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夏の山菜一覧|6月、7月、8月に採れる山菜の種類

夏の山菜一覧|6月、7月、8月に採れる山菜の種類

夏は一般に山菜採りのベストシーズンである春・秋からは外れており、様々な草木が生い茂るために目当ての植物を探しにくい季節でもあります。

しかし、このように一般には知られていない時期であるからこそ、普段は見つけることのできない山菜たちと出会うことができ、ある程度山菜採りに慣れてきた人にとっては目新しく、非常に楽しいレジャーとなることでしょう。

この記事ではそんな夏に見つけることのできる山菜たちの情報をまとめてみました。

夏の山菜一覧

夏の山菜は春に出るそれよりも種類的には少ないですが、その分美味しく、利用価値も高い、少数精鋭ともいえるような面々が揃っています。ここからはそんな夏の山菜の一部を紹介していきます。

ウワバミソウ

ウワバミソウの葉ウワバミソウの接写‐著者撮影

ウワバミソウはイラクサ科ウワバミソウ属の多年生植物ですが、多くのイラクサ科の植物に見られるギ酸を伴ったトゲが本種にはありません。そのため、ミヤマイラクサなどの多種に比べると採取もしやすく、更に味には全く癖もないためかなりおすすめの山菜です。

本種は渓流沿いなどの湿った場所や、落ち葉などが堆積した場所から発生することが多く、毎年6月頃に発生した後はほぼ通年で採取できる優秀な山菜となっております。

イワタバコ

浄智寺のイワタバコ

イワタバコはその名の通り湿り気のある岩壁などから発生する植物です。名前の一部に“タバコ”と入っていることから良く勘違いされますが、これは葉の形がタバコに似ているためであって本来の煙草とは全く別の植物です。

本種は古来より薬草としても使われてきたほろ苦さが特徴の美味しい山菜ですが、繁殖力が非常に弱いため、見つけても一株から1枚だけを採取するようにしましょう。

フキ

富士見平付近のフキ

フキと言うと、山菜採りにおいては早春に発生する“フキノトウ”しか利用価値がないかのように扱われることが多いですが、初夏以降に採れるフキ本体もしっかりアク抜きをすれば非常に美味しい山菜です。

自生している根元の赤いフキ自生するものは根元が赤く、別種と考えられる‐著者撮影

普通スーパーなどで購入するフキと比べて山野に自生するものは根元が赤く、風味も強いため時間をかけてアク抜きをするだけの価値はあると思います。

アク抜きの一般的な手順としては、フキの皮をむいてから塩もみをし、5分ほど茹でてから冷水に晒します。葉っぱもしっかり茹でれば食べられるので捨てないでくださいね。

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  • フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

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