ヨシダケン
山頂ありすぎ問題「赤城山」まずは最高峰の「黒檜山」から制覇することにしました

山頂ありすぎ問題「赤城山」まずは最高峰の「黒檜山」から制覇することにしました

赤城山は、登山に興味が無い方でも名前くらいは知っているのではないでしょうか。特に「頭文字D」を読んだことがある方ならピンとくる筈です。

ところで、赤城山という山は存在しないというのはご存じでしょうか?実は「黒檜山、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山」の総称なんです。山頂がありすぎてどの山から登ってよいのか困ってしまう赤城山ですが、最高峰の「黒檜山」からアタックする方が多いんだそうです。確かに最高峰に登ってしまえば赤城山に登ったと言いやすいですからね。

ということで筆者も例に漏れず最高峰の「黒檜山」からアタックすることにしました。

観光スポットでも人気の日本百名山「赤城山」

観光スポットでも人気の日本百名山「赤城山」

日本百名山の一つ「赤城山(あかぎさん、あかぎやま)」は、関越自動車道赤城インターから車で約40分。群馬県のほぼ中央に位置する標高1828mの黒檜山が主峰の複成火山です。

先述のとおり赤城山という山は存在せず、主峰の黒檜山をはじめとした火山群の総称です。日本百名山以外では上毛三山(群馬県を代表する山である赤城山・榛名山・妙義山の総称)、花の百名山、新・花の百名山、関東百名山、日本百景に選定されています。

赤城山の名前の由来は伝記からで諸説あるみたいです

赤城山の名前の由来は伝記からで諸説あるみたいです。なんでも赤城山の神が水不足を解消しようと、栃木県の中禅寺湖の水を盗んだことが発端で男体山の神とバトルになり、大ムカデに化けて戦った赤城山の神は男体山の神に敗れ、逃げ帰った赤城山が血で赤く染ったことから「赤城山」になったんだとか。

なかなかパンチの効いたエピソードですね。

赤城山は関東有数の複成火山で

赤城山は関東有数の複成火山で、火山の活動でできた窪地であるカルデラには、大沼(おの)、小沼(この)といった巨大なカルデラ湖があります。

カルデラ湖の周りには赤城神社をはじめとした数々の観光スポットや、ボートやワカサギ釣りといったレジャーを楽しむスポットがある人気の高原リゾート地で、多くの観光客で賑わいます。登頂できる山も沢山あり、登山コースやハイキングコースも数多く存在しているので、何度もリピートしたくなる要素が満載です。

「赤城山」登山コース

赤城山の登山マップ

出典:Akagi Trip

赤城山は複数の山の総称なので、それぞれの山ごとに登山ルートが存在します。

今回は赤城山の最高峰「黒檜山(くろびさん)」の登山ルートの紹介です。登頂で使われるルートは「黒檜山登山口」「駒ヶ岳登山口」の2つがあります。登山ルートの説明の前に駐車場の説明を先にしますね。というのが、黒檜山の登山ルートには沢山の駐車場があるからなんです。

黒檜山登山ルートの最寄りの駐車場はどの駐車場も無料で

黒檜山登山ルートの最寄りの駐車場はどの駐車場も無料で、駐車場によってはレストランや売店が充実した観光スポットになっています。閉鎖日があったり、営業時間が決まっている駐車場もあるので、どの駐車場を利用するかは好みになってくるかと思います。駐車場情報をまとめましたので参考にされてみてください。

赤城公園ビジターセンター
駐車可能台数 約94台
駐車料金 無料
トイレ
営業時間 9:00~15:45(月曜日は休館日で利用不可)
備考 黒檜山登山口から一番離れています。公共交通機関を利用される方はバス停の終点である赤城公園ビジターからの登山一択です。

駒ヶ岳登山口駐車場
駐車可能台数 約40台
駐車料金 無料
トイレ
営業時間 24時間
備考 駒ヶ岳登山口が近いです。比較的空いてます

おのこ駐車場
駐車可能台数 約100台
駐車料金 無料
トイレ
営業時間 24時間
備考 駒ヶ岳登山口のすぐ傍。売店やレストランが充実していることもあり人気ですが混みます

赤城神社駐車場
駐車可能台数 約70台
駐車料金 無料
トイレ
営業時間 9:00~17:00
備考 駒ヶ岳登山口と黒檜山登山口の中間地点。赤城神社参拝者メインなので登山利用ではあまりお勧めできない印象です。混みます

黒檜山登山口駐車場
駐車可能台数 約20台
駐車料金 無料
トイレ
営業時間 24時間
備考 黒檜山登山口が近いです。20台以上車を停められそうな広さがあります。トイレはありません

黒檜山への登山ルートですが

黒檜山への登山ルートですが、一般的には黒檜山登山口から登頂して、駒ヶ岳登山口で下山する周回ルートが多く利用されます。ピストン(往復)するケースは少ない印象です。

勿論、黒檜山登山口からピストン

もちろん黒檜山登山口からピストン(往復)で登山も可能ですが、黒檜山登山口はとんでもない急登が続くコースなので下山では大変危険です。その為、黒檜山登山口での下山ルートの利用は推奨されていません。そういった理由があり、周回ルートが定番になっています。

同じ理由で周回コースを逆回りする登山者も少数派ですし、非推奨です。

逆に駒ヶ岳登山口からビストン(往復)は

逆に駒ヶ岳登山口からビストン(往復)は、黒檜山登山口ほどの急登ではなく、登山道も整備されているので利用者が多いみたいです。直登・急登というワードが苦手な方は、駒ヶ岳登山口からピストンルートを利用した方が良いかもしれません。

今日ご紹介するコースは、黒檜山登山口から

今日ご紹介するコースは、黒檜山登山口から一番近い黒檜山登山口駐車場より黒檜山山頂を目指し、駒ヶ岳山頂を経由して駒ヶ岳登山口に下山。大沼を観光しながら駐車場に戻る周回コースです。

黒檜山と駒ヶ岳を縦走するコース

  • 標高差約450m/往復約3.8km/約240分程度の定番の人気コース。

黒檜山登山口駐車場から黒檜山登山口へ

黒檜山登山口駐車場から黒檜山登山口へ

黒檜山登山口駐車場はトイレが無い以外はデメリットは有りません。下山後にゆっくりと観光される方は黒檜山登山口がオススメです。逆に、登山前に観光をしたい方は「おのこ駐車場」がオススメだと思います

黒檜山登山口駐車場から黒檜山登山口まで

黒檜山登山口駐車場から黒檜山登山口まで僅か300メートルです。サクッと登山を開始したい方にはオススメですよ。

黒檜山登山口に近づいてきました

黒檜山登山口に近づいてきました。黒檜山山頂までの距離は1.1キロと短く、標準タイムは90分程度です。一瞬楽な登山が出来そうに思えますよね。

その代わり標高差はなんと450メートルもあるハードな道のりです

その代わり、標高差はなんと450メートルもあるハードな道のりです。この数字だけで、直登・急登というワードが頭をよぎります。実際に登山口に到着した瞬間にめまいを起こしました。既にありえない岩場の急登が続いていますよね。

黒檜山登山口→猫岩

黒檜山登山口→猫岩

黒檜山までの登山道にはポイントごとに1~6番の標識があるので良い目印になります。まずは2番付近にある猫岩を目指しましょう。距離にして300メートル程度ですが、標高差100メートルもあります。15分~20分位の道のりです。

黒檜山山頂までの標準タイムは90分ですが

黒檜山山頂までの標準タイムは90分なんだそうです。とはいえ、基本的に直登・急登しかない道のりなので120分は見ておいた方が良いでしょう。

登り始めは樹林帯の岩場が続きますが

登り始めは樹林帯の岩場が続きます。看板の先は開けた景色になっているようです。

カルデラ湖である大沼(おの)を一望できる

カルデラ湖である大沼(おの)を一望できる絶景スポットに到着です。黒檜山は景観の無い岩場急登が続く山道ですが、景色が開けたスポットが時々あるので多くの登山者が立ち止まります。

赤城山は登山者が大変多く

赤城山は登山者が大変多く、人気の山です。岩場だらけの狭い登山道が続くこともあり、景観の良いポイントの手前では高確率で渋滞します。

景色の良いポイントの先は樹林帯の急登の岩場が続きます

景色の良いポイントの先は樹林帯の急登の岩場が続きます。場所によっては巨大な岩がゴロゴロしているので手を使って登る必要があります。

2番の標識が見えてきました

2番の標識が見えてきました。しかし斜度がえぐいですね。写真でも伝わるのではないでしょうか。

そろそろ猫岩の標識が見えてくるはずです

そろそろ猫岩の標識が見えてくるはずです。この岩場を登り切った先でしょうか。

猫岩に到着です。

猫岩に到着です。周りを見渡しても猫のような岩を見つけることが出来ませんでした。岩に動物の名前を付けて名所にしたのは良いものの、そう見えないスポットが多いのは登山あるあるですね。いつかそんな岩だけをまとめた特集を書けそうな気がします。

後で知ったのですが猫岩は登山道には無く

後で知ったのですが猫岩は登山道には無く、登山道脇から岸壁を眺めると見えるんだそうです。崖をのぞき込んでいた登山者がいらっしゃったので、何かあるのかなと思っていましたが、今さら謎が解けました。

猫岩→富士山の標識

猫岩→富士山の標識

次のポイントは3番標識付近にある富士山が見えるスポットの看板です。引き続き岩場の急登が続きます。

富士山スポットまで景観はゼロです

富士山スポットまで景観はゼロです。心を無にして岩場を登りましょう。

岩場を登り切った先に3番標識が見えてきました。

岩場を登り切った先に3番標識が見えてきました。

黒檜山には山の名前と数字が書いた標識が各ポイントにあります

黒檜山には山の名前と数字が書かれた標識が各ポイントにあります。遭難や緊急時に、どのあたりに居るか判り易くするための目印なんだそうです。

3番標識の隣に富士山の標識があります。

3番標識の隣に富士山の標識があります。アンテナ山の左隣に140キロ先の富士山が見えるスポットのようですね。

この日は天候に恵まれず、富士山は見えませんでした

この日は天候に恵まれず、富士山は見えませんでした。快晴で運が良いと富士山が見えるみたいですよ。ちなみに目の前にみえるアンテナがある山は赤城山の1つである「地蔵岳」です。別名「アンテナ山」と呼ばれているんだそうです。

富士山の標識→黒檜山分岐

富士山の標識→黒檜山分岐

6番標識付近にある黒檜山分岐までは特に見所も無く、引き続き岩場の急登が続きます。

ほんの少しの区間だけゴツゴツとした岩場は無くなり

ほんの少しの区間だけゴツゴツとした岩場は無くなり、多少は登山道らしい歩きやすい道になります。但し急登であることには変わりはありません。

4番の標識が見えてきました

4番の標識が見えてきました。相変わらず斜度がえぐいですね。

黒檜山は巨大な岩だらけなので

黒檜山は巨大な岩だらけなので、両手を使う機会が多い山です。トレッキングポールを使わない方が登り易いと思います。

5番の標識が見えてきました

5番の標識が見えてきました。あと少しで修行の山道も終わりですね。もうひと踏ん張りです。

お察しの通り登山開始から6番標識までずっと同じような道のりで

お察しの通り登山開始から6番標識までずっと同じような道のりです。容赦なく急登が続きます。トレーニングには最適なコースではないでしょうか。

心を無にして登り続けると

心を無にして登り続けると、6番標識が見えてきました。長い修行の登山道もここまでです。

黒檜山分岐→黒檜山山頂

黒檜山分岐→黒檜山山頂

黒檜山分岐から山頂までは100メートルです。平坦な道のりなのですぐに山頂に着きます。

今までは容赦ない急登続きだったので

今までは容赦ない急登続きだったので、これくらいの登りは余裕になっていました。山頂はもうすぐです。

黒檜山山頂です。標高1828メートル

黒檜山山頂です。標高1828メートル。ひたすら急登でハードな登山でしたが、距離は短いのでそこまで疲労は残らないと思います。

山頂はそこまで広いわけではありませんが

山頂はそこまで広いわけではありませんが、多くの登山者で溢れかえっていました。赤城山は思った以上に人気の山のようです。

黒檜山山頂は木々に囲まれた場所が多く

黒檜山山頂は木々に囲まれた場所が多く、そこまで絶景というわけではありません。2分先まで歩くと絶景スポットがあるようなので向かってみましょう。

こちらが絶景スポットです

こちらが絶景スポットです。山頂よりは開放的な景色です。こちらも多くの登山者で賑わっていました。

展望台からは榛名山、浅間山、谷川岳

展望台からは谷川連峰、武尊山、皇海山、日光連山といった名山を見渡せるんだそうです。うっすらとですが山々が見えます。これはこれで水墨画のようで幻想的です。

黒檜山山頂→大ダルミ

黒檜山山頂→大ダルミ

黒檜山分岐まで戻り、駒ヶ岳へ向けて下山します。周回コースを使うと赤城山を2座制覇できるのでお得感がありますよね。駒ヶ岳は距離にして1キロ程度です。

平坦な道のりを進むと左手に御黒檜大神の鳥居

平坦な道のりを進むと左手に御黒檜大神の鳥居が見えてきます。

更に先を進むと分岐に到着します

更に先を進むと分岐に到着します。60歩で絶景スポットに行くことが出来るみたいですね。寄り道してみましょう。

こちらが絶景スポットのようです

こちらが絶景スポットのようです。天気がよかったら筑波山が見えるんだそうですよ。自宅を出る時は晴れていても、山に到着すると曇りなんてことはよくあることです。

元の道に戻って

元の道に戻ります。ここからは大ダルミまでの約500メートルの距離で、標高差200メートルを一気に下ります。

登りの岩だらけの登山道とは違い

登りの岩だらけの登山道とは違い、階段が整備された歩きやすい登山道になっています。階段の段差も丁度良く、大変降りやすい階段です。

所々に花も咲いていて

所々に花も咲いていて、赤城山が花の百名山に選定された理由に納得します。登りとは違って見どころが沢山あり、ご褒美感たっぷりです。

大ダルミに到着です

大ダルミに到着です。ここは黒檜山と駒ヶ岳の間の尾根を下りきった場所にある「鞍部」です。

大ダルミは大変開放的で

大ダルミは大変開放的で、個人的には絶景ポイントでした。目の前にはこれから登る駒ケ岳が見えます。

後ろを振り返ると黒檜山が見えます

後ろを振り返ると黒檜山が見えます。こうしてみると、随分下ってきたことがよくわかります。

大ダルミ→駒ヶ岳山頂

大ダルミ→駒ヶ岳山頂

駒ヶ岳山頂までは距離にして約400メートル、標高差は60メートルです。黒檜山の急登で鍛えられたお陰で、こんなに楽に登頂出来て良いのかと感覚がマヒしています。

駒ヶ岳の登山ルートは登山道が整備されていて

駒ヶ岳の登山ルートは登山道が整備されていて登り易いです。足に優しい階段を昇りきると山頂です。

駒ヶ岳山頂です。標高11685メートル

駒ヶ岳山頂です。標高1685メートル。下山途中に通過する山くらいにしか思っていなかったのでノーマークでしたが、はっきりいって主峰の黒檜山よりもご褒美感は上でした。これは嬉しい誤算です。

山頂は広くありませんが見晴らしは大変良く

山頂は広くありませんが見晴らしは大変良く、むしろ黒檜山よりも絶景だと思います。木々があるとはいえ、パノラマビューの展望です。

山頂からは大沼(おの)の全貌

山頂からは大沼(おの)の全貌をしっかりと見ることが出来ます。最も大沼が絶景のポイントなのではないでしょうか。

山々の眺望も駒ヶ岳のほうに軍配があがります

山々の眺望も駒ヶ岳のほうに軍配があがります。天気がよかったら本当に絶景だったんだと思います。

駒ヶ岳は想像以上に素晴らしく

駒ヶ岳は想像以上に素晴らしく、単体で登っても楽しい山だと思います。あまり媒体では紹介されない駒ヶ岳ですが、はっきりいってオススメです。

駒ヶ岳→大沼分岐

駒ヶ岳→大沼分岐

名残惜しいですが下山です。大沼分岐までは距離にして200メートルくらいでしょうか。標高差はそんなにありません。

駒ヶ岳からの下山は気持ちの良い稜線を歩きます

駒ヶ岳からの下山は気持ちの良い稜線を歩きます。緩やかな道で展望も良いので歩いていて楽しい道のりです。

花も咲き誇り、風も心地よい道です

花も咲き誇り、風も心地よい道です。赤城山の山行で一番ご褒美感満載だったのは、実はこの区間です。個人的にオススメの道です。

目の前には小沼(この)が見えます

目の前には小沼(この)が見えます。名前も無いこの場所は全山行で一番開放感があり、絶景ポイントでした。

大沼分岐にはベンチがあります

大沼分岐にはベンチがあります。そこまで登山者が溢れていないので、ゆっくりと昼食をとるのであればこの場所がオススメです。

大沼分岐→駒ヶ岳登山口

大沼分岐→駒ヶ岳登山口

駒ヶ岳登山口は距離にして約1.2キロです。30~40分程度で下山できます。標高差は300メートル近くあるので結構下ります。

駒ヶ岳登山口は階段が大変整備

駒ヶ岳登山口は階段が大変整備されています。この長い鉄の階段は駒ヶ岳登山口の象徴かもしれません。

駒ヶ岳登山口も急登続きですが

駒ヶ岳登山口も急登続きですが、黒檜山登山口のような岩場ではなく、しっかりと登山道が整備されているので歩きやすいです。

車の音が聞こえてくると

車の音が聞こえてくると、駒ヶ岳登山口は直ぐそこです。道路が見えるとほっとするのは下山あるあるだと思います。

駒ヶ岳登山口に到着です

駒ヶ岳登山口に到着です。距離は長いですが、比較的登山道が整備されていて歩きやすいので、黒檜山登山口の岩場の急登を避けたいのであれば、駒ヶ岳登山口のピストンはオススメかもしれません。

大沼を観光しつつ駐車場へ

大沼を観光しつつ駐車場へ

駒ヶ岳登山口から駐車場までは大沼沿いを歩きます。大沼には売店やレストラン、赤城神社といった観光スポットがあるので寄り道しながら駐車場に戻りましょう。

最寄りにある「おのこ駐車場」には

最寄りにある「おのこ駐車場」には沢山のレストランや売店があるので賑わっています。寄り道してみてはいかがでしょうか。

ボート乗り場もあるので大沼観光

ボート乗り場もあるので大沼観光も楽しむことが出来ます。ちなみに冬季は大沼が凍るのでワカサギ釣りで人気なんだそうですよ。

大沼には遊歩道があるので

大沼には遊歩道があるので、大沼沿いを歩くことが出来ます。遠くには赤城神社が見えます。大沼から赤城神社にかかる啄木鳥(きつつき)橋は有名なスポットなのですが、現在改修工事中で橋が無くなっていました。残念です。

大沼を眺めながら歩いていると

大沼を眺めながら歩いていると、ゴールの黒檜山登山口駐車場に到着です。赤城山は下山後も観光を楽しむことが出来るので1粒で2度美味しい得した気分でした。

赤城山に登ってみてわかったこと

赤城山に登ってみてわかったこと

今回は数ある赤城山のコースから、最もメジャーで人気のコースを登りました。赤城山最高峰「黒檜山」を登ってみてわかったことや、赤城山の魅力をまとめました。

登山のレベルアップのトレーニングに最適

登山のレベルアップのトレーニングに最適

黒檜山の登山ルートは岩場の急登がひたすら続く修行のコースでしたが、距離は1キロ程度と短く、危険個所も多くは無いので想像以上に疲れませんでした。ワンランク上の山を目指す為のトレーニングとして最適なルートではないでしょうか。

多彩な登山コースがある

多彩な登山コースがある

赤城山には沢山のハイキングコースや登山コースがあります。ざっと数えただけでもその数10以上。とても1日では回り切れません。中にはスニーカーでハイキング可能な絶景コースもあり、何度もリピートしたくなる要素が満載です。

公共交通機関のアクセスが良好

公共交通機関のアクセスが良好

赤城山は公共交通機関のアクセスが便利で、都心からも電車で行きやすい山です。休日であればJR前橋駅から赤城公園ビジターセンター行の直通バスも運行しているので、バスを降りたらすぐに登山が可能な好立地です。車利用でも駐車場が沢山あるので便利でしたよ。

冬は別の顔をみせてくれる

冬の啄木鳥橋

出典:Akagi Trip

赤城山は冬登山でも人気の山のようで、樹氷も見ることができて雪山初心者にお勧めなんだそうですよ。赤城山麓にある大沼は冬は一面凍るのでわかさぎ釣りのメッカで、氷の表面に現れる気泡「アイスバブル」を見ることが出来る湖としても有名なんだそうです。冬も是非行きたいと思いました。

夏季は曇り率が高いような気がする

夏季は曇り率が高いような気がする

これは個人的な感想です。赤城山に登る前にyoutubeやブログで下調べをしたのですが、どの映像や記事を見ても山頂は曇り空でした。今回も天気予報では晴れだったにも関わらず、山頂はガスでした。夏季は曇り率が高い山なのでしょうか。そんな印象です。

山頂ありすぎの赤城山は奥が深すぎる山でした

山頂ありすぎの赤城山は奥が深すぎる山でした

今回は赤城山の中で最もメジャーな「黒檜山」と「駒ヶ岳」を縦走しましたが、赤城山の魅力のほんの一部にしか触れていません。赤城山は10以上のハイキングコースと、季節によって違う顔を見せてくれる1年中楽しめる山です。今回行くことが出来なかった場所も見どころ満載なので、時間をかけて制覇したいと思いました。

赤城山は都心からもアクセスも良好で、観光名所やアクティビティ満載の奥が深い山です。機会があれば是非赤城山に登ってみてくださいね。

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