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キャンプで実践したい、ちょっとした気配り10選~思いやり1つでキャンプが気持ち良くなる

キャンプで実践したい、ちょっとした気配り10選~思いやり1つでキャンプが気持ち良くなる

ルールやマナーがあるのは、お互いが気持ちよくキャンプを楽しむためです。ここに思いやりが加わることで、より一層、お互いが気持ち良いキャンプを楽しむことが出来ます。今日は、よく見かけるマナーやルールには載っていない、キャンプで実践したいちょっとした気配りをお届けします。

キャンプで実践しているちょっとした気配り

キャンプで実践しているちょっとした気配り

キャンプでは「音」、「煙」、「光」、「距離」についてのトラブルが多いので、これらに気を配るようにすると、お互い幸せになれます。

そこで、筆者が普段心がけている些細な気配りを「音」、「煙」、「光」、「距離」別でまとめてみました。

音に対する些細な気配り

音に対する些細な気配り

キャンプでのトラブルの筆頭といえば「音」ではないでしょうか。大音量で音楽を鳴らしたり、深夜になっても騒ぐのは論外です。しかし、音は音楽や声だけではありません。

筆者が心がけている音に対する些細な気配りを何個かご紹介いたします。

設営が終わったら車のドアの開け閉めをしない

設営が終わったら車のドアの開け閉めをしない

キャンプで結構気になる「音」が、車のドアの開け閉めする「バタン!」という音です。夜は車のドアの開閉を控えるマナーが定着しつつありますが、昼間でも頻繁にドアの開け閉めをされてしまうと気持ち良いものではありません。

筆者は設営時に車から必要な荷物は全て取り出し、設営後に車から荷物を取り出すことが無いようにしています。次に車のドアを開けるのは撤収する時です。

レジ袋は使わない

レジ袋は使わない

レジ袋はゴミ箱代わりにしたり、食材を入れたりと便利ですが、モノを取り出したりゴミを捨てる度に「ガサガサ」と気になる音がします。

オートキャンプでは気にならない些細な音ですが、隣同士の距離が近く、就寝時間が早いテント泊登山では話が変わってきます。このガサガサ音は結構目立つのです。そんな経験もあってか、キャンプでレジ袋は使わないようになりました。

煙に対する些細な気配り

煙に対する些細な気配り

キャンプで「煙」といえば、誰もが焚火を思い浮かべることでしょう。しかし、煙は焚火だけではありません。筆者が心がけている煙に対する些細な気配りを何個かご紹介いたします。

尚、焚火についてはマナーや気配りを含め、本当に多くの媒体で紹介され尽くしているので割愛いたします。

タバコは喫煙スペースで

タバコは喫煙スペースで

喫煙についてのルールや禁止事項を設けていないキャンプ場は結構あります。その場合、サイト内での喫煙はNGではありません。とはいえ煙です。喫煙者以外は焚火の煙以上に気になることでしょう。ご時世もあるので筆者は喫煙スペースを利用しています。

車のエンジンはすぐに止める

車のエンジンはすぐに止める

キャンプの受付中や、サイトに車を入れた後、アイドリング状態にしてませんか?タバコや焚火の煙以上に有害な煙は車の排気です。さらに排気音も気になります。筆者は車を停めたらすぐにエンジンを切るようにしています。

光に対する些細な気配り

光に対する些細な気配り

殆どのテントは遮光性が優れていないので、ちょっとした光も入り込みます。寝るときは気になりますよね。煙や音については気を遣う方が多いと思いますが、光については盲点だったりします。

筆者が心がけている光に対する気配りを何個かご紹介いたします。

光が広がるタイプの照明を使わない

光が広がるタイプの照明を使わない

就寝時間が過ぎたら最低限の照明にするのはマナーとして定着しています。ただ、活動時間内であっても、隣のサイトまで光が届くような、光が広がるタイプの照明はちょっとばかり気になりますよね。

筆者も、以前は複数のランタンを並べて神々しいサイトだったことがありますが、なるべく光が広範囲に広がらないよう、工夫するようにしています。

車のオートライト機能を無効にする

車のオートライト機能を無効にする

就寝前に車に荷物を取りに鍵を解除した瞬間、ヘッドライトが点灯して気まずい思いをしたことはありませんか?筆者は経験したことがあります。

車によってはドアを開けたり、施錠するとき、勝手にヘッドライトが点灯します。便利な機能ですがキャンプ場では仇になりますよね。万が一のことを考えて、キャンプ中はこの機能を無効にすると幸せになれます。

トイレや炊事場に行くとき懐中電灯は地面に向ける

トイレや炊事場に行くとき懐中電灯は地面に向ける

夜にトイレや炊事場へ行くとき、懐中電灯といった照明器具は手放せません。照明を遠くまで照らすと視界が広がり歩きやすいのですが、通路沿いのテントサイトの人は明るさが気になるかもしれません。

視界が狭くなりますが、筆者は照明を地面に向けて照らすように心がけています。また、照明は光が広範囲に広がるランタンタイプではなく、1方向に光を当てることができる懐中電灯タイプを使うようにしています。

距離に対する些細な気配り

距離に対する些細な気配り

距離と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、フリーサイトで間隣に設営されてしまうケースです。ここでは物理的な距離のほかに、なるべくお隣さんにストレスを与えない気配りを何個かご紹介いたします。

他人のテントから極力離れて歩く

他人のテントから極力離れて歩く

トイレや洗い場へ向かうときや、サイト内を散歩する時、極力テントから離れて歩きたいところです。テントの傍を歩くと、ガイロープに足を躓きやすくなりますし、お互いに気持ち良い距離感ではありません。距離感と音。両方に思いやりを持った、些細な気遣いです。

区画サイトを目いっぱい使わない

区画サイトを目いっぱい使わない

区画サイトからテントがはみ出るのはご法度です。決められた範囲を目いっぱい活用して設営するのは何の問題もありませんが、何となくお互い距離感が気持ち悪いですよね。個人的にも気持ち良くないので、なるべく両サイドにスペースが出来るように設営しています。

設営・撤収時収納袋をポケットに

設営・撤収時収納袋をポケットに

テントやギアの収納袋は、中身を取り出した後、そのあたりに置きっぱなしになりがちです。収納袋は風が吹くと、いとも簡単に飛んでいきます。風で飛んで行った収納袋をお隣さんに拾ってもらった経験、ありませんか?

折角リラックスされているお隣さんのお手間を煩わせてしまい、気まずいと思った筆者は、中身を取り出した収納袋はポケットに仕舞う習慣がつきました。収納袋を無くしたり、見失ったりすることも無くなるので一石二鳥ですよ。

思いやりで1つでキャンプが気持ち良くなる

思いやりで1つでキャンプが気持ち良くなる

キャンプでは「思いやり」や「気配り」ができるように視野を広げると、自然とルールやマナーを守ることに繋がるだけではなく、お互いが幸せになれるので良いこと尽くしです。

勿論、キャンプでのマナーやルールを学ぶことは大事ですが、それらに囚われ過ぎて神経質になってしまうのは本末転倒です。

幸いにも殆どのキャンプ場でマナーや禁止事項は記載されていますし、受付時に説明を受けることができます。それらをしっかりと守りつつ、思いやりの気持ちをもってキャンプを楽しむのが理想ではないでしょうか。

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