最近よくテレビでアウトドア関連が取り上げられていますが、その中でポップアップテントでキャンプをしよう!というのを見かけました。
手軽さが売りのポップアップテントは夏の日除け対策やレジャー用のイメージを持っていたので、さすがにその紹介方法は厳しいんじゃないの〜?と、少し冷ややかに見てしまっていたんですよね。
しかしキャンプ沼に引きづり込もうと誘っている友人が、自前のテント「コールマン クイックアップIGシェード+」を持ってキャンプ場に出現!
「それで一晩過ごす気!?」と心配になりましたが、実際に宿泊をしているのを見ると、さすがコールマン製!『+』が付いたクイックアップIGシェード+はしっかりした作りで、ポップアップテントでもキャンプが出来てました!
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目次
ポップアップテントは設営が一瞬!
ポップアップテントはペグハンマーなどの道具要らずで一瞬で設営可能、そして撤収も畳むだけで完了する手軽さが売りのテントです。
クイックアップIGシェード+の公式スペック
クイックアップIGシェードには、今紹介している“+“が付いているものと、何も付いていない無印のものがあります。
製品名 | クイックアップIGシェード | クイックアップIGシェード+ |
---|---|---|
通常価格 | 8,980円 | 9,980円 |
重さ | 約2.5kg | 約2.7kg |
材質 | ・シェードスキン/68Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水) ・フロアシート/ポリエチレン ・フレーム/スチール |
・シェードスキン/75Dポリエステルタフタ(ダークルーム(TM) テクノロジー、UVPRO、PU防水) ・フロアシート/ポリエチレン(耐水圧:約1,500mm) ・フレーム/スチール |
耐水圧 | 約500mm | 約3000mm |
カラー | ネイビー/グレー | ホワイト |
全長サイズ | 約200 × 150 × 125cm | |
収納サイズ | 約Φ59 × 8cm | |
最大収容人数 | 2~3人 | |
付属品 | 砂袋、ペグ、収納ケース |
クイックアップIGシェード『+』の耐水圧はポップアップテントとは思えない約3000mm!これは普通の雨ならへっちゃらな高スペックです!
約200gほど重くはなりますが、1000円の価格差で耐水圧性能がグンと上がっているので、今選ぶならやはり『+』が付いている方がおすすめだと思います。ネットでは現在8500円前後。かなり手を出しやすい価格も良いですね。
クイックアップIGシェード+の良いところ
本格的なテントを持っているとあまり選択肢に入りづらかったりしますが、初心者やデイキャンプ目的には向いている印象です!
設営は瞬間!ペグ要らずで自立します
コールマン製に限らずですがポップアップテントの設営は、収納ケースから取り出して広げるだけであっという間に完了します。
ほぼ完成状態
フレームが勝手に広がってテントの形になるので、少し手を加えて整えるだけですぐに完成。
簡単そうだなと何も考えずに買ったという友人は、これが初テント。あまりのスピード設営に「おお!早ぇ!」と驚いていました(笑)
テキパキやれば本当に10秒くらいで完成。ペグを打っても1分程度で設営完了です。
軽くて持ち運びが超楽チン
少しサイズが大きいですが、2.7kgと2Lペットボトルより少し重い程度で持ち運びがとても楽。
設営のし易さに加えて、運搬の手軽さでレジャーでも大活躍です。
この様に背中に掛けるともっと楽に運べます!
出典:Coleman通気性が良くて快適!
テントのサイズが小さいと、晴れた日はすぐに熱が篭って暑くなってしまいますが、クイックアップIGシェード+はフロントが大きく開放可能に加えて、後ろに窓を備え、さらに上部にもベンチレーションがあります。
このマークは自信の現れ!
効率良く空気を取り込んで循環をさせられるように設計された、コールマンのこだわりが分かる作り。
解放感があります
大きく開くフロントを解放すると、意外と広く感じました!前後は共にメッシュになっているので、夏は蚊の侵入も防ぎます。
フロントの窓は大きめ設計
リアはこんな感じ
サイドにもフレームがあるので、サイドロープをピンと張れば雨の侵入がし難い設計になっていました!
耐水圧3000mm!急な雨でも耐えれます
このコールマンのクイックアップIGシェード+は、ポップアップテントでは脅威の耐水圧3000mmの高スペック。これは一般的なテントでも優秀な部類の高い数値。
JIS規格の耐水圧試験では、耐水圧の目安として1500mmあれば大雨でも浸水せずに使える数値となっています。
水滴もばっちり弾いてました
台風の様な強風の時はなかなか厳しいかも知れませんが、最近多い急な雨でも中に浸水しないのは良いですね。
日光を90%以上遮断!温度上昇を軽減してくれます
ダークルームテクノロジー(よく分からないけど凄そう)を採用することで、日光をブロックして温度上昇を軽減している仕様で抜かり無し。
日陰になっている感覚
中から見るとしっかりと光を遮られているのが分かります。
サイドテントで荷物置きにも
メインのテントを既に持っていても、
- 荷物を幕内に入れたいけど窮屈になるのは嫌
- 大事なギアを外に置きっぱなしにしたくない!
そんな方はポップアップテントをサイドテントにするのもアリ。
ソロ用テントだとスペースが圧迫されてしまいがちなので、すぐに設営が出来て撤収も楽々なポップアップテントはかなり有効だと思います!
ポップアップテントを使う時の注意点
コールマンのクイックアップIGシェード+に限定するわけではないですが、実際にポップアップテントでキャンプする時の注意点をいくつか挙げます。
強風の際は注意
耐水圧が高いので雨に対しては優秀ですが、ガイロープを張る様なテントではないので風が強い時の使用はなかなか厳しいです。
一応ペグは付属していましたが、位置ズレを防止する程度のかなり不安な極細ペグ…。
この日は幸い天候には恵まれたキャンプでしたが、風が強い時などは正直避けた方が良いと思います。
本格キャンプは厳しい?ちょっと狭いかも
調理器具などは自分が全て用意していたので、友人はこのクイックアップIGシェード+と最低限の寝具のみ持参のキャンプ。
無念の新品コット
寝具以外のギア達を揃えていくとなると、どうしても手狭感は否めません。
友人がこの日の為に買ったコットはなんとサイズオーバーで出番無し。結局斜めにしても入らず、初おろしはお預けになってしまいました。
スペック表では2〜3人用になっていますが、それはレジャーでの話で、キャンプで大人2人で使おうとすると寝るスペース以外は無いので注意です!
撤収は高ランクミッション!説明書が無いと詰む可能性大!
ポップアップテントは設営が超スピードのお手軽テントと紹介される陰で、実は「説明書が無いと2度としまえない」と言われる事も少なくありません。
踏んで千切れかかってしまった収納の生命線…
収納袋の内側に撤収手順が丁寧に書かれていますが、それでもこういった品物に触れた経験が無いとなかなか難しいんです。
フレームの反発を利用すれば力要らずでクルッと綺麗な円になるんですが、「合ってる?折れない?合ってるのか?」と不安になりながら悪戦苦闘。
フライを中に押し込んで…
「助けてくれ〜」と呼ぶ声が聞こえたので、「無理しないで上手く輪っかになるようにやれば良いはず……ヨシ!」と一緒にやってなんとか無事に収納完了。
バンドで留めれば完了!
説明書だけじゃ不安だなという方は、コールマン公式Youtubeチャンネルで撤収方法が動画で解説されているので参考にしてみて下さい!
スペックに注意!同じポップアップテントでも違います
同じコールマンのクイックアップIGシェードでも“+“の付かないモデルは耐水圧が500mmだったりと、スペック表を見ないと分からない違いがあるので注意が必要です。
上がここで紹介している“+“付きで、下のネイビーの方が“+“が付かない無印のクイックアップIGシェード。価格がAmazonだと約6500円と大体2000円の価格差があります。
安定のコールマンならともかく、最近ではメーカーの分からない布が透け透けペラペラのもの見かけるので、「ポップアップテントくらいなら」と安易に値段で選ぶと失敗する可能性もあるので注意です!
ポップアップテントでキャンプする姿を見てみて
コールマンのクイックアップIGシェード+を見るまで、ポップアップテントのイメージだけで宿泊キャンプは無理だろうと決めつけていたことを反省。
違和感無く溶け込んでいます
他のテントを持っている方でもサイドテントとしても使えますし、レジャー使いも出来るので公園に持って行ったり、運動会の日除けとしても使えるので、コスパの良いギアなのは間違い無しです。
ポップアップテントは風の強い悪天候時にはさすがに厳しい部分は否めませんが、初心者やとりあえずキャンプ体験してみたい!という方は、コールマンなら品質が高くても価格が手頃なので選んでも良いと思いました。
ギア
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