キャンプ予定日の前夜まで接近していた台風が逸れてくれたので、スノーピーク土佐清水キャンプ場に行ってきました。
前日、電話でお尋ねすると「今は晴れてますがまだ状況が分からないです。当日キャンセルでもキャンセル料はいただきませんので様子を見ますか?もちろん、今キャンセルも承ります」と優しく言ってくださったので、お言葉に甘えて当日まで保留することに。
当日は嘘のように晴れました!荷物を積込み高知県へ出発です。
今回はスノーピーク土佐清水キャンプ場のレビューとキャンプ場でのカツオ藁焼き体験、キャンプ場周辺にある観光スポットを紹介します。
目次
スノーピーク土佐清水キャンプ場レビュー
昨夜までの台風の余波なのか風が強く、瀬戸大橋が通行止めになっていないことを祈りながら出発。
無事に瀬戸大橋は渡れ四国入り、途中の道の駅で地元の食材を調達しようと立ち寄るとビックリ!何にも売ってないんです。
海産物も農産物も何もなくお店の方に聞いてみると「台風で海が荒れて漁に出られないし、畑もかぜがひどくて入荷がないのよ」とのこと。とりあえず、地元スーパーで食材を調達しキャンプ場に向かいます。
スノーピーク土佐清水キャンプ場には13:00頃に到着。チェックインまで少々時間があったので、ストア(管理棟)を見て回ります。
管理棟はスノーピーク直売店になっているので、見るもの触るもの欲しいものばかり、衝動買いでキャンプが始まる前に散財しそうなので、14:00に待ち構えたようにチェックインします。
キャンプサイト
ストア左側の進入口から進んでいくと左手が住箱「JYUBAKO」サイトです。まっすぐ小さな橋を渡ったらオートキャンプサイトが広がってきます。
Aサイト~Eサイトまであり、入り口付近がA,Bサイト、C,Dサイトはトイレ・シャワーの近く、Eサイトが一番奥、裏は小高い丘です。
キャンプ初心者は管理棟(ストア)やトイレ、浴室、ランドリーが近いA,Bサイトが心強いですよね。C,Dサイトはトイレも近くて、子ども連れのファミリーがたくさんでした。
さて、私たちは二人でゆっくり気ままキャンプですので、Eサイトの海辺の端っこに陣取ります。
Eサイトは向かって左側が林で奥が小高い丘になっている隔離された感じの場所です。静かに過ごすにはもってこいです。夜は林の向こう側、海の波音が聞こえてきます。
林の中は林道が整備されていて歩いてみると気持ちいいですよ。
住箱「JYUBAKO]
用途としてはバンガローやコテージのような感じですが、見た目は木製のコンテナ。誰もいなかったので、チョット失礼して覗き見します。
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldベッドやテーブル、椅子と家具も設置済みで食器もありました。そして、エアコンの室外機があるということは冷暖房完備なのでしょう。トイレ、お風呂などは共同でキャンプサイトと同じようです。
しかし、この住箱は窓が大きく開いていて開放感は抜群でしょうね。空調の効いた快適なお部屋から自然豊かな景色や星空が見られるのは魅力的です。
手ぶらキャンプ
スノーピーク直営キャンプフィールドと提携キャンプ場で1泊2日のキャンプ体験が出来るのが「手ぶらキャンプ」があります。
スノーピーク土佐清水キャンプ場は、手ぶらキャンプの該当キャンプ場になっているので、キャンプ場スタッフの方がサポートしてくれ、キャンプ初心者でも安心してキャンプが体験できます。
私たちが訪れた時にも、入場ゲートを進んで小さな橋を渡ったAサイトの管理棟に一番近いところに、キャンプ場スタッフさんがテントの設営をされてました。初めてのキャンプ体験をキャンプ場スタッフさんがサポートしアドバイスがもらえたら心強いと思います。
「キャンプがしたいけど何がいるの?」「キャンプってどうしたらいいの?」と不安な方は、是非とも一度スノーピーク土佐清水キャンプ場の「手ぶらキャンプ」でキャンプ体験をおすすめします。
施設案内
スノーピーク土佐清水キャンプ場の設備は、きれいに手入れされており、スタッフさんの努力と宿泊者のマナーの良さに感心します。
炊事棟・洗い場
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldよく手入れされており清潔に使えます。中には温水が出るところもあり寒い時期には嬉しいです。
トイレ
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldスノーピーク土佐清水キャンプ場のトイレは全て温水洗浄便座で暖房便座となっていて、女性や子ども、もちろん男性にも嬉しい機能です。
トイレが汚かったり清潔感がなかったりすると、途端にキャンプにきたテンションが下がってしまいます。1日に何回も利用するところですから、暖房便座で温水洗浄便座の水洗トイレだと安心してテンション下がることなく生活が出来るのです。
浴室
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldスノーピーク土佐清水キャンプ場はキャンプ場内に浴室の設備があります。15時~22時の間利用できる有料(大人400円・税込、小学生以下300円・税込)の施設です。
管理棟で料金を支払うとオートロックの番号を教えてくれるので、番号を入力しお風呂場へ、脱衣所もきれいでキー付きのロッカーがあります。浴槽も広く、一度に6人くらい入れます。
シャワー
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldシャワーは男女各4室、24時間いつでも利用可能の有料(10分200円・税込)の施設です。
シャワー室内に、荷物が置ける棚もありますので使いやすい仕様になっています。汗をかくキャンプでは何度も利用したくなりますね。
ランドリー
出典:スノーピーク土佐清水 Campfield洗濯機が2台設置されていて無料で使用できます。
子ども連れなどで汚れ物が多い時などにはありがたいです。洗濯機で洗って外に干しておけば、すぐに乾きますよね。
スノーピーク土佐清水キャンプ場って
スノーピーク土佐清水キャンプ場の設備やサイトを見てきましたが、「至れり尽くせり」という言葉がピッタリなキャンプ場です。
初めてのキャンプ体験の方からキャンプ経験豊富な方、人数もグループで、家族で、一人でも二人でも楽しめる、目的もサッと宿泊だけ、連泊でゆっくりと過ごしたいなど、色々な条件の経験も人数も目的もどんな方でも楽しめるキャンプ場だと思います。
カツオの藁焼き体験
出典:スノーピーク土佐清水 Campfieldスノーピーク土佐清水キャンプ場で行われている体験サービスの1つが「カツオの藁焼き体験」です。
今回、台風の影響で魚介類は皆無だったので「カツオの藁焼き体験」を申し込んでいて本当に良かったと実感しています。体験コースは天然カツオ(12,000円税込4~5人分)とカツオ(4,000円税込2人分)の2種類。
しかしここでも台風の余波で、天然カツオを予約していたのが海が荒れているため天然カツオの入荷がなく、通常のカツオコースとなり残念。でも料金はリーズナブルになったのですから嬉しいところもあります。
先生が立派なカツオ(切り身)をクーラーから出してくれます。
カツオの水分を布巾で拭き取ります。拭いたカツオを大きな鍬のような網の上にのせ長い柄を持ち上げます。
この網が何も乗っていなくてもとっても重いです。カツオをのせると、さらに重い!網の付け根を持っても手がブルブルと震えてきます。思わず笑いが出るほど重いです。
カツオの準備ができたら、早速大きな釜?に藁をバッサっと入れ着火!ボーボーと炎が燃え上がります。
そこへ、先ほどのカツオが乗った網を炎の上に乗せカツオをあぶるのです。その時の私たちは「あぶるだけなんて簡単、すぐ食べられそう楽勝!」と思っていたのです。
でも、あぶるときが問題!炎が熱い!!熱いから、なるべく遠ざかりたい!しかし、なるべく離れようと付け根から遠いところを持つと、手が震えてカツオが落ちてしまいそうです。少しの時間でも一人では無理で、二人交代で順番に焼きます。
熱いし重いけど、カツオができていくのが楽しい。時間が掛かり過ぎると焼き上がりが美味しくないと教えていただき、美味しくないのは困ると「重い」「熱い」と戦いながら汗だくです。
カツオのまわりがまんべんなく火が通れば、焼き上がり!短い時間でしたが、達成感があり、楽しい時間を体験できました。あとは氷水でサッと冷やし、切り分けたら終了(後片付けは先生がしてくれました)。
先生にお礼を言いテントに戻ります。
薬味は、高知ならでは「塩」と「生にんにくスライス」定番。量が多くて飽きてはいけないと、ネギ、ショウガ、ポン酢、みょうがも取り揃え美味しくいただきました。
ただ、2人分と書いてありましたが、3人~4人分はあったのではないでしょうか?もとのカツオが美味しいのと、自分たちで焼き上げたということで、さらに美味しく感じます。
おなかいっぱいなのに「生ものだから」と頑張って食べますが、あんなにカツオを食べたのは始めてかもしれません。
こんなことなら、終わって帰りに「カツオのたたきですか?体験できるんですね、今度やってみよう!」と、声をかけてくれた美人のお姉さんにお裾分けしたら良かったねと後の祭りです。でも、美味しかったので完食、日本酒も美味しくいただきました。
みなさんも「カツオの焼き体験」いかがですか?小さいお子さん連れファミリーはもちろん、若い人から人生経験が長い人まで楽しめると思いますよ。是非とも、おなかをすかせて体験してください。
観光スポット
スノーピーク土佐清水キャンプ場のまわりは観光スポット目白押しです。歩いていけるところもあるのでご紹介します。
竜串海岸
スノーピーク土佐清水キャンプ場のD,Eサイトの林を抜けた先の海は「桜串海水浴場」となっています。桜串海水浴場の左手からぐるっと海岸線を回る遊歩道があり、一周約40分、この遊歩道が「竜串海岸」です。
竜串海岸は奇岩奇勝の絶景スポット!地質の博物館と言われるほど珍しい奇岩が連なり、まるで竜が横に串刺しになっている姿に見えます。
自然が作り出した絶景をみて、自然の力のすごさを実感した場所です。
足摺海底館
出典:足摺海底館桜串海水浴場から竜串海岸を回ったら足摺海底館に出ます。海の上に赤い十字と白い建物が立っています。海を橋で渡って入り口です。
受付で大人900円、子ども450円を支払って、螺旋階段を降りると水深7mの海中が広がり、テーブル珊瑚のまわりをハリセンボンやメジナなどが泳ぐ姿が見られます。
またここで、受付の人から「営業はしてるけど台風の影響で海視界0%ですよ。何も見えないよ」って教えていただいたので、見えないならと諦め、展示されている写真と窓から見られる絶景のみ楽しみ、足摺海底館を後にしました。
グラスボート
出典:竜串グラスボートスノーピーク土佐清水キャンプ場の横すぐ「竜串グラスボート」の受付があります。
弘法大師が竜串海岸を回った時に見ることが出来ず「見残し海岸」と名付けられた千尋岬にグラスボートで渡れ、見残し海岸の散策も面白いです。
竜串海岸はテーブルサンゴなどの多種多様なサンゴが色鮮やかに生息し、取り巻くように熱帯魚が泳いでいるところを鑑賞できます。
さてここでも、台風の影響で海が荒れ出港が出来ないそうです。今度は海が荒れていないときに来るぞ!と決心します。
足摺海洋館「SATOUMI」
出典:足摺海洋館「SATOUMI」2020年7月18日(土)「足摺海洋館SATOUMI」としてリニューアルオープン!
今までの大きな水槽がドーンと1つ立っていた足摺海洋館も好きでしたが、リニューアルオープンした足摺海洋館「SATOUMI」は竜串と連動した大水槽や原生林エリアがあります。
おすすめは、深海エリア「クラゲ」と「ウミウシ」がいるのです。ウミウシは竜串湾に384種確認されていて、水族館には20種が展示されています。ダイバーに人気の色鮮やかなウミウシですので、是非見に来てください。
柏島
車に乗り込み約30分、行きたかった柏島へ。
スノーピーク土佐清水キャンプ場近辺の竜串海岸もダイビングスポットではありますが、ダイビングするなら海の透明度で有名な柏島に行きたかったんです。
船が宙に浮いて見えるという柏島、やっぱり台風の余波で海が濁ってるといわれますが、濁っててこれって凄いです。
しかし、やっぱり海が荒れているのでダイビングは中止。でも、天気はいいし展望台に登って満足です。
ラグーンレーシング
出典:ラグーンレーシング柏島の途中で気になる看板を見つけました。「四輪バギーで四国の端っこを駆け抜けよう」と書いてあります。調べてみると50ccの四輪バギーで柏島が有名な大月町を走れるのです。
しかも、大月町観光ガイドのオーナーが同行してくれ、観光の穴場や絶景ポイント、グルメまで教えてくれます。知っていたら「海が荒れても大丈夫だったのに」と悔やみますが、次回訪れたいと思います。
スノーピーク土佐清水キャンプ場レビューまとめ
スノーピーク土佐清水キャンプ場は、スタッフさんの対応や施設、設備が最高に満足できます。
その上「カツオの藁焼き体験」や「住箱」、「手ぶらキャンプ」も出来る、初心者から経験豊富な方まで、小さなお子さまから年配の方まで、一人でも大人数でも楽しめるキャンプ場です。
徒歩圏内に観光名所がたくさんあります。少し足を伸ばせば、もっと楽しめます。日帰り、1泊、連泊と計画を立てるのが楽しくなるキャンプ場です。台風で海が荒れてて出来ないことがたくさんあったのに、とても楽しく2泊3日が楽しめました。
是非、スノーピーク土佐清水キャンプ場で楽しい時間をお過ごしください。
ギア
- 日毎
- 月間
- 殿堂
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