乃木みお
アウトドア環境にマッチしたコーヒー豆を焙煎士が監修「LOCATION COFFEE」全5種が発売

アウトドア環境にマッチしたコーヒー豆を焙煎士が監修「LOCATION COFFEE」全5種が発売

野外で飲むコーヒーは、家で飲むよりも格段に美味しく感じる。もはやコーヒーはキャンプの必需品といえるだろう。コーヒーを淹れるための道具はもちろん、コーヒー豆にもこだわるキャンパーは多い。

今回紹介するのは、野外のさまざまなロケーションに合わせて焙煎士が監修したコーヒー豆、その名も「LOCATION COFFEE」。これまで一部のキャンパーやコーヒー愛好家にのみ限定的に提供していたが、ついに一般向けの販売を開始したそうだ。

神奈川県海老名市にある人気コーヒーショップ「Muu COFFEE」との共同企画ということで、どんなこだわりが詰まっているのか秘密に迫ってみよう。

ロケーションをイメージした味を楽しめる、アウトドアコーヒー

location_coffee_9

「LOCATION COFFEE」は、さまざまなロケーションをイメージして選別されたアウトドア専用のコーヒー豆だ。景色や天候、焚火の煙や草の香りなど、様々なシーンにマッチするコーヒー豆を厳選している。

自分のお気に入りの場所で、自分好みの一杯をマイペースにいただける贅沢なひととき。アウトドアでのドリップコーヒーは、現代人にとっての癒し時間であり、なくてはならない存在だろう。

location_coffee_16

リラックスできるチェアやテーブルを用意すると、より一層環境と調和することができる。決まったルールや型がないからこそ、自分好みのスタイルをとことん極めていくのもアウトドアコーヒーの楽しみ方のひとつ。

キャンプはもちろん、釣りやサーフィン、登山、ツーリングなど、様々なアクティビティのお供として、ロケーションに合わせた最適なコーヒー豆を選んでみてはいかがだろうか。

多彩なロケーションに合う5種類の豆

LOCATION COFFEEの豆は全部で5種類。それぞれのロケーションに合うストーリーと味を持ったコーヒー豆を世界中から厳選している。

【Shinrin(森林)】 森や林のなかで楽しむコーヒー豆

location_coffee_4

産地

ラオス バンロンラン(ウォッシュド)

※「(ウォッシュド)」とはコーヒーの実から生豆を取り出す工程、いわゆる「精選」の種類のことで、「洗い流す」を意味するウォッシュドは雑味が少なくすっきりとした味わいになるのが特徴。

コンセプト

ラオスにあるロンラン村を故郷とする豆。この村の農園では、森林を守るために樹木を伐採しないまま栽培する「アグロフォレストリー」という農法を用いている。森とともに生きるコーヒーを味わおう。

味の特徴

ローストしたナッツのような香ばしさが特徴の中深煎りのコーヒー。そしてハーブのようなさわやかな葉の香りも感じられる。フィナンシェやクッキーなど焼き菓子に最適。森林浴をしながら、ウッディな香りのコーヒーを楽しもう。

【Umi(海)】 海岸や浜辺で楽しむコーヒー豆

location_coffee_5

産地

イエメン バニーマタル

コンセプト

アラビア半島の南西、紅海に面したイエメンという国に「モカ港」という港がある。かつて、このモカ港からはたくさんのコーヒー豆が世界中へ輸出されていた。雄大な海を眺めながら、世界へと広がったコーヒー豆を味わってみてはいかがだろうか。

味の特徴

ドライフルーツのような甘酸っぱい味が特徴。フルーティな香りで、苦いコーヒーが苦手な人にもオススメだ。フルーツを使ったパウンドケーキや、フルーツソースを使ったパンケーキをお供に味わっていただきたい。

【Takibi(焚き火)】 焚き火をしながら楽しむコーヒー豆

location_coffee_6

産地

エチオピア イルガチェフェ ドゥメルソ

コンセプト

エチオピアには客人をもてなす際に「カリオモン」と呼ばれる伝統儀式があり、そこでは生豆を焚き火にかけ焙煎するコーヒーセレモニーが執り行われる。焚き火の前で大切な人と語り合う、贅沢な時間にぴったりのコーヒーだ。

味の特徴

焚き火のスモークに負けない強い香りと味を出すために、深煎りで仕上げたコーヒー豆。ほろ苦い大人の風味は、焼きマシュマロや、ビターチョコレートとの相性も抜群。暑い日は氷を入れてアイスコーヒーにして味うのもオススメだ。

【Sawa(沢)】 沢や河川のほとりで楽しむコーヒー豆

location_coffee_7

産地

インドネシア バリ ディボン (ウォッシュド)

コンセプト

バリで古くから「聖なる水」として守られてきた湧き水で育てたコーヒー豆。美しい水で育ったコーヒーを川のせせらぎと共に楽しんでみてはいかがだろう。

味の特徴

中煎りで仕上げた「Sawa」は、コーヒー好きが納得するとも言われる優等生。わずかに感じるミルクのような優しい甘さが特徴だ。さらに柑橘系の香りもプラスされ、さっぱりとさわやかな味わいに。チーズケーキやプリンのようなミルキーなデザートとの相性が◎

【Yozora(夜空)】 星空といっしょに楽しむコーヒー豆

location_coffee_8

産地

東ティモール マイクロロット フェルナンドさんの村コーヒー (ウォッシュド)

コンセプト

東南アジアの国、東ティモールの山の上にあるアシコ村で生まれたコーヒー豆。夜は頭上に満天の星空が広がる美しい村。星空の下で育ったコーヒーを味わいながら、今夜は少しだけ夜更かししてみてはいかがだろうか。

味の特徴

口当たりが良く飲みやすいコーヒーでありながら、蜂蜜のような深いコクも感じる中深煎りのコーヒー。ハニートーストやドーナツのような、まったりとしたデザートとの相性が抜群。身体が冷える寒い夜には、ホットミルクを注いでカフェオレで楽しむのも◎

ロケーションコーヒーの楽しみ方

location_coffee_3

  1. 好みのロケーションから5種類の豆または粉を選び注文
  2. 自宅ポストにコーヒー豆が届く
  3. コーヒーを淹れる道具とお気に入りチェアを用意して目的地に出発
  4. 景色を眺めながらゆっくりとコーヒー豆を挽こう。お湯の準備も忘れずに
  5. ドリッパーにコーヒー粉を入れ、焦らずゆっくりお湯を注ぐ
  6. 抽出が完了したらコーヒーの出来上がり。ロケーションを楽しみながら淹れたてのコーヒーを味わおう

好みのロケーションに合わせてコーヒー豆にもこだわりを

location_coffee_15

今回紹介したコーヒー5種類の他にも今後は新たなロケーションや有名キャンパー、キャンプ場とのコラボコーヒーの発売も予定しているそうなので、今後の新作にも期待したい。

LOCATION COFFEEは、現在公式オンラインショップでのみ購入が可能。今後は全国のキャンプ場、アウトドア用品店、サーフショップなどでの取り扱いを予定している。

コーヒーの世界観を感じられるLOCATION COFFEEは、旅のお供にはもちろん、日常のちょっとした癒し時間やプレゼントにも喜ばれそうなコーヒーだ。お好みのロケーションのコーヒー豆を片手に出掛ければ、アウトドアでのコーヒー時間をより一層有意義なものになるに違いない。

紹介
ギア
X 閉じる
  • 乃木みお
  • 乃木みおキャンプクエストNEWS編集部
  • 2015年からキャンプを始めて、家族で関東近郊で穴場のキャンプ場を探すことが趣味。キャンプスタイルはミニマルかつ快適重視。よりアウトドアを極めていくため、登山やカヌーなどアウトドアスポーツにも挑戦中。

記事についてのご意見やご要望、修正依頼、表示の不具合などございましたらお知らせください。返信が必要な場合はお問い合わせフォームからお願いします。




このライターが書いた他の記事

フォローミー

キャンプクエスト公式SNS
  • 日毎
  • 月間
  • 殿堂