生理やヘアメイクなど女子キャンパーには男性とは違うお悩みがつきもの。そこで徒歩キャンプを5年やっている筆者の体験をもとにリアルな解決方法をご紹介します!悩みが多い女子キャンパーの快適に過ごせるヒントになるはずです。
目次
生理問題
女性特有の悩みで一番に挙げられるのは「生理」。キャンプと生理が重なるととても憂鬱になりますよね。体への影響度や出血量は個人差があるので無理は厳禁ですが、普段と変わらずキャンプを楽しむ為に筆者の実体験から考える解決策をご紹介していきます。
生理を避ける
まずはこれ。避けるのが一番!生理周期がはっきりしている方なら生理に当たらない日程で予定を組む。しかし生理周期が不規則だったり、どうしても生理周期に合わせて予定が組めない方は、ピルの服用で生理をずらす方法もあります。
ただし、ピルは7日~10日ほど飲み続けないといけません。そして生理を早めたい場合は、早めたい生理の1つ前の生理が始まった段階ですぐに受診する必要があります。
保険適用外なので病院によって費用は異なりますが、筆者の場合はかかりつけの婦人科で三千円程。一般的な相場も2千円~5千円だそうです。人によっては副作用で吐き気などの症状が出る場合もあるので全ての方におススメはできませんが、生理についての悩みが多い方は選択肢のひとつとして考えてみるのは有りだと思います。
コンパクトタイプのナプキンを使う
通常のナプキンは嵩張るので、生理2日などの量が多い日がキャンプと重なってしまった場合けっこうな荷物になります。筆者の場合はバックパックひとつに荷物をまとめてキャンプをしているので、生理用品もなるべくコンパクトに収めたい。そこで生理の時はコンパクトタイプのナプキンを使っています。
コンパクトタイプであればパンツのポケットに入れたりサコッシュに何個か入れることができるので、取り替えたい時にいちいちナプキンを入れたポーチを持ち歩く必要がなくなります。特に夏キャンプでは蒸れやすく不衛生になりがちなのでこまめに取り替えたい。そんな時はスムーズに取り替えをする為にもコンパクトタイプがおススメです。
タンポンや月経カップを使う
ナプキンを使うとズレや漏れ、蒸れからの不快感が気になります。そんな時はタンポンや月経カップがおススメです。タンポンや月経カップであればナプキンより取り替え回数も少なく、コンパクトなのでキャンプにはぴったり。絶対に寝袋を汚したくない就寝時にも良いと思います。(量が多い場合はナプキン併用でさらに安心!)
月経カップについては筆者が未経験なので具体的な使用感は分からないのですが、外出先での取り替えもトイレットペーパーやウェットティッシュで拭き取るだけで良いそうです。繰り返し使えてゴミも出ないので環境面に優しいですね。
月経カップに抵抗のある方はより簡単に使えるタンポンがおススメ。初期費用は月経カップより安く、アプリケーター付きであれば初心者の方でも挿入が簡単。洗浄の手間もありません。
※月経カップとは?→ナプキン、タンポンに替わる生理用品として近年話題に。シリコンなどの素材でできたカップで膣内に挿入して経血を溜めます。洗浄することで繰り返し使用できる商品です。
吸水ショーツを使う
出典:amazon吸水ショーツとはナプキン等を使わなくてもショーツ自体が経血を吸収してくれる便利なショーツ!筆者はまだ使ったことがありませんが、今一番気になっている生理グッズです。吸水量にもよりますが、吸水ショーツを使えば生理の日のキャンプも1日取り替える必要が無いので楽ちん!漏れて服が汚れる心配をしなくて良いし、ゴミが出ないので環境にも優しいです。
ただし吸水量は製品によって15ml~120mlと幅広く、履き心地や吸水後の快適性、金額もピンキリです。まずは経血が少ない生理始めや終わりかけで試して慣れてきたらキャンプで使用するのが良さそう。
使用後は自分で手洗いをする手間も少々かかりますが、自分に合ったショーツが見つかれば生理と重なったキャンプでも荷物を少なく、快適に過ごせます。
使用済みナプキンはジップロックに
これは現地に行ってみないと分からないのですが、トイレに使用済みナプキンを捨てるゴミ箱が設置されていないキャンプ場もあります。電源付きオートサイトがある大型キャンプ場ではまず心配ないですが、小規模なキャンプ場やゴミ持ち帰りのキャンプ場では設置していない可能性が高いです。
また、筆者の場合ですが、男性スタッフしかいない小規模キャンプ場では使用済みナプキンを捨てていくのは気が引けるので、その場合も持ち帰るようにしています。その際はジップ付きのビニール袋をナプキンと一緒に持ち歩き、使用済みナプキンの臭いが出ない様に空気を抜いてジップ付きのビニール袋に入れています。百均ショップ等で臭いが漏れないビニール袋も販売されているので併用すると更に安心です。
スキンケア、メイク問題
これも個人差はありますが普段通りのスキンケア、メイクをしようと思うとかなり荷物が増えてしまいますよね。筆者は肌が強く、メイクにあまりこだわりが無いのでメイクをほぼしない事で軽量化をしています。なるべく簡素化してコンパクトサイズで持って行くのがコツです。
メイク落としシートで済ませる
クレンジングオイルと洗顔料の2つを持って行くと荷物になるし、綺麗な洗面台があるキャンプ場はそうそう無いので荷物をコンパクト且つ簡単に済ませるにはメイク落としシートでサッサっと済ませるのがおススメです。
メイクを拭き取った後の洗顔が不要なシートであれば、拭き取り後は保湿をするだけで完了。わざわざ水場に行かなくてもテント内で完結できます。
筆者は朝の洗顔もメイク落としシートだけで済ませますし、体も汗拭きシートですっきりさせます。シート類はコンパクトに持ち運びができるのでキャンプに便利です。
保湿はオールインワンで済ませる
女性の普段のスキンケアであれば、洗顔後は化粧水・乳液・保湿とだいたい3ステップが基本。美容に気を遣う方ならプレ化粧水や美容液なども使用するでしょう。しかしキャンプでそれら全て持って行って使うのはやっぱり面倒だし嵩張る。そこで筆者は思い切ってオールインワンタイプ1本で済ませます。
筆者がキャンプの時に必ず持って行くのがダイソーで販売しているニベアソフトスキンケアクリーム。20gと小さいチューブなので持ち歩きにぴったりサイズ。しかも100円!全身に使用できるので、顔の保湿以外にもハンドクリームとしても使用できてコスパ良し!1泊くらいならこれくらい簡素化しても肌への影響はほぼ無しです。
眉ティントを使う
人それぞれ感覚が違うと思いますが、筆者は元々の眉毛が薄いので眉毛があればなんとなくすっぴんでも人前に出れます。(と、自分では思っている笑)そこでキャンプ前日には眉ティントを使っています。
眉ティントは眉に塗って数時間放置すると着色されるので、洗顔をしても汗をかいても数日落ちません。眉メイクが不要になる便利アイテム!狭くて暗いテント内で眉毛を書くと不自然な眉になりがちなので、眉ティントで済ませるくらいが丁度良いです。
メイクは最小限に
普段のメイクをしようと思うとスキンケア以上の荷物になるしメイク時間がもったいない。それならいっそメイクをしない選択肢も有りだと思います。
筆者の場合、冬は先に説明した眉ティントのみでファンデーション等は塗りません。ただし春~夏は紫外線が気になるので、UVカット機能があるBBクリームだけは塗ります。その際は小さい容器に詰め替えて使い捨てスポンジとセットで持って行っています。これなら嵩張らないしUVカットも出来るのでおススメです。
髪の毛、着替え問題
手ぬぐいでほっかむり
普段なら髪の毛に寝ぐせがついたりボサボサになってもヘアアイロンをかけて伸ばすこともできますが、キャンプでは出来ません。そこで筆者はキャンプの時にはいつも持参している手ぬぐいを頭に被って寝ています。いわゆる「ほっかむり」状態です。
これをすると翌朝に髪の毛がボンバーにならず、いい感じで収まります。寝ぐせもほぼつかないし、頻繁に洗えない寝袋を髪の毛の汚れ・皮脂から守ることもできるので一石二鳥。これは女子キャンパーだけではなく、全キャンパーにおススメです。
着替える時は電気を消す
これは軽量テントを使用するキャンパー限定になりますが、薄いナイロン素材のシングルウォールテントの中で灯りを付けるとけっこう透けます。テント内で何をしているか外に丸見えです。
なので筆者の場合、テント内では小さい光量のライトを使用するか、スマホのライト機能を使って手元だけを照らす様にしています。それでも着替える時の動きが外に透けて見えるのは嫌なので、手元に着替えを並べてセットしてから、灯りを全て消して着替えるようにしています。
速乾素材の衣類が便利
普通のコットン素材のTシャツは肌ざわりは良いのですが、汗をかくと乾くまで時間がかかるので不快感があるし、着替えとして持って行くには嵩張ります。でも汗を大量にかく夏キャンプでは着替えたいですよね?
そこで便利なのが速乾素材の衣類。筆者が愛用しているのはモンベルの「ウイックロンTシャツ」。こちらは肌ざわりが良いのに速乾性が抜群!価格も3000円ほどで購入できるのでコスパが良いです。もちろん嵩張らないので着替えとして持って行くのに便利。
あとはパタゴニアの「キャプリーン・クール・デイリー」シリーズもおすすめ。こちらも速乾性抜群で夏でも快適!長袖でも暑苦しくないので夏の日焼けが気になる女子には長袖タイプが良いと思います。
女子も快適キャンプLIFEを!
女子キャンパーの場合は生理やメイク、衛生面など気を付けたいポイントが男性より多いのが現実です。全てを日常通りにすると手間になったり荷物が多くなるので、便利アイテムを使用したり、簡素化していくのが快適キャンプへのポイントだと思います。
女子キャンパーのリアルな体験からの情報発信も少ない気がするので今回の記事が参考になると嬉しいです。
ギア
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