老舗工具箱メーカーのリンクスターが手がけるStarke-Rのバスケットは、今や人気商品で様々なアウトドアショプ、または家電量販店のアウトドア用品でも取り扱っています。
先日までクラウドファンディングのMakuakeで、高さが低い新たなローバスケットのプロジェクトが公開されていました。今回はそちらの浅型ローバスケットを一般販売前にレビューしたいと思います。クラウドファンディングで同時に販売されていたステンレス製天板も合わせて紹介します。
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目次
Starke-Rの新しい浅型ローバスケットをレビュー!
Starke-Rバスケットの種類
リングスターの手がけるStarke-Rバスケットは、いくつかサイズ違いがあるのは知っていますか?よく目にするのがレギュラーサイズのバスケットとしたら、その他に横幅があるロングタイプ、コンパクトなミニバスケットが現在販売されています。
ゆーちゃん
僕の周りでは、リングスターのバスケットの愛好家が多いです。使い方は人それぞれですが、みんな思い思いに収納しています。
人気なのはやはりレギュラーサイズのバスケット。サイズ違いでも、大きくデザインが変わることなく、シチュエーションによって使い分ける事ができるのが良いところだと思います。
今回レビューするのは、先日までMakuakeに掲載されていたローバスケット。こちらはレギュラーサイズのバスケットと比べると高さが低いバスケットです。高さが低くなる事で、今までと少し違った使い心地があるかも知れません。
ローバスケットのサイズ
Starke-Rのローバスケットのサイズは、外寸で465(L)×395(W)×185(H)mm。重量は1.1kgです。内寸は365(L)×285(W)×175(H)mmとなっています。
レギュラーサイズのバスケットのサイズは465(L)×385(W)×280(H)mmなので、横に並べてみると、高さは違うものの幅などの大きさはほとんど同じになっていました。
ローバスケットは内寸の高さが175mmなので、バスケット内に収めようとするとあまり大きな物は入りません。レギュラーサイズのバスケットのように高さがあると、収納物を立てて入れたりできますが、高さが低いと横に倒して収納したりと工夫が必要になるかも知れません。
とりあえず入りそうなものを収納してみました。
コールマンのコンパクトインフレーターピローIIやインナーシェラフ、アウトドアチェアに取り付けるヒーターチェアカバーなど、収納時に高さがあるものの横に寝かすことでローバスケットに収まりそうな形状のものです。
でもあまり色々考えすぎても大変なので、そこは少しぐらい飛び出してしまっても良いと思います。
ゆうちゃん
あっちゃん
Starke-Rのローバスケットは、ハンドルを交互に内側に折りたたむ事で、バスケットの中央部分にフレームができて、上に他のバスケットを積み重ねることができます。
そのように使うのにはバスケットを複数個購入する必要がありますが、これが意外に便利に使えます。車に積む時など重ねて収納できれば、スペースの節約にもなります。
ローバスケットの上にレギュラーサイズのバスケットを重ねると、ローバスケットの折りたたんだハンドルにレギュラーサイズのバスケットの底がハマって安定します。サイズ違いで1個ずつ揃えても収納に困る事はありません。
ちなみにロングサイズのバスケットだとそもそもサイズが少し違うので安定しません。上の写真のように下にローバスケット、上にロングバスケットを重ねましたが、ローバスケットのハンドルにロングバスケットの底がはまらないので不安定でした。
レギュラーサイズのバスケットなら、スタッキングもできました。高さ以外のサイズはほぼ同じなので、ローバスケットが上でも下でもスタッキング可能です。
ローバスケットの耐久性
あっちゃん
ローバスケットに限らず、リングスターが手掛けるStarke-R(スタークアール)のバスケットには、超高耐衝撃性ポリプロピレンが素材に使われています。この素材は、車のバンパーにも使われるプラスチックです。
耐久性と強度に優れていて、耐荷重は600kg以上なんです。さらに-20°から100°の環境にも対応するので、かなりの安心感をもって使う事ができるんじゃないでしょうか?
手で押してみると少し歪みますが、割れたりヒビが入ったりする様子は全くありません。
もちろん、上に載ってみても底が抜けるようなことはありませんでした。とはいえ乗っている最中は少し歪んでしまい不安定になるので、マネはしないようにしてください。
ゆーちゃん
あっちゃん
歪みは圧力をかけている時だけで、手を離したりバスケットから降りてしまえば、すぐに元の形状に戻ります。強度と柔軟性を兼ね備えた素材だと実感することができました。これなら長く使えそうですよね。
ローテーブルとして使ってみた
ローバスケットには、同時に応援購入を募集していたステンレス製の天板を取り付ける事ができます。また既に発売中の竹の集成材の天板も使えます。
ローバスケットをそのまま地面に置き、座面高が低いチェアに座れば、ローテーブルの出来上がり。
あっちゃん
高さが約17cmのローテーブルは、低いと言ったら低いかも知れません。ソロキャンパーさんなら慣れているかも知れませんが、腰痛持ちの僕ではちょっと低すぎちゃいました。
しかし身長173cmの長男が座ると、ちょうどいい感じ。今回座っているチェアの座面高は手前側で約30cm、奥の一番低いところで約22cmです。テーブルの上のマグカップに手を伸ばしても大丈夫。ちょっとお腹周りが大きい人だとキツく感じるかも知れませんが、ソロキャンプのローテーブルとして使うことができそうでした。
合わせるチェアの座面高が約40cmになると、流石にローテーブルとしては低すぎてしまいます。マグカップを取るのにもちょっと大変そうに見えます。
ゆーちゃん
横から見てみると、座面高が高いチェアでローテーブルとして使うと、その差がどれくらい大きいかが分かります。
ローバスケットをテーブルとして使うなら、チェアも座面高が低い物で合わせた方が良さそうです。ただ、他のバスケットと重ねることで高さ調整も可能です。多少不安定にはなりますが、工夫次第ではテーブル要らずになるので収納面でかなり貢献してくれるかもしれません。
熱いフライパンを置いたら変色する?
Starke-R(スタークアール)のバスケットにステンレス製の天板を取り付けると、熱くなったフライパンなど調理器具を置くことができます。
ゆうちゃん
あっちゃん
ステンレス製の天板はもちろん金属製なので、溶けて変形してしまったり、焦げ付いてしまう事もありません。気になる事としたら、熱くなった場所が変色してしまわないかだと思います。
元々、Starke-Rのステンレス製天板はエンボス加工がされているので、キズが目立ちにくくなっています。もしキズが付いても、そのエイジングを楽しむように考えられているので、ちょっとの変色も楽しみの1つと考えても良さそうです。
とは言え、気になる人は気になっちゃいますよね。
今回は、アイアンクラフトの鍛造鉄フライパンを調理で使って、高熱のままステンレス製天板に置いてみました。そのまま冷めるまで移動させる事なく留めておきます。
ゆうちゃん
あっちゃん
アイアンクラフトの焚き火ハンガーのセセラギを使って焚き火調理でステーキを焼いていたので、フライパンの裏にすす汚れがついていたようです。
フライパンを移動させると、ステンレス製天板が黒く円形状に汚れてしまっています。
あっちゃん
流石に、少しの変色は覚悟していたものの、こんなに真っ黒な跡が残ってしまったら、ちょっと複雑な気持ちになってしまいそうです。
さらに円形状のスス汚れと共に、熱々のフライパンから飛び散る脂が点々と付着しています。
しかし、それをウェットティッシュでサッと拭いてみると、変色は見られなく新品当初の状態に近い感じです。アルコールの跡が拭ききれませんでしたが、フライパンの跡のようなものは見当たりません。
ほんの僅かでも茶色っぽい色になっているかと思ったんですが、それもありません。
鉄製のフライパンやスキレットではなく、お鍋の蓋などでは、もちろん変色することはありませんでした。
結果、ステンレス製天板に熱い調理器具を置いても、ほとんど変色は見られなかったということになりました。もちろん使用環境や時間、使った調理器具によっても結果が違ってくることもあると思います。しかし今回試した限りでは大丈夫そうでした。
これなら調理場の近く、またはソロキャンプのテーブルとしても活躍しそうですよね。
コットの下でもスムーズに
※写真はロングバスケット
ハイコット(高さがあるコット)の下に、収納としてStarke-Rのバスケットが使えます。僕は以前から、ロングバスケットを荷物入れとしてWAQの2WAYコットの下に使っていました。コット下のスペースを有効活用でき、この使い方がとても気に入っていました。
※手前がロングバスケット、奥がローバスケット
もちろん新しいローバスケットも同様に使えます。WAQの2WAYコットの下に、ローバスケットとロングバスケットを入れてみました。どちらも低いのでコットの生地に触れることなく使えます。
ゆーちゃん
僕的には今回紹介しているローバスケットの方が使いやすいと感じました。その理由と詳細は僕のブログの方で紹介していますので、是非そちらも参考にしてください。
Starke-Rローバスケットはステンレス製天板とのダブル使用がおすすめ
先日までクラウドファンディングのMakuakeでプロジェクトが公開中だった、Starke-R(スタークアール)のローバスケットとステンレス製天板を使ってみましたが、とても使い勝手が良かったです。
現在販売されている、他のサイズのバスケットも同様に使い勝手が良いのですが、今回良かったのはレギュラーサイズのバスケットと同じ幅でありながら低いことです。
既にStarke-R(スタークアール)のレギュラーサイズのバスケットを所有している方でも、重ねてスタッキングすることができるのがポイントが高いと思います。また単体ではコットの下に入れて使ってみても良さそうです。さらにはオプションの天板を別途購入すれば、ソロキャンプ用のローテブルとしても使えます。
サイズ違いのStarke-R(スタークアール)のバスケット。今回のローバスケットも、キャンプで活躍すること間違いないと思います。プロジェクトは終了してしまっていますが、今後一般販売されると思います。応援購入されてない方は、販売前に是非チェックしておきましょう。
ギア
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