キャンプクエスト編集部
所沢カルチャーパークのキャンプ場詳細|快適設備が揃った埼玉の無料キャンプ場を紹介

所沢カルチャーパークのキャンプ場詳細|快適設備が揃った埼玉の無料キャンプ場を紹介

埼玉県内で人口数第4位を誇る所沢市に、無料で使えて設備も整っているファミリーキャンプにおすすめの所沢カルチャーパークキャンプ場があります。

快適に整備されたキャンプ場やデイキャンプ場の他にも、多目的広場や複合遊具まで揃っており、子供を連れた休日を過ごすのにもぴったりの施設です。観光地として有名な所沢航空記念公園からもすぐ近く、東京から30分程度で行ける距離にある無料キャンプ場「所沢カルチャーパーク」を詳しくご紹介します。

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所沢カルチャーパークの基本情報

住所 〒359-0031 埼玉県所沢市下新井1296-1
電話番号 04-2998-5600
営業期間 デイキャンプ:4月1日~11月末日(下記、夏休み期間を除く)
宿泊キャンプ:7月の第3土曜日~8月末日
定休日 毎週水曜日(水曜日が祝日の場合、翌日の木曜日)
利用時間 デイキャンプ:午前9時~午後4時
宿泊キャンプ:午前10時30分~翌日の午前10時まで
利用料 当面の間、無料(有料とする場合はホームページでお知らせ)
駐車場 有り
水道・トイレ 有り
公式サイト 所沢市ホームページ

所沢カルチャーパークは毎年4月1日から日帰りキャンプの営業が始まり、夏休み期間(例年7月下旬の20日頃)から宿泊キャンプの利用が開始されます。

宿泊キャンプ利用期間はデイキャンプが停止となりますので、予約をする際にはどちらの期間中なのかを確認してから申し込みをするようにしましょう。その他、宿泊キャンプは水曜日(水曜が祝日の場合、翌木曜)を含む利用はできないので注意して下さい。

利用にあたっては事前予約が必要です。詳しい方法は後ほどご紹介致します。

利用時の注意事項

所沢カルチャーパークの利用ルール

  • ゴミは持ち帰り
  • 午後10時までに消灯
  • 指定場所以外での火気の使用は禁止
  • 打上げ花火、吹上げ花火、ロケット花火、爆竹等の花火は禁止
  • オーディオ類の持ち込み禁止
  • ビニールプール等、公園の水道を大量に使用するものは禁止
  • ペットの入場禁止(盲導犬、介護犬は除く)
  • 指定場所以外での喫煙禁止

無料でキャンプ場を利用するにあたり、上記ルールは必ず守りましょう。違反者が増えるとキャンプやバーベキューの利用が制限・禁止される場合があります。

ゴミのポイ捨てや不法投棄等、利用ルール違反をしている人を発見した方は下記までご連絡下さい。

その他の注意事項やキャンプ場からのお知らせは公式サイトをご確認下さい。

キャンプの予約・申込方法

  • 日帰りキャンプは1週間前、宿泊キャンプは1ヵ月前までに予約が必要
  • 公式サイトからキャンプ場利用申請書と利用計画書をダウンロード
  • 必要事項を記入の上、所沢市役所公園課へ直接持参して申請
  • 後日、キャンプ場利用許可書が交付される
  • キャンプファイヤーを利用する際は、事前に所沢東消防署へ届出書の提出し、1週間前までに届出書の写しを公園課へ提出

所沢カルチャーパークキャンプ場の利用には事前予約が必要です。予約受付は所沢市内在住者であれば3ヵ月前から、市外在住は2ヵ月前から開始され、帰りキャンプは1週間前まで、宿泊キャンプの場合は1ヵ月前までが期限となります。

肝心の予約方法はかなり煩雑で、事前に「キャンプ場利用申請書」と「利用計画書」を公式サイトからダウンロードして必要事項を記入し、所沢市役所公園課へ直接持参して申請しなければいけません。

申請内容に問題が無ければ、後日、キャンプ場利用許可書が交付されますが、利用許可書の郵送を希望する場合は、郵便料金分の切手を貼付した封筒を申請時に渡しておく必要があります。

これ、正直に言って、めちゃくちゃ面倒臭いです。ここまで手続きが面倒なおかげで利用者が少ないというメリットはありますが、あまりにもデメリットの方が大きいと感じます。

名目上は市外在住でも利用可能ではありますが、予約の際には市役所開庁日である平日の午前8時30分~午後5時15分までに所沢市役所に申請しなければいけないので、所沢市に住んでいる人であっても平日に仕事をしている人は予約がほぼ不可能だと思います。

所沢カルチャーパークの駐車場

所沢カルチャーパークには無料で利用できる駐車場が設置されています。駐車可能台数はおよそ20台~30台程度。公園の規模に比べて駐車場が小さいため、車で来園する際はなるべく相乗りをしてほしい、と案内されています。

所沢カルチャーパークの施設案内

ここからは所沢カルチャーパーク内の施設について案内していきます。園内は綺麗に整備されており、キャンプやバーベキューだけでなく、子供とお散歩に訪れたりするのにもおすすめですよ。

管理棟

所沢カルチャーパークのキャンプ場入口に管理棟が設置されています。受付時には市役所から交付されたキャンプ場利用許可書が必要ですので、忘れずに持って来ましょう。ちなみに、利用許可書を第三者に譲渡したり、転貸することは禁止されていますので、知人や家族に申請代行を依頼することはできません。

キャンプ用具のレンタルや販売はしていませんので、テントや寝袋、薪・炭など必要なものは事前に用意をしておきましょう。

キャンプ可能エリア

所沢カルチャーパークのテントサイトは、柵やロープなどで分かりやすいように区画分けがされています。テントサイトには木陰が無いので、夏場や日差しの厳しい日にはタープなども用意して張りたいですが、ツールームテントを設営すると一杯いっぱいといった感じのスペースです。同一グループによる複数区画のご予約はできないので、スペースを広く使いたい場合は管理事務所に相談してみましょう。

園内はかなり綺麗に整備されているので、キャンプ中は気持ちよく過ごせると思います。主要な道路からも少し離れているので、車の音や騒音なども届かず、夜には綺麗な星空も楽しめます。

フィールドの様子

テントサイトの地面は綺麗に整えられた芝生が広がっています。地面も硬すぎず柔らかすぎず、ペグ打ちにちょうど良いフィールドでした。芝生が剥げている部分も無く、子供が走り回って転んだりしても安心できますね。

水道・かまど・炊事場

キャンプ場内には炊事場が設置されており、中には調理台の付いたシンクとかまどが並んでいます。流し場には洗剤やたわし等は置かれていないので、洗い物をする際には事前に用意しておきましょう。また洗剤は自然環境保護のため、なるべくクレンザーの使用を推奨しています。

使用後の炭は、完全に消火していることを確認してから、炊事場横にある「炭捨て場」に捨てるか、持ち帰りとなります。

トイレ

キャンプ場利用者は管理棟の側面にあるトイレを利用します。こちらはとても綺麗なトイレで、何不自由はありません

ただし、キャンプ場の注意事項を確認すると「トイレットペーパーは設置していないので各自持参してください」と記載されています。この日はパーク内の工事が行われていたからなのか、トイレットペーパーも設置されていましたが、キャンプ利用の際はトイレットペーパーも持参しておいた方が安心です。

キャンプファイアーサークル

管理棟の隣のスペースにはキャンプファイヤーサークルが設置されています。こちらは団体での宿泊キャンプでのみ使用が可能で、事前に所沢東消防署への申請が必要です。個人での利用はできませんので注意して下さい。

デイキャンプ(BBQ)専用エリア

所沢カルチャーパークにはキャンプ場の他にもデイキャンプ場が設置されています。こちらは砂地のバーベキュー広場といった感じですが、椅子とテーブルが設置されているので、コンロと炭と食材を用意しておけば気軽にバーベキューが楽しめます。

日帰りキャンプであれば予約も1週間前までと多少は緩いので、家族やグループ等で予定を組んで予約するなら、無料で利用できて使いやすいと思います。

巨大アスレチック

2022年4月から、所沢カルチャーパーク内に巨大アスレチックが新たに誕生しました。現地取材時はまだ整備中でしたが、元々は原っぱ広場(芝生広場)だったエリアに築山が作られて、その上にローラー滑り台とクライミングネット等で構成された複合遊具が設置されています。

こちらはキャンプ場のすぐ隣のエリアにありますので、キャンプを楽しみながら目の届く範囲で子供を遊ばせておくことが出来ます。もちろんキャンプ目的でなく、子供と遊びに行くスポットとしても使えそうです。

所沢カルチャーパークのチェックポイント

宿泊は1ヶ月前、日帰りは1週間前に予約が必要

所沢カルチャーパークを利用するには、宿泊キャンプであれば1ヵ月前に申請が必要で、日帰りキャンプでも1週間前までに予約をしなければいけません。人気の高規格キャンプ場であれば同じような条件のキャンプ場もありますが、やはりこの事前予約というのは一般利用者にとっては負担となりそうです。しかし、それ以上に気になってしまうのが以下の2項目。

予約する際に利用計画書(タイムスケジュール)が必要

所沢カルチャーパークを利用する際には、タイムスケジュールの作成が必要となります。朝8時~夜22時消灯までの間に、何をどんなスケジュールで行なうのかを事前に計画して提出しなければいけません。ボーイスカウトや学校行事でのキャンプであれば分かりますが、個人で利用計画書を作成するという経験をした人はほとんど居ないのでは無いでしょうか。

予約申請書は所沢市役所公園課に直接持参

子供や青少年の育成を目的とした団体向けのキャンプ場としてであれば、予約時にタイムスケジュールを作成するというのはまだ理解が出来ます。しかし、申請時に「所沢市役所公園課へ直接持参しなければいけない」というのは、さすがに無駄に条件が厳しすぎるのではと感じてしまいます。

この制限によって、所沢市内に住んでいる人であっても気軽に予約ができず、結果的に利用者が少なくなり、知名度もなかなか広がらず、綺麗な設備なのに利用者がいない、という悪循環に陥ってしまう気がします。郵送やEメールでの申請が受け付けられない理由も不明ですし、公共施設として市民が利用しやすい環境作りをして欲しいと個人的に思いました。

所沢カルチャーパークを利用する際に必要な道具

最後に、所沢カルチャーパークを利用する際に、事前に準備しておいた方が良いキャンプ道具をいくつかご紹介します。特にレンタル品等はありませんので、快適に過ごすために最低限のキャンプ用品は各自準備しておきましょう。

テント

所沢カルチャーパークキャンプ場ではテントの貸出などはされていないので、宿泊キャンプをする際には事前に準備しておきましょう。ファミリーキャンプをするなら、コールマンのタフスクリーン2ルームハウスは定番といえるテントです。そのタフスクリーンの寝室側にもクロスポールを採用したMDXは、さらに設営しやすく、天井が高くなったことで室内が広く使いやすくなりました。ファミリーキャンパーのファーストテントとして、非常に使いやすい機能とコストを兼ね備えています。

寝袋

宿泊キャンプに必須のアイテム、寝袋は忘れずに用意しておきましょう。所沢カルチャーパークキャンプ場での宿泊キャンプは7月中旬~11月の週末までと期間が限定されています。主な利用日と思われる夏休み期間は、夜でも涼しく過ごせる10度前後の使用温度目安である寝袋を準備しておくと良いでしょう。

薪・炭・燃料

所沢カルチャーパークでは薪や炭などの燃料の販売はされていません。こちらも事前にホームセンター等で購入しておきましょう。SNSや口コミでキャンパーから人気の高い「岩手切炭」は、国産の高品質の切炭で火持ちが良く、高火力でBBQに最適な炭です。安い炭でも問題はありませんが、せっかくのキャンプですから、ちょっとしたアイテムにこだわってみるのも楽しいですよ。

クッカーセット

自宅からフライパンやお鍋を持って行っても良いですが、外で使うことを考えるとアウトドア用のクッカーセットを準備しておいた方が精神衛生的にも気持ちが良いと思います。コールマンのアルミクッカーコンボなら、ファミリーで使用するのに十分な容量があり、ご飯を炊いたり、フライパンで調理をしたりも出来るので、一家に一台おすすめです。

予約は難しいが無料で使える所沢カルチャーパークは近隣ファミリーの強い味方

所沢カルチャーパークを一言で表すと「もったいないキャンプ場だな」と感じました。キャンプ場としての設備が整っていて、環境的にも素晴らしいのに、予約方法や利用期間での制限が多く、せっかくの公共施設なのに誰もが気軽には利用できないちょっと残念なキャンプ場だと思います。

平日に時間が取れて、キャンプの利用計画書(当日のタイムスケジュール表)を事前に計画して記入し、所沢市役所まで直接持参することの出来る人であれば、無料で使えて設備も整っている素晴らしいキャンプ場だと思います。そういう意味では、所沢市民や近隣在住のファミリーキャンパーにとっては強い味方なのかも知れません。

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  • キャンプクエスト編集部株式会社noasobi
  • 「キャンプは自由だ!最高だ!」と自然の中で過ごす快感、快楽に取り憑かれキャンプ沼にどっぷりハマった人が集まるキャンプクエスト編集部。趣味もキャンプスタイルも全員異なるが、共通点は日本キャンプ協会のキャンプインストラクターの資格を持っていること、キャンプを愛していること。時々、焚き火を囲い酒を飲みながら語り合う。

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