キャンピングカーを購入する上で1番気がかりになるのが本体価格と維持費ですよね。筆者自身もキャンピングカーの購入を検討するにあたり不安に感じていた部分がこの2つです。
そこで今回は、実際に筆者が所有しているライトキャブコンタイプのキャンピングカーの維持費を、普通乗用車に乗っていた頃と比べながらご紹介していきたいと思います。
目次
愛車であるキャンピングカーの紹介

わが家のキャンピングカーはライトキャブコンタイプのキャンピングカーで、仕様は以下のようになります。
MAMBOW Famille(マンボウファミーユ)
ベース車:マツダ ボンゴトラック(ロータスRV)
エンジン:ガソリン 1798cc
ミッション:5AT
駆動方式:2WD
全長:488cm
幅:188cm
高さ:269cm
乗車人数:最大7名、就寝人数:最大6名
キャンピングカーにかかる維持費

それではわが家の場合のキャンピングカーにかかる実際の維持費をご紹介していきます。
車検

特殊車両であるキャンピングカーは購入後2年毎の車検を受ける必要があります。
キャンピングカーを購入する際に1番不安に感じていたのが、この車検費用でした。
車検費用にかかる内容としては、消耗部品の交換や工賃、自賠責保険、重量税、検査代行手数料、印紙代などがあげられます。
現在2回車検を受けていますが、今のところ重量税や自賠責保険などすべて含めて1回毎に10万前後で済んでいます。
自賠責保険と任意保険

自動車を所有している方なら必ず加入しなければならない「自賠責保険」は定期的に料金が改定され、契約期間によっても金額が変わります。
わが家の場合は2年の契約で、前年度は22,450円が車検代費用の中に含まれていました。
また「任意保険」は加入する補償内容や年齢、等級などによっても大きく金額は異なりますが、わが家は年間約5万5千円程の支払いです。
特殊車両であるキャンピングカーはもともと加入できる保険会社も限られてしまいますが、大型かつ精密機器などが設置してあるキャンピングカーを所有する場合は、金額だけでなく補償内容をしっかり確認しておくことが大切です!
税金

自動車を所有することで発生する税金は2種類あり、毎年5月頃に納付書が送られてくる「自動車税」と車検の際に支払う必要のある「重量税」があげられます。
毎年5月頃に支払う自動車税は、年間排気量によって金額が変わりますが、排気量が1798ccのわが家のキャンピングカーは31,600円の支払いです。
この金額を見て「あれ?意外と安い?」と思った方もいるかもしれませんが、特殊車両であるキャンピングカーは同じ排気量の車両よりも割安な金額で設定されているので、一般の乗用車と同じかもしくは安い金額の支払いで済んでいます。
そして車検の度に支払い義務がある重量税は、その名の通り車体の重さで金額が変わります。
わが家の場合は2470kg。
普通の一般車両であれば49,200円のところ、重量税も特殊車両であるキャンピングカーであれば割安な金額設定がされているので、実際は24,600円とこちらも私が以前所有していた乗用車と変わらない金額でした。
燃費

わが家のキャンピングカーの燃費はだいたい7-8km/L程度で、燃料はレギュラーガソリンです。
そのため、ガソリン代が140円/Lの時に一律7km/Lの燃費で500km走行すれば、ガソリン代10,000円かかる計算になります。
普段は通勤や買い物の際にも使用し、月に1〜2回ほど往復100〜500kmのところまで遠出などしていますが、月々にかかるガソリン代は大体2万円程度です。
メンテナンス費用

キャンピングカーを長く使用するため、定期的に消耗品を交換したり、洗車などのメンテナンスをする必要があります。
洗車の場合はプロにお願いすると1回5,000円〜10,000円程かかると言われたので、わが家は自宅で洗車をしています。
そのため、かかるのは水道代と洗車用品くらいですが、多めに見積もって毎月500円くらいの計算でした。
主な消耗品としてはオイルやフィルター、タイヤ、バッテリーなどがあげられます。
こちらもグレードや種類によって販売価格が変わりますが、タイヤだと大体4本で8万〜15万、オイル交換は1回につき5000円前後くらいです。
主な消耗部品の交換目安としては以下を参考にしています。
消耗品交換の目安
- オイル交換:3,000〜5,000km
- オイルフィルター交換:10,000km〜15,000km
- ブレーキオイルの交換 :2年毎
- タイヤ交換:2〜3年毎(約30,000km)
- サブバッテリー:3〜4年毎
駐車場代

わが家の場合、駐車場代はかかっていませんが、都心部やマンション住まいの方であれば維持費の中に駐車場費用が必要になります。
キャンピングカーの大きさによっては自宅の駐車場に停めることができず、少し離れた場所に駐車場を借りなければいけないケースもあり注意が必要です。
筆者のキャンピングカーは年間平均維持費はいくら?

ざっくりとわが家のキャンピングカーの維持費を紹介しましたが、年間でかかる平均維持費用は約42万円前後の計算となりました。
| 自動車税 | 31,600円 / 年 |
|---|---|
| 車検(自賠保険、重量税含む) | 約50,000円 / 年 |
| 任意保険 | 約55,000円 / 年 |
| ガソリン代 | 約240,000円 / 年 |
| 洗車 | 約6,000円 / 年 |
| メンテナンス料 | 約40,000円 / 年 |
| 駐車場料金 | 0円 / 年 ※我が家の場合 |
| 合計年間維持費 | 422,600円 |
以前使用していた普通自動車との維持費の差

キャンピングカーの維持費が42万円でしたが、普通車と比べるとどうなのか疑問に思う方もいるかと思います。そこで、以前に所有していた乗用車と比較してみると以下のような結果となりました。
ちなみに以前の車は排気量1500ccの2WDガソリン車です。燃費は16km/L、総重量1100kgの5人乗りと、極めて一般的な乗用車でした。
| キャンピングカー | 以前使用していた乗用車 | |
| 自動車税 | 31,600円 / 年 | 34,500円 / 年 |
|---|---|---|
| 車検(自賠保険、重量税含む) | 約50,000円 / 年 | 約40,000円 / 年 |
| 任意保険 | 約55,000円 / 年 | 約50,000円 / 年 |
| ガソリン代 | 約240,000円 / 年 | 約120,000円 / 年 |
| メンテナンス費用 | 約40,000円 / 年 | 約25,000円 / 年 |
| 合計年間維持費 | 422,600円 | 269,500円 |
以前使用していた乗用車の年間維持費は約27万円。
つまり、キャンピングカーを購入したことで年間約15万、月々に換算すると12,500円程出費が増えた結果となりました。
SUVで人気のランドクルーザーを購入してたら維持費の差はどれくらいだった?

ついでに、アウトドアでも人気なSUV車を購入していたら維持費はどれくらいになるのか、乗用車同様比較してみます。
今回は特に有名かつ人気で、車両価格も新品のキャンピングカーと同じくらいのランドクルーザーで比較してみました。(排気量:4600cc、総重量:2500kg)
| キャンピングカー | ランクル | |
| 自動車税 | 31,600円 / 年 | 87,000円 / 年 |
|---|---|---|
| 車検(自賠保険、重量税含む) | 約50,000円 / 年 | 約50,000円 / 年 |
| 任意保険 | 約55,000円 / 年 | 約55,000円 / 年 |
| ガソリン代 | 約240,000円 / 年 | 約280,000円 / 年 |
| メンテナンス費用 | 約40,000円 / 年 | 約30,000円 / 年 |
| 合計年間維持費 | 422,600円 | 502,000円 |
結果としてはランクルを我が家が購入した場合、年間維持費は約50万でしたので、キャンピングカーよりも年間8万円程高くなる計算となりました!
キャンピングカーと乗用車の年間維持費比較
今回はライトキャブコンタイプのキャンピングカーの維持費についてご紹介しました。
わが家の場合増えた維持費は1割程度でしたが、使用頻度や車種によってはもっと維持費がかかるケースもあります。
そのため、キャンピングカーの購入を検討している方は、購入後の用途や維持費も含めてキャンピングカーの車両価格にどれだけ予算をあてられるかも考慮して選ぶのがオススメですよ!
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
ギア
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