冬キャンプで注意したい子供の『やけど』や『病気』の対策と便利アイテムをご紹介

冬キャンプで注意したい子供の『やけど』や『病気』の対策と便利アイテムをご紹介

他の季節では味わえない魅力が満載の冬キャンプ。積雪を集めて雪だるまやかまくらを作ることもできるので、せっかくであれば子供とも一緒に楽しんでみたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか?

しかし、子供が小さいうちは体調管理だけでなく、焚き火やストーブによるやけどや冬ならではの病気にも注意しなければなりません。

そこで今回は、子供連れキャンパーに注意して欲しい冬キャンプならではの怪我や病気の予防法やおすすめのアイテムをご紹介したいと思います。

子供だけでなく、大人も安全にキャンプを楽しめる対策をご紹介していますので、今年の冬は家族でキャンプを楽しもうと思っている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

直火やストーブによる『やけど』

冬は焚き火やストーブなどを準備し、料理も身体が温まるような鍋などを楽しむ方が多いと思います。火を扱う機会が普段よりも多くなる冬は、特にやけどに注意が必要です。

やけどを予防するポイント

子供のやけどを予防するポイントは以下の6つです。

子供のやけど予防のポイント

  • 子供の手の届く位置に火気を設置しない
  • より安全なストーブやランタンを選ぶ
  • 熱くなりにくいストーブガードを設置する
  • 火の気の周囲に転倒しそうな物を置かない
  • 子供の様子をこまめに確認する
  • 日頃から火に注意するよう声かけをする

やけど予防アイテム

筆者がおすすめしたい子供連れキャンパーが持っていれば役立つアイテムをご紹介していきます。

囲炉裏テーブル

出典:Amazon

子供を火気から守るために、焚き火やストーブに直接手を伸ばすことが出来ないよう、囲炉裏テーブルを活用するのがオススメです。

大きさや形、素材はさまざまありますが、子供連れの場合は万が一ぶつかっても怪我をしないような角がない丸型タイプだと安心です。

ストーブガード

冬キャンプでストーブを使用する方はストーブガードが便利です。

特に子供が小さいうちは、ストーブガードの素材が熱くならない加工をしてあるシリコン製のものや植毛仕上げをしているものなどを選びましょう。

子供用耐熱手袋

出典:Amazon

焚き火やストーブの周囲にガードをしていても、子供は予期せぬ行動を起こすもの。火に興味が湧きついつい触ろうとすることもあります。またある程度大きくなった子供でも、焚火の手伝いの際にやけどをしたり、薪のささくれが指に刺さる可能性もあります。

現在は子供用の耐熱手袋も販売されているため、キャンプ中は防寒も兼ねて装着させておくと安心ですよ。

セラミックヒーター

出典:Amazon

冬キャンプで暖をとる方法はさまざまありますが、より安全性を高めるのであれば安全装置付きのセラミックヒーターがオススメです。

使用する際は電源付きサイトに宿泊するか、容量の大きなポータブル電源が必要となりますが、本体が熱くなることはなく、送風口もガードすれば比較的安心して使用できます。現在は加湿機能も付いたセラミックヒーターもあり、乾燥が気になる方にもオススメですよ。

LEDランタン

キャンプの必須アイテムランタンにもさまざまな種類がありますが、小さな子供がいる場合はLEDランタンが安全です。

カイロや電気毛布・カーペットなどによる『低温やけど』

皮膚が薄い子供は直火でなくともカイロや電気毛布などで低温やけどを起こす危険性も高くなり注意が必要です。

低温やけどを予防するポイント

低温やけどは直火での火傷とは異なり、症状がゆっくりと進行するため、他者からは気づかれにくくなり、数週間後に症状が現れるケースもあります。

そのため以下のポイントをおさえながら、事前に子供の低温やけどを予防してあげることが大切です。

低音やけど予防のポイント

  • 電気毛布はホットカーペット、ファンヒーター等の電気暖房器具はタイマーを設定しておき、寝る前には消す
  • 子供の皮膚の状態をこまめに確認する
  • カイロや電気暖房器具を直接素肌にあてない
  • 同じ箇所に長時間カイロを当てない
  • カイロは就寝時使用しない

低温やけど予防グッズ

カイロカバー

出典:Amazon

使い捨てや繰り返し使えるカイロをお子さんが使用する場合は、低温やけどを予防するためにカイロカバーと一緒に使用すると安心です。

発汗や寒さによる『低体温症』

低体温症は、直腸などの深部の体温が35度以下に下がった状態のことで、最悪の場合は命を落とす危険性も高い病気です。

特に身体が小さく筋肉量が少ない子供は外気温に影響されやすく大人以上に注意が必要です。

低体温症を予防するポイント

低体温症を予防するためには保温が大切ではありますが、代謝が良く熱をためやすい子供の場合は汗もかきやすい特徴があります。汗をかいたままにしておくと、濡れた肌着が直接体の体温を奪ってしまうので注意が必要です。

そこで以下のポイントに注意して冬のキャンプを楽しむようにしましょう。

低体温症予防のポイント

  • 防寒着は重ね着スタイルでその時の気温や子供の汗のかきかたなどに合わせて調整する
  • 吸汗速乾性の高い肌着を着せて、定期的に肌を直接触り、汗をかいていればすぐに着替えさせる
  • 肌着の上に着せるインナーは『吸水性』『速乾性』『保温性』に優れたインナーを着用
  • 温かい飲み物や食事を適宜摂取させる
  • 体や歯の震えや唇や爪が紫色になっていれば、防寒着やインナーを追加したり、ブランケットやカイロ等の小物で保温する
  • 普段から『バランスの良い栄養』と『休息』をしっかりとらせておく
  • 日頃から外気に触れ、『寒さ』に対する調整能力を高めてあげておく

低体温を予防するおすすめアイテム

冬のキャンプで低体温症を予防するためのおすすめのアイテムをご紹介します。キャンプ場所や電源付きサイトかどうかなどでも必要なアイテムは異なってきますが、ぜひ参考にしてみてください。

ホットカーペット・電気毛布

出典:Amazon

電源付きサイトや、大型のポータブル電源を所有している方にオススメな寒さ対策が”ホットカーペット”と”電気毛布”です。

特に電気毛布はポータブルで持ち運びしやすいものもあり、消費電力も少ないものが多くキャンプでも活用しやすくなります。

メリノウール素材のインナーや靴下などの小物

出典:Amazon

代謝機能が優れ冬でも汗をかきやすい子供の肌に直接触れるインナーや靴下などにオススメなのが、『吸水性』『速乾性』『肌触り』『保温性』の高い素材です。

とくに『メリノウール』は汗などの水分を含んでも高い保温性をキープしてくれ、汗で体が冷えてしまうのを防いでくれます。

冬用シュラフやマット

冬のキャンプではお子さんと添い寝ができる連結タイプの断熱性が高い冬用のシュラフがオススメです。

またマットの場合もR値が高く厚みがある冬用マットを選んだり、銀マットを併用して使用すると冷気を遮断し快適に寝られます。

ダウンスリーパー

出典:楽天市場

小さな子供の場合、親と添い寝をするとシュラフとの間に隙間が入り、保温効果が減退してしまいます。また添い寝していても、いつの間にかシュラフの外に出ていた…なんてこともあるかもしれません。

そこでオススメなのがダウンのスリーパー。軽量かつ保温性が高く、ほとんどがフリーサイズなため、寝る時以外でも防寒着の上から着用させることも可能で便利なアイテムです。

もしも低体温症かな?と思ったら…

低体温症の処置は慎重に行う必要があり、重度であればあるほど急速に温めるのは危険です。

もし全身が細かく震え、手足が白くなっていれば軽度の低体温症の可能性があります。そのためまずは防寒着や寝袋、ブランケットなどを身体に着用し、カイロや湯たんぽなどを用いてゆっくり身体を温めていきましょう。この際、飲水が出来れば温かい飲み物を飲むのも効果的。

万が一震えが止まらず、言葉が出ないや手や足の感覚が乏しいなどの症状が出ている場合は、すみやかに救急要請するなどして医療機関での診察や治療が必要です。

雪や冷気による『凍傷』

凍傷は、素肌に寒冷が直接作用した際、皮膚の組織が凍ることによって起こり、軽症であれば『しもやけ』とも呼ばれている状態です。そのほとんどは厳寒下や登山中などで起きるイメージがありますが、皮膚が薄い子供は要注意が必要です。

特に靴で圧迫されやすい足の指や、冷気に晒されやすい耳や手、頬などにも出来やすくなります。

凍傷の予防法

凍傷はひどい時には患部の切断を余儀なくされるケースがあるほど怖い病気なため、以下のような事前の予防対策が必要です。

凍傷を予防するポイント

  • 防寒・防風着を着用し、素肌が外気に触れる面をできるだけ少なくする
  • 衣服が濡れたり汗をかいたら温かい環境で着替える
  • 衣服や靴による圧迫を避けるためサイズの合ったものを選び、衣服で締め付けないよう注意する
  • こまめに温かい飲み物や食べ物を摂取させ身体の冷えを防ぐ
  • 定期的に子供の皮膚の状態(特に指先、足先、頬、耳)を温かくした場所で確認する

もし凍傷になってしまったら?

凍傷の応急措置は正しい知識が必要です。もし子供の患部が白くなっていたり、ピリピリとした痛みがあれば、すぐさま温かい場所に移動させて、患部を40〜43℃程度のぬるま湯に浸けてあげましょう

その後は水気を良く拭き取ってから、ブランケットなど保温性の高いもので患部を包むなどして温めます。

ここで大切なことは「お湯につけるのは皮膚が柔らかくなり、通常の肌色に戻るまで」がポイントです。中途半端な状態で処置を止めてしまうと、患部が再凍結して症状がさらに悪化する危険性があるので注意しましょう。

また、凍傷の応急処置では「患部を強くマッサージしたり、さすったりしない」「熱いお湯やストーブなどで急激に患部を温めない」「水泡はつぶさない」の3つのポイントを守るようにしてください。そして症状が悪化している場合は出来るだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。

乾燥や水分不足による『脱水症状』

脱水症状は乾燥しやすい冬にもなりやすい病気です。特に子供は水分調節の機能が未熟で汗もかきやすいにも関わらず、夏に比べると喉が渇きにくく脱水症状を引き起こしやすくなります。

そのため冬場のキャンプでも適宜温かい水分を取ったりイオン水を促すようにしましょう。

密閉した環境での『一酸化炭素中毒』

冬キャンプで特に気をつけてほしいのが、一酸化炭素中毒です。密室の環境でストーブなどの火気を使用すると一酸化炭素中毒を引き起こし、最悪の場合は死に至るケースも考えられます。

特に身体が小さな子供は大人に比べると一酸化炭素中毒になりやすく、十分な対策が必要です。

一酸化炭素中毒の予防法

一酸化炭素中毒を予防するポイント

  • 火気類は、密閉空間で使用しない
  • テントで使用する際は必ず換気をしながら使用する
  • 安全なストーブを使用する
  • 一酸化炭素警報機を2つは用意する

一酸化炭素中毒予防に便利なアイテム

一酸化炭素警報機

出典:Amazon

ストーブをテント内で使用する際に心配な一酸化炭素の濃度を測定できる『一酸化炭素警報機』。万が一、一酸化炭素の濃度が高まればアラームで危険を知らせてくれます。

しかし寒い冬場で使用する際、電池切れや故障、誤作動する可能性もあるので、最低でもメーカーが異なったものを2種類用意しておきましょう。

冬キャンプは知識と予防をすれば楽しめる!

寒い時期のキャンプには沢山の魅力がありますが、その分子供にとってリスクがあるのも事実です。しかし、正しい知識と事前準備をしっかり行うことで大人も子供も安全に冬キャンプを一緒に楽しむことができます。

今年の冬、初めて子供をキャンプに連れていきたいと感じている方は、標高が低く設備も整った電源付きサイトを利用したり、ロッジを借りるのもオススメです。そして、万が一キャンプ前に子供の体調が崩れていたら、キャンプを諦めるのも安全に冬キャンプを楽しむ大切なポイント

日頃から子供の体調には気をつけて、今回ご紹介した内容を参考に、冬の魅力あるキャンプをご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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  • racche
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  • 家族4人と愛犬3匹で、月に1回はキャンプを楽しんでいます。息子2人のキャンプデビューは0歳!愛車のキャンピングカーと共に、小さい子供やペットと過ごすキャンプライフの様子をお伝えしていきたいと思います。

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