一泊分のキャンプ道具を40Lのバックパックにパッキングするのは難しいと思っていませんか?筆者も最初は難しいと思っていました。でもコツさえ掴めば簡単!しかも細かく考えずざっくり詰めた方が綺麗にまとまる事が判明。徒歩キャンパーの筆者が40Lバックパックの簡単なパッキング方法をご紹介します。
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ULパッキングの大前提
使わない物は持って行かない
当たり前ですが、荷物が多ければ多いほどザックに詰める手間がかかります。単純に少なければ少ないほど簡単になります。
バックパックキャンプをするなら軽量化が大前提。キャンプから帰宅後の片づけをする時に使わなかったギアは無いか、あれば本当に必要なギアだったのかを考えて本当に必要なギアの選定をしていきます。この繰り返しで軽量化が出来てくるのでまずは軽量化をしましょう。
2kg以上ある重量テントはそもそも無理
軽量化の一環でもありますが、荷物の中で大きなウェイトを占めるテントが2kg以上あるとかなり嵩張ると思うのでパッキングも難しくなります。細かいギアより大きなウェイトを占めるテントを軽くできれば一気に軽量化が進むので、1kg前後のテントに変更する事をおすすめします。
ズボラで綺麗にまとめるコツ
収納袋を使わずザックリ詰める
キャンプで使うギアはコンパクトに持ち運びができる様に収納袋が付いている事が多いです。一つ一つはコンパクトになって良いですが、形がバラバラの複数の物をバックパックに詰めるとデッドスペースができやすく、パッキングも相当考えてやらないと形が整わないので難しい(形を整えないと背負いづらい)。
それなら収納袋を使わずに直接バックパックに詰めてまとめて圧縮してしてしまえば、デッドスペースもできないしパッキングも簡単です。特にシュラフなどのダウン製品は収納袋を使わない事をおすすめします。
圧縮袋やコンプレッションバックも使わない
シュラフやテントなど圧縮する方もいますが、結局は収納袋と同じでデッドスペースができやすいのでおススメしません。圧縮する手間もかかるし、テトリスの様に隙間を気にしてパッキングしていく事になります。それなら余裕のあるスタッフサックにするか、直にバックパックに入れてまとめて圧縮した方が隙間も埋まるし早くて簡単です。
ゴミ袋が大活躍
収納袋を使わずに直接バックパックに詰め込むと説明しましたが、直接詰めると汚れが気になりますよね?筆者もそうでした。そこで活躍するのが45Lゴミ袋。パックライナーとして使用します。
パックライナーとは、バックパックの中に入れて雨から荷物を守る防水の袋。各登山系メーカーから販売されています。
筆者の場合は防水の為では無く汚れ防止の為に使用するので、わざわざ買わなくても自宅にある45Lゴミ袋で十分(防水面でもゴミ袋で十分)。これを使うことでシュラフ等汚したくないものを綺麗な状態でバックパックに詰め込めます。
パックライナーとして使用した後のゴミ袋は、通常通りゴミを入れてゴミ袋として使用できるのでエコです。
シュラフは一番下に詰めると収まりが良い
バックパックを地面に置いた時に自立するくらいバランス良くパッキングするのは初心者にとって難しいのですが、シュラフは収納袋を使わずに一番下に詰めてあげると、バックパックの底面にデッドスペースや隙間がなくなってフラットになるので自立しやすくパッキングできます。
キャンプ場到着後の設営を考えてもシュラフは一番最後に必要になるので、設営手順を考えても一番下に詰めると効率が良いです。
平たいものは前面・背面に挿し込む
バックパックの前面に凸凹ができると見栄えが悪いし、背面に凸凹ができると背負った時に違和感が出て背負いづらいです。
そこでグランドシートや山座布団など平たくて薄いものは前面若しくは背面に挿し込みます。これをしておくと多少雑にパッキングしても形が簡単に整います。
バックパックへのパッキング手順(筆者の場合)
45Lゴミ袋をパックライナーにしてシュラフを詰める
45Lのゴミ袋が丁度良いサイズ。底の隅までシュラフを押し込んでデッドスペースが無いようにします。
ダウン上下、ダウンソックス、着替えを詰める
空気を抜きながらぎゅうぎゅう押し込みます
モバイルバッテリーなど電子機器類や寝るときに使う物を詰める
シュラフなど柔らかいものが緩衝材代わりになるので丁度良いです。基本的にテント内で使用するものとテント外で使用するものは分けて詰めます。ゴミ袋の中には汚したくないテント内で使用するものを入れます。
インナーシーツを入れる
これも収納袋から出します。インナーシーツは毎回洗うので帰る時は着替えた衣類などを包むのに使ったりします。
シュラフカバーを入れる
シュラフカバーも収納袋は使いません。丸めて収納袋に入れるとデッドスペースができてしまいますが、バックパックのサイズに合わせて平たく畳んで入れます。
マットを入れる
マットも丸めて収納袋に入れずに平たく畳んでバックパックの前面か背面に挿し込みたいのですが、収納袋が空気を入れるポンプサックになっているので、今の所はマットだけ収納袋を使っています。今後小型エアーポンプを購入するか検討中です…。
空気を抜きながら圧縮してゴミ袋をざっくり閉じる
体重を乗せてぎゅーと押して空気を抜きながら圧縮。防水は気にしていないので、ゴミ袋の口は縛らずに適当に折りたたんで終わりです。
平たいものを隙間に挿し込む
グランドシートや座布団マットは薄いので前面や背面に入れます。隙間を埋めると共にバックパックの形を整えることもできるのがメリットです。
テント、チェアなど少し重たいものを詰める
これが重しになるので下のシュラフを更に圧縮できます。テントも余裕のあるスタッフサックかゴミ袋に入れて、シュラフの様に押し込むのも有りです(雨の撤収時はこれをやりますが撤収がめちゃ楽です)
クッカー、ガス缶など軽いものを詰める
ここは適当に詰めます。防寒着など柔らかい衣類系があれば一番上に入れると、凸凹がなくなって更に収まりが良いです。
まとめ
バックパックのパッキングって初心者にとってはかなり大変。キャンプに行く前のパッキングは自宅で広げてできるので綺麗にまとまるのですが、撤収時のパッキングはキャンプ場で行うので思うようにいきません。
それならば手順は極力シンプルにした方が良い。スタッフサックに細かく仕分けしてパッキングするより、バックパックにざっくり直接入れるズボラ方式の方が簡単で綺麗にまとまります。ぜひお試しください!
ギア
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