掃ボランティア活動を行なった。

その中で、出るわ出るわ!複数の「焚き逃げ」の他にも、テントやガス缶、シャンパンのビンやグラス等を不法投棄したまま帰ってしまった「やり逃げ」とも言える現場を発見。

キャンプブームに乗っかった「にわかキャンパー」によって汚された河川敷を徹底的に掃除してきてやったぞ!

まだまだ課題は大きい?直火禁止の場所での焚き逃げ、不法投棄のやり逃げが横行

不法投棄されたテントポールやガスボンベ破損したワンタッチタープのフレームがそのまま放置されている。

河原に捨てられていたテント川辺に捨てられていたドーム型テント。近くの茂みにはポールが捨ててあった。

中津川河川敷では地面に直で焚火を行なう直火は禁止されているが、今回の清掃活動では複数の直火跡「通称:焚き逃げ」がいくつも見受けられ、さらにはテントポールやガス缶などが片付けられずにそのまま散乱しているBBQの「やり逃げ」とも言える現場が見つかった。

見つけた時は「え?これ、設営途中?」と思ったが、折れたポールや空のOD缶、シャンパンの空瓶などの状況から、BBQやキャンプの後に持ち帰るのが面倒になって捨てられていったゴミ達だと判明。

無料キャンプ場に捨てられた包丁や焼き網茂みに捨てられていた包丁と網とザル。包丁って…。

焚き逃げ跡に大量のネジ直火跡に大量の芋ネジ。

焚き逃げ跡に大量の釘が放置直火跡と大量の釘。家具をそのまま燃やしたのだろうか…。

他にも、家族でキャンプやBBQを楽しむ子どもが拾ったり踏みつけたりすると危険な包丁、ネジ、大量の釘などもそのまま放置されており、キャンプブームによってルールやマナーを知らない・守らない「迷惑キャンパー」が増加していることを実感。

思っていた以上にヒドいぞ、これは。

清掃活動によってキャンプエリアを守ろう

中津川河川敷でゴミ拾い茂みはゴミ捨て場ではありませんよ。

中津川河川敷の清掃活動で集まった大量のゴミ

あまりにも酷い現場を目撃しながらも、淡々とゴミ拾いを続ける編集部員。

4月なのに初夏のような日差しが降り注いだこの日、ゴミ拾いスタート直後はやる気マンマンだったのに、終わる頃にはすっかり死んだ魚のような目に…

ん…?

キャンプクエスト編集部員

目がキマってしまったキャンプクエスト編集部員

目がキマっちゃってるじゃねーか!

猛暑の中、スナフキンのような格好で茂みに分け入りゴミを拾い集めていたら、あまりのゴミの量に途中からテンションがおかしくなってしまったようだ。

何も言わずにもくもくとゴミを拾っていると、周りのキャンパーから「ボランティア?えらいねぇ」と声を掛けられたり、「そのテント、東京ナンバーの奴らがそのまま捨てて帰っちまったんだよ。東京の金持ちは最低だよな」と言われてしまい、心の中で謝ったぞ。

おい、東京の奴ら!一緒に頑張ろうぜ!

地域清掃レポート

中津川河川敷に不法投棄されていたテント

清掃活動で集まった軽トラ一杯分のゴミ想定よりも不法に投棄されたゴミが多かったため、急遽借りた軽トラ。

軽トラの荷台いっぱいのゴミを運ぶキャンプクエスト編集部員

今回の地域清掃は午前10時から午後3時までの5時間の活動で、軽トラック1台分、約90キロのゴミが集まった。

引き続き、キャンプクエストではキャンプを正しく楽しむ人達や地域に密着した活動に取り組んでいくぞ!

詳細情報

場所:中津川河川敷
実施日:2021年4月20日(火) 10時~15時
収集したゴミの種類:薪や炭の燃えかす、プラスチック類、生ごみ、紙類、アルミ缶・スチール缶、焼き網、包丁、釘、針金、ネジ、ビン、ガラス、テントフレーム、テントシート、テントロープ、ビニール傘、発泡スチロール、ガス缶など

キャンプクエストが推進している「SDGs」について

株式会社noasobiでは毎月1回、全国各地の無料キャンプ場や河川敷等の清掃活動を通じて「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す【SDGs】の活動」に取り組んでいる。

noasobi_SDGs

地域清掃ボランティア活動では生態系への影響や環境汚染を防止・削減することを目標に、ゴミの適切な収集や廃棄という課題をメディアによって推進。

キャンプやアウトドアを通じて豊かで実りある社会を作ることを目指していくぞ。

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  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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