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食べられる木の実を探そう!秋の野山の美味しい果実と探し方

ヤマボウシの葉と実
最近ようやく気温も少しずつ下がりはじめ、体感的にも秋を感じられる時期がやってきました。さて、皆さんは秋と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・色々ありますが私はやはり食欲の秋が一番ですね。

秋には様々な果実やキノコ類、根菜などが採取できるようになりますが、今回の記事では、その中でも豊富な栄養を持ち、健康効果が注目されている木の実を取り上げたいと思います!

また木の実!?という声が聞こえてくるようですが、前回紹介したのはどんぐりでしたので今回こそは木の実についてのご紹介です。

美味しい木の実の探し方や、調理方法、味の感想なども踏まえて紹介しているので参考にしてみて下さい。

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フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

秋になる食べられる木の実と果実たち

実りの秋という言葉があることからも分かる通り、秋には様々な木の実を採取することが出来ます。その中でも美味しく、植物系の知識があまりない人でも探しやすい木の実をまとめてみました。秋のキャンプついでに木の実を採取してお酒のツマミにしてみてはいかがでしょうか。

ヤマボウシ

/ヤマボウシの実ヤマボウシの未熟な果実

ヤマボウシはミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木で、トゲトゲとした少しグロテスクな見た目の果実はシャリシャリとした食感とマンゴーのような甘味があり、食用になります。

同種は綺麗な花を咲かせることでも有名なハナミズキの仲間で、夏になるとよく似た花を咲かせることから公園樹や街路樹として広く植えられているほか、山野にも広く自生しています。

/ヤマボウシの葉-著者撮影ヤマボウシの葉

ヤマボウシの見分け方としてはカーブしている葉脈をもつ対生(同じ箇所から複数枚生えること)の葉や、特徴のある実・花から同定することが出来ます。

またヤマボウシは水はけのよい場所を好むため山野で自生しているものを探す際には水辺の乾燥した斜面などを重点的に見回ると良いでしょう。

銀杏

/イチョウになる銀杏イチョウの果実と葉

銀杏とはイチョウ科イチョウ属の種子のことを指します。

一般に“ぎんなん”として販売される場合には種子のまま袋詰めにしたものや、加熱して中の仁を真空パックしたものが並べられていることが多いですが、自生しているものを食べる場合には独特のニオイがある外側の果肉を取り除く必要があります。

また、この種子は毒成分を含むため一度に大量に食べると中毒を起こすこともあるようですが、大人が普通に食べる程度の量であれば問題ありません。また、イチョウの葉には脳機能の改善などの薬効が期待され、ドイツなどでは医薬品としても販売されているようですが日本では認可されておらず、人によってはアレルギーを起こすこともあるため無理に摂取するのはやめておいた方が無難でしょう。

本種の見分け方としては扇形で特徴のある葉っぱから、また秋には果実をつけるためそこからも簡単に同定できます。

イチョウの木は一般には街路樹や公園樹として植えられているものがほとんどなので、採取する場合には場所をよく確認してからにしましょう。

以下では採ってきた銀杏の処理方法を紹介しています。

採りたて銀杏の下処理方法

/銀杏イチョウの種子

採ってきてすぐの銀杏には果肉が付いているため、まずはこれを取り除かなければなりません。

採ってきた時点で完熟しているものであれば手袋をしてそのまま水の中で擦り合わせるようにして果肉を取り除くことが出来ますが、まだ固いものはバケツの中などに水を溜めて数日間漬けておくか土に埋め、腐らせてからこの処理を行います。

その後は特有のニオイが消えるまで流水で洗い流し、日光で乾燥させれば市販されているぎんなんと同じ状態になります。

そのまま食べる場合には封筒などに入れ、電子レンジで600w3分加熱すれば殻が割れ、中身を取り出すことが出来ます。

また余談になりますが未熟な銀杏の果肉は食べると甘酸っぱく案外イケるそうです。そのまま味わっているとすぐに嫌なニオイがして吐き出してしまうそうですが。

カヤ

/カヤの実カヤの実と葉

カヤはイチイ科カヤ属の常緑針葉樹で、秋になると緑色の実をたくさんつけます。

この実はそのままでは食べることは出来ませんが、熟すと中から出てくる種子をアク抜きしたものはナッツのような味と風味を楽しむことができるほか、専用の機械を使えばカヤ油を搾り採ることもできます。

本種は主に神社に植えられていることが多いですが、山野にも自生しており同様に食べることが出来ますが、よく似た植物である“イヌガヤ”の種子は食べることが出来ませんので注意が必要です(イヌガヤの実は早い時期に赤紫色に熟すため容易に見分けられます)

見分け方としては常緑樹であるため年中付いているトゲトゲした葉っぱと、緑色の実。また他にもこの木は比較的巨木になることが多いため、そのような特徴からも同定できます。

マテバシイ

/マテバシイの実マテバシイのドングリと葉

マテバシイはブナ科マテバシイ属の常緑樹で、秋に熟すドングリは食用にもなります。

え?前回の記事でも紹介されてた?ええ、どんぐりも食べられる木の実ですから何度だって紹介しますよ。たかがどんぐりと侮るなかれ。マテバシイはどんぐりの中でも食べるのに適した優良どんぐりなのです。

一般的にナラやカシなど多くのドングリはアクが強く、長時間かけてアク抜きをしないと食べることが出来ませんが、このマテバシイはアクが非常に少なく生で食べることもできます

本種は公園樹や街路樹、庭木としても植えられているほか、山野にも自生しているためいろいろな場所で目にすることが出来ます。見分け方は光沢のある葉とドングリ、暗褐色で滑らかな樹皮から同定できます。

食べ方としては前にも挙げた生食・炒りや良く砕いて乾燥させたドングリ粉をクッキーやパンに利用することもできます。

また、余談ですが松浦市鷹島では本種のドングリを原料として作られた焼酎を作っており、これはインターネット上でも販売されています。

マタタビ

/収穫したマタタビの実-著者撮影収穫したマタタビの実

マタタビはマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本で猫の大好物として有名な果実は人間も食べることが出来ます

本種の果実は秋に熟し、黄色っぽくなったものは生食も出来ますが少し辛みがあり、美味しいものではないため、若い実を酒につけた果実酒や味噌につけた味噌漬けなどが一般的な食べ方です。

つる性植物ですので割と目立ちますが、葉だけだと同じマタタビ科であるサルナシなどと誤認することが多いため、夏から秋の実をつける頃に探すと良いでしょう。

マタタビは人工的に植えられることが少なく食べたい場合には山野で自生しているものを探すことになりますが、その場合には渓流沿いなどを歩くと見つかりやすいです。

また果実には健胃や冷え性の改善、強壮作用など様々な薬効があることから、“食べるとまた旅が出来る“というのが名前の由来だと言われています。

秋のレジャーは木の実拾いで決まり!

/どんぐり拾いをする子供達

ここまで秋に食べられる木の実を紹介してきましたが、秋にはこの記事で紹介したもの以外にも様々な食べ物を見つけることが出来ます。

このサイトを見ていただいている方には登山やキャンプを趣味としている人が多いと思いますが、今は食欲の秋。皆さんも山野の恵みを味わって自然を感じて見ませんか?

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フリーランスライターとして日銭を稼ぎ、道端の雑草を食べながら日々を生きています。フィールドワーク全般が趣味で、野草・薬草・キノコについて勉強中です。

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