避難所での生活は、ただ「身を守る」だけでは完結しない。プライバシーのなさがストレスとなり、心身の不調を引き起こすケースもある。こうした現場の課題に向き合うべく、LOGOS(ロゴス)が提案するのが新型の災害対応シェルター。
「LLL プライベートシェルター210-BF」と「neos パーソナルシェルター-BF」は、どちらも屋外でも屋内でも活用できる設計で、表札ポケットや透け防止のコーティングが施されている点が特徴だ。アウトドアブランドとして培ってきた知見を活かしながら、非常時における“安心できる空間”の確保に貢献する。災害だけでなく、キャンプやレジャーシーンなどでも活躍が期待される。
アウトドア発想のシェルター
「LLL プライベートシェルター210-BF」は、屋内外での設置を前提とした防災対応型の自立シェルター。屋内避難時のスペース区切りや、更衣、授乳などのプライベートな用途に対応する設計となっており、特に「人目が気になる」、「落ち着ける場所がほしい」というニーズに応えている。
LOGOSはこの製品を、防災備蓄品ではなく“平時から使えるアイテム”として開発した。日常的なレジャーやアウトドアで活用することで、いざという時にも扱いやすく、心理的ハードルを下げる狙いがある。災害時だけでなく、普段から使える道具として選ぶことが、ひとつの備えになるだろう。
採光・通気・透け防止を両立した工夫
「LLL プライベートシェルター210-BF」は、幅210cm×奥行210cm×高さ165cmのゆとりある空間を確保しながら、総重量3.2kgと持ち運びにも配慮されている。外部からの視線を遮るシルバーコーティングが施されており、避難所のような多人数環境でも安心して使用可能。
また、メッシュ素材の大型採光窓を備えることで、通気性と明るさも確保されている。注目すべきは、出入口部分に備え付けられた「表札ポケット」。これは、名前や所属情報などを表示でき、避難所やイベントでの管理をしやすくする工夫だ。こうした細かな配慮に、アウトドア用品を知り尽くしたブランドならではの設計思想が見て取れる。
パーソナル空間を確保するコンパクトモデルも登場
より簡易で扱いやすいモデルとして登場したのが「neos パーソナルシェルター-BF」。全長120cm×幅120cm×高さ190cmと、1人でも取り扱いやすいコンパクトサイズながら、必要十分な内部空間を確保している。
LOGOSによれば、本製品は着替えやシャワー、簡易トイレなど、臨時のプライベート空間を確保する用途での使用を想定。災害時だけでなく、キャンプやビーチ、釣りなどアウトドアシーンでも活躍が期待されている。特定の利用者やシーンに限定せず、柔軟に使えることを目指した設計と言えるだろう。
防災の備えを、日常の延長に置くという選択
今回の2製品は、どちらもLOGOSの「LOGOS LIFE LINE」シリーズに位置づけられる。これは災害時の対応力だけでなく、日常のレジャーやアウトドアにも違和感なくなじむことを前提に設計されており、「非常時専用」ではなく「ふだんから使える」ことが特徴だ。
シェルターというと特別な道具のように感じられるかもしれないが、キャンプ道具として活用しながら、いざという時にも安心できる。こうした“備えのハードルを下げる”発想こそが、結果として社会全体の防災力を底上げする一歩となる。見慣れた道具が、想定外の場面で心の余裕を生む─そんな循環が、今後ますます重要になるだろう。
■各アイテムの詳細はこちら
・LLL プライベートシェルター210-BF
・neos パーソナルシェルター-BF
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